釣りキチ日誌
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2011年江戸川のハゼ釣り日誌

2011年のハゼ釣りは2011年11月20日の釣行をもって終了といたしました。釣果データは次の通りでした。

江戸川のハゼ釣り ハゼの釣果はすべて船宿の現認(検量)です
  
  累計 1万尾   実績 累計 27853尾 終了しました
            (番外の釣りの釣果1055尾を含みます)
                    
釣行35回  平均 765
               (番外の釣りの釣果を含みません)
落ちハゼのリール釣り目標一日100尾(行徳港内深場の釣り)           
       10/19 127
10/24 253(10/26木枯らし1号)10/27 135
         
11/4 157(11/16木枯らし2号)11/16 76
11/20 111
                                    
 
終了しました
                      
釣行6回 累計859尾 平均143尾


秋ハゼのリール釣り目標一日500尾(江戸川放水路内の釣り)
       
9/19台風16号、9/21台風15号、9/22行徳可動堰開き9/24閉まる
       
9/28 515、10/3 519、10/7 46010/11 303
       
(10/13番外の釣り289)10/17 528、10/31 515
       
11/7 521                終了しました
                  釣行7回 累計3361尾 平均480尾/回

                        (番外の釣りの釣果を含みません)

  

 ミャク釣り一日1000尾
        
6/4 880、6/10 1258、6/16 1202、6/20 1081、
        6/23 1058、
6/26〜6/27アオシオ6/27 748
        7/4 1030、7/8 1217、7/12 1094、7/23〜7/24アオシオ
        7/25 1044、7/29 1070

        
8/2 1310、8/4 1224、8/9 1119、8/12 1106
        
8/16 1069(8/17番外の釣り260)8/21〜8/24アオシオ
        8/25 811、(8/28番外の釣り270)、8/29 1180
        
9/1〜9/4台風12号の影響、9/4行徳可動堰開く、9/7閉まる
        
9/9 1069、(9/11番外の釣り236)、9/12 1048、9/16 960

                                       終了しました
                      釣行21回 累計22578尾 平均1075尾/回
                  (番外の釣りの釣果を含みません)

  


越冬したハゼのリール釣り目標一日100尾
         4/29 0
                   釣行 1回 累計 0尾 平均 0尾/回
     今シーズンは津波の影響でしょうか、全く釣りになりませんでした

2011年の落ちハゼ釣りは1日100尾を目標にして釣ります。例年通りの目標ですが、深場のハゼがよく釣れてくれるように願っています。

2011年の放水路内での
秋ハゼのリール釣りは1日500尾を目標で釣りをします。昨年までは10時間あるいは9時間半で500尾、1時間平均50尾が目標でしたから、今年の8時間で500尾は1時間で63尾強となりますので、目標値を15%アップした65尾/1時間の目標にしました。目標の大幅アップで私の気持ちも引き締まって釣りをすることになります。2011年の1日500尾というのはとても高い目標値だと覚悟しています。

2011年のハゼのミャク釣りは2011年9月16日をもって終了としました。2011年は
@釣り時間8時間前後で1000尾A1時間当たりの釣果130尾平均を目標にしました。これは私の体力を考慮しての挑戦でした。
昨年までは10時間あるいは9時間半で1000尾、1時間平均100尾が目標でしたから目標値を30%アップした目標でした。目標の大幅アップで私の気持ちも引き締まって釣りが出来たと思っています。。
2011年11月20日(日)
11月20日(日)落ちハゼのリール釣り、12p〜20cmを111総重量1650g、14.8g/尾。ボリュームたっぷりでした。日曜日で忙しいところを女将さんに頼んで秤にかけてもらいました。12cmは死んだセイゴの口の中に入っていたもの。あとは13cmからですが、13cmのハゼがみすぼらしく見えるほどの型揃いでした。中心サイズは16cmとか、これは数えながら仕分けけてくれたので分かりました。20cmのハゼは2尾、大目に測れば20.5cmだけどといいながら20pということにしていました。19pが数尾、18cm多数という具合でした。20〜25pのセイゴ16尾、イシモチ5尾。
 7時15分から13時00分まで5時間45分の釣り、19.3尾/1時間。
 水温16.5℃。水色は澄み。4日前は15℃だったので、1.5℃高くなったわけです。
 朝の気温16℃でした。日中22℃ほど。曇り、午後晴れ。無風状態、午後になって北風がそよそよ。釣りの邪魔にはなりませんでした。本日は申し分のない釣り日和。前日は南風の暴風雨、京葉線の電車が風のために運休した時間がありました。気温はとても高かったです。防寒服着用、下着は重ね着、襟巻きを巻き、首にネックをつけ、靴下は重ね履きでした。釣りながら上から順に脱いでいきました。
 長潮、明後日から中潮です。干潮5時47分。満潮12時20分。満潮の潮止まり過ぎに納竿しました。目標の100尾に達しましたので中止したのです。最近はクセがついて、当日の目標数に達すると納竿することが多くなりました。釣果を目いっぱい伸ばすには「根気」が少し足りなくなったと思っています。
 磯ザオ2号2.7m7本使用(シマノとダイワ)。中型リール、道糸ナイロン2号を100m巻き、キステンビン腕の長さ15cmのもの、オモリナス型15号(12号に付け替えるのが面倒だったため、本日は吹き返しの風を考えてオモリを替えなかったのです)、仕掛け全長1.3m、袖バリ4号の自製3本バリ、ハリ間隔は下バリから上に45cmでハリス長さ5pで枝バリを出し、その上40cmで枝バリを出し、そこから上に45cmでスナップ付きより戻しを結びました。幹糸ナイロン1.5号。ハリネズミ釣法で釣りました。仕掛け図と釣り方は『江戸前のハゼ釣り上達法』『天狗のハゼ釣り談義』『ハゼと勝負する』等の私の著書に図解。
 青イソメ使用。ハリにつける長さは5pと長くつけました。
 朝一番で行徳港内の奥に向って右岸、東洋合成のB桟橋の奥にある突き出た桟橋前にアンカーを入れました。この辺で釣ってみたら、との勧めがあったため。
 サオ7本を展開して2回聞きアワセをして、いずれも全部空振り、3回目には仕掛けを上げてしまいました。エサはまったくかじられていません。
 投げた距離と方角が悪かったのかもしれませんが、そんなことで移動を躊躇していたのでは「時間の無駄」ですので(少なくとも私の場合はです)、そこですぐに移動。その桟橋のすぐの上手の東洋合成B桟橋の前に出ました。船が入港したら即逃げる構えです。結局、本日の入船は日石のA桟橋に一隻だけでした。
 桟橋と平行にボートがなりました。右に投げると桟橋、左は広い広い水面だけ、後方は市川水路の出口が見えています。
 ここでポツポツと良型が釣れました。ともかく大きいです。ときおりダブルがありました。
 着底までのカウントで、やはり釣れて来るカウントは15号オモリで4〜5で(干潮時間でしたのでそのくらいです)、7を数える水深では釣れて来る数がとても少なくなりました。ですから、ボートからの投げ釣りを徹底的にやりました。結果として、釣れて来るカウントの場所を捜していたのです。本日は干潮時間過ぎで上げ潮になっているときにカウント5程度の場所です。そういう作業ができるような環境で、ボート数がとても少なかったのでした。
 ともかく目いっぱい遠投して手前に引きます。もちろんシロギス釣りのような引き方はご法度で、聞きアワセをして空振りだったら、そのままそっと置ザオ、という誘い方です。置きザオ時間が長いほど釣れました。最低でも2分というところです。ただし、ハゼの目の前にエサが届いたときは食い込みは早かったと思っています。これはときおりなんかの理由で早くサオを触ることがありますので、それで釣れたときは置きザオ時間が短いと分かるからです。
 つまり、ハゼのいる場所にエサが届いたかどうかということ、すぐ側なのかちょっと離れているのかで、食いアタリの出る時間が違ったと思っています。
 本日もハゼの食いアタリは活発だったと思っています。惜しむらくは魚影がまばらだと考えています。ですから、ハゼの集っている場所を早く見つけることだと思うのです。
 本日は、私の15号オモリ、ナイロン2号の道糸での着底までのカウントが5程度の「浅い」と思われる場所でアタリがよく出ました。カウント7などの深いと思える場所はたくさんは釣れませんでした。ある方角のサオが急に釣れなくなりますので「深さ」が違ったとすぐに判断できました。ですから、絶えず投げて深さを確認してその方角と距離を覚えておいて投げたという一日でした。あとは仕掛けを手前に少しずつ引いて置きザオにして待っていただけでした。
 日曜日の深場の釣りは本日が初めてでした。東洋合成のB桟橋の前だけの釣りでしたが、沖へずっと出てみましたが、だんだんと深くなっていき、釣れ具合も悪くなりましたので、再度、桟橋方向へボートを戻して私が思った「釣り残しのエリア」をめがけて投げて釣りました。
 また、本日釣ったエリアはタンカーが大きなスクリューをガンガン回して桟橋へ出入する水域ですが、底は平らではなくて、高くなった場所、凹んだ場所、斜面かも知れないとか、いろいろと起伏が多いのです。そのことを調査して知った上で釣りをするようになってから、私の釣果が安定して増えたのです。
 本日は早上がりで111尾でしたから今シーズンの深場の釣りとしては満足できた釣りでした。一昨年の釣果とは比べ物にならない少ない数ではありますが、今年に一昨年の釣果と同数程度を期待するのは「ない物ねだり」だと思いますので、目標を100尾に設定してチャレンジしているわけです。111尾で1650gという目方に満足しています。
2011年11月16日(水)
11月16日(水)落ちハゼのリール釣り、14p〜17cmを76夜中の2時頃から木枯らしが吹き荒れました。正午過ぎまで強風。その条件下でよく釣ったと思いました
 7時00分から13時30分まで6時間30分の釣り。11.6尾/1時間。食いそのものはとてもよかったと思いました。問題はハゼがいる場所を探し当てたかどうかだけでした。魚影が濃くないということです。
 水温15℃。水色は澄み。前日は17℃との情報でしたので、一晩で2℃も急降下したことになります。
 朝の気温10℃でした。日中14℃ほど。晴れ。北の風の強風。木枯らしが吹きました。風速10m以上だと思いました。防寒服着用、下着は重ね着、襟巻きを巻き、首にネックをつけ、靴下は重ね履きでした。防寒対策。貼るカイロを4ケも装着、それでちょうどよかったので本日はとても寒かったと思いました。
 中潮、あしたから小潮になります。満潮8時30分、干潮13時45分。干潮の潮止まり時間に上がりました。
 磯ザオ2号2.7m7本使用(シマノとダイワ)。中型リール、道糸ナイロン2号を100m巻き、キステンビン腕の長さ15cmのもの、オモリナス型15号(強風のため)、仕掛け全長1.3m、袖バリ5号(今回も予備バリの在庫処分のため)の自製3本バリ、ハリ間隔は下バリから上に45cmでハリス長さ5pで枝バリを出し、その上40cmで枝バリを出し、そこから上に45cmでスナップ付きより戻しを結びました。幹糸ナイロン1.5号。ハリネズミ釣法で釣りました。仕掛け図と釣り方は『江戸前のハゼ釣り上達法』『天狗のハゼ釣り談義』『ハゼと勝負する』等の私の著書に図解。
 青イソメ使用。ハリにつける長さは5pと長くつけました。
 船宿で待機中も強風。ゴーゴー、ピューピューと風がうなります。お客さんの中には、放水路の水面を見て帰ってしまう人がいました
 水温は15℃しかありません。釣り人全員が川の中をあきらめて、イチかバチかの釣りということで、行徳港内深場の釣りになりました。
 港内シーバース砂山の前の桟橋へ行きました。同宿のボート数艘。私はたまたま最後のボートでしたので船頭さんと相談して対岸の月島機械の工場前のエリアの波の様子を見に行きました。前に北東の風の強いときに釣ったときと比べて波と風が弱いと感じましたので、ここで釣ることにしました。風が強まったら逃げる算段です。
 40分釣って11尾、本日としてはまあまあかなと思っていたら風が強くなりました。船頭さんが様子を見に来ましたので、頼んで、市川水路の入り口よりももっと奥の右岸側、砂山の奥へ行きました。ここはかねてよりいつか釣っておきたいと思っていた場所。木枯らしの強風を見事に建物がさえぎってくれています。ここは船が着かない場所なので安心して釣れます。岸壁近くが急に浅くなっていて、30mほど沖が急斜面です。本日は浅い場所はアタリがなく、ボート下の斜面で釣れました。沖のほうは良型がポツポツ。ここで1時間釣って17尾追加
 釣れることが分かりましたので対岸の「楽天」の建物の前の船が着かない場所へ移りました。追い風なので楽でした。ところがここはオデコ。たまたま釣れなかったのかも知れませんが、ともかく、オデコ。やむなく船頭さんに来てもらって朝一の砂山前のシーバースまで曳いて貰いました。これで本日の偵察釣りは終わりにしました。
 砂山のシーバース前はボートが10艘ほどいます。私は遅いのでみなさんの沖目、タンカーが着船するシーバース寄りにアンカーを入れました。ところがここがポツポツポッと釣れるではありませんか。しかも型がここが一番大きいのです。ここで35尾追加
 少し風が弱まったので、今度は朝一で釣った対岸の月島機械の工場前へ行きましたここで納竿まで釣って8尾追加でした
 本日は風がとても強かったので、オモリは15号を使用しました。12号ですと、キャスティングしたときに狙ったポイントよりも風で流されて違った場所に落ちるのです。そのときの空中の糸フケも大きいです。また着水したあとの着底までの糸フケも大きいです。ですから15号オモリにして強制的に糸を引っ張らせたのです。また、着底してからはしっかりと底に着いていてオモリがボートに引きづられることも少ないし、引かれたとしても移動スピードと距離が少なくてすみます。この場合「かたい竿」だとズルズルと勢いよく引きずってしまいます。私のサオは磯ザオ2号ですので置ザオでは15号オモリのほうが「勝って」いますので、サオがしなっています。本日はこれでよかったと思っています。
 ハゼの食いは「活発」だっと思いましたただし、魚影は濃いとはいえません。釣れない方角は何回キャスティングして誘ってきても釣れません。ですから、一生懸命になって投げて誘って置ザオにして、の繰り返しで釣りました。釣れるときというのは置ザオにした30秒後ほどの短時間でアタリがサオ先に出るのです。ですから、問題は「ハゼがいるかいないか」だけなのだと思いました
 こういう釣りでしたから、自分のボートのテリトリー内をくまなくハゼを捜索して見つけて、そこを攻めるという釣りをしました。
 強風でシロウサギが立ってボートの振れと揺れが激しくてサオさばきも忙しかったのですが、76尾という釣果には満足しています。ボリュームがすごいのです。
 13時半に早上がりしたのは急激に食いが悪くなったからです。干潮の潮止まりでした。まずまず釣れていれば15時まで釣れば100尾に到達できると思っていたのですが、それも望み薄の食い方でしたので、上がったのです。食いがよければ1時間で25尾は可能性があるからです。
 ハゼは釣れればそのピンポイントで3〜4尾は釣れました。ハゼが釣れるピンポイントを短時間で探せたかどうかが本日は釣果に影響したと思っています
 日並がよくて日曜日などの休日であれば釣りやすいので数はもっと行くと思っています。
2011年11月7日(月)
11月7日(月)放水路内のハゼのリール釣り、9p〜15cmを521。外道、台湾ガザミ1尾。アカエイの猛攻があって、何度もサオを持っていかれそうになりました。ガザミにハゼを数匹もグチャグチャに挟まれてかまれてしまいました。
 6時15分から14時45分まで8時間30分の釣り。61.2尾/1時間。本日は入れ食いでした。最初の場所でオデコでした。直後に大きく場所替えをしましたので、実質8時間の釣りで521尾でしたから、65.1尾/1時間のペースでした。満足できた一日でした。
 水温19℃。水色は澄み。水は温かいです。
 朝の気温15℃でした、日中21℃。朝一は曇り、のち、晴れ。釣り日和でした。防寒服着用。風は弱くて潮が勝っていましたが、午後になってから北東の風がそよそよと吹きました。
 本日から中潮。だんだん潮は大きくなっていきます。本日はあまり流れなかったと思いました。干潮8時37分。満潮14時48分。
 磯ザオ2号2.7m7本使用(シマノとダイワ)。中型リール、道糸ナイロン2号を100m巻き、キステンビン腕の長さ12cmのもの、オモリナス型8号、仕掛け全長1.3m(深場のものを代用しました)、袖バリ4号の自製3本バリ、ハリ間隔は下バリから上に45cmでハリス長さ5pで枝バリを出し、その上40cmで枝バリを出し、そこから上に45cmでスナップ付きより戻しを結びました。幹糸ナイロン1.5号。ハリネズミ釣法で釣りました。仕掛け図と釣り方は『江戸前のハゼ釣り上達法』『天狗のハゼ釣り談義』『ハゼと勝負する』等の私の著書に図解。
 青イソメ使用。エサの全長3p程度に付けました。
 この季節にどうしてもサオを出しておきたい場所がありました。朝一番で伊藤遊船さんの対岸、航路の向こう側の浅い場所に行きました。サオ7本を投入し終わったのが6時15分過ぎでした。ところが、予想通りというか、期待はずれというか、7本全部が2回の聞きアワセですべて空振りでした。エサはつけたときのまま。
 これで、この場所で釣れてもたいした事がないものと判断して、移動しました。即座に移動です。ここで11月7日という日に「釣れなかった」ということを確かめることが出来たことが「収穫」なのです。
 船頭さんが、呼んでくださいと言っていたので電話して、中流域、左岸、高圧線上手、工事用の台船との間、岸からの投げ釣りのオモリが届かない付近にアンカーを入れましたこの辺も、釣りをしたいと思っていた場所でした。水深は干潮間近で2〜3mほどでしょうか。岸のほうへ投げると少し浅いのが分かります。
 サオ7本を扇状に展開してみました。入れ食いでした。3尾、2尾と釣れてきます。始まったのが6時45分ですから、この時間からのスタートのつもりで釣りました。
 ところどころに根掛かりがあります。植物の茎だとか、大きな貝殼が釣れてきます。落下物もあるようです。この辺りは障害物がなかったはずなのに、それが点在しています。ハリと仕掛けが消耗します。しかし、ハゼはその間で入れ食いなのです。
 こまったことに、アカエイがサオごとがたがたと船の外へ引っ張っていきます。あわててサオに飛びついてストップ、これが一度や二度ではないのです。一日中、しっょちゅうありまたので、サオがガタッと音を立てるとすぐに振り返って確認しました。本日はアカエイにハゼを噛み砕かれたりして忙しかったです。また、台湾ガザミもハゼをグチャグチャにしてしまいました。その意味では、本日はアカエイと台湾ガザミと私が競争していたわけです。
 結局、私の方がしびれをきらせて、7本ザオを中止して、5本ザオに減らして釣ることにしました。それでもアカエイとガザミの攻撃はありましたが、それ以上にハゼのアタリも活発でしたので、午後からは上がるまで5本ザオのままで釣りました。
 いまの季節にこのような釣りも珍しいと思いました。
 原因は@水温がまだ19℃と高いこと、A北西の季節風が吹き込んで来ないこと、だと考えています。
 ハゼも大きくなりましたし、急激な水温低下がなければ、まだまだ、高圧線上下のエリアでしばらくは釣れるのだろうと思いました。
2011年11月4日(金)
11月4日(金)落ちハゼのリール釣り、12p〜16cmを157。12cmは4尾程度、どこにいるか、などとバケツのハゼをかき分けて捜したほどに少ないです。また、16cmも同様でした。中心サイズは14〜15pでした。目方かけようか、と言っていただいたのですが、157尾でしたので「辞退」いたしました。それだけのボリュームがあったということ。行徳港内水深5〜7m前後の深場の釣り。22.4尾/1時間。外道にセイゴ3尾、イシモチ28尾。餌取はヒイラギだと思うのですが、釣れてきませんでした。本日は「テンプラサイズのハゼ」というリクエストに応えるための釣り。目標数を釣りましたので午後1時45分に納竿しました
 6時45分から13時45分まで7時間00分の釣り。22.4尾/1時間。前回深場で釣ったときよりもペースはよかったです。
 水温19℃。なんと水温は1℃高くなっていました。水色はかなりの澄み。
 朝の気温14℃でした。日中22℃ほど。晴れ。北東の微風。防寒服着用、下着は重ね着、襟巻きを巻き、首にネックをつけ、靴下は重ね履きでした。防寒対策。日中は上から脱いで釣りました。汗をかきました。寒いよりいいです。
 小潮、あしたは長潮になります。干潮5時28分。満潮12時50分。本日メインで釣っていた場所は、上げ潮なのに港の奥から出口へ向って水が流れました。放水路と同じ現象です。
 磯ザオ2号2.7m7本使用(シマノとダイワ)。中型リール、道糸ナイロン2号を100m巻き、キステンビン腕の長さ15cmのもの、オモリナス型12号、仕掛け全長1.3m、袖バリ5号(予備バリの在庫処分のため。川の中で釣る予定はありませんでしたので使いました)の自製3本バリ、ハリ間隔は下バリから上に45cmでハリス長さ5pで枝バリを出し、その上40cmで枝バリを出し、そこから上に45cmでスナップ付きより戻しを結びました。幹糸ナイロン1.5号。ハリネズミ釣法で釣りました。仕掛け図と釣り方は『江戸前のハゼ釣り上達法』『天狗のハゼ釣り談義』『ハゼと勝負する』等の私の著書に図解。
 青イソメ使用。ハリにつける長さは5pと長くつけました。
 本日のハゼは、テンプラサイズのハゼが欲しいとのリクエストに応えたもの。私が目標とした数を釣ったので早く終わりにしました。
 常連さんでベテランさんが川の中でどこで降りたらいい?といいます。一緒の送迎船で高圧線下、右岸側で、ここでいいですよ、ということで下船、この方は、250尾とかを釣って、もうこれ以上はさばききんない、とおっしゃって、午後1時で上がってしまったのだそうです。私としては、よかったなあ、と一安心でした。
 という私も、午後1時45分で納竿でした。157尾になったからでした。
 常連さんを川中で降ろしてから、行徳港内シーバース前、ここは砂山がある前です。支度をしていると他宿の曳船が通りました。
 私はここでいつまでも釣るつもりはありませんでしたので、要するに、様子をみるための釣り。サオ7本を左右、後方へ投げました。投入が終ったのが6時45分でした。
 3回聞きアワセして2尾、ここで釣れることが分かりました。しかし、桟橋前は魚影が薄い感じです。そこで目いっぱい遠投してみました。これはすぐに釣れました。2尾追加。まあ、これでいいかっ、と思って対岸のT機械の工場前へ移動しました。ここは終日、大型船の着船はありません。安心して釣れます。
 この場所は本日は岸壁に近いエリアでよく釣れました。釣る日によって釣れる水深と場所が微妙に違います。この辺をいち早く掴みたいものです、
 ズルズルと奥へ釣りあがリましたが、M鋼管前では全く釣れませんでした。この辺はT機械前よりも深いです。アンカーロープの出具合が長く出ます。深い場所にはまだハゼはいないようです。私の釣り方がマッチしていない、とは思いたくないのです。
 目標数に届いていましたので、そこから朝一の場所の砂山前まで戻りました。これが「とてもよいボート漕ぎ運動」になります。
 朝一の場所でポツポツと7尾釣って納竿しました。
 帰りの船で訊いたところ、中流域の高圧線下周辺は、本日はとてもよく釣れたそうです。みなさん、たくさんのハゼを持っていました。ただ、私のハゼと比べるとふたまわり位小さいようです。それでもたくさん釣れますので、私だったら、本日のようにテンプラサイズでなくてもいいハゼでしたら、中流域で再挑戦したかったです。これは次回以降に残しておきます。そのときまでハゼがいて、たくさん釣れてくれることを願っています。
2011年10月31日(月)
10月31日(月)秋ハゼのリール釣り、8p〜14cmを515。大満足です。放水路内の数釣りは2週間ぶりでした。外道、20pほどのセイゴ6尾、イシモチ1尾でした。大きなアカエイが2尾釣れてきたので手を伸ばしてハリスを切って放流しました。取り込むことは危険ですので。
 6時20分から14時50分まで8時間30分の釣り。60.5尾/1時間。終日コンスタントに釣れました。珍しく、食い渋りの時間がありませんでした。「そのような釣り方が出来た」と自画自賛したい気持も少しあります。本日はハゼの密集している場所を見つけて集中的に釣ることに成功したと思っています。「ポツポツと1尾ずつでもよければ」どの方角へ投げても「本日は」釣れたのです。しかし、それでは500尾にはとても届きません。
 水温18℃。水色は澄み。前回と同じ水温でした。朝一で桟橋で定点測定です。この水温なら500尾に挑戦できると思いました。
 朝の気温16℃でした、日中20℃とか。風はグルグルと四方へ回りました。ボートが回ってしまいました。一度ならずも二度三度四度と度重なりました。朝一は曇り、のち、晴れ。釣り日和でした。防寒服着用。
 中潮。あさってから小潮です。満潮8時27分。干潮13時34分。潮はかなり流れたと思いました。
 磯ザオ2号2.7m7本使用(シマノとダイワ)。中型リール、道糸ナイロン2号を100m巻き、キステンビン腕の長さ12cmのもの、オモリナス型8号(風と潮が方角が一緒で潮が速いと思ったため)、仕掛け全長1.3m、袖バリ4号の自製3本バリ、ハリ間隔は下バリから上に45cmでハリス長さ5pで枝バリを出し、その上40cmで枝バリを出し、そこから上に45cmでスナップ付きより戻しを結びました。幹糸ナイロン1.5号。放水路内ですが「長い仕掛け」で釣りました。これは1mの仕掛けを「結んでいるヒマ」がなかったため、横着して行徳港内深場の釣りに使う全長1.3mの仕掛けを代用しました。ハリネズミ釣法で釣りました。仕掛け図と釣り方は『江戸前のハゼ釣り上達法』『天狗のハゼ釣り談義』『ハゼと勝負する』等の私の著書に図解。
 青イソメ使用。エサの全長2〜3p程度に付けました。太い部分は2p程度、細い部分は3p程度でした。15cm以上の大型狙いとエサの長さが違います
 本日のハリは袖バリ4号です。4号のハリでエサだけしゃぶられて釣れてこないような小さなハゼは全部無視して「釣ることを捨てる」つもりの仕掛けです。まあ、私の横着で、3.5号とか3号とかの小さなハリの仕掛けを結ばなかったのです。
 これは、釣りポイントとも関係します。本日の釣り場はひょっとして7〜8cmなどという「いまどきの小型」はほとんどいないと決めてかかったわけです。仮にいても絶対数は少ないと思ったのです。それで袖バリ4号の仕掛けです。
 釣ってみたら、11〜12cmが中心サイズのハゼでした。10cm未満は少なくて10%程度だったと思います。また、14cm級も10%程度でしょうか、あとは11〜13cmが揃いました。4号のハリでよかったようです。
 朝一番で中流域、右岸側、高圧線付近にアンカーを入れました。この場所は2週間前に500尾超を釣ったエリアです。この間いろいろと攻められたと思いますが、ここ1週間ばかりはボートが集っていなかった場所でした。みなさんが、釣りに行かないのが「不思議なくらい」に誰も釣っていなかった場所。
 私は過去のデータ勝負です。木枯し1号が吹きましたが、その後は極端な寒さはなくて、わりと暖かい日が続いていました。本日もそうです。下流へ移動するハゼは本当に大きく育ってきました。本日のハゼもそうです。行徳港内のような15cm級の粒揃いというわけにはいきませんが、11〜13cm級が中心でとても「型が揃っている」のです
 ボートが何回もグルリと回りましたが上手く処置できました。
 下げ潮時間が長かったので、湾岸道路方向へ釣り下がりました。
 岸から80mほど離れてアンカーを入れて、岸方向、後方、航路方向と投げ分けて、一番釣れる方角と距離を選定して、その付近を攻めました。ダブルがすごく多かったと思いました。3尾掛けもけっこうありました。こうなるとさすがにリールを巻いていて「重く感じます」。11〜13pのハゼが3尾掛けであれば、さすがにこれは重いです。思わず笑みがこぼれます。
 同宿のボートが一艘近くにいて、この方も「忙しい」とおっしゃっていて、エサ切れで持ってきてもらっていたようでした。たしかに、本日は「忙しい釣り」だったと思いました
 前回ここで釣った釣行記でも書いたと思いますが、この場所での釣りは「早い者勝ち」です。私の日誌を見て行ったら釣れなかったということですと、釣行日が遅かったということだと思います。
 特別に水温が急に下がるようなことがなければ、ハゼはまだまだ中流域にもたくさんいるのです
 本日は行徳港内深場の釣りを「延期」して、2週間ぶりの「500尾超の数釣り」を楽しむことが出来ました。本当に「幸せな気分」を味わっています。
2011年10月27日(木)
10月27日(木)落ちハゼのリール釣り、12p〜17cmを135。行徳港内水深5〜7m前後の深場の釣り。16.8尾/1時間。外道に55cmほどのフッコ1尾、セイゴ3尾、イシモチ32尾、ヒイラギ2尾。
 7時00分から15時00分まで8時間00分の釣り。16.8尾/1時間。前回の半分でした。本日は食い渋りだったと思いました。きのう26日に木枯らし1号が吹きました。
 水温18℃。水色はかなりの澄み。10/24よりも2℃も下がってしまいました。
 朝の気温11℃でした。この秋の最低気温でした。日中18℃ほど。晴れ。北東の風が少しありました。防寒服着用、小さな貼るカイロを1個背中に貼りました。下着は重ね着、襟巻きを巻き、首にネックをつけ、靴下は重ね履きでした。防寒対策で助かりました。
 本日から大潮です。干潮10時58分。満潮16時42分。潮は流れたと思います。上げ潮が効いてきてからは食いがとても悪くなりました
 磯ザオ2号2.7m7本使用(シマノとダイワ)。中型リール、道糸ナイロン2号を100m巻き、キステンビン腕の長さ15cmのもの、オモリナス型12号、仕掛け全長1.3m、袖バリ4号の自製3本バリ、ハリ間隔は下バリから上に45cmでハリス長さ5pで枝バリを出し、その上40cmで枝バリを出し、そこから上に45cmでスナップ付きより戻しを結びました。幹糸ナイロン1.5号。ハリネズミ釣法で釣りました。仕掛け図と釣り方は『江戸前のハゼ釣り上達法』『天狗のハゼ釣り談義』『ハゼと勝負する』等の私の著書に図解。
 青イソメ使用。ハリにつける長さは5pと長くつけました。
 本日は木枯しが吹いた翌日です。水色はかなりな澄みです。水温が2℃も下がっていました。釣れてくるハゼが冷たいです。また、上げたオモリやエサが冷たいです。
 本日は食い渋り覚悟の釣行です
 風が弱いので希望の場所で釣れました。今年初めて航路際の斜面を釣りました。30分で6尾、浚渫したようで水深が深いです。釣れる場所は2箇所だけで、あとは空振りばかり。30分で様子がわかりましたので、つまり、ハゼがいることが分かったということで、ただ、ペースがいまいちでした。
 次に航路を横切って対岸へ。ここはチクリともかすりませんでした。
 仕方なく港内を移動。前々回釣れるのが確認できた場所で10尾を釣りました。ここもまあまあ、釣れましたので、念のために前回253尾を釣った場所へ行きました。同宿のボートがいます。
 遠慮して沖目へ着けました。ここも8尾釣りましたが、思い描いていたようなペースが作れません。これは食い渋りなのだと思いました。
 そこで、同じようなペースであれば、前回と違う場所で釣ろうと思い、移動。航路を横切りました。岸壁から50mほど沖へ着けました。何故ここへきたかといいますと、底が泥地だからです。岸壁沿いは硬めの砂土。
 釣れてくる底地と水深が来るたびに違います。ですから、前回釣れたからといって本日もそこで釣れるかというとそうはいかないのです。ただし、全く釣れないということではなくて、ペースが落ちているのです。
 ですから、私は釣行のたびに新場所を捜すつもりで釣っています
 本日は他宿のボートが「偵察」に来たようです。顔は合わせませんでしたが、岸壁にくっついて釣っていました。果たして釣れたかどうか、情報がありません。
 同宿のボートは、20尾と30尾だったと聞きました。家族2〜3人分のテンプラとしては十分な数です。今年の深場の落ちハゼ釣りは30〜50尾を目安に釣るといいと私は思うのです。ということは、釣れる場所を見つけたらとことん釣ってみるという姿勢が大切です。固まっていることが多いですから。
 本日は11ヶ所でサオを出して、オデコだったのは1箇所でした。あとは6尾、10尾、8尾、105尾、6尾という具合でした。
 私の感想。ハゼはいると思えたのですが、なんと言っても釣れてきませんでした。何故、いると思えたのかといいますと、最後の場所で、何度サオを振っても釣れなかったのに、午後2時半過ぎて、ほんの短時間で、バタバタと6尾を釣ったのです。これは夕方のマヅメ時近くになったからだと思ったのです。それで納竿にしました。
 最後に、水深の測り方を前回書きましたが追加です。タックルで大切なことは@ラインを統一すること、例えばナイロン2号とかなど。サオごとに違った太さや、違った素材の糸を巻かないことです。Aテンビンも同じサイズのものを使うことですBオモリも全部のサオで同じ号数のオモリを使います。このようにしておきますと、サオの長さや太さや硬さなどが違っても、オモリが着水してから着底するまでの落下速度はほぼ同じになるはずです。ラインがそれぞれ違っていますとサオごとに同じようには落下しません。ですから、統一しておくのです。それがキャスティングして水深を憶測できる根拠となるものです。
2011年10月24日(月)
10月24日(月)落ちハゼのリール釣り、13p〜19cm253。行徳港内水深6〜7m前後の深場の釣り。33.7尾/1時間。前回の2倍を釣りました。ハゼのサイズが前回よりも一回り以上も大きいです。外道にセイゴ5尾、イシモチ10尾。
 7時00分から14時30分まで7時間30分の釣り。33.7尾/1時間「今年としてはいいペースで釣った」と思います。この言葉には「意味」があって、今年はアオシオが放水路内へ3回も流入しました。そのため、今シーズンも行徳港内深場の落ちハゼ釣りを半ばあきらめかけていたわけです。前回の10/19(水)の偵察釣りは、本当の意味で「偵察釣り」であったわけです。大風の中6時間で127尾だったのでした。祈るような気持ちで落ちハゼを釣りました。思った以上に釣れました。そんなわけで今回は別の意味での試し釣りです。「前回同様に」「釣れてくれるか??」という「確認」作業でした。合格だったと思いました。ただし、アオシオ被害がない年と比較しますと「私の釣果は70%どまり」の釣果です。通常年であれば、10月末から11月にかけて「平日の釣行で」深場の落ちハゼ300尾台が私の釣果の目安になっています。今後の落ちハゼの動向にもよりますが、アオシオ被害が今後なければ、昨年のような極端な貧果はないものと考えています。
 水温20℃。水色は澄み。10/19よりも0.5℃下がりました。
 朝の気温19℃でした、日中22℃。曇り、3回ほど時雨ました。午後は晴れ間がでました。北東の風がそよそよと吹きました。防寒服着用、下着は重ね着、襟巻きを巻き、首にネックをつけ、靴下は重ね履きでした。予報のようには暖かくなりませんでした。防寒対策で助かりました。
 本日から中潮です。だんだんと潮が大きくなります。干潮8時44分。満潮14時58分。潮は流れたと思います。
 磯ザオ2号2.7m7本使用(シマノとダイワ)。中型リール、道糸ナイロン2号を100m巻き、キステンビン腕の長さ15cmのもの、オモリナス型12号、仕掛け全長1.3m、袖バリ4号の自製3本バリ、ハリ間隔は下バリから上に45cmでハリス長さ5pで枝バリを出し、その上40cmで枝バリを出し、そこから上に45cmでスナップ付きより戻しを結びました。幹糸ナイロン1.5号。ハリネズミ釣法で釣りました。仕掛け図と釣り方は『江戸前のハゼ釣り上達法』『天狗のハゼ釣り談義』『ハゼと勝負する』等の私の著書に図解。
 青イソメ使用。ハリにつける長さは5pと長くつけました
 朝一番で行徳港内の深場へ曳船してもらいました。私のわがままです。それに応えてくれたオカミさんに感謝です。本日も偵察釣り、試し釣りと言っていいのです。前回10/19が「たまたままぐれで釣れた」かも知れないからです。念押しと駄目押しの釣り。
 前回に深場のなかでも、比較的浅い場所があり、浅い場所の中にも窪んだ深い場所がありということで、そのなかのわりと深い場所でよく釣れましたので、これは日誌に書きましたが、それがありましたので、本日は試し釣りとして、港内でも比較的に水深がある場所を選定してボートを着けました。
 気持としては「決め打ち」という感じの選定でしたが、それは私の思い込みというものでした。7本のサオを360℃に展開しての釣り。第一投目のしかも最初の聞きアワセで7本全部が「空振り」でしたし、3分放置して二度目の聞きアワセでも7本全部空振りでした。
 そこで7本全部のサオを上げて「エサを点検」してみました。まったく、かじられてもいないし、しゃぶられてもいません。もう、付けたまんまのエサです。ハゼはここの水深までは落ちてきていないんだな、と思いました。
 ともかく、これでは「やっていられません」ので、直ちに退散です。私のデータにある、この場所よりももっと「浅い」というか「高い」というか、そのようなポイントへ移動しました。早い時季の落ちハゼ釣りは、ハゼが「着いている」水深を早く見つけなければなりません。日並によって前の日とは違う場所に移動しているかもしれないからです。この辺の転身を素早くする必要があると思っています。そのための7本ザオでもあるということです。「釣るためだけの7本ザオ」では決してないわけです。
 本日も朝一は北東の風が少し強く吹きました。そのため移動時間が予定以上にかかってしまいました。
 それでも目星をつけた場所へ辿り着いて、つまり、本日も「水深を釣る」ということに徹底して、投げました。
 もちろん、オモリが着水してから着底するまでをカウントしました。これをしておきませんと、カウント数によって「深さの度合い」というか「違い」というか、それが把握できないからです。
 釣っている場所の港内の「底の地形」が把握できますと、「釣れてくる水深」が分かります。あとは、カウント数が同じくらいの場所を徹底して釣ればいいわけです。
 本日は12号オモリで着底まで4カウント、あるいは5カウントという比較的に「浅い」「高い」場所でよくヒットしました。これが分かってしまえば、カウント数が6とか7とかの「深い場所」は全部「捨ててしまえば」いいわけです。あとは、どれだけ自分の気持として「徹底できるか」だけのことでした。
 本日の私は、それを徹底的に追及したわけです。新たな場所に投げたときにカウント7とかの場所もけっこうありました。一応、未練たらしく置ザオにして釣れるかどうか試しましたが、空振りが多かったです。ですから、次に投げるときは角度を替えたり、距離を替えたりして釣りました。
 今年の私の深場の釣りは、「土日祝祭日」の釣りができ難い状況です。とくに10月と11月はほぼ全滅です。したがって平日の釣りという事で、ポイントが限られてしまうのですが、今年は深場の落ちハゼが「釣れてくれた」ということで、その喜びだけを心に仕舞い込んで、平日の落ちハゼ釣りを楽しもうと思っています。
 釣り場で顔を合わせましたらよろしくお願いしたいと思います。
2011年10月19日(水)
10月19日(水)落ちハゼのリール釣り、12p〜15cmを127尾。行徳港内水深6〜7m前後の深場の釣り今シーズン初の深場での偵察釣り。北東風強まってシロウサギ多発のため逃げ場なく危険回避のため早上がり。「よく釣れてくれた」とハゼに感謝です。21尾/1時間。外道に台湾ガザミ2尾、セイゴ8尾、イシモチ15尾。
 7時00分から13時00分まで6時間00分の釣り。21尾/1時間。港内を8ヶ所釣ってみました。どこでも14cmから15cmほどの良型が釣れました。12cmというハゼは少なかったのですが、その12cmが本当に「小さく」見えました。ハゼはまるまると太っていて、どちらかというと「寸詰まり」でボテッとしていました。このハゼなら「立派なテンプラ」になります
 北東の強い風に逆らってボート移動のため、本日は風に流されて移動時間が多くかかりました。実際の釣り時間としては30尾/1時間のペースで釣れましたがトータルでは21尾/1時間になってしまいました。風が弱ければ移動時間が短縮できるので釣果はもっと伸びたはず。
 水温20.5℃。水色は澄み。
 朝の気温14℃でした、日中16℃。北東の風強く、とても寒かったです。防寒服着用、下着は重ね着、襟巻きを巻き、首にネックをつけ、靴下は重ね履き。ホッカイロは使いませんでしたが、本日は使った方がよかったと思いました。下半身が冷えてしまいました。それほどの風。
 本日から小潮です。満潮9時43分。干潮14時27分。潮は流れました。
 磯ザオ2号2.7m7本使用(シマノとダイワ)。中型リール、道糸ナイロン2号を100m巻き(深場で釣るために7本とも全部の糸を新しいものに巻き替えました)、キステンビン腕の長さ15cmのもの(深場用の長いもの。腕が長いほうが仕掛けの絡みが少ない)、オモリナス型12号(深場での釣りのため)、仕掛け全長1.3m(深場釣りのため長い仕掛けにしました)、袖バリ4号の自製3本バリ、ハリ間隔は下バリから上に45cmでハリス長さ5pで枝バリを出し、その上40cmで枝バリを出し、そこから上に45cmでスナップ付きより戻しを結びました。幹糸ナイロン1.5号。ハリネズミ釣法で釣りました。仕掛け図と釣り方は『江戸前のハゼ釣り上達法』『天狗のハゼ釣り談義』『ハゼと勝負する』等の私の著書に図解。
 青イソメ使用。ハリにつける長さは5pと長くつけました。置ザオの釣りのためと、ハゼのサイズが15cmと大きいため。エサは節約しませんでした。細いエサはダブルでつけました。エサを「太く」見せたほうが食いがいいです。
 本日は偵察の釣り。風に逆らってあっちにいったりこっちにきたり。港内を対岸へ移動すること3回。北東風による横波が激しかったです。一生懸命に漕ぎました。これはすごい運動量です。
 平日の釣りポイントは限定されてしまいますので大型船の航行の邪魔にならないようなポイント選定です。
 風が強まってシロウサギで、にっちもさっちも行かなくなって、退避する場所も北東の風ということで市川水路のみという有様で、そこも既に何日も釣られている場所ですので、避難するのを止めて、急遽、船宿に電話して迎えを頼みました。ですから、風のために完全に早上がりです。船頭さんに急行してもらって退散です。
 同行した同宿のボートも大きいハゼが釣れて、唐揚なんていないよ、全部テンプラだよ、とおっしゃっていました。
 「本日の傾向」としては、水深が「浅い」と思われた場所ではアタリが少なかったということです。やはり水深6m以上の場所でハゼが集っていたという感じがしました。
 今年はアオシオが3回放水路内で確認できましたが、ハゼの被害もあったのですが、このところアオシオもなく、水質も安定していたようなので、早い時季に偵察をいたしました。これから先にアオシオの流入がなければいいと思っています
 本日のところでは、まずまずの釣果でしたので、これからの落ちハゼの溜まり具合が楽しみになりました。
 これからは一雨ごとに良型が深場へ落ちるのだろうと思っています。どこで釣れるか、どこに溜まっているか、その場所を探り当てる楽しみがあります。うまい具合に溜まっている場所が見つけられれば100尾超という「大釣り」が出来ると思っています。
2011年10月17日(月)
10月17日(月)秋ハゼのリール釣り、10p〜14cmを528いまこの文書作成をしていて、心の奥底から涌き出る深い満足感を感じています。外道、台湾ガザミ3尾(味噌汁にしました)、20pほどのセイゴ7尾、イシモチ11尾、ヒイラギ9尾でした。本日の私のハゼは、数が揃わなかったお客さんが持ち帰ってくれました。全部、みなさんに差し上げたそうです。それはそれで私の釣りも役に立っているのだと思いました。このところ、ずっとそのようになっているようです。
 6時30分から15時30分まで9時間00分の釣り。58.6尾/1時間。午前11時半で255尾、51尾/1時間、11時半から15時半までの4時間で273尾追加、68.25尾/1時間でした。午後の方よく釣れました。
 水温22℃。水色は澄み。朝一で桟橋で定点測定です。先週の木曜日よりも1℃高くなっていました。予測していたことなので、ニンマリと笑みがこぼれました。やれる、と思いました。
 朝の気温18℃でした、日中24℃とか。北の風日中南風。暑い時間もありましたが南風が吹いてからは涼しいくらいでした。晴れ、ときどき曇り。ライフジャケット、カッパ、襟巻きにしたタオル等々は次々と脱ぎました。釣り日和でした。
 中潮。あさってから小潮です。満潮7時51分。干潮13時13分。潮はかなり流れたと思いました。
 磯ザオ2号2.7m7本使用(シマノとダイワ)。中型リール、道糸ナイロン2号を100m巻き(ときには50m以上遠投するため)、キステンビン腕の長さ12cmのもの(腕が長いほうが仕掛けの絡みが少ない)、オモリナス型8号(潮が速いと思ったため)、仕掛け全長1m(川の中のため)、袖バリ4号の自製3本バリ、ハリ間隔は下バリから上に35cmでハリス長さ5pで枝バリを出し、その上30cmで枝バリを出し、そこから上に35cmでスナップ付きより戻しを結びました幹糸ナイロン1.5号。ハリネズミ釣法で釣りました。仕掛け図と釣り方は『江戸前のハゼ釣り上達法』『天狗のハゼ釣り談義』『ハゼと勝負する』等の私の著書に図解。
 青イソメ使用。
 本日は500尾超を狙っての釣りでした。結果が出て満足です。やはり、想定と結果ということで、なんでもそうだと思いますが、想像していた結果が出ませんと「嬉しさもいまいち」ということになりますし、それは、何度も経験していましたので、本日は、とくに午後からの釣りを相当にしっかりとやれました。午後からですが、「超」入れ食い時間が2時間続きました。3本バリに3尾掛けが20回ほど続きました。これはすごいです。
 朝一番で中流域、右岸側、高圧線下へ行きました。下手の高圧線下です。これは上手の高圧線下はいずれ混み合うだろうとの予測でそうしました。
 目印の棒の沖30mほどのところ。遠投すれば棒まで届きます。水深は3メートルほどだと思いました。もうすぐに満潮時間になります。ボート尻は下流を向いています。
 左へ3本、後方へ2本、右へ2本と7本を投げ分けました。投げる距離も1本ずつ変化させました。こうすれば釣れてくるラインや深さが分かります。
 本日は右側の岸方向は1尾ずつ、左側の沖目はダブルです。後方は1尾と3尾。
 一投目の聞きアワセで私なりに「傾向」がわかりましたので、右側のサオを2本とも左側へ向けてしまいました。釣れる方角で釣る作戦です。
 ハゼの大きさは全部10cm以上です。小型がいないのです。11時半までのペースは1時間に50尾程度です。これでは500尾に届きません。ともかく午前中に一度だけ航路ブイの脇へ出てみました。型とペースをみるため。5尾釣って退散です。「本日の」川の真中は魚影が薄いです。あしたのことは分かりません。
 すぐに「元のライン」へ戻りました。このころから南風が吹き始めました。ボートがグルリと反対方向へ一回りしました。南風がやや強いです。白ウサギが出るほどではありません。
 面白いことに、とたんに「入れ食い」が始まりました。私のいう入れ食いはリール釣りで1時間に70尾とかという数字です。サオを上げる度に3尾、2尾という釣れ具合です。1尾とか空振りが全くない状態です。この入れ食いが2時間続きました。ちょうど干潮時間になりました。
 ややペースが落ちましたが、私の暗算では午後2時の時点で400尾です。あと1時間半で100尾をゲットしたいと思いました。
 そこで「イチかバチか」の賭けをしました。最後の移動をしたのです。ペースが戻るか、ダメなのか、確率50%の掛けです。いままでの場所ではある程度釣ってしまいましたのでペースダウンしていますので、このまま釣り続けてもあと100尾は無理だと考えたからです。
 幸いに最後の移動場所も入れ食いになりました。今度は上げ潮を釣る形になりました。潮と風が河口から上流に向かいます。流れがとても速いです。
 本日の釣りは、「ハリを呑ませて釣る」という釣りをしました。それでもハリを呑んでいたのは半分程度です。つまり、置ザオの時間が長くてもよい、という釣りをしたのです。アタリがでていても決してそのサオを上げませんでした。食い逃げされてもいいのです。ハリ掛かりしていればもっといいのです。
 本日の様子では、妙典排水樋門の沖から湾岸道路の橋の袂までの航路ブイと右岸側の目印の棒までの間のエリアは魚影が濃かったのではないのでしょうか。
 釣り方は、ミャク釣りはこれからは数をまとめるには厳しいのではないのでしょうか。そのような釣りをしていた方をみかけましたが釣果はどうだったのでしょうか。それとも私が「釣れすぎ」なのでしょうか。
 私の本日の釣果は自己満足できるものですが、これも過去23年間の積み重ねの結果だと思っています。
 なお、本日のポイント選定ですが、過去のデータを参考にしました。今の季節に昨日のような暖かい陽気がありますと、「落ちて行くハゼ」が「溜まる場所(私のネーミングでは中継地点といいます)」というものがあるようで、その溜まる場所が湾岸道路の上流域に高圧線下を中心にあると「私は考えて」います。それは単なる考えだけではなくて、「実績」があったということで、私の手帳の記録(釣果とポイント)になっているのです。
 ですから、本日は、「湾岸道路よりも下流にまでは」、「落ちていないのではないのか」というのが私の考えでした。つまり、高圧線付近に「溜まっているのではないか」、それはそれで、528尾ということで、型もデキの良型が揃ったということで、つまり、7pとかなどのいまどきの「小型」というサイズがゼロだったことから、おそらくは、航路筋の両側の岸までのあいだの比較的に深くなっているエリアに、下流へ下るハゼが溜まっていたのではと思っています
 もしそうであるならば、明日からの予報は気温が下がるということで、水温もそれなりに下がって、水も締まってくるのだろうと思いますので、いつまで、ハゼが高圧線上下付近に留まっているのか、興味が尽きないのです。移動するときは「夜間に」「いっせいに」「型のよいハゼから」下流の「中継地点へ」行ってしまうと思っているのです。残ったハゼは行きそこなったハゼだけで魚影もかなり薄くなってしまうのです。
 そんなわけで、木枯らしが吹いてしまわないうちに、中流域でのデキの良型狙いの釣りをするのもいいものだと思うのです。
 すくなくとも、私自身はその数釣りに成功して満足しているわけです。
2011年10月13日(木)本日は番外の釣りです
10月13日(水)秋ハゼのリール釣り、7p〜11cmを289本日は「番外」の釣りです某環境科学研究所のスタッフからの依頼。ハゼを飼育して生態研究するための「ハゼの捕獲」です。今回で4回目。「生きたハゼ」で、しかも、これからも生き続ける元気なハゼの状態で持ち帰りたいという希望でした。
 研究用の捕獲ハゼ216尾(クーラーに入れて生かして持ち帰り)、規格外のハゼ73尾(ハリを呑んだもの、傷のあるもの、ダウンしてしまったもの)でした。規格外のハゼの割合は25%でした。予定通りの釣果になったと思います。
 6時30分から12時00分まで5時間30分の釣り。52.5尾/1時間。リールザオ4本での釣りでしたのでとてもいいペースで釣ったと思いました。
 水温21℃。水色は澄み。
 曇り。北寄りの風そよそよ、正午前に南風に変わりました。強い風は吹きませんでした。朝の気温17℃、爽やかで釣りやすい一日でした。
 大潮。あさってまで大潮です。満潮5時28分。干潮11時27分。大潮で風があると糸フケが激しいので8号オモリで釣りました。季節要因も考えて同一場所にオモリがデンと座っているようにしました。誘いが早いと食いつきが悪いため
 磯ザオ2号2.7m4本使用(シマノとダイワ)、ハリをのませないための対策。中型リール、道糸ナイロン2号を100m巻き(ときには50m以上遠投するため)、キステンビン腕の長さ12cmのもの(腕が長いほうが仕掛けの絡みが少ない)、オモリナス型8号(大潮のため)、仕掛け全長1m、袖バリ4号の自製3本バリ、ハリ間隔は下バリから上に35cmでハリス長さ5pで枝バリを出し、その上30cmで枝バリを出し、そこから上に35cmでスナップ付きより戻しを結びました(水深が1.5〜3mの場所だったので短い仕掛け全長で釣りました)。幹糸ナイロン1.5号。ハリネズミ釣法で釣りました。仕掛け図と釣り方は『江戸前のハゼ釣り上達法』『天狗のハゼ釣り談義』『ハゼと勝負する』等の私の著書に図解。
 青イソメ使用。
 某環境科学研究所のスタッフの依頼で研究用のハゼの捕獲に協力しました。
 朝一番で伊藤遊船さんの桟橋前で4人のりのボートに二人で乗って釣りました。
 ハゼに「ハリを呑まれないようにリールで釣る」という難しい釣り。しかも、午前中に200尾を確保したいという釣りです。そのためには午前中300尾を念頭に釣りをしなくてはなりませんでした。
 本日はサオ5本で始めましたが30分ほどして4本にしました。理由としては@食いがとてもよかったA5本での置ザオ時間は本日では時間が長くてハリを呑まれてしまう確率が高かった(実際に釣ってみて判断しました)Bそのため4本にしてローテーションを速く回して(5本よりも20%短い時間でまわる)ハリを呑む時間がないようにした(3本だと回転が速すぎました、これは試したからわかったことでそのために4本に落ち着いたのです)Cエサを3〜5pと長くつけてハリを呑まれないようにした(長さと太さの調節で呑まれる時間を調節できた)ということがありましした。
 エサを長く(あるいは太く)すると7〜10cmのハゼではすぐにハリまで呑みこめないのでエサを食べてハリまで来たときにそのハリ先にハゼの口ががかかってしまうと考えたのです。釣れたハゼからハリを外しますと口の中から長いエサがズルズルと出てきます、ハリは口先にちょっとかかっているだけでした。
 逆に呑ませて釣るときはエサを短めにつけることとハリを小さくすることで対処できます。本日は500尾を目指して釣れれば良いという釣りではありませんし、唇にハリを引っ掛ける釣りをリール釣りで実行するためにいろいろと対策を取りました。ですから4本ザオで「ゆるゆると」余裕をもって釣りました。しかも上げるサオにほとんどハゼが付いていました。ハゼが釣れなかった空振りは数回程度でした
 エサは長くあるいは太くつけましたので500円のパック5個を使い切りました。それで正午でオワリ。1パックあたり57.8尾でした。これは1パック100尾超を考えている私としては40%も少ない釣果ですが、これはハリを飲ませない対策で長くあるいは太くつけて釣った結果でした。ちょうど希望の200尾をオーバーして216尾でした。289尾のうちハリを呑んだハゼなど規格外で73尾含まれていますので、4尾釣ったうちの1尾が規格外という割合でしたので、本日の釣りとしては成功した釣りだったと思います。
 また、釣り場ではボートを3回動かしただけでした。同一エリアをちょこっと動いただけ。それだけ魚影が濃かった証拠です。
 東西線鉄橋下手の青い送水管下手で釣っていた同宿のボートがみなさん移動してきましたので、そのエリアではいまいちくいが渋かったのだろうと思いました。
2011年10月11日(火)
10月11日(火)秋ハゼのリール釣り、10p〜13cmを30333.6尾/1時間。終日、切れ目なしにポツポツと1尾、2尾と釣れ続きました。3尾掛けは3回しかありませんでした。総重量2800g。粒揃い。満足できた釣りでした。ビクをもつとずっしりと重かったです。湾岸道路よりも下流域へ行っての試し釣り。10ヶ所移動して釣りました。一ヶ所あたり30尾程度で動きました。本日はどこへ行っても釣れました。偵察の釣り
 6時30分から15時30分まで9時間00分の釣り。33.6尾/1時間。中流域でのリール釣りの半分のペースでした。しかし、型がとてもよかったので堪能できました。
 水温21℃。水色は澄み。
 晴れ、朝は北西の風がそよそよ。午後になって南の風。強い風は吹きませんでした。リール釣り4回目にしてようやく静かな釣りをすることが出来ました。それまでは大風ばかりでした。朝の気温17℃、爽やかで釣りやすい一日でした。
 中潮。あしたから大潮です。満潮4時21分と16時16分。干潮10時27分。干潮がある午前中は北西の風で引き潮が速かったです。上げ潮が効いてきてからは南風になったので、これまた流れが速かったです。
 磯ザオ2号2.7m7本使用(シマノとダイワ)。中型リール、道糸ナイロン2号を100m巻き(ときには50m以上遠投するため)、キステンビン腕の長さ12cmのもの(腕が長いほうが仕掛けの絡みが少ない)、オモリナス型8号(天気情報を見たら、午前中は北西の風、午後は南風になっていました。風は弱い予想ですが、下げ潮と北西の風は同一方向で、上げ潮と南風も同一方向です。したがって、オモリは6号を外して、8号に付け替えました。正解でした。)、仕掛け全長1.3m、袖バリ4号の自製3本バリ、ハリ間隔は下バリから上に45cmでハリス長さ5pで枝バリを出し、その上40cmで枝バリを出し、そこから上に45cmでスナップ付きより戻しを結びました(中流域よりも水深が深くて流れが速いので、仕掛け全長の長い仕掛けを使いました。ハゼが大きかったのでハリは5号でもいいくらいでした)。幹糸ナイロン1.5号。ハリネズミ釣法で釣りました。仕掛け図と釣り方は『江戸前のハゼ釣り上達法』『天狗のハゼ釣り談義』『ハゼと勝負する』等の私の著書に図解。
 青イソメ使用。
 朝一番で無理を言って湾岸道路下流、右岸側、石油タンク前、干潟になる場所からミオ筋へ落ちる際に立っている棒の沖10mほどの場所へアンカーを入れました。水深は3m以上ありました。本日はもうそろそろいいだろうということで、釣ってみたいと思っていた湾岸道路よりも下流にあるポイントへ行きました。
 ボートは下流を向きます。風がそよそよと上流から吹いています。
 サオをボート尻方向へ7本並べてテンビンにセットしてある6号オモリを外して8号オモリを付け替えました。仕掛けは全長1.3mの袖バリ4号の3本バリ仕掛けです。これは行徳港内深場の7m前後で使う仕掛けです。本日は潮流が速いかもしれませんし、水深も全体に中流域よりは深い場所を釣るつもりでしたのでこの仕掛けを使いました。
 左へ3本、後方へ2本、右へ2本と投げ分けました。全部のサオに1尾と2尾、合計で9尾が一回目の聞きアワセで釣れてきました。幸先がいいです。しかも、ハゼのサイズが中流域で釣れたものよりも二周り以上大きいです。一番小さいと思えるハゼでさえも10cmはあるのです。10cmのハゼと言うのは本日釣った303尾のうち15尾か20尾程度しかいません。あとは12cmとか13cmとかがとても多いのです。
 ですから、聞きアワセをすると、穂先がガクッと前方へ「残る」のです。この感触はとても嬉しいです。そのあとにゴツゴツッとハゼの抵抗する動きが穂先に伝わってきます。これもうれしいです。
 そんなわけで釣れるペースは30尾/1時間で中流域での釣りの半分程度のペースですが、ボリュームがすごいのです。
 朝一で50尾釣ってから、最初の場所から沖へでました。投げたオモリが着水していたところまで出ました。こうしますと、更に沖目を釣れるのです。航路近くの沖は底がカチカチに固いです。聞きアワセした仕掛けがなんの抵抗もなくツルツルと手元へ戻ってきます。ときおり聞きアワセでガクッと穂先が止りますが、最初の場所の半分のペースでした。
 30分釣って中止して、今度は対岸へ行きました。先着のボートが多いです。沖目へ止めて左側の岸方向へ投げてみました。ここは底が固い割には川の中央ほどではなくて、底に沈んだゴミとか貝殻とかが着いてきます。ハゼも右の沖目よりは左の岸方向がペースがよかったです。
 先着のボートがいなくなったので更に15mほど岸寄りにボートを寄せました。目いっぱい投げるとガラがあるタカから落ち多場所へ届きます。ここも釣れましたがハゼよりもゴミの方がたくさんかかってきます。台風で水門を開けたときに流れた草だとか木の枝だとかなのです。大きな葉っぱもたくさんハリにかかりました。それでいてハゼも別のハリにかかっています。こうなると味噌も糞も一緒という例えと同じです。釣れるからまあいいか、という具合です。
 ここも釣れることが分かりましたので、今度は上流方向へ移動して、高谷漁港入り口の下手、目印の棒から30mほど離れて止めました。ここは漁港入り口方向も釣れたのですが、ゴミも多かったです。右側の沖目は遠投するとあまり釣れなくて、10mほどのチョイ投げで釣れるラインがありましたので、そこを集中的に釣りました。
 ここも次第にボートが増えましたので、「逃げました」。検潮器の上手、左岸側、干潟になるタカから30mほどの沖目。先着のボートに遠慮して離れて沖目へつけました。ここは3回移動しましたがいずれも岸方向と沖目ともに釣れました。ただし、湾岸道路に近づくにしたがって岸方向の浅場はハゼが釣れなくなってきました。これは何日かすでにこの辺は「攻められたため」だと判断しました。
 したがって、今度は思い切って対岸へ行きました。右岸側です。京葉線鉄橋下手100mほどで、上流をみるとほぼ川の中央のやや右側です。航路ブイはずっと沖に見えています。
 このあたりは確か水深が5m近くあったはずだと思いながら遠投しますと、カウント6まで数えました。それまではせいぜい、3とか4とか、2とかいっていたのが、カウント6です。やっぱり深い場所は昔のままだと思いました。ところが何とこの場所で入れ食いになりました。このとき午後2時半で、伊藤遊船さんがお客さんを迎えに来ていました。このときに240尾と数えていました。300尾にするには60尾釣らなくてはなりませんが、悲観的な気持ちでいたときに、願ってない入れ食いです。沖目の左側は水深がとても深くて、鉄橋方向へ投げるほど浅くなっていて、右側のタンクの方向は浅くなっています。
 それが分かりましたので、釣れる方角へ徹底して投げました。結局、最後の50分間で63尾を釣った計算になりました。12cm級のハゼを50分で63尾も釣ったというのは、本当に「気持がいい」出来事でした
 場所にもよったのでしょうが、ひとつには「夕マヅメ時」に当たったのではと思っています。というのは、1時間ほど前から曇りになってしまって、薄暗くなっていたからです。
 本日は爽やかで、風も強く吹かず、ハゼも12〜13cmの型揃いばかりで、500尾には届きませんでしたが、2800gということで、ずっしりと重いビクで満足の一日でした。このサイズで500尾というのは「出来すぎ」なので、303尾でちょうどよい釣りだったと思っています。
 湾岸道路から下流域は、これまで「評判はさんざんで」いい話はまったく聞こえてきませんでした。ところがここへきて、どうやらハゼの姿が見えてきたようです。
 今後、天候が悪い方へ激変する季候でもないようですので、一雨ごとに型のよいハゼが中流域から下ってくるだろうと思っています。
 いずれにしてもボートがたくさん行って、ワッと釣ってしまうとそれだけ魚影が薄くなりますので、なるべく早めの釣行がよろしいかと思います。
 釣り方としては、リールで投げて、エサは3p以上と長めにつけて、3分ほど置ザオにするというのがいいかと思っています。サオ数が2本とか3本とかでヒマを持て余すようでしたら、振り出しのサオで4.5mほどのものを用意してボート下を釣れば時間つぶしになると思います
2011年10月7日(金)
10月7日(金)秋ハゼのリール釣り、8p〜13cmを46061.3尾/1時間終日、入れ食い。北西の強風、風速10m前後は吹いたと思いました。シロウサギが多発する中での釣り。ボート酔いしたと思いました。気持が「切れて」午後2時に早上がり
 6時30分から14時00分まで7時間30分の釣り。61.3尾/1時間。強風の中、いいペースで釣りましたが船酔いしたようなので終わりにしました。とてもひどい風と波。逃げ場がありませんでした
 水温21℃。水色は澄み。
 晴れ、朝から北西の風が強いです。シロウサギで川面が全面にわたって白くなってしまいました。朝の気温18℃、日中は20℃。川の上は寒かったです。身支度は前回同様に厳重です。
 長潮。あさってから中潮です。干潮7時46分、満潮14時52分。
 磯ザオ2号2.7m7本→5本に減らして使用(シマノとダイワ)。中型リール、道糸ナイロン2号を100m巻き(ときには50m以上遠投するため)、キステンビン腕の長さ12cmのもの(腕が長いほうが仕掛けの絡みが少ない)、オモリナス型6号(本日は8号を使った方が釣りやすい天候でしたが、入れ食いましたのでオモリを替えずに6号のまま釣りました)、仕掛け全長1m、袖バリ4号の自製3本バリ、ハリ間隔は下バリから上に35cmでハリス長さ5pで枝バリを出し、その上30cmで枝バリを出し、そこから上に35cmでスナップ付きヨリ戻しを結びました。幹糸ナイロン1.5号。ハリネズミ釣法で釣りました。仕掛け図と釣り方は『江戸前のハゼ釣り上達法』『天狗のハゼ釣り談義』『ハゼと勝負する』等の私の著書に図解。
 青イソメ使用。
 朝から北西風があります。
 朝一番で高圧線下、川の中央、航路ブイ脇、右岸側にアンカーを入れました。この時点で波が高いです。シロウサギがでる寸前の様相です。
 手早く支度を済ませて釣り開始。午前6時半です。
 1時間で65尾を釣りました。とてもいい感じです。ところがゴーッという風と波がすごくなりました。これでは風速10mはあると思いました。途端に前後左右に「シロウサギ」が頻発しました。ボートがグラグラと「うねり」ます。これは船酔いのパターンです。ボートのヘサキが波の中に突っ込みます。するとボートの中へ水がザザーッと入ってくる始末です
 やむなく、航路際を退散しました。たった1時間しか釣りませんでしたが「入れ食い」と言ってよかったのです。。
 次にシロウサギの立ち具合を眺めてから、航路ブイと右岸の目印の竹棒が立っている場所との中間にアンカーを入れました。この辺はまだマシです
 ここでも風が強いので、シロウサギがときどきは出ます。ハゼはここでも入れ食いなので、サオさばきを確実にするために、7本ザオから2本減らして5本ザオにして操作しました。これは長年リールで釣ってきましたが、7本ザオでは操作しにくい風と波ということで、このようなことも珍しいです。幸いに「入れ食い」でしたので、5本ザオにして、かえって釣りやすかったと思っています。これだけが不幸中の幸いでした。ハゼの活性が低かったら460尾などという釣果はとても打てなかったと思いました。
 ここで1時間半釣って合計で200尾になりました。ところがまたまた突風が吹いて、ボートの周りも「シロウサギだらけ」になりました。朝一の航路脇と同じ。対岸を観察すると北西風ということで対岸は岸のすぐ側までシロウサギです。
 やむなく、私は更に右岸の竹棒際までボートを寄せました。竹棒の内側は根掛かりが予想されますのでパスして、左方面の沖目と後方を釣りました。ここでボートを振られながらも50尾追加しました。
 すると波が少し穏やかになりましたので、思い切って航路ブイとの中間あたりまで外へ出ました。相変わらず風が強くて波が高いですが、朝ほどではなくなりました。
 食いがよいし、ハゼも特別大きいのがいませんので、エサは2pほどにしか付けませんでした。本日はこれで十分でした。投入するとガバッという感じで食いつくのでしょうか、エサが小さくなってしまってもそのまま投入すると釣れました。本日の食い気はとてもよかったと思いました。このような日も珍しいのです。
 とうとう再び航路ブイ脇まで出て行くチャンスがなくて、終ってしまいました
 本日は頭がクラッーとするような、船酔いかげんになってしまいました。それほどの風と波でした。
 午後2時になって「気持が切れてしまって」、あと40尾ちょっと釣れば500になるのですが、頭はクラーッとするし、疲れましたので、500尾超は残念ですが本日は「放棄して」、もう終わりにしようと思ってやめました。
 本日は朝から終いまで、グラグラ、バチャバチャですごい一日でした。ボートのヘサキを乗り越して波がボート内へ入ってくるという釣りは何年ぶりかのことでした。
 それにしてもこのような悪天候の日に460尾とはよく釣ったものだと思っています。
 本日の釣りの様子では高圧線付近の「魚影は濃い」というのが私の感想です
2011年10月3日(月)
10月3日(月)秋ハゼのリール釣り、7p〜13cmを519。64.8尾/1時間。終日、入れ食い切れ目なくとてもよく釣れました。北西の季節風が強く、シロウサギが多発する中での釣り。この秋で一番の寒さでした。
 6時30分から14時30分まで8時間00分の釣り。64.8尾/1時間。本日は目標どおりの釣りが出来ました。
 水温21℃。水色は澄み。水温はかなり下がりました。一部で赤潮?のような赤茶色の潮。
 曇り、午後からときどき晴れ、朝から北西の風がそよそよ、日中はかなり強めに吹いたと思います。シロウサギで川面が白くなってしまいました。朝の気温16℃、日中は20℃。川の上は寒かったです。釣り用のカッパを着て、首にタオルを巻いて、下着を重ね着して、ライフジャケットの大きいものを着用して、このスタイルで一日釣りをしました。太陽が出てからも寒くて脱げませんでした。もう、防寒服が入り用になりました
 中潮。あしたから小潮です。潮は流れたと思います。
 磯ザオ2号2.7m7本使用(シマノとダイワ)。中型リール、道糸ナイロン2号を100m巻き(ときには50m以上遠投するため)、キステンビン腕の長さ12cmのもの(腕が長いほうが仕掛けの絡みが少ない)、オモリナス型6号、仕掛け全長1m、袖バリ4号の自製3本バリ、ハリ間隔は下バリから上に35cmでハリス長さ5pで枝バリを出し、その上30cmで枝バリを出し、そこから上に35cmでスナップ付きより戻しを結びました。幹糸ナイロン1.5号。ハリネズミ釣法で釣りました。仕掛け図と釣り方は『江戸前のハゼ釣り上達法』『天狗のハゼ釣り談義』『ハゼと勝負する』等の私の著書に図解。
 青イソメ使用。
 朝一番で中流域、右岸、2本ある高圧送電線の下へ行きました。下手の高圧線のやや上手。先着のボートがいましたので、邪魔にならないように、その下流へアンカーを入れました。
 朝から北西の風が強いです。もう少しでシロウサギが出そうなくらいの風と波です。
 ボート尻が下流を向きますが、風が弱まるとボートが岸のほうへ向いてしまいます。
 下流へボート尻が向いたときに、左側へ3本、ボート尻へ2本、右側へ2本の合計7本のサオを投入しました。
 7本投入するのに所要時間は10分です
。これを30分以上も時間を消費するようでは500尾は釣れません。7本のサオにはテンビンとオモリがセットされていますから、7本のサオをすべて伸ばしてボート尻方向へずらっと並べました。、一本目に仕掛けをセットして青イソメを2pほどにつけて投入、次々と7本を投入、これで10分です。
 どの方角が魚影が濃いのかすぐに分かります。幸いに全部のサオに釣れてきました。同一方向へ再投入です。
 ところが、釣れてくるハゼが前回同様にいま時としては小さいです。そこで、用意してきた袖バリ3号の仕掛けと交換しました。最初は前回同様に袖バリ4号ではじめたのです。エサだけしゃぶられて空振りするのがイヤだったので袖バリ3号の仕掛けを用意していたのです
 3号バリで大成功でした。3号バリの仕掛けの用意はしておくものだとつくづく思いました。それだけ中小型中心だったわけです。大型は釣れませんでした。
 本日も最初に置ザオにしたもので最初の聞きアワセで釣れてきます。「気持がいい」です
 例年、この時期、中流域でのリール釣りで500尾を釣るようなとき、釣れてくるハゼのサイズが小さいです。判を押したように中型の同サイズのハゼばかりです。
 100尾釣るとボート尻方向へオモリが着水していた地点まで下がって、そこでまた同様に左右後方へ7本を投入して釣りました。
 釣れてくるのは岸寄りの方よりは左の沖目へ投げたサオと後方へ投げたサオが確率よく釣れました。つまり、2尾掛け3尾掛けが多かったのです。
 本日は先着のボートを避けましたので「釣りたい放題」「やりたい放題」ということで、「自由気まま」に釣りが出来ました。
 そのかわり午後になって風が強まってきて川面はシロウサギでいっぱいになりました。
 アンカーロープはいっぱいに出してあるのですが、ボートが下流へ動いてしまいます。風と波でアンカーが効かなくなってしまうのです。
 やむなく、左岸、ゴミ焼き場前高圧線下へ移動しました。これが風と波で大変でした。エッサエッサとボートを漕いで川を横断したのです。左岸はまだ右岸よりはずっとマシでした。
 左岸側は岸から30mほど離れてこんどは右側が沖です。したがって後方へ2本、右側へ遠投して5本を並べました。岸近くよりも沖の方角のほうがハゼが釣れて来ます。3尾掛け、2尾掛けが多いのです。試しに投げた岸方向の浅場は釣れませんでした。これではミャク釣りで岸近くで釣っていた人は気の毒だったと思いました。
 本日はミャク釣りはとても苦戦したようです。同宿のボートが釣っていた付近は、7月8月9月初旬などの「夏場」の釣りの場所です。もうそのような浅場の砂地での「ミャク釣り」での「数釣り」は無理です。
 アタリがあっても5〜8pのハゼで、ハリ掛かりがなかなか難しいです。「早アワセ」は禁物なのです。水温が27℃もあった季節とは違うからです。
 よって、私はリール釣りの置ザオ釣法に変更しました。
 今後はますますリール釣り有利となります。
 木枯らしがいつになったら吹き荒れるかは不明ですが、もし、木枯らしが吹くようでしたら、ミャク釣りは「完全に」終了となってしまうでしょう。2010年の木枯らし1号は10月27日、2009年は11月2日、2008年は11月1日でした。そのころには湾岸道路よりも下流でリール釣りをしているだろうと思っています。
 木枯らしが吹くまでは高圧線上下でリール釣りで釣れると思っていますが、ときどきは湾岸道路よりも下手の様子を見てみたいものです。
2011年9月28日(水)
9月28日(水)秋ハゼのリール釣り、7p〜12cmを515。57尾/1時間。終日、入れ食い。台風15号による洪水後に初の釣り。
 6時30分から15時30分まで9時間00分の釣り。57尾/1時間。目標は8時間で500尾ですから62尾/1時間のペースが必要ですがわずかに及びませんでしたので1時間延長しました。ときに釣りづらい時間があってペースダウンしました。風がやや強かったので釣りの味方をするというよりも釣りの邪魔になりました.
 水温23℃。水色は澄み。水温はかなり下がりました
 曇り、午後から晴れ、朝から北東の風がそよそよ、日中はかなり強めに吹いたと思います。朝の気温16℃、日中は20℃。川の上は寒かったと思いました.釣り用のカッパを着て、首にタオルを巻いて、ライフジャケットの大きいものを着用して、このスタイルで一日釣りをしました。太陽が出てからも涼しくてちょうどいい按配でした.
 大潮。あさってまで大潮です。満潮の潮は年に何度かというほどに高いです。満潮、午前5時14分、干潮11時22分。6号のオモリが流されるほどの潮流でした。流されて「正解」です。誘いになるからです。手前マツリだけは気をつけました。アタリは活発でした.
 磯ザオ2号2.7m7本使用(シマノとダイワ)。中型リール、道糸ナイロン2号を100m巻き(ときには50m以上遠投するため)、キステンビン腕の長さ12cmのもの(腕が長いほうが仕掛けの絡みが少ない)、オモリナス型6号、仕掛け全長1m、袖バリ4号の自製3本バリ、ハリ間隔は下バリから上に35cmでハリス長さ5pで枝バリを出し、その上30cmで枝バリを出し、そこから上に35cmでスナップ付きより戻しを結びました。幹糸ナイロン1.5号。ハリネズミ釣法で釣りました。仕掛け図と釣り方は『江戸前のハゼ釣り上達法』『天狗のハゼ釣り談義』『ハゼと勝負する』等の私の著書に図解。
 釣り方は@キャスティングAオモリの着水直前でラインをストップB仕掛けが前方へ振り出されたのを確認するCそのままで水深3m前後の川底へオモリが着底するのを確認(この間に1.2.3.などと着底までカウントしておく。水深が分かるからです。これはキャスティングのたびに必ずします。釣れてくる水深が推測できるからです。)Dと同時にラインのタルミを素早く巻き取って(あるいはサオを立てて)E仕掛けの長さの倍の長さを手前に引く(これが最初の誘い)F置ザオにするG3分間ほど待機H聞きアワセI釣り上げる、という過程です。私の江戸川でのリールのハゼ釣りの「理想」としては、以上の過程の最後のHの段階で「釣れている」ということです。ということは置ザオにしてからあらためてサオを手に持って誘いなどをしていないということです。やはり、8時間あるいは9時間で500尾以上をリール釣りで釣るには、最初のキャスティングのHの聞きアワセで釣れていて欲しいわけです。最初の聞きアワセで「釣れていない」という「空振り」を極力少なくしたいわけです。本日は515尾ということで「大成功」だったと思っています。「満足感」とか「達成感」とかがあります。
 青イソメ使用。
 朝一番で桟橋で水温を測ると23℃です。気温は16℃しかありません。しかも北東の風が吹いていて波が立っていて寒いです.
 したがって、曳船で新しくできた橋脚の少し先、沈船よりも上手、川の中央の航路ブイを見通すラインに下ろしてもらいました。これは2010年、2009年のリール釣りのデータを基にした選定です。
 台風15号による洪水で行徳可動堰からの放水が終了してから本日で4日目です。本日は過去の「データ勝負」で臨みました.
 ボートの尻は河口を向いています。風は左岸から吹いていますが大潮の下げがきつくてボートが右を向いたりまっすぐに戻ったりを繰り返します。この動きは「絶好の誘いのパターン」です。また、潮が速くて6号オモリでも糸ふけでオモリが移動します。ですからラインの「張り具合」をとても注意しました。投入してから最初の聞きアワセで100%釣れてきて欲しいからです。本日は1回目の聞きアワセでの空振りはとても少なかったです。ほとんど釣れて来ました。こういうときは1時間に60尾は釣れるパターンです。ハゼの大きさは7〜9cmのリール釣りとしては「小ぶり」のハゼで、13cmとかのデキの良型はほとんど釣れませんでした。
 1時間近く同場所で釣ると「本日の場合は」60〜70尾で釣れてくる数が急に少なくなりましたので、「本日の航路際」は1時間で移動しようと決めて実行しました。ですから一回動くと50〜70尾は釣ったということです。
 190尾になったときに北東の風が強くなってしまって、ボートの揺れが激しくなってしまいましたので「避難」することにしました。
 行き先は「左岸側」でこれは風を避けますから、高圧線の上手、波除杭が途切れた下流側へ行きました。岸から70mほど沖にしました。岸方向と真後ろと航路方向と三方向へ投げてみました。結局、岸方向にところどころ根掛かりがあってそちらでは良型がダブルダブルで釣れてきました。沖目は最初の場所と同じサイズです。でも釣れるだけマシか、と思って釣りました.
 陸釣りの投げ釣りの人がいますので、これ以上の上流へは行きませんでした。風が少し弱くなって、潮もドンドン強く上げて来るようになりましたので、思い切って午前中にやっていた場所の下流部分へ行きました.水深は2.5mほどしかありません。この辺は沈船の沖で航路ブイのラインです。
 ここで上げ潮で入れ食いになりました。型は小さ目です。大型がいません。午後2時半で8時間になりますが釣果は暗算の数字が460尾です。500に足りませんので、30分延長することにしました。午後3時にちょうど500まで数えました.そのあとに15尾追加して515尾の自己申告で納竿で、オカミさんに数えてもらったら、何とピッタリの515尾でした。本日はラッキーな一日でした。
 本日釣ってみた感想としては@本日のポイントでは大型がいなかったA袖バリ4号につけたエサがしゃぶられてハリ掛かりしないことが多かった、したがって釣れてきたものよりもさらに小型のハゼが多数いるのではないかという感触B明日明後日と本日と同場所でも本日同様に釣れてくる確率は50%か?こればかりは釣って見なければ分かりません。ハゼのご機嫌?ということもあるからです。
 中小型が多かったということもあって置ザオ時間を長くとって正解でした。アタリがあるからといって早アワセすると空振りが多くなってしまったと思っています。その辺の手加減がコツだったと思っています。このことはハリを例えば袖バリ3号とかに小さくすれば、ハリ掛かりはもっとよかったのではないかと思っています。本日はその用意がなかったので終日袖バリ4号で辛抱して釣りました。
 本日は本来「リール釣りで釣りたいサイズ」という希望のサイズからすると、「期待ハズレのサイズ」が多かったものと思いました。そうであったとしても、500尾超という釣果は私にとってはとても嬉しい釣果です。
2011年9月16日(金)ミャク釣りは本日で終了としました
9月16日(金)秋ハゼのミャク釣り、7p〜13cmを960尾
112尾/1時間。終日ポツポツで「入れ食い」がありませんでした。本日でミャク釣りを終了しようと思っています。ミャク釣りで釣れなくなったということでは決してありませんので、念のため申し添えます。私の10束釣り挑戦を本日でオワリにするということです。次回からはリール釣りに変更して1日500尾を目標に釣ってみたいと思っています。リールで500尾はミャク釣りで1000尾よりも難しいです
 6時30分から15時00分まで8時間30分の釣り。112尾/1時間。「瞬間風速」と私が表現する「入れ食い時間」がありませんでした。終日ポツポツと時速90尾〜130尾の範囲内でダラダラと続きました。
 水温29℃。前回よりも2℃も高いです。ササニゴリ。こんな高いのも本日でオワリです。
 晴れ、朝から南風のち南西の風。オシボリ使用。朝の気温26℃、日中は31℃。暑かったですが爽やかだったと思います。この残暑も本日でお終いです。
 中潮の初日です。きのうまで大潮でした。満潮、午前6時45分、干潮12時43分。潮はあまり引きませんでした
 サオ1.8m2本使用。ミャク釣り。道糸ナイロン1号、先糸1.2号。オモリナス型1号、胴突き仕掛け、ハリス3p、ハリ袖1号。仕掛け図は『江戸前のハゼ釣り上達法』『天狗のハゼ釣り談義』『ハゼと勝負する』等の私の著書に図解。この胴突き仕掛けは「威力」があります。ただし、「振り込み方」次第で効果が半減します。水中遊泳と軟着陸の釣法がよいと思います。
 青イソメ使用。
 朝一番で東西線車庫前、新しい橋脚が立っている右側の干潟になる部分へ行きました。水深は1.5mほど
 蛇籠脇から釣りました。アタリはポツポツで30尾釣るのに30分はかかってしまうペース。やむなく沖目へ少しばかり移動。4回目で底がジャリジャリとする場所になりました。牡蠣礁の帯があるのです。
 そこでデキの良型が釣れてきました。根掛かりしながら釣りました。今度は沖へ出ずに牡蠣礁の山の上を上流方向へ釣り上がりました。離れた場所にいた大型ボートと小さなボートが寄って来ました。私の行き先を塞がれてしまいました。これは「仕方がない」事です。
やむなく沈船方面へ移動しました。沈船と蛇籠の中間にある牡蠣礁の周辺を釣りました。デキの大中の交じり。
 干潮時間になったのでゴロタ前の川中の瀬の上に行きました。水深は1.6mほど。2尾釣っただけでやめました。つまらないことおびただしいです。
 今度はゴロタ横へ移りました。幸いに空いていたのです。
 陸釣りの人が声をかけてくれました。話をしながらの釣り。水深は30〜50cmと浅いのですが、デキの10〜13cmが釣れてきます。
 本日のペースは1000尾にちょっと足りないというペースです。よほどの入れ食いが瞬間的に1時間ほどない限り1000尾に50尾ほど足らない予測をしていました。
 とうとう最後まで入れ食いが続かなくて午後3時に納竿しました。私がどう数えても50尾は足りないのです。
 放水路の中流域のハゼはいまのところは「どこへも行き場がない」わけですから、車庫前から水門付近、あるいは、高圧線下付近にいるわけです。ただ、1m前後の浅場でのハゼの数がバラケてきたと思っています。浅場にいるハゼの数が少なくなったように思います。この傾向は水温がぐっと下がると一層はっきりしてくると思います。
 ハゼは@牡蠣礁の上A沈み根B根掛かりC障害物等々のなんらかのクセのある特定のポイントに集っている傾向が強くなりました。
 砂地の干潟や川中の水深2mほどの場所にいる「ハゼが散らかってしまった」ようです。1箇所で60尾とか100尾とかまとまって釣れてこなくなりました。これからのミャク釣りはよほどのいいポイントに恵まれることが大事になりました。
 そんなわけで、ミャク釣りは今回で終了して、次回からはリール釣りにしようと考えています。
 リール釣りの目標は放水路内での釣りとしては1日500尾を目標にしようと思っています。これはミャク釣りで1日1000尾釣るよりも難しいです。
2011年9月12日(月)
9月12日(月)秋ハゼのミャク釣り、6p〜12cmを1048尾。10束釣り今季17回目。123尾/1時間。1000尾に不安があったので30分延長して午後3時まで釣りをしました。1時間当たりの釣果が落ちてきています。私としては本日の1000尾は「価値があります」。相当に「苦労をして」釣ったからです。
 6時30分から15時00分まで8時間30分の釣り。123尾/1時間。午前10時までに558尾、159尾/1時間の入れ食い。10時から15時までの5時間で490尾、98尾/1時間でした。下げ潮の時間にとてもよく釣れました。
 水温27℃。昨日よりも1℃下がっていました。ササニゴリ。
 晴れ、朝から南風。オシボリ使用。朝の気温25℃、日中は32℃。暑かったですが爽やかだったと思います。
 大潮の初日です。満潮午前4時31分と17時11分、干潮10時57分。干潮から上げ潮の時間がいまいちペースが上がりませんでした。
 サオ1.8m2本使用。ミャク釣り。道糸ナイロン1号、先糸1.2号。オモリナス型1号、胴突き仕掛け、ハリス3p、ハリ袖1号。仕掛け図は『江戸前のハゼ釣り上達法』『天狗のハゼ釣り談義』『ハゼと勝負する』等の私の著書に図解。この胴突き仕掛けは「威力」があります。ただし、「振り込み方」次第で効果が半減します。水中遊泳と軟着陸の釣法がよいと思います。
 青イソメ使用。
 朝一番で沈船へ行きました。沈船と蛇籠の中間の牡蠣礁の山は釣りませんでした。牡蠣礁と蛇籠の間に入りました。
 昨日、232尾を釣った場所。そのため「小型」は覚悟の上で、昨日のような入れ食いになることだけを望んでいましたが、何と、そのような小型は影をひそめて、釣れてくるのは8〜10p級のハゼばかりです。
 干潟になる場所で根掛かりはありませんから釣りやすいし、かつ、中型揃いです。これは釣りやすいです。
 2時間もすると牡蠣礁の山が露出したのでその外側へ出ました。ポツポツです。そこで沈船の外側へ出てみました。水深は1.8mサオで穂先10cm余りくらい。まだ深いです。アタリなし。すぐあきらめて沈船の真上の上流側を釣ってみました。1本ザオの釣りをしました。デキの良型ばかりです。43尾釣って中止しました。水位が下がったので、試しに沈船から落ちたミオ筋へ手を伸ばしてサオを出してみました。そうしたらなんと釣れるではありませんか。
 そこで今度は沈船沖を釣ることにしました。どんどん沖へ出てみました。ところが外へ出るほどアタリの回数が少ないのです。見込み違いです。
 即座に沈船脇へ戻りました。そして沈船から落ちたラインを釣りました。もちろんエサは大きいです。このエサで一発でかからないハゼもいましたが一発で釣れるハゼは10cm以上と大きいです。
 本日から大潮なのに潮が下がりません。干潟もいくらも出ませんでした。やむなく上げ潮を待って待機の釣りをしていました。ペースが上がるはずもありません。なんとか時速100尾を維持しようと思いました。
 上げ潮が効いてきてからは沈船の横のタカへ上がりました。牡蠣礁が水没したからです。牡蠣礁の周囲は朝と同様によく釣れました。
 本日の釣りの特徴は「ハゼの魚影が薄いのではないか」と思われたことです。
 絶対数が少ないというよりはハゼがあちこちに散らかっているということだと思いました。
 一箇所で釣れる数が、私の釣ったエリアではおよそ30尾で、多くても50尾程度でした。したがって、ボートの移動のタイミングはかなり神経質になって移りました。粘っていて釣っても平均ペースが落ちるばかりだからです。

 食い気のあるハゼだけを「拾って」30〜50尾釣ると頻繁に移動しました。

 釣り方は6〜8月と全く違います。以前は振り込んでオモリが着底するとすかさずアタリが出ましたし、一箇所で100尾釣れるということはかなりの回数ありましたが、本日はそれが少ないのです。着底直後のアタリが出ることは出ますが毎回そうかというと違うのです。
 こういうときは経験では「魚影が少ない」と判断できます。ですから、エサを大きく長くつけて最初のアタリを左右のサオ両方に出してからは、エサ付けをやや小さくして釣り込みました。ボートの片舷15尾ほどが目安でした。場所によっては一ヶ所で15尾程度しか釣らなくても移動をしたこともありました。
 9月のお彼岸も間近になりましたが、これからの1000尾釣りはとても難しいです。魚影がまばらになっていることが最大の問題です。手早く釣ってしまう必要があります。こうなりますと、30尾釣るのに15分で釣れるか、それとも、30分かかってしまうかということです。
 いいポイントを見つければ一時的には時速150尾とか180尾とかの時間がありますが、それが7月とかのように何時間も持続しないのです。やはり時速100尾を切る時間も出てきます。
 魚影が薄いと感じたら@積極的なボート移動とAエサつけの変化で対応して、B食い気のあるハゼだけをC拾い釣りして歩くという釣り方に変化させていくことになります。これを徹底する必要があるのです。
 本日はこの釣り方の2回目でした。なんとかうまくまとめられたと思っています。この辺をちょっと失敗しますとどうしても800尾とかなどで終ってしまいます。「1000尾をゆうゆうと釣れるだけの魚影」が薄くなってきていますので私にとっても難しい季節になってしまいました。
 なお、同宿のボートのお客さんが湾岸道路下手方面へ釣りに行って、かなりな、「貧果」だったそうです。
 また、他宿のお客さんは高圧線下手右岸で釣っていましたが、本日は食い渋りということで沈船から上手へ移動してきた方がおられました。
 今後は徐々に下流域へ釣り場は移る季節なのですが、以上のような情報を聞きますとどうしても下流域はハゼの魚影が中流域ほど濃くないのではないかと疑ってしまうのです。
 その原因はやはり今シーズン3回も江戸川に流入した「アオシオ」の影響だと思うのです。アオシオ「被害」といいましょうか、アオシオの「影響」というものはどうしても下流へ行くほどあると思うのです。ハゼもアオシオに追われて中流域などへ逃げてきていると思うのです。
 そんなわけで私も本来は湾岸道路方面へ行きたい気持はありますが、1000尾という釣りをしていますといま一つ気持が乗らないのです。リール釣りに変更したときには、もっと自由な発想で高圧線上下とか湾岸道路下流とかを釣ってみようと思っています。リール釣りであればどれほどハゼがバラケていても、大きく網を打って捕えることが出来るからです
2011年9月11日(日)
9月11日(日)秋ハゼのミャク釣り、5p〜12cmを236尾
本日は「番外」の釣りです。某環境科学研究所のスタッフからの依頼。ハゼを飼育して生態研究するための「ハゼの捕獲」です。朝の2時間の釣果。今回で3回目。
したがって、「生きたハゼ」で、しかも、これからも生き続ける元気なハゼの状態で持ち帰りたいという希望でした。
一昨日急に決めて本日の釣行です。
本日の捕獲ハゼは220尾、大きくて規格外とされたハゼ、及びハリを呑んでしまった小型ハゼが合計で16尾でした。
 5時30分から7時30分まで2時間00分の釣り。118尾/1時間でした。よく釣れたと思いました。
 水温28℃。ササニゴリ。
 曇り、東寄りの風でとても涼しかったです。
 中潮、あしたから大潮です。満潮3時55分、干潮10時25分。
 サオ1.8m2本使用。ミャク釣り。道糸ナイロン1号、先糸1.2号。オモリナス型1号、胴突き仕掛け、ハリス3p、ハリ袖1号。仕掛け図は『江戸前のハゼ釣り上達法』『天狗のハゼ釣り談義』『ハゼと勝負する』等の私の著書に図解。
 青イソメ使用
 4人乗りの大型ボートで、釣り始めたのが5時30分でした。本日はとても混むという予想で船頭さんがいつもより少し早く送ってくれました。船外機が満席。おかげで5時半には釣りが始まりました。2時間で目標の200尾を釣るつもりでした。捕獲したハゼを入れてエァーポンプで空気を送り凍らせたペットボトルで冷やして運ぶ大型のクーラーボックスが3台、その他諸々の道具を積み込んで出発。
 私はミャク釣り2本ザオでの釣り。今回は最初の投入でアタリ具合をみて、2本ザオで釣ることにしました。魚影がもう少し濃いと置ザオのハリが呑まれてしまうのですがそのギリギリのところと判断しました。ですから1本ザオでは時速100尾は困難という判断をしたわけです。
 本日は2本ザオで、なおかつ、ハリを呑まれない釣りをする必要がありました。結果としては、ハリを呑んでしまったハゼは10尾ほどでした。236尾釣って呑まれたのは10尾ですから、4.2%という確率でした。まあまあよくやったと思いました。
 朝一番で沈船へ行きました。4人乗りの大型ボートに二人で乗り、しかも、釣っているのは私一人ということで周囲からは珍しく見えていたようです。しかも、「入れ食い」。
 沈船横の蛇籠の近くへアンカーを入れました。水位が高いことと、ここならば砂地で小型ハゼが多いだろうと思ったからですが、予測がピッタリと当たって5〜8cmが入れ食いでした。
 私たちのボートを見て、後続のボートがみなさん浅場へ集結してしまいました。
 小型のハゼはとてもよく釣れて、1000尾釣りにここで釣ってもいいかな、と思えるほどの釣れ具合でした。
2011年9月9日(金)
9月9日(金)秋ハゼのミャク釣り、6p〜15cmを1069尾(ヒネ4尾含む)。10束釣り今季16回目。125尾/1時間。江戸川の洪水後、初めての釣り。本日はとても「きびしい釣り」ができたと思っています。1000尾に不安があったので30分延長して午後3時まで釣りをしました。その延長した時間の分だけ(つまり69尾分)1000尾をオーバーできたと思います。8時間であれば1000尾スレスレ。
 6時30分から15時00分まで8時間30分の釣り。125尾/1時間。この平均ペースでは8時間だと1000尾ちょうどです。午後2時半の時点で1000尾と数えましたが、自己申告数字に一抹の不安がありましたので30分延長して3時まで釣りました。8時間30分の釣りでした。オーバーした69尾は延長時間で半分以上は釣ったと思っています。
 水温25℃。ササニゴリ。
 晴れ、北寄りの風がそよそよ、9時頃から南風がやや強く吹き始めました。オシボリ使用。朝の気温25℃、日中は31℃。爽やかだったと思います。南風が強くなって釣りの邪魔をしたと思いました。
 中潮の初日です。干潮9時09分、満潮16時05分、。
 サオ1.8m2本使用。ミャク釣り。道糸ナイロン1号、先糸1.2号。オモリナス型1号、胴突き仕掛け、ハリス3p、ハリ袖1号。仕掛け図は『江戸前のハゼ釣り上達法』『天狗のハゼ釣り談義』等の私の著書に図解。この胴突き仕掛けは「威力」があります。ただし、「振り込み方」次第で効果が半減します。水中遊泳と軟着陸の釣法がよいと思います。
 青イソメ使用。
 9/7(水)午後1時半に行徳可動堰の水門が閉じられたばかり。きのうのハゼ釣りはまあまあとか。
 本日は1000尾に挑戦ですが、「とてもきびしい釣り」を覚悟して臨みました。「洪水直後」に「放水路内」で1000尾という実績は私にはないからです。だいたいが4〜5日あいだを置いて釣りをしていました。今年は異例です。すごく緊張してボートを出しました。
 朝一番でゴロタへ行きました。ゴロタがすでに露出しています。ともかくゴロタの脇で水深50cmを釣りました。デキの良型が釣れますがドンドン浅くなります。30分釣って60尾、ボートの底がズズッと川底に触りました。
 そこですぐに沖の瀬の上に乗りました。水深は1.5mほどあります。
 釣れて来るのは6〜8cm級ばかり。これでは6月中旬の釣りです。
しかも、オモリの着底直後の食いアタリが少ないです。そこで一呼吸置いてから30cmほど仕掛けを小移動させました。これで大概はアタリが出ました。それでもアタリが出ないときはコヅキました。ハゼが近くにいれば大体アタリが出ました。
 この様なことは、何が原因でこうなってしまうのかというと、結局、魚影がそれほど濃くないということだと思うのです。つまり、一発でエサに食いつくほどの「ハゼの数」がいないということ。
 ですから、時計とニラメッコでなんとか130尾/1時間のペースを確保しようと思って、「6月の釣り」を一生懸命にやりました。ただし、水深は6月よりもずっと深い場所だったので「能率が悪い」のです。
 ハゼが小さいので一発のアタリでハリ掛かりするのが10p級よりもずっと少ないのです。かといって始めから5mmとかの小さなエサ付けをしますとハリ掛かりはいいのですがハゼの「寄り」がいまいち少ないと感じました。ですから、エサは1pとか1.5cmとか大きくつけて「アタリを出すことに集中して」努力しました。1回目のアタリですべてあわせて釣ってしまうということを放棄したのです。
 ゴロタ沖の瀬の上で429尾になりました。
 そこで今度は沈船へ行きました。沈船上の牡蠣礁の上に同宿のボートが一艘いました。
 私は沈船から落ちたやや深い場所を釣りました。デキの良型とヒネが釣れました。
 先着のボートの動きを見ながら邪魔にならないように移動しながら釣りました。ここは本当によく釣れたと思います。ここで306尾を追加できました。
 水位が高くなってきましたので今度は沈船と土手との間にある牡蠣礁の脇へボートを上げました。牡蠣礁が完全に水没するまで待っていたのです。牡蠣礁が水没する前に他宿のボートがそこで釣りましたがすぐに移動しましたのでまだまだ移るには早いと思って待機していたのです。
 今度は牡蠣礁の周りを釣りました。水深は50〜70cmと浅いのですが、デキの良型がたくさん釣れました。エサは1.5cm以上と大きく長く付けました。沈船のハゼは10p以上と大きなものばかりでした。
 すると南風がますます強くなってきてここでは釣りにくくなりましたので、思い切ってゴロタへ移動しました。追い風と上げ潮でボートが飛ぶように進みます。
 沈船横の牡蠣礁周りとゴロタで合計334尾を釣りました。暗算で数を数えていたのですがときどき数が不明確になります。いままで、こんなことは少なかったのに本日はどうしたことでしょうか数が「飛ぶ」のです。
 仕方がないので午後2時半に上がる予定を30分延長して3時にあがることにして、ちょっと足りなくて1000尾に達しなかったという「悲劇」(私にとってはです)が起こらないように数の積み増しをしたのです。
 そうしたら「やっぱり」といいましょうか、1069尾ということで、30分延長の分がちょうど1000尾をオーバーした分ということでオワリました。
 本日は洪水直後の釣りということで、ハゼの着き場も少しは変わっていたでしょうし、川底の砂地、牡蠣礁、ミオなど、利根川上流域の山砂や土(いまはそれが「茶色の土」に見えています)に覆われてしまったという状況もあって(これは干潮時間に確認できています)、また、季節としても9月の中旬ということで、例年ならばミャク釣りであっても湾岸道路下手へ釣りポイントが移ってもよい季節であるにもかかわらず、中流域での釣りということで、いろいろと、「異例の釣り」になったわけです。
 それでも本日のポイントではゴロタと沈船は10p以上の釣りということでエサつけは1.5cm以上にし、川中の瀬の上は6〜8cmばかりということで、これはもう6月の釣りの再現ということになって、結果としては、瀬の上での釣りを辛抱強くハゼを「拾った」という釣りが1000尾釣りのキーポイントになったものと考えています。瀬の上の釣りをあきらめずにしつこく429尾をまとめたということが一番の収穫だったと思っています。
 本日は「型揃い」の釣りをしていたら1000尾はとても無理だったと思えた一日でした。
 今シーズン1000尾釣りは本日で16回目ですが、本日の釣りほど「一生懸命に」「頭をフル回転させて」「集中して」やった釣りはないと思います。私のいままでの技術と経験の蓄積を全部吐き出してしまったと思えるほどの「きびしい釣り」をやれたと思っています。そういう意味では「とても満足できた1000尾」であることも確かです。
2011年8月29日(月)
8月29日(月)秋ハゼのミャク釣り、7p〜16.5cmを1180尾(ヒネ6尾含む)。10束釣り今季15回目。147尾/1時間。極端に食いの悪い時間が午前中の中間にありました。
 6時35分から14時35分まで8時間00分の釣り。147尾/1時間でした。朝一の2時間で390尾の入れ食い。その後の100尾が食い渋りになって、これは上流からハゼの機嫌が悪くなるような水が下げ潮で流れてきたものと私は思いました。その水が1時間あまりで通り過ぎてからまた入れ食いが復活しました。
 水温27℃。ササニゴリ。食い渋りがあった時間帯を除いて本日も浅場でもやや深いところでもアタリは活発でした。
 朝一は曇り、のち晴れで北寄りの風がときどきそよそよ、のち東の風がやや吹きました。オシボリ使用。朝の気温23℃、日中は31℃。
 大潮、あさってから中潮です。満潮4時34分、干潮11時07分。
 サオ1.8m2本使用。ミャク釣り。道糸ナイロン1号、先糸1.2号。オモリナス型1号、胴突き仕掛け、ハリス3p、ハリ袖1号。仕掛け図は『江戸前のハゼ釣り上達法』『天狗のハゼ釣り談義』等の私の著書に図解。この胴突き仕掛けは「威力」があります。ただし、「振り込み方」次第で効果が半減します。水中遊泳と軟着陸の釣法がよいと思います。
 青イソメ使用。本日は1パック500円のエサで何尾釣れるか久々に試してみました。結果は1パックで520尾でした。朝一の「超」入れ食いのときに使いましたので「効率よく」使えたと思いました。現実には平均ペーストしては450尾程度ではないかと思いました。使ったのは1パックだけであとは通常の私の木箱のエサ箱へ入れてもらったエサを使いました。ですからミャク釣りで1000尾の釣果には3パック1500円分あれば十分という結果でした。
 本日は朝一でゴロタへ行きました。大潮ということで水位が高いです。ゴロタの山を避けて、その周囲の砂地とゴロタの境目を釣りました。始めから入れ食いです。2時間釣って390尾でした。
 水位が低くなったのでボートが座礁する高さなのでミオ筋へ移動しました。アタリの渋いこと、食いが悪いです。みなさんどなたもがその様子です。時間がドンドン過ぎていきます。そこで川の中央の瀬の上へ行きました。アタリがまったくありません。2分程で退散。
 仕方なくミオ筋から上がった干潟になる斜面の高い場所で水深20pくらいの浅い場所を釣りました。牡蠣礁の周辺しか釣れません。
 それでも100近く釣ってやむなく「おトイレ休憩」をすることにして船外機で桟橋まで曳いてもらいました。ついでに桟橋付近の牡蠣礁の上を釣ってみました。全然アタリなし。これはダメだと思いました。そこでハゼを伊藤遊船さんへ上げてもとの場所へバックしました。
 浅場へ行くつもりでいましたが、同宿の常連さんがさっき私がやった瀬の上にいて、船外機から見ていたら釣れました。「オッ、釣れた」と大きな声を出してしまいました。その人はいまこの場所に来たばかりだとおっしゃいました。
 そこで浅場へ行くのを「即座に中止して」、その方の並びの下手にアンカーを入れました。ほんの30分ほど前に釣ったときはチクリともアタラなかったのに、いまなら釣れるのか、と半信半疑で釣りますとなんとデキの良型の入れ食いです。
 どうなってんだろうか、と思いました。朝からのことを振り返ってみますと、どうやら最上流域から「ハゼのご機嫌を斜めにするような悪い水」が下げ潮とともに下ってきたのではないのか、というのが私の出した結論です。
 きのうは上流域でたくさん釣れたという情報がありましたので、そのこととあわせて見ますとどうやら水質の変化は昨夜かあるいは昨日の午後から徴候はあったのではないのでしょうか。
 なお、本日9時過ぎから最上流域左岸側で釣った常連さん、この人はとても上手な人ですが、その人が1時間釣って2尾だったそうです。ということは朝9時の時点で上流域の左岸はまったくダメだったことになります。このようなことは船宿さんでは分かっていた店もあったと思うのです。ですから本日のボートはほとんどが中流域の沈船から上流にいました。左岸のクリーンセンター前にお客さんを案内した船宿がありましたが、そのボートが戻ってこないところをみるとその方面では釣れたのではないのでしょうか。もしそうであれば朗報だと思うのです。
 ともかく極端にハゼが釣れない時間は1時間ほどで終って、入れ食いタイムが復活して、上げ潮になってからは、もっと活発な食いになって釣れ続きました。
 私は釣れ具合を確かめるために沈船まで行ってみました。私が行ったときはまったく不調でした。ただし、最後まで離れないボートが見えましたので食いは復活したのだと思いました。でもそれまで待てないので仕方なく新しい橋桁の上流へ戻って、橋桁の上手でボートがいないラインを釣り上がりました。
 これは入れ食いでした。水深は1mほどしかありません。50〜70尾釣るとサオの長さ分だけボートを移動するということで釣りました。
 最後の1時間はゴロタと蛇籠の中間へ戻りました。水位が高くなって、朝移動するときの深さと同じくらいの水位になったからです。それでも水深は50cmほどしかありませんでしたが、上げ潮でドンドン深くなります。そのような浅場でまたまた入れ食いになりました。
 ハゼはたくさんいるのですが、やはり「水質のせい」で食い渋りの時間が出来てしまったのが残念でした。
 酸欠の水さえ発生しなければ放水路の中はハゼがいっぱいいますのでしばらくはミャク釣りでいい釣りが楽しめると思っています。
 あさってからの台風12号による雨と風の影響が心配です。
 なお、アオイソのエサ付けは瀬の上では1.5cmと長く付けました。当然タラシが出ています。ハゼが大きいからそのようにしたのですが、最初は食い渋りの後でしたので食いを復活させるために大きく付けて食い気を誘ったのです。本日は全体としてエサ付けは太い部分を付ける場合で1p以上の長さということで、タラシを出して釣った時間が長かったと思いました。
 本日は江戸川放水路をあちこちと放浪した一日でしたが結果オーライでした。
2011年8月28日(日)本日の釣りは「番外」です
8月28日(日)夏ハゼのミャク釣り、6p〜12cmを270尾。
本日は「番外」の釣りです。某環境科学研究所のスタッフからの依頼。ハゼを飼育して生態研究するための「ハゼの捕獲」です。朝の3時間の釣果。今回で2回目。
したがって、「生きたハゼ」で、しかも、これからも生き続ける元気なハゼの状態で持ち帰りたいという希望でした。
昨日急に決めて本日の釣行です。サオ1本でのミャク釣りをしました。1本ザオで「ハゼの唇にハリを引っ掛ける」という釣りを本日も徹底して実行しました。
本日の捕獲ハゼは250尾、大きくて規格外とされたハゼが20尾でした
 5時45分から8時45分まで3時間00分の釣り。90尾/1時間でした。
 水温26℃。ササニゴリ。
 朝一から晴れで北寄りの風がときどきそよそよ、のち東の風でした。朝の気温23℃、9時に上がったときは28℃でした。
 大潮、あさってまで大潮です。満潮3時49分、干潮10時26分。
 サオ1.8m1本使用。ミャク釣り。道糸ナイロン1号、先糸1.2号。オモリナス型1号、胴突き仕掛け、ハリス3p、ハリ袖1号。仕掛け図は『江戸前のハゼ釣り上達法』『天狗のハゼ釣り談義』等の私の著書に図解。
 青イソメ使用
 4人乗りの大型ボートで、釣り始めたのが5時45分でした。休日なので朝は5時半に出船できます。捕獲したハゼを入れてエァーポンプで空気を送り凍らせたペットボトルで冷やして運ぶ大型のクーラーボックスが3台、その他諸々の道具を積み込んで出発。
 私はミャク釣り1本ザオでの釣り。ハゼを傷めないためです。
 ゴロタ上にアンカーを入れました。この辺は2〜3日攻められていたと聞きましたが、時速90尾程度でコンスタントに釣れました。
 本日も大きいハゼは規格外です。出来る限り小型のハゼを欲しいという要望です。
 前回同様に規格外の「大きいハゼ」が釣れた場所は即座に「止めて」、角度を変えて小型ばかりを狙って釣りました。
 潮の下がり方が早いのでゴロタの沖の瀬の上へ出ました。こちらの方が一回りサイズが小さいので本日のハゼの捕獲としてはよかったです。ただし、満潮時間帯は1.8mでは届かなくて3mサオが必要なのでゴロタの上で潮が下がるのを待っていたわけです。
 研究用のハゼを釣ったのは2回目です。ハゼを傷めないためにすべてにわたって丁寧に慎重にハゼを扱いました
 担当の方は本日は日曜出勤で職場までハゼを運んで仕事だそうで、本当にご苦労様です。
 ハゼが元気で生きていて欲しいと思いました。
2011年8月25日(木)アオシオ終息直後の釣り
8月25日(木)夏ハゼのミャク釣り、7p〜15cmを811尾(ヒネ18尾含む)。10p未満は10%ほど、デキの12cm以上が40%ほど、残りは10〜11p級でした。ともかく本日は良型ばかりと言っても過言ではありませんでした。このような釣りが出来たのにはワケがあります。
 6時00分から14時00分まで8時間00分の釣り。101尾/1時間。よく釣ったと思いました。
 水温28℃。ササニゴリ。岸辺は澄み。
 朝の気温27℃、日中も涼しくてライフジャケットを脱ぐことが出来ませんでした。雷鳴、稲光。
 若潮、あしたから中潮です。干潮8時01分、満潮15時40分。
 サオ1.8m2本使用。ミャク釣り。道糸ナイロン1号、先糸1.2号。オモリナス型1号、胴突き仕掛け、ハリス3p、ハリ袖1号。仕掛け図は『江戸前のハゼ釣り上達法』『天狗のハゼ釣り談義』等の私の著書に図解。
 青イソメ使用
 午前6時に桟橋を出ようとしたら、ものすごい「雷鳴」、湾岸道路の沖の方で「稲光」が立て続けにありました。そこで中流域へ行かないで東西線鉄橋下に避難してそこで釣りをすることにしました。
 もうどうしようもない雷と雷光。危険ですので曳船をしてもらうのは中止としました。
 本日のもともとの予定ポイントは沈船沖あるいはゴロタ沖ということで目星をつけていました。このところのボートの釣りとか陸釣りを見ていますと水深50cmとか1mとかの「浅場」は貧果ですので、本日は始めから水深1.5m以上を釣るつもりでいました。
 ところが雷には勝てません。遠くを見ると先着のボートが1艘沈船付近にいます。このボートは釣れなかったということで早々と最上流域へ移動してしまいました。
 それらを遠目で見ながら電車の鉄橋下でサオを出しました。右岸側、川の中にある橋脚の1本目の左側です。
 オールで底を突いて牡蠣礁を確認してその真上に乗りました。6時の時点で水深が1.5mほど。ちょうどいいと思いました。
 最初ですからアオイソの尻尾の軟らかいところを2pほどにしてハリにつけてサオ2本を同時に振り込みました。エサが大きいのでハリに掛かる前に引っ張りまわします。ともかく勢いがすごいのです。
 釣れてきたのは始めからヒネです。捕り込むときにボートの舷側にドタンと当たります。
 急に沈船へ行く気持がなくなりました。本日はここで腰を据えて釣ろうと思いました。ただし、東西線鉄橋下だけで1000尾という実績は私にはありませんので、精一杯頑張ってみようと思いました。
 エサは全体にタラシを長く出して1.5cm以上と長く大きく付けました。「10p未満は相手にしない」というようなエサ付けです。本日のこの場所はそれでいいという感じの釣れ具合です。
 これには@アオシオ終息直後なので荒食いするだろうという予測A行徳沖あるいは下流域からアオシオに追われた新手のハゼが多数上がってきているだろうという予測、が前提としてあったのです。
 本日の問題点は、サオを下ろした場所に「ハゼがいるかいないか」というただ一点でした。ハゼさえいてくれれば、「入れアタリ」間違いなしと思ったのです。
 これには前提があって、私が支度をして桟橋で待っていたわけですが、あとのお客さんを待っていて船頭さんが桟橋へ来ないのです。そこで試しに1.8mサオを出して船外機の上から釣りました。水深は1.8mくらい。振り込むとサオいっぱいです。アタリがないとコツコツと小突きました。するとググッググッとサオ先を水面下へ引きます。10分程で15尾を釣りました。
 このようなことがありましたので、水深は1.5m以上を選定してそれより浅い場所は極力釣らないと決めていたのでした
 結局、東西線鉄橋下の牡蠣礁の上を行ったりきたりを繰り返して午前11時までに516尾を釣りました。ビクを上げてみたら普通に800尾ほど釣ったときのようなボリュームでした。
 そのあとに下手の青い送水管の下手100mほどのところに高い竹棒が立っている場所へ行きました。釣れるかどうかの試し釣り。チョロチョロッと10尾を釣りました。なーんだ、ここにもハゼが戻ってきている、と思いました。ただし型は一回り以上小さいのですぐに止めて東西線鉄橋のほうへ戻りましたが、私のいた場所の沖目に他宿のボートがいて延べ竿で釣れていました。いよいよこの方面でも釣れるようになったのだなあと思いました。
 こんどは鉄橋下を中止して、というのは1.8mサオでは水面下へ穂先が潜ってしまうからです。
 そこで桟橋上手右岸、船を繋留する棒杭が林立するエリアへ行きました。水深は1.6メートルほど。まだ1.8mサオで十分釣りになります。牡蠣礁がある場所は先刻承知の場所ですので底を突かずにアンカーを入れました。ここでも入れ食い。といっても型狙いですのでエサ付けが大きいので空振りもけっこうあります。
 それでも手応えがいいので、10束釣りはあきらめていますが、型ばかりを狙っていました。ここはお隣りの桟橋と伊藤遊船さんのエリアとの境界になりますので、岸際に繋留してある伊藤さんの台船などを目安にしてアンカーを入れて釣りました。お隣りさんのお客さんに迷惑をかけてはいけないと思うからです。
 午後2時でちょうどよい時間でしたので上がりました。
 本日は久しぶりに型狙いの釣りをすることが出来ました。
 これも雷と稲光のおかげで、それがなければ中流域へ行っていたはずでした。そちらで本日のようないい思いが出来たかどうかは分からないのです。
 「悪運が強かった」と自分で思ってそれで納得した一日でした。
2011年8月17日(水)本日の釣りは「番外」です
8月17日(水)夏ハゼのミャク釣り、6p〜11cmを260尾
朝の2時間の釣果。本日は「番外」の釣りです。某環境科学研究所のスタッフからの依頼。ハゼを飼育して生態研究するための「ハゼの捕獲」です
したがって、「生きたハゼ」で、しかも、これからも生き続ける元気なハゼの状態で持ち帰りたいという希望でした。
承知して本日の釣行です。したがって、サオ1本でのミャク釣りをしました。そのわけは、2本ザオですとハリを呑み込まれる確率が高いので、1本ザオで「ハゼの唇にハリを引っ掛ける」という釣りを徹底して実行しました
本日の釣りで最も難しかったのは、5〜8cmの小型のハゼがベストだということでした。10p超の大きいハゼは「規格外」ということで釣れても「捕獲ハゼ」としてはカウントしませんでした。
本日の捕獲ハゼは217尾、大きくて規格外とされたハゼが43尾でした。
 6時30分から8時30分まで2時間00分の釣り。130尾/1時間で、1本ザオでの私のハゼ釣りも、まだまだ「ウデがにぶっていない」と思いました
 水温31℃。ササニゴリ。
 朝一から晴れで北寄りの風がときどきそよそよ。オシボリ使用。朝の気温27℃、日中は34℃。
 大潮、あしたから中潮です。満潮6時22分、干潮12時46分。
 サオ1.8m1本使用。ミャク釣り。道糸ナイロン1号、先糸1.2号。オモリナス型1号、胴突き仕掛け、ハリス3p、ハリ袖1号。仕掛け図は『江戸前のハゼ釣り上達法』『天狗のハゼ釣り談義』等の私の著書に図解。
 青イソメ使用
 午前6時15分過ぎに桟橋を出ました。4人乗りの大型ボートです。捕獲したハゼを入れてエァーポンプで空気を送り凍らせたペットボトルで冷やして運ぶ大型のクーラーボックスが3台、その他諸々の道具を積み込んで出発。
 私が釣ったハゼを口の大きな底の浅い白いバケツに放り込むと、担当者が選別、クーラーへ入れるかビクへ入れてテンプラで食べてしまうかということです。数をカウンターで数えています。時速130尾ということはとても早いペースなのでバケツの中はいつもハゼか泳いでいます。バケツは二つで片方に4尾ほど入れると私は別のバケツに放り込むという具合で、担当者の方も忙しかった様子です。要するに煙草を吸っている「ヒマ」がない、という2時間でした。
 私はミャク釣り1本ザオでの釣り
 沈船を目指しましたが先着のボートがいて4人乗りの大型ボートで割り込むのが躊躇されたので目的地変更でゴロタ上にアンカーを入れました。
 こちらの方は同宿の船頭さんが気を使ってくれてゴロタの上へはお客さんを案内しませんでした。これはとてもありがたかったです。こちらは2時間だけの釣りなので、これは予定の行動ですので、2時間だけ釣って、ハゼを活かして持ち帰ろうという計画でした。
 大きいハゼを揃えることよりも、小さいハゼばかりを揃えるということはなかなか難しいのです。
 したがって、アタリを出すための最初の投入はエサの尻尾の部分の細くやわらかい部分を2pほどにつけてアタリを出し、その後は米粒かそれとも5mmくらいかに、なるべく小さくつけて釣りました。
 ともかくアタリがあったら小さいものから釣ってしまうという作戦です。それでもピンポイントで10cm以上のハゼばかりという場所もあり、それは規格外で「捕獲対象外」ですので、釣っても意味がないので、夕方のテンプラのネタということで持ち帰ってもらうことにして、ともかく10p超のハゼが釣れたポイントは「即座に捨てて」角度を変えて小型を釣りました。小型が釣れつづけると同乗の担当者が喜びの声を上げるということで、なんとも、面白い釣行となりました
 本日はゴロタの上を「小型ハゼを求めて」5回小刻みにボートを動かして260尾を釣りました。
 ゴロタを選んだ理由は、「アタリの多さ」を期待したからです。制限時間2時間ということで、私が申し上げた「全力で捕獲可能なハゼを釣る目標が200尾」ということで、この数をクリアするには牡蠣礁の上かその周辺がいいと思ったのです。
 これは釣りに見えている他のボートのお客さんに迷惑をかけないで移動できるということも考えていました。ゴロタならば根掛かりが多いので釣り辛くて上がったにしてもすぐに移動していくからです。
 本日の1本ザオの釣りは私としてはゴロタの根掛かりの上を仕掛けが「水中遊泳」するようにサオ先を操作して釣りました。大成功でした。
 大きなハゼを釣ってもよいという釣りであれば釣果はもっと大きく伸びたと思っています。そのような濃い魚影だと判断いたしました。
 いずれにしても、1本ザオでハゼの唇にハリを引っ掛けるという釣りを久しぶりに堪能した2時間でした。
2011年8月16日(火)
8月16日(火)夏ハゼのミャク釣り、7p〜12cmを1069。10束釣り今季14回目。133尾/1時間。予定のペースでした。本日は「偵察釣り」を実行しました
 6時15分から14時15分まで8時間00分の釣り。133尾/1時間で予定のペースでした。6時15分から12時15分の6時間で750尾、125尾/1時間。1000尾釣るためのギリギリのペース。12時15分から14時15分までの2時間で319尾、159尾/1時間でした。
 水温31℃。ササニゴリ。本日も浅場でもやや深いところでもアタリは活発でした。
 朝一から晴れで北寄りの風がときどきそよそよ、12時頃から南の風になりました。オシボリ使用。じきに乾くので川の水に浸してからゆるく絞って水がぽたぽたと胸元に垂れるようにして帽子の下へ被りました。これは涼しいです。朝の気温27℃、日中は34℃。ときおり帽子を川に浸けてそれを被りました。これは涼しいです。
 大潮、あしたから中潮です。潮はあまり引きませんでした。満潮5時48分、干潮12時21分。
 サオ1.8m2本使用。ミャク釣り。道糸ナイロン1号、先糸1.2号。オモリナス型1号、胴突き仕掛け、ハリス3p、ハリ袖1号。仕掛け図は『江戸前のハゼ釣り上達法』『天狗のハゼ釣り談義』等の私の著書に図解。この胴突き仕掛けは「威力」があります。ただし、「振り込み方」次第で効果が半減します。水中遊泳と軟着陸の釣法がよいと思います
 青イソメ使用
 本日は久しぶりに「偵察の釣り」をしました。
 朝一番で曳船で沈船前を通りました。先着のボートがいてここをパスしました。
 その後、水門前を通過、ここも釣るつもりでしたがやはり先着のボートがいてパス。
 湾岸道路下へ行こうと進みましたが、ここにも先着のボートがいてパス。
 左岸へ行くか?と思いましたが、左岸から先着のボートがこちら側の右岸へボートを漕いで移動してくるのが見えましたのでそれもパス。
 したがって、曳船を戻してもらって、高圧線下、右岸、水深70cm〜1.5mのところへアンカーを入れました
 すでに引き潮になっています。水位が高くて岸際の葦の根元でも水深50cm以上あります。
 最初の2時間で350尾でした。これはとてもよく釣れたと思いました。ところが下げ潮が効いてくると食い渋りです。水位が高いほうがよかったのです。
 仕方がないので沖へ出たり、戻ったりの繰り返しで450尾になりました。その頃に湾岸道路方面にいた人がボートを漕いで戻ってきました。話は聞きませんでしたが、さぞかし思うような釣りではなかったのでしょう、釣れていれば戻ってくるということはありえないからです。
 私はそれからボートをエッサエッサと漕いで沈船へ行きました。ここはボートで満員状態。
 混み具合を見ながら沈船の目印のラインを釣りました。面白くありません。ちょっと沖へ出てみました。1.8mサオが水面下へ潜ってしまいます。
 やむなく沈船の右横の牡蠣礁と波除蛇籠の間へ入りました。空いていたからです。オールで底を突いて牡蠣礁を確認してその際へとめました。
 オモリを牡蠣礁の上を水中遊泳させました。牡蠣礁の上は水深が25pほどしかないので、水中を動く「エサ」の形がよく見えるのです。それがググッとハゼが引きます。これは面白いです。
 ここで140尾追加です。船頭さんがハゼを持っていくと言うので渡しました。
 ハゼを渡すときに沈船の左側、沖目へボートを出して渡しましたので、そのまま元の位置へ戻らずに、その場所へアンカーを落としてそのままで釣りました
 すると水深は1.5mほどで、穂先から先の道糸がちょっとしか水面へ出ていません。それでもデキの10p前後が入れ掛りなのでそのままそこで釣りました。
 しかし、さすがに連日釣られているせいでしょうか、型が大中の交じりで中のほうが多いです。また、一箇所で右舷左舷と釣ってせいぜい50〜70尾でした
 したがって上げ潮も効いてきたこともあって、風も南風が吹いて沖目はうねりが出てしまいましたので、沈船の近くに移動して、沈船の外側でドンと落ちて深くなっているラインを釣りました。ここは干潮時間前後に10〜12cm級がとてもよく釣れてきました。
 あとの時間は風と潮に押されて新しい橋桁方面へ右岸側の沖へ上がっていく斜面を釣って14時15分に納竿しました。
 感想としては、本日の偵察釣りは「不発」でした。朝一の2時間はよかったと思いましたが、急激に釣れなくなってつまらなくなったので、移動しましたが、やはり、本日のところでは水門から上流部分のほうが魚影がとても濃いと思いました。
 湾岸道路下はある情報では入れ食いだったとのことも聞いていますが、本日はさほどに釣れていたということはなかったのではないでしょうか。そうであれば、わざわざ湾岸道路方面からボートを漕いで戻ってくるということがないと思うのです。
 また、左岸の高圧線下やクリーンセンター前で釣っていたボートがこちら側へ移動してきましたので、逆に、こちらから左岸側へ行った人もいないわけで、どうやらゴロタ、沈船、水門のラインの浅場と川の中央までの部分が本日はよかったと思っています。
 私の本日の終盤のボート操船は、20〜40尾釣るとボートの長さだけ移動、という方法で、先着のボートが釣り残したと思われるハゼを「拾い釣り」して数をまとめました。要するに、一ヶ所に粘って釣るということを放棄したわけです。型が小さくなるとか、アタリのペースが少なくなるとかありますと即座に移動して数をまとめました。
2011年8月12日(金)
8月12日(金)夏ハゼのミャク釣り、7p〜15cmを1106尾(ヒネ1尾含む。10束釣り今季13回目。170尾/1時間の入れ食い。酷暑のため正午上がり。ゴロタ前の中の瀬の上で上流方向へ釣りあがってハゼを釣りました。後半は逆に下流方向へ行きました。
 6時00分から12時30分まで6時間30分の釣り。170尾/1時間の入れ食い。満足です。6時00分から10時00分の潮止まりまで4時間00分で640尾、160尾/1時間の入れ食い。10時から12時半までの2時間半で466尾追加、186尾/1時間。上げ潮がしっかりと効いてくる前までの釣り。南風も強まってきましたし、1000尾に達したと思いましたので早上がりしました。
 水温31℃。前回の8/9よりも1℃上がっていました。ササニゴリ。本日も浅場でもやや深いところでもアタリは活発でした。
 朝一から晴れで北寄りの風がときどきそよそよ、11時半頃から南の風になりました。オシボリ使用。じきに乾くので川の水に浸してからゆるく絞って水がぽたぽたと胸元に垂れるようにして帽子の下へ被りました。これは涼しいです。朝の気温27℃、日中は35℃をオーバーしたそうです。ときおり帽子を川に浸けてそれを被りました。これは涼しいです。
 中潮、あしたも中潮であさってから 大潮になります。満潮3時16分と18時54分、干潮10時09分。本日も川中の瀬の上で釣るつもりでしたので、ちょうどよい潮回りでした。
 サオ1.8m2本使用。ミャク釣り。道糸ナイロン1号、先糸1.2号。オモリナス型1号、胴突き仕掛け、ハリス3p、ハリ袖1号。仕掛け図は『江戸前のハゼ釣り上達法』『天狗のハゼ釣り談義』等の私の著書に図解。
 青イソメ使用
 朝一番で東西線車庫前、右岸、ゴロタへ行きました。ゴロタをオールで確認してから、ゴロタと波除蛇籠の間へ入りました。
 1時間釣って150尾、水位がどんどん下がってゴロタが露出しました。
 そこでゴロタ沖の瀬の上へ出ました。前回はゴロタの正面を釣りましたので、本日は正面は止めて、少し上流方面を釣りました。
 7〜10pとゴロタよりは小粒ですが、アタリはとても活発です。茨城からきている常連さんはいつも上流域がメインですが本日は私と同行。感想はとても活性が高いということで私も安心いたしました。
 潮が下がりますので瀬の上にボートが次々と移動してきます。また新たなお客さんも増えました。この分ではいずれにっちもさっちも行かなくなると考えて、送水管方面へ行くか新しい橋桁の下手へ行くか考えて、結局、橋桁の下手へ行くことにして船頭さんに曳いてもらいました。このときに350尾。
 その理由は、下手の方はこれから先ボートが増える確率が少ないと考えたため。これは正解でした。
 新しい橋桁はゴロタと沈船の間にありますが、橋桁が川を横断する予定のラインは工事のための掘削でドボンと深くなっていて、釣りを敬遠、オールで底を突きながら下がって、水深1mの場所から釣りを再開しました。
 こちらはゴロタ前よりも型は少し大きかったです。入れ食い。底はカチカチの砂地。去年まではこんなに固くはありませんでした。ネチャッとした土でした。
 10時の干潮時間に船頭さんにハゼを渡しました。このときに600尾と数えていましたが、これが640尾とのこと。少なく数えていればこれはもっけの幸いで元気が出ます。あと400釣れれば良いとサオを振る手に力が入りました。
 風はあるのかないのか無風状態で暑いこと暑いこと、ともかくオシボリを川の水でビショビショニして軽く絞って頭から被って帽子を乗せます。その帽子もときどき川の中へザブッと浸けて頭へ被ります。これはとても涼しいと思えます。
 上げ潮がはじめは弱いのでボートが下流を向いたり上流を向いたり、岸のほうを向いたり、グルグル回ります。こうなりますと釣りの方角を私の身体を回して変化させなくてもボートの動きのままに釣っていれば周囲をくまなく探れます。それが可能なくらいの無風とときどきの風と上げ潮。
 エサ付けは1号の袖バリのハリがエサで隠れるくらいの大きさと長さ。ハリのチモト(糸の結わき目)までエサを通し刺しにして、ハリのカーブしている一番下の部分でエサを千切りました。これで1号バリが完全に隠れます。特に細いエサはそのようにつけてからタラシを1pほど出しました。
 このエサ付け方法は本日はピッタリと決まって入れ掛りでした。その理由はハゼの大きさがやはり中型主体だったからです。ゴロタなどの場所ではもっと大きく長く大胆につけた方が食いがよかったと思っています。
 新しい橋桁の近くは、橋桁から10m以上沖目で、橋桁のラインから下流方向へ、ボート尻を下流に向けて釣り下がりました。
 さすがにこれだけ沖へ出ますと普段はどなたもがサオを出していないらしくて本日は中型主体ながらヒネ交じりでデキの良型を交えて入れ食いでした。
 本日はじきに大潮になるということで水位がとても下がりましたので、満潮時間では3m以上のサオで釣るポイントですが、干潮時間の10時前の7時頃から12時過ぎまでの5時間半を1.8mサオで十分に釣りになる深さでした。川の中央部分の瀬の上で、水深は0.8mから1.6mまでの場所を本日は川のままに縦方向へ移動しながら釣ってみました。周囲から見ると川の真中で釣っているように見えたと思いました。
 右岸側の沈船、ゴロタ付近のミオ筋とか、そこから瀬の上へ上がったすぐの場所は連日釣られているようですので、そこは敬遠してもっぱら川の真中部分を釣ってみました。本日はそれが可能になるほどの潮の下がり方だったからでした。
 この作戦は成功したようです。
2011年8月9日(火)
8月9日(火)夏ハゼのミャク釣り、6p〜15cmを1119尾(ヒネ2尾含む)。10束釣り今季12回目。荒食いでした。酷暑のため正午上がり。ゴロタ前の中の瀬で釣りました
 6時00分から12時00分まで6時間00分の釣り。186尾/1時間の入れ食い。今シーズン最多の時間当たり釣果。6時00分から9時00分まで3時間00分で600尾、200尾/1時間の荒食い。9時から11時半までの2時間半で410尾追加、164尾/1時間、これは上げ潮で水位が高くなってきたためのペースダウン。11時半から正午までの30分で108尾追加、216尾/1時間の入れ食いでした。これはゴロタ周りの浅場での釣り。
 水温30℃。前回の8/4よりも4℃も上がっていました。ササニゴリ。本日は浅場でもやや深いところでもアタリは活発でした。
 朝一は曇りで北の風がそよそよ、のち、晴れ、10時頃から南の風になりました。オシボリ使用。じきに乾くので川の水に浸してからゆるく絞って水がぽたぽたと胸元に垂れるようにして帽子の下へ被りました。これは涼しいです。
 長潮、あした若潮であさってから中潮になります。干潮7時21分。満潮15時28分。川中の瀬の上で釣るためにはちょうどよい潮回りでした。5時間半を1.8mサオでいっぱいになるまで釣りました。瀬の上だけで1011尾を釣りました。これは満足でした。
 サオ1.8m2本使用。ミャク釣り。道糸ナイロン1号、先糸1.2号。オモリナス型1号、胴突き仕掛け、ハリス3p、ハリ袖1号。仕掛け図は『江戸前のハゼ釣り上達法』『天狗のハゼ釣り談義』等の私の著書に図解。
 青イソメ使用。
 朝一番で東西線車庫前、右岸、ゴロタ前の川中の瀬の上にアンカーを入れました。干潮まで約1時間20分です。ということは潮止まり後の1時間半で朝一と同程度の水位という計算です。つまり9時頃までで3時間ありますので、干潮の潮止まりを挟んで3時間で400なのか500なのかというつもりでサオを出しました。
 水深はおよそ1.2m、瀬の上は川の中央に近いほうが高くなっていて、ゴロタの方へダラダラの斜面です。
 高いところから釣り始めました。ジグザグにゴロタの方へ動きました。ゴロタの前にあるミオ筋に近づくにしたがってアタリが少ないです。したがって釣られてしまっているんだ、と考えてまた、川の中央の方へ釣り上がりました。本日はその繰り返しです。
 釣れるサイズはいま時としてはやや小さ目で、6cm〜10pで、中心サイズは8cmというところだったと思っています。したがってエサつけは気をつけました。アタリも最初のアタリは見逃して食わせておきました。型が小ぶりなのでエサつけとアワセを加減しないと空振りが多いからです。
 瀬の上は根掛かりがほとんどない場所なので気持は楽です。何の心配も無く前方へ目いっぱい振り込むことが出来ます。
 直径30mほどの円内をグルッと一回りしただけで1011尾を釣りました
 水位が高くなって1.8mサオがいっぱいになってしまった頃、ようやくペースが落ちました。それが11時過ぎです。船頭さんが回ってきましたのでハゼを渡したのが11時20分です。このときに1000尾と数えていましたので、もし1000尾になっていたら正午で上がると告げました。
 その後、すぐにゴロタと波除蛇籠の間へ移りました。水深は60pほど。オールで底を突いてゴロタと砂地の位置を確認してゴロタと平行になるようにボートをとめました。
 この場所は正午までの30分しか釣りませんでしたが釣果は108尾で、これは荒食いといってよいほどのハイペースです。
 正午の時報が聴こえましたので納竿。上げ潮と南の風に乗ってゆうゆうと桟橋へ戻りました。
 瀬の上は予想した通りの入れ食いでした。ただし、ゴロタ周りとかミオ筋とかに比べるとハゼの大きさは一回り小さかったと思いました。
 魚影はとても濃いと思いました。
 本日は気温が35℃になりましたので、風があってボートの上はわりと爽やかでしたが、体調管理ために正午で早上がりとしました。
 今年は、一回当りの釣果は「1000尾に到達すればよい」、かわりに1時間当りの釣果が130尾以上で可能な限り高い水準の時間平均釣果を狙う、という釣りになっています。
 その意味では本日は1時間平均の釣果としては186尾/1時間ということで、今シーズンの最高釣果を打ったことになりました。
2011年8月4日(木)
8月4日(木)夏ハゼのミャク釣り、7p〜12cmを1224。10束釣り今季11回目。入れ食いでした。釣行日程が詰まったのは、旅行などでのいただき物がありましたので、そのお返しに「釣りたてのハゼ」を「贈答品」として使おうと考えての釣行でした。ご近所のお年寄が玄関に出てきて、ハゼを見て大変な喜び様でした。この方は元魚屋さんのご主人でハゼが食べたいと日頃言っていた方でした。「ハゼの価値」をよくご存知の方でした。
 6時00分から14時00分まで8時間00分の釣り。153尾/1時間の入れ食い。6時00分から12時00分まで6時間00分で850尾、141尾/1時間。正午から午後2時00分までで374尾追加、187尾/1時間。
 水温26℃。前回よりも2℃上がりました。ササニゴリ。本日も浅場でもアタリは活発でした。
 曇り、10時頃から一時大雨、のち降ったり止んだりでした。風は朝は東の風、午後1時過ぎから南風が吹き込みました。午後2時過ぎからは晴れました。雨のときはカッパ着用、やむと暑いので脱ぎました。着たり脱いだりの繰り返しでした。日が出ると暑いのでオシボリ使用。本日は着るものが忙しかったです。
 中潮、あしたまで中潮でその次からは小潮です。満潮7時42分。干潮13時53分。潮回りは本日の釣りポイントとしてはちょうど釣りやすい潮時だったと思いました。
 サオ1.8m2本使用。ミャク釣り。道糸ナイロン1号、先糸1.2号。オモリナス型1号、胴突き仕掛け、ハリス3p、ハリ袖1号。仕掛け図は『江戸前のハゼ釣り上達法』『天狗のハゼ釣り談義』等の私の著書に図解。
 青イソメ使用。
 朝一番で中流域、右岸、高圧線手前、妙典排水樋門へ行きました。というのは、本日は二度あることは三度ある、の格言を実行するつもりで沈船を目指して行ったのですが、先着のボートがすでに私の希望のポイントへ4艘も入っていましたので、そこはパスしました。
 沈船を通過して水門前へ。満潮までにまだ大分間があります。水門上手看板の立て札がある場所の沖目水深1.5mへアンカーを入れました。
 この場所ではどうせデキの大中小の交じりだろうと思って細めのエサを1.5cmにつけてみました。ところが嬉しい誤算でした。10p級がかなり交じります。
 そこでエサは太い部分とか、はじめから太いエサそのものを使いました。本日は細いエサは「いらない」と太いエサだけを選んで釣りました。ともかくぶっといエサを頭を落として頭の下の固くて太い部分を1p〜1.5cmにつけました。
 食い方はガンガンという感じです。ともかく置ザオを持っていってしまいます。
 例年この場所は砂地の固いエリアですので、デキの中小主体でした。それが本日はどうしたことでしょうか10p以上が「いるいる!」ということです。
 水位が高くなっていきますので動くたびに岸のほうへ寄りました。陸釣りの人が投げてきます。でも根掛かりのオンパレードですぐにあきらめましたので私は悠々と釣りました。
 今度は下げ始めましたので動くたびに沖へ下がりました。下がりながら水門の吐き出しの水路脇にある棒杭を目安にして、水路の際を釣ってみました。
 すると今度は色が黒い保護色になっている10〜12cmのハゼが入れ掛りになったのです。味をしめて次々と水路際を「見当をつけて」、これは棒が水没していてラインが分からないので、おおよその見当でボートをつけました。これが大当たりで、少し外れたとしても右でも左でもよくヒットしました。
 ハゼが大きいのでハズレが少ないのです。とうとうソコリになってしまって、水路は全部出てしまいました。水路脇の棒とか牡蠣礁も露出しました。
 風が南になったので、今度はボートが逆向きになりました。そこで排水の水路から20mほど沖へ離れて中小のハゼでいいや、と思ってオールで底を突いては3mほどずつ移動しては釣りました。
 本日も午後からのほうがペースは良かったです。水門沖の根掛かりのない底が固い砂地になってしまったエリアで時速187尾という入れ食いでした
 本日のポイントは本当に珍しく終日釣りが出来ました。例年は先着のボートが多くてなかなか入り辛いポイントで、割り込んだとしてもボートが多くて一日釣りが出来るというエリアではありませんでした。
 たまたま沈船がふさがっていて釣りが出来ず、いい按配に水門前が誰もいませんでしたので、「一人で釣りたい放題の一日」となりました。こんなことも珍しいです。
 このエリアでもハゼの魚影は相当に濃いものと判断しました。
2011年8月2日(火)
8月2日(火)夏ハゼのミャク釣り、8p〜14cmを1310尾(ヒネ1尾含む)。10束釣り今季10回目。とてもよく釣れたと思いました。
 6時15分から14時15分まで8時間00分の釣り。時間で上がりにしました。163尾/1時間の入れ食い。6時15分から12時00分まで5時間45分で825尾、143尾/1時間。正午から午後2時15分までで485尾追加、215尾/1時間。午後からは沈船沖へ出て「超」入れ食いでした。1309尾と一旦検量しましたがビクの中に1尾残っていて追加して1310尾でした。前回の1時間当りの釣果がトップで今回は二番目のハイペースの釣りとなりました。
 水温24℃。前回よりも2℃下がっていました。岸際の浅場は水色澄み。ちょっと離れるとササニゴリ。本日は浅場でもアタリは活発でした。残暑が厳しくなるとこのようにはいかないと思います。
 曇り、のち時々晴れ間。午前中無風状態、午後になって東風が吹いてきて涼しいと思えるようになりました。本日は蒸したと思います。オシボリ使用。
 大潮、あしたから中潮です。満潮6時06分。干潮12時42分。
 サオ1.8m2本使用。ミャク釣り。道糸ナイロン1号、先糸1.2号。オモリナス型1号、胴突き仕掛け、ハリス3p、ハリ袖1号。仕掛け図は『江戸前のハゼ釣り上達法』『天狗のハゼ釣り談義』等の私の著書に図解。
 青イソメ使用。
 朝一番で右岸、東西線車庫前、中流域の青い送水管下手70mほどの護岸際で釣りました。13尾釣って退散しました。思い描いていたような釣りにならなかったことと、陸釣りの人が何人か歩いてくるのが遠望できましたので逃げました。
 エッサエッサとボートを漕いで、船外機の曳船と競争しました。着いた場所は沈船の右手、右岸、波除蛇籠と沈船の間にある牡蠣礁の上に乗りました。オールで底を着いてジャリジャリと音がする場所を選びました。水深は1.2mほど。ミャク釣り仕掛けが威力を発揮するポイントです。
 出だしの時間は6時半過ぎになってしまいました。
 まだ深いので2本ザオで牡蠣礁の上を釣れます。浅くなると根掛かりが多くなるのです。
 牡蠣礁から外れると8cm級でも保護色の黒い体色ではなくて薄い色のハゼになります。ですから牡蠣礁から外れたことが分かるのです。どうしても型のよいハゼを釣りたいので根掛かりを恐れずに釣りました。真上から落とし込みますと根掛かりが多いです。理由はいろいろあるのでしょうがそんなわけで前方へ振り込んで牡蠣礁の上を滑るように手前へ持ってきます。牡蠣礁にあたるとコツンという感触ですがそのときにハゼが食い上げたりします。穂先が跳ね上がるのです。
 この場所で500尾を釣ったのですが、長さ10m、幅5mほどのエリアでした。オールで底を突きながら牡蠣礁の上に乗るようにしました
 水深が浅くなりましたので、沈船の目印の竹棒の下手10mほどへ移動しました。干潟になってしまう浅場にいたハゼがミオ筋の斜面へ落ちてくるのを待ち構えるイメージのポイント選定です。ボートは下流を向いていますが、右が浅くて70cmほど、左が深くて1.6mほどという斜面です。右側では8〜9cmで本日としては「小ぶり」の大きさですが入れ食いです。左側は10〜11cmと大きいです。引きもいいです。
 ここで正午に船頭さんがハゼを持っていきました。これが825尾いたのだそうです。
 船外機が来たときに沖目へボートを出しましたので、元の場所に戻るのも面倒だったので、そのままの場所へアンカーをそっと入れてそこで釣りました。 横着しました。
 ところがなんと思っていた通りというか、期待していたのが当たったというか、超入れ食いです。
 干潮の潮止まりなど関係ないかのような入れ食い。沈船沖のこの場所は根掛かりがほとんどない場所なので、振込みも誘い方も何もかも「大胆な」釣り方をしました。
 前方へ目いっぱい振り込んで置ザオにしました。ラインは当然のように放物線を描いて川底へ着地しますのでハゼさえいればアタリが出るのです。これはある程度の魚影がありませんと振込みのたびに食い込んで釣れてくるということにはなりませんが、本日はそれが可能になるほどの魚影と見ました。
 ともかく空振りがとても少ないのです。置ザオでヒットしました。上げて入れる、上げて入れるの繰り返しでした。ただし、胴突き仕掛けでないとき、テンビンを使っているとき、ハリスが20pとか30cmとか長いときなどは本日の私のような釣りにはなりにくいので念のため申し添えます。実際に釣ってみれば分かります。
 この場所での仕掛けの消耗が2セットでした。理由はオモリの金具にチチワで結んである1.2号の先糸が結び目から切れたのです。これはたまたま私の手の中でポロリと外れました。いままででも経験しましたが、ハゼが大きくなってハゼの体が先糸に「こすれて」磨耗するのです。そのために先糸は1.2号と太くして50cmで繋いであるのです。先糸が1.5号であれば切れる頻度が少なくなります。
 結局、正午にハゼを渡した沈船沖のその場所で6回ほど小刻みにボートを移動させただけで485尾を釣りました。215尾/1時間と計算が出来ました。いずれにしても大変な入れ食いペースで釣ったことになります。
 本日は久しぶりに同宿のボートがたくさん周囲に釣りをしている環境での釣りになりました。周囲の人たちもずいぶんといいペースで釣れていたようです。
 本日釣行した方は当たりの釣り日和だったと思いました。前回に続いて今回もハゼの神様がご褒美をくれたのではないかと思えるようなとてもいい日になりました。
 それからエサ付けは細めのものは1.5〜2cmと長くつけました。太いエサとか、太めの部分を使うときは1pとか1.5cmとかにして使いました。そのエサを食い込めないハゼは空振りして「逃した」釣りでした。
 ハリを大きくして、釣れるハゼを選別する方法と、私のように、ハリは小さいのですがエサつけの大きさで釣れるハゼを選別する方法があります。使い勝手のよい方法で釣ればいいと思います
2011年7月29日(金)
7月29日(月)夏ハゼのミャク釣り、6p〜11cmを1070。10束釣り今季9回目。荒食いでした。雨が強まったので12時15分早上がり。
 6時15分から12時15分まで6時間00分の釣り。178尾/1時間の荒食い。6時15分から11時15分まで5時間で899尾、179尾/1時間。11時半から12時半までで171尾追加、171尾/1時間。なお、6時15分から7時15分までの1時間は浅場の試し釣りをしていて120尾/1時間でした。その後の7時15分から11時15分までの4時間で779尾釣った計算になりますので、この4時間というものは194尾/1時間の荒食いだったといえます。実際に素晴らしい釣れ方でした。通っているとこんないいことがあります。ハゼの神様のご褒美が出たのでしょう。
 水温26℃。岸際の浅場は水色澄み。ちょっと離れるとササニゴリ。本日は浅場でもアタリは活発でした。
 朝から雨がときどきボツボツと降り、また、やみます。その繰り返し。カッパを着るほどではありません。11時になって上げ潮が効いてくるころに雨が強く降り出して、水面が雨粒でボツボツ波紋がたくさん出るほどに降りました。カッパ着用。これで上がった人たちがいましたが、ほとんどが雨具を持参。風は朝は無風で、10時過ぎくらいから南東の風がそよそよと吹きました。このためボートの向きが逆になりました。
 中潮、あしたから大潮です。干潮10時02分、満潮3時07分と17時02分。引き潮はあまり下がりませんでした。潮が上がってくるスピードは速かったです。
 サオ1.8m2本使用。ミャク釣り。道糸ナイロン1号、先糸1.2号。オモリナス型1号、胴突き仕掛け、ハリス3p、ハリ袖1号。仕掛け図は『江戸前のハゼ釣り上達法』『天狗のハゼ釣り談義』等の私の著書に図解。
 青イソメ使用。
 出船前に東西線鉄橋下で立ち込みで釣っている人を見ていました。おとといまでは釣れなくて、きのうが釣れて、きょうもいいという話。実際に見ているとよく釣れてきます。
 そこで朝一番で浅場でどの程度の釣りなのか試してみようと思いました。
 曳船で中流域、右岸、沈船下手へ行きました。先着のボートが3雙、沈船真上とその右側の牡蠣礁付近に乗っています。もう一隻は下手の砂地にいます。
 私は漕いで牡蠣礁と波除蛇籠の中間に入りました。水深は50cmあるかないかの浅場。砂地。
 小さいだろうと思ってエサは1p未満、米粒大までにつけました。案の定6cmとかがかかってきます。ときどき10p級がいます。1時間釣って120尾、まずまずですが、全体で6〜7pが50%、8〜9cmが40%、10p超が10%程度の比率だと思いました。
 先行きの「ハゼの補充部隊」がたくさんいるのが確認できましたし、時速120尾で釣れるほどであれば試し釣りは満足ですので、もう少し型を揃えようと思って、沈船に立っている目印の2本の竹の棒の下手15mほどのところへ出ました
 ボートが風がないのでボート尻が下流を向きます。右が浅くて40pくらい、左が深くて1.5m以上ということで、大潮で干潟になるタカからドンと深くなっていく斜面に乗りました。本日はタカは干潟がほとんど出ませんでした。
 ここで入れ食いでした。しかもデキハゼの大中ばかりです。比率は10〜11cmの大が30%、8〜9cmの中が65%、6〜7pの小(大中小は本日としてのサイズとしてはということです)が5%というところでしょうかともかく浅場と違ってアタリがあれば90%ほどの確率でハリ掛かりする大きさだったし、食いっぷりがいいと思いました。空振りが少ないのです
 10時頃から南東の風がそよそよと吹き始めてボートがグルッと回って、ボート尻が今度は上流を向きました。移動しないですみましたのでこんな楽なことはありません。相変わらず荒食いです。結局この場所で動かずに4時間釣って779尾をゲットして194尾/1時間の「超」の字がつく「荒食い」でした。200尾/1時間近くのペースが4時間も続いたのは久方ぶりでした。
 上げ潮の潮流が速くて、水深がドンドン深くなります。そこで今度は浅場の方角へバックする形で少しずつタカへ上がりました。
 本日はタカから沈船の下手の並びの沖目へ、川を岸から沖の方へずれて釣っただけで、上流下流の動きはまったくしませんでした。
 本日は朝一の1時間を水深30〜40pを釣っただけで、上がるまでの残り5時間は水深70cm〜1.5mのあたりの斜面を中心に釣りました。
 本日のハゼはこの付近が一番魚影が濃かったという感触でした。
 なお、釣りにきていたボートの人たちは本日はどなたもがとてもよく釣れていたと私は思いました。本日来た人は大当たりの日だったと思いました。
 私も雨さえ強くならなければ、もう少し釣っていたい気分がしましたが、この辺が納竿の「潮時」なのかなと思って中止しました。
2011年7月25日(月)
7月25日(月)夏ハゼのミャク釣り、8p〜14cmを1044尾(ヒネ5尾含む)。10束釣り、今季8回目。2週間ぶりの釣り。台風、アオシオ、所用などでハゼ釣りの予定が狂いました。
 6時30分から14時30分まで8時間00分の釣り。130尾/1時間。6時半から正午までで690尾、125尾/1時間。辛抱して釣りました。午後は2時間半で354尾ですので゛141尾/1時間でした。
 水温26℃。浅場は水色澄み。アオシオのためかどうか、浅場は食い渋りだったようです
 曇り時々晴れ、朝から南の風徐々に強くなりました。風があったので涼しく感じました。午後からオシボリ使用。
 長潮。あしたは若潮で次は中潮になります。干潮6時25分、満潮13時35分。潮はあまり引きませんでした。
 サオ1.8m2本使用。ミャク釣り。道糸ナイロン1号、先糸1.2号。オモリナス型1号、胴突き仕掛け、ハリス3p、ハリ袖1号。仕掛け図は『江戸前のハゼ釣り上達法』『天狗のハゼ釣り談義』等の私の著書に図解。
 青イソメ使用。
 台風後初めての釣り。昨日までアオシオ。アオシオは7/21に船橋沖で発生して、7/23早朝に江戸川放水路最奥まで流れ込んでハゼを死なせ、7/24夕方終息しました。
 朝一番で沈船へ行きました
 ゴロタ周辺は他宿のボートが8雙もいて混み合っています。浅場に乗っています。私よりも1時間も早く釣りに出ています。それを観察しながら通過。
 本日は結局のところ「どの水深を釣るか」という「いつもの」課題です
 というわけでゴロタ周辺のボートの動きはよくよく「観察」いたしました。出した結論は浅場での釣りは止めようということでした
 そこで沈船の沖目水深1.5mへアンカーを入れました。浅場はこちらから遠望して観察できますので、深い場所から釣ってみようと思ったのでした。これは「賭け」です。ダメモトでサオを出しました。
 ところが入れ食いです。1.8mサオで釣っていますから水面から穂先まで20p以下しか糸があまりません。それがググッと穂先が水面へ突っ込みます。10p前後のデキの良型ばかりの入れ食いです。
 干潮の潮止まりから釣り始めて1時間で120尾、今度はサオが短く感じられるような水深になりました。
 そこで沈船の真上に乗りました。水深は70cmと浅いです。
 牡蠣礁の真上なので仕掛けの損傷がありますがヒネ交じりで釣れて来ます。もちろん手前へ引きずるような釣り方は出来ませんので、落とし込みかそれとも先へ放って水中遊泳させて牡蠣の上に軟着陸させる釣り方です。
 エサは1.5cm以上とタラシを出して長くつけました。ハゼが大きいからです。小さなエサだととたんにアタリの回数が少なくなるのです。
 正午で690尾と数ができました。あと2時間半で310尾で1000になります。
 潮が高くなってきてここでも穂先から10pあまり程度の深さになりましたので、今度は沈船と岸との中間にある牡蠣礁の上に乗りました。ここは水深が60pと浅いです。
 この場所はさっきまで干潟になっていて牡蠣礁が露出していたのです。
 私が沈船の上で釣っていたときに他宿のボートが2隻ゴロタ方向から下ってきて、この牡蠣礁の周辺で30分ほど釣っていたのでした。しかし釣れなかったらしくてゴロタ方面へ戻っていきました。
 それを見ていましたから、干潟だった浅場は水が少ないと食わないのだな、と考えて沈船の上で辛抱して釣っていたのでした。それが正午までということです。
 沈船と岸との間の牡蠣礁の上に出てからちょっとして船頭さんがハゼを取りに来ました。これがちょうど12時半で合計で730尾いたのだそうです。知らせてくれました。それならばあと270尾で1000になります。
 それからはサオ2本で釣っていたのを1本ザオで釣ることにしました。なぜかといいますと@南西の風がとても強くなってきて、それはアンカーが流されると心配するほどの強さで、ボートの振れが大きく速くなって仕掛けの損耗が激しくなって在庫切れになってしまったことA風で置ザオが動くほどだったことBこの場所で良型を釣るということでここを「絶対に」動きたくなかった、等々です。
 そこで何年ぶりかで1本ザオの釣りをラスト2時間やったわけです。こんなことは最近は珍しいのです。たいていはどこかの場所へいつも「逃げて」いましたから。
 牡蠣礁の真上ですし、根掛かりも多いので、牡蠣礁の上をすれすれに仕掛けを「水中遊泳」させました。@前方へ振り込んでA穂先を一定の高さに固定して保ってB仕掛けが牡蠣礁の上をすれすれに手前へ戻って来るようにイメージしてC牡蠣礁の上に「軟着陸」させるという釣り方です。
 本日は、オモリが牡蠣礁の上に着地する前に、つまり、仕掛けが水中遊泳していてまだ着地していないのに、ハゼがエサをくわえてしまうのです。この感触がサオを握っている手の平にコツッと伝わったり、穂先が跳ね上がったりしますので、手首をちょっと上に上げてやってあわせて、それでハリ掛かりしました。大きなアクションはいりません。
 どんなに風が強くても水深が50〜70cmしかありませんし、牡蠣礁の上ですから、「風下方向へ」振り込んで風に逆らって道糸が手前へゆっくりともどってくるように按配して軟着陸を優先しました。
 この釣りでまさに「入れ掛り」となって、2本ザオで釣っているよりももっとハイペースになりました。1本ザオで1956尾の自己記録を作った時の釣りが思い出されました。
 結局1本ザオで2時間釣って314尾でしたから157尾/1時間のハイペースでした。これは私としては満足すべき釣果でした。
 本日の仕掛けの消耗は9セット、ハリの消耗は42本でした。1本ザオにしてからは仕掛けもハリも取り替えることはありませんでした。失敗しませんでしたから。
 本来は魚影さえある程度の濃さであれば、1本ザオの釣りの方が2本ザオよりも手返しが速いのです。それは1本ザオであれば仕掛けとハリの消耗が少ないからです。とくに本日のように牡蠣礁の真上を釣るようなときはなおさらのこと1本ザオの利点が鮮明になります。
 本日は何年ぶりかで1本ザオのアタリを楽しみました。なお、念のために申し添えますが、1本ザオの釣りではハリを飲まれるということが全くありません。少なくとも私の場合はということです。
 1本ザオでアタリが頻繁に出せないようなときは、やはり80尾/1時間などとペースダウンしますので、私の場合はそんなときだと判断したときは2本ザオにして確率を高くして釣っています。そんな時の比較として2本ザオでは1本ザオの1.5倍の釣果というのが私の実績です。
 ただ、本日のような入れ食いのときでしかも根掛かりが多いときは断然1本ザオのほうが釣果は多いです。底が砂地とか根掛かりがほとんどない場所であれば2本ザオでも1本ザオといいとこ勝負が出来ると私の場合は考えています。
 午後2時半に上がるときの水色が赤茶色になっていましたので、これは赤潮の一種ですから、アオシオの脅威は過ぎ去ったものと判断いたしました。ただし本日の朝一は上流域に滞留していたアオシオの残滓が引き潮で下ってきて、それが浅場のハゼの食い渋りになったものと考えました。
2011年7月12日(火)
7月12日(火)夏ハゼのミャク釣り、6p〜13cmを1094尾(ヒネ2尾含む)。10束釣り、今季7回目。本日は『つり情報』誌のハゼ取材がありました。終日、共に並んで釣りました。発売日8/1で「8月15日号」です。江戸川のハゼの記事。
 6時30分から14時30分まで8時間00分の釣り。136尾/1時間。6時半から7時半までで100尾、正午で800尾、145尾/1時間でした。午後は2時間半で294尾ですので117尾/1時間でした。
 水温29℃。ササニゴリ。月曜日よりも2℃上がりました。
 晴れ、朝から南の風、のち南西の風、徐々に強くなりました。風があったので涼しく感じました。オシボリ使用。
 中潮。昨日まで小潮まわりでした。干潮8時30分、満潮16時10分。潮はあまり引きませんでした。
 サオ1.8m2本使用。ミャク釣り。道糸ナイロン1号、先糸1.2号。オモリナス型1号、胴突き仕掛け、ハリス3p、ハリ袖1号。仕掛け図は『江戸前のハゼ釣り上達法』『天狗のハゼ釣り談義』等の私の著書に図解。
 青イソメ使用。
 前前日に「つり情報」社から電話で取材の申込み。OKしました。発売は8月1日で「8月15日号」です。
 取材陣は二人で、6時過ぎに一緒の船外機で出発。一日中私のボートの周囲にいました。私の釣りを観察、撮影、質問、その他いろいろ。
 朝一番でゴロタの下手右岸に行きました。先着のボートがいましたので更に下手へ行きました。
 本日の朝は水際は何故か食いが悪いです。ミオ筋とその外側の斜面を釣りましたがアタリが渋いです。
 やむなく沈船の右側の露出した牡蠣礁の際の浅場を釣ってみました。デキの良型が釣れました。そこそこにいいペースです。
 ボートがあっというまに座礁しそうになりました。そこで水際を移動しましたが船の引き波で濁りが出てしまいました。
 仕方なく沈船の沖へ出ました。水深は1.2mほど。デキの良型が入れ食いになりました。型がよいのでエサは細めのものは1.5cm以上と長くつけました。太いエサは1pと短くしました。置ザオにとてもよくヒットしました。気持がいいです。
 ここで700尾を釣りました。朝一の様子では1000尾釣りを一度はあきらめたのです。ところが望みを復活させました。正午で800でしたから、これはいけると思ったのです。
 上げ潮が効いてきて食いは活発ですが1.8mサオでは水深が深くなってきました。
 長いサオを出すのが「イヤ」でしたので、ここをおさらばして、前回釣ったエリアへ移動しました。水深が30cmと浅いです。
 ここにデキの良型が突っ込んできていました。思った通りでした。砂地とジャリジャリのところをかまわずに釣りました。どちらも釣れました。
 ボートをズルズルと上流方向へ移動して釣りました。最後はゴロタの外周りで岸際の波除杭との間で釣りました。ここで上がりです。
 「つり情報」の二人は大型ボートに乗っていてサオを出していました。二人で150尾とか。最後は私のサオを貸してというのでエサをつけてあげて貸しました。入れ食いでした。ビックリしていました。
 発売されたらぜひ読んでみてください。どんな記事になっているのか楽しみです。
2011年7月8日(金)
7月8日(金)夏ハゼのミャク釣り、6p〜10cmを1217。10束釣り、今季6回目。南西の風が強まったため午後1時半に早上がり。体力温存。
 6時30分から13時30分まで7時間00分の釣り。173尾/1時間。年に一度か二度あるかないの「超」入れ食い。6時半から8時半の2時間で400尾、時速200尾。その後も順調に釣って正午で900尾、163尾/1時間でした。午後は1時間半で317尾ですので211尾/1時間の入れ食いでした。満潮の潮止まり時間が9時55分ですが、11時過ぎまでペースダウンしたと思いました。あとの時間帯は終日入れ食いでした。
 水温27℃。ササニゴリ。月曜日よりも2.5℃下がっていましたが、水温も水色も申し分ないと思いました。
 曇り、南西の風、徐々に強くなって11時から12時頃は川の中心部にシロウサギがチロチロと出ました。うねりは朝からありました。ボートが前後左右にコロンコロンと揺れました。しかし、月曜日のようなひどい大風とうねりではなかったので終日釣りになったと思いました。前回は本日のエリアを釣る予定でしたが風のため延期したのです。本日は風予想を押しての釣行でした。結果オーライで大満足です。
 小潮の中日です。満潮9時55分、干潮3時44分と15時41分。本日の潮は誠に釣りやすい絶好の潮でした。いつも干潟になる浅場で水深40〜70cmを集中して釣ることが出来ました。大潮、中潮の方が釣り難いと思います。
 サオ1.8m2本使用。ミャク釣り。道糸ナイロン1号、先糸1.2号。オモリナス型1号、胴突き仕掛け、ハリス3p、ハリ袖1号。仕掛け図は『江戸前のハゼ釣り上達法』『天狗のハゼ釣り談義』等の私の著書に図解。本日も仕掛けの消耗が4箇、ハリの消耗が20本でした。
 青イソメ使用。本日のハゼはデキの良型で8〜10pを揃えることが出来ました。そのようになるように釣ったからです。したがってエサ付けは太いエサはハリにつけてから1.5cm以内でカットしてそのまま振り込みました。細いエサは頭を取らずにそのままハリに頭から刺して2pほどにカットして釣りました。このようにしたのは0.5cmとか小さなエサ付けだと6cmとかの小さなハゼが釣れてしまうからです。潮止まり時間後は1時間ばかり6cmほどの小型が釣れた時間帯がありましたが、積極的に場所探しをして8〜10cm主体でそろえることが出来ました。
 朝一番で午前6時20分に右岸、東西線車庫前、ゴロタの下手、新しい橋脚が出来たラインのすぐ上手へアンカーを入れました。水深は60pほど。上げ潮と南西の風でボート尻が上流を向きますので、釣り上がる作戦にしました。
 川底をオールで突いて、岸寄りから沖目へジャリジャリとオールに当たる場所を探して選びました。釣り始めは6時半でした。
 保護色で黒っぽい体色のハゼが釣れて来ます。選定場所がいいので(私としては)当然のように型がいいので、エサは大胆に太く大きくつけて小型の5〜6cmは無視する釣りをしました。意識してこのようにしませんとデキの大中小が混在するときは、エサが小さ目だと小型が釣れてきてしまうからです。
 本日の場所選定はデキの中型以上の群れている場所を狙いました。当たりでした。
 根掛かりがあるポイント選定でしたので前回同様の釣り方をしました。仕掛けを引きずることができません。移動したときに、根掛かりのあるポイントを外れた砂地の上などですと釣れてくるハゼが一回り以上小さいです。したがって小刻みに移動するたびにオールで底を突いて底を確認しての釣り。
 以上のことを「省略」しますと、@釣れても一回り小さいハゼAアタリの回数が50%ほど少ないB時速120尾程のペースということで、やはり、投入〜瞬間的にググッと来る〜即アワセ〜捕り込みという動きになりにくいです。やはり空振りの回数が増えますし、両手にサオを持ってアタリを待つという体制の時間が多くなるのです。
 本日は鵜の大群が私の下手に降りました。千羽もいるかという群れです。空が真っ黒になるほどの大群で来ました。これでは鵜の食害でハゼが大量に食べられてしまいますし、少なくとも浅場ではそれは本当に困りますので、@大声を上げAオールでボートの舷側を叩いて追い散らしました。しばらく左岸側の沖目に漂っていましたが漁師の船が来たときに飛び立って海のほうへ行きました。海に何か変化があったのでしょうか、それとも単なる気まぐれでしょうか、気になるところです。
 私としての中流域での釣りが本格的にスタートできたと思っています。
 本日釣ったエリアには5pとかのハゼも多数いるように見受けられますので、今後もハゼの新規供給が続いてくれることを願っています。
 東西線鉄橋から新しい橋桁の建っている場所までのエリアは当分釣れ続くのではないでしょうか。一昨日、昨日、今日と釣りに来た人は青い水道管上下でいい釣りが出来たようでした。
 早目の釣行が宜しいかと思います。
2011年7月4日(月)
7月4日(月)夏ハゼのミャク釣り、7p〜14cmを1030尾(ヒネ9尾含む)。台風よりもひどいと思えるほどの南西の強風。10束釣り、今季5回目。
 6時00分から14時00分まで8時間00分の釣り。128尾/1時間。1000尾に達したところでちょうど14時でしたので終了といたしました。予定通りのペースで満足です
 水温29.5℃。ササニゴリ。水温も水色も申し分ないと思いました。
 晴れ、朝から南西の強風。ゴーゴー、ピューピューですごい風でした。川面はシロウサギが一面に出て白いです。ウネリがグウーングウーンと押してきて、桟橋がその度に揺れます。ともかくすごい日に釣りに来てしまったと思いましたが、尻尾を巻いて逃げるほどの「勇気」もなく、まあ、仕方がないかっ、ということで、ともかく風を避けて釣ろうと思いました。
 本日から中潮です。昨日まで大潮でした。満潮6時05分、干潮12時58分。
 サオ1.8m2本使用。ミャク釣り。道糸ナイロン1号、先糸1.2号。オモリナス型1号、胴突き仕掛け、ハリス3p、ハリ袖1号。仕掛け図は『江戸前のハゼ釣り上達法』『天狗のハゼ釣り談義』等の私の著書に図解。
 青イソメ使用。本日のハゼはデキの良型で7pとか8cmとかが揃いました。かつ10pというハゼがかなりたくさん釣れました。エサは太くて固いものを積極的に多用。1p以上と長くつけました。ググッと来て即あわせるとノシました。かなり抵抗したハゼが多くいました。
 朝一番で水温を測りました。29.5℃もありました。水色はササニゴリ。これならば釣れないはずがないという好条件です。
 桟橋がうねりに押されて揺れるのです。水位は桟橋の渡り板に水がかぶるほどに高いです。
 中流域を眺めると、これはもうものすごいとしか言い様のないシロウサギで川の中央と左岸側は真っ白。これでは本日の予定していたポイントでは釣り不可能です。
 やむなく、伊藤遊船さんの桟橋上流右岸側、繋留してある船等の上流側で、お隣りのT遊船さんの桟橋との間に入りました。ともかく下流からのうねりは完璧に避けられています。しかし、岸方向からの突風は凄まじく、ゴーゴーピューピューの連続で終日この有り様でした。
 きのうまで大潮ということで今日は中潮ですが、サオを出したのが満潮時間でともかく水位が高いです。伊藤遊船さんの駐車スペースの岸の土留めの板のすぐ下で水深が60cmほどです
 土留めの板にオモリをあてる気持ちで振り込んで岸際から釣りました。案の定といいますか、期待以上といいますか、どなたも本格的にサオを出していなかったらしくて、デキの10p前後が入れ食いです。ヒネかデキかと迷うくらいの大きさです。試しに岸から7mほど沖へボートを出してみました。ハゼが7pと小さいです。7pで小さいとは贅沢ですが、そのように思ってしまうほどの良型の入れ食い。ですが、この釣りがあしたもできるかあさってもできるかといいますと、これがまた微妙に違ってきて、鈴木さんはああいうふうに書いていたけどぜんぜん小さいじゃん、ということもありますので悪しからず。ともかく私のハゼを捌いた船頭さんにハゼの大きさを訊いていただければ分かります。
 ともかく沖目は「棄てて」ともかく岸にへばりついて釣りました。同宿のボートが追加で3隻入りました。それぞれにアンカーを入れて仲良く釣りました。
 お隣りのT遊船さんの船長さんには申しわけないと思いましたが、桟橋釣りの人の邪魔にならないように桟橋から離れて釣りました
 伊藤遊船さんの桟橋周りは常連さんが攻めるポイントがいくつもあって、それはこれまでに釣られていると思ってすべてそのポイントは本日は無視しました。それと本日の朝の潮が高すぎるので実際は1.8mサオで釣りをする場所がなかったから釣らなかったというのが真相です。
 したがって@牡蠣などの貝の群落の上A石などの沈殿物の群落の上その他みなさんが釣り難いと敬遠してあまり釣らないと思われる場所を重点的に釣りました。
 釣り方は前方へ振り込んでサオ先を一定の高さで固定して仕掛けを「水中遊泳」させて穂先の下へオモリを着底させるという方法です。こうすれば根掛かりが少ないです。本日は根掛かりの上をスレスレでオモリが移動しているときにハゼのアタリが活発に出てオモリを止めてしまいました。
 したがってもう一本のサオは船下へ落として、それはそっと落とし込みで、そうはいっても右とか左とかから多少は斜めになるようにして落とし込みで障害物の上に軟着陸させました。ともかくズルズルと引きずると根掛かりします。ですから引きません。
 終日そのようにして釣りました。仕掛けの消耗は4個でした。ハリの消耗は25本でした。
 潮が低くなるにしたがって沖へ出て、最後は伊藤遊船さんの屋形船が前まで繋留してあった場所を最後に納竿しました。この場所一箇所だけで動かずに250尾を釣りました。このようなことも珍しいと思いました。
 本日釣ったエリアだけで1000尾を釣ったのは23年間で「初めて」でした。私にとってはとても珍しいことです。もしも、風が弱くなったとかのことがあったら別のエリアへ移動していたかも知れません。本日は終日そのようなことを考える余地のない大風でしたから、それが幸いしたのかも知れません。
2011年6月27日(月)
6月27日(月)デキハゼのミャク釣り、5p〜13cmを748尾(ヒネ1尾含む)、ダボハゼ1尾。本降りの雨になったので午後1時に上がりました。雨で合羽が濡れたら寒くなってしまってギブアップしました。
 6時30分から13時00分まで6時間30分の釣り。115尾/1時間。10束釣りは次回以降の楽しみにしました。雨が降ったりやんだりの涼しい日でしたが12時半頃から暗くなって本降りの雨になってしまいました。午後1時で終わりにしました。
 水温24.5℃。澄み。アオシオを心配するような澄みでした。北東の風のせいです。
 曇り、北東の風。朝から雨が降ったりやんだり。朝の気温20℃、とても涼しいと思いました。寒いくらい。合羽を着て、ライフジャケットを着てちょうどよかったです。本日の天気情報はまったくの大ハズレでした。
 本日から中潮です。昨日まで小潮まわりでした。干潮8時11分、満潮15時22分。
 サオ1.8m2本使用。ミャク釣り。道糸ナイロン1号、先糸1.2号。オモリナス型1号、胴突き仕掛け、ハリス3p、ハリ袖1号。仕掛け図は『江戸前のハゼ釣り上達法』『天狗のハゼ釣り談義』等の私の著書に図解。
 青イソメ使用。本日のハゼはデキの良型で7pとか8cmとかが揃いました。5pというのは1尾くらいでした。したがってエサは1pと大きくつけました。前回までのエサは米粒とか5mmとか小さかったのですが、今回は太くて丈夫なエサをつけました。ガバッと食いつく感じでした。前回までは太いエサは別にして釣ったのに、本日は細いエサは効率が悪いので使わずに太いエサばかりをハリにつけてから千切りました。使う太さが逆。ハゼが大きいため。
 朝一番で中流域の右岸、ゴロタへ行きました。このエリアは今季初の釣り。偵察のつもり。どの程度の魚影なのか大きさはどうなのかというものでした。
 水がないです。ゴロタの外側の沈み石の周辺を釣りました。黒く保護色になった7〜9cmのデキの良型ハゼばかり。ともかく5pとかの小型が釣れてこないので、つまり、これはこのポイントにそんな小型が「いない」ので、これは私の考えですが、それで良型ばかりの釣りになったと思います。釣る私はいいのですが、考えてみれば2番子、3番子の「補充」がないのか少ないのか、この場所以外にはたくさんいるのか、ともかく良型ばかりだと釣り心地はとてもいいのですが、先のことを心配してしまうのです。
 ともかく干潮時間帯を中心にした水がないときに時速120尾をキープしていいペースで釣れたと思います。
 このサイズのハゼがよく釣れるときは私はエサを「節約」しないことにしています。大きく長くつけます。ところが5pとかがけっこう交じるようなときは良型サイズの絶対数が小型の分だけ少ないので、エサを「節約」してつけたほうが空振りの回数が少なくなります。
 ですから、そんなときは長くつけたり短くつけたりです。
 本日は上げ潮になってからゴロタから外れたエリアでも活発にアタルようになりました。5〜6cm級が交じるようになりましたがアタリはたくさんあったと思いました。
 釣り始めの時間に川中の瀬の上を釣ってみましたがアタリがありませんでした。いないのか、食い渋りなのか不明です。また、引き潮の干潮時間前の水が少ないときに干潟になるような浅場を釣ってみましたが、チリチリとアタリがあるような小型でした。それを確かめておいてから腰を据えてゴロタ周辺を釣りました。
 雨で早く上がりましたが本日の釣りとしてはこれでよかったと思っています。右岸側のゴロタを中心とする干潟になる場所は、やはり、満潮時間帯を中心とする水位が高いときのほうが釣りやすいと思いました。
 また、ゴロタと沈船の間に橋桁の建設工事がされていました。本日は足場の撤去作業中で監視船がいましたが離れて釣りましたのでゴロタでの釣りには影響ありませんでした。
 中流域の釣りはこれからが本格的なシーズンとなります。大勢の人が釣ってみればハゼの魚影の濃淡が分かってくると思います。
2011年6月23日(木)
6月23日(木)デキハゼのミャク釣り、5p〜14cmを1058尾(ヒネ3尾含む)、セイゴ1尾。10束釣り今季4回目。午後2時10分に早上がり。
 6時10分から14時10分まで8時間00分の釣り。132尾/1時間。朝からずっといいペースで釣りました。8時間で10束に到達するにはやはりペースは130尾/1時間をキープする必要があります。雨が降ったりやんだりでした。合羽を着て暑くありませんでした。天気情報は大ハズレ。
 水温25℃。ササニゴリ。一部で赤潮。3日前より3℃も上がっていました。
 曇り、朝から雨が降ったりやんだり。朝の気温25℃、太陽が出て日差しがあってからの日中の気温30℃。雨が降るので合羽を着たり脱いだり。暑くはありませんでした。
 本日から小潮です。昨日まで中潮でした。満潮9時16分、干潮3時48分と15時22分。本日の釣り場は水は終日たくさんあったと思いました。
 サオ1.8m2本使用。ミャク釣り。道糸ナイロン1号、先糸1.2号。オモリナス型1号、胴突き仕掛け、ハリス3p、ハリ袖1号。仕掛け図は『江戸前のハゼ釣り上達法』『天狗のハゼ釣り談義』等の私の著書に図解。
 青イソメ使用。
 朝一番で最上流域の左岸、O屋さんの二列ある桟橋の間へ入りました。O屋さんとK遊船さんの間はK遊船さんのボートが入ったため。
 前々回7日前に釣ったときと変わらないような小粒のハゼ。1時間半釣って200尾。いいペースで釣ったのですが、ここを中止して移動。@一週間経過したのにハゼが大きく育った様子がないことA南西の風が強くなってぶつけになったのでニゴリが出てしまったこと、以上が原因で右岸へ移動しました。
 Y遊船さんの桟橋下手、前回朝一でサオを出したエリア。ただし、全く同一場所では「つまらない」ので、前回他のボートがいて私がサオを出せなかったエリアを積極的に釣りました。来年のための下見。
 水深が60pほどは十分にあります。やはり川底がジャリジャリする場所を釣りました。
 潮のせいでしょうか、釣られてしまったからでしょうか、本日は前回と比べて一回り小さいと思いました。それでも対岸よりはずっと大きなハゼ。
 満潮の潮止まりまでが絶好調でした。潮止まりになってから、つまり9時過ぎてから急に食い方がおかしくなって、これは私の場所選定のせいかもしれないと思って、あちらこちらと場所替えをしましたがペースダウンです。何か原因があるのでしょうが、私としてはよく分かりません。
 それでも我慢しながら時速100尾のペースを維持して釣りました。
 正午で800尾。そこで我慢できずに移動。こんどは青い送水管の下手、右岸、組合の共同桟橋の内側へ入りました。漁船の周囲はまだ水深が1.6〜1.8m以上ありましたので、岸近くの浅場を釣りました。というのは漁船の近くで1.8mサオいっぱいの深さを釣ったところ、ヒネ2尾、デキの良型6尾を釣りましたが、時速100尾のペースにはとてもならない釣れ具合でしたので、本日はここを放棄しました。型よりはまずは数です。
 水深30〜50cmの水際近くを釣りました。これはよかったです。デキの7p前後が入れ掛りでした。その代わり、根掛かりがけっこうあって仕掛けを6セットとられてしまいました。250尾釣るのに6セットですから消耗が激しかったと思いました。
 原因は南西の強風で水面が波立って、川底がよく見えなかったこと、ボートの振れが大きかったこと、しかも、沈み根がゴチゴチある場所でしたので仕方がありませんでした。
 ですが、12時過ぎから2時10分までの2時間あまりで250尾ほどを釣ることが出来ました。
 目の前に立ちこみの人が一人。鈴木さんですか、と声を掛けてくれました。もう1000尾に届いたときでしたので、これから釣るのは「おまけ」です、と言ってボートと立ちこみの人とで並んで釣りました。
 話では立ち込みの常連さんでした。南西風だったのでこちら側に来たとの事、いつもは対岸の送水管下で釣ると言っていました。手馴れていてとても上手だと思いました。
 本日も時間を残して1000尾釣れた時点で納竿といたしました。
2011年6月20日(月)
6月20日(月)デキハゼのミャク釣り、5p〜14cmを1081尾(ヒネ12尾含む)、セイゴ1尾、化粧ハゼ4尾、小型カレイ1枚。10束釣り今季3回目。午後2時に早上がり。雨がポツンポツンと落ちてきたため。今年は身体を労わっているからでしょうか、時間一杯まで釣ることがありません。それとも根気がプッツンして切れているのでしょうか。1000尾に達するともうこれでいいかっ、という具合です。
 6時30分から14時00分まで7時間30分の釣り。144尾/1時間。朝からずっといいペースで釣りました。雨が降ってきて1000尾に達していなかったら頑張るつもりでしたが到達しましたので2時に上がりました。
 水温22℃。ササニゴリ。一部で赤潮。
 曇り、午後2時頃からポツンポツンと降り出しましたが本降りにはなりませんでした。南風がやや強くなりました。朝の気温22℃、日中の気温25℃。蒸し暑かったと思いました。オシボリを被った時間がありました。
 本日から中潮です。昨日まで大潮でした。満潮6時44分、干潮13時42分。満潮の上げ止まりから干潮の下げ止りまでを釣りました。潮はかなり下がったと思いました。
 サオ1.8m2本使用。ミャク釣り。道糸ナイロン1号、先糸1.2号、元に戻しました。オモリナス型1号、胴突き仕掛け、ハリス3p、ハリ袖1号。仕掛け図は『江戸前のハゼ釣り上達法』『天狗のハゼ釣り談義』等の私の著書に図解。
 青イソメ使用。5〜6cmが多かった場所がありましたのでエサの大きさは米粒ほど、あるいは5mmほどにつけて釣りました
 朝一番で最上流域の右岸、検潮器のある場所の下手にある桟橋の下手、廃止された桟橋の棒杭が立っている岸寄りの葦の群落の横にボートをつけました。水深は50cmから60p程度。底をオールで突いてジャリジャリと音がする場所を選びました
 これまで3回ミャク釣りで来ていますが、本日の場所は私は入ったことがない場所で、さらに、その度に他のボートがこのエリアで釣っている場所をしっかりと見ておいて覚えておきました。後日にいつか私がこのエリアで釣るときに他のボートが浮かんでいなかった場所を選定するため。
 本日は他のボートが浮かんでいたことがないと私が思っているエリアを攻めるつもりで釣行しました
 同宿のボート3雙で行きましたが、成り行きで私が一番でボートに乗ることになりましたので、やりたい釣りポイントに入ることが出来ました。他のボートのお客さんも同じようなラインで横並びで展開することが出来ました。
 釣り始めてみると入れ食いです。やはり何回も釣られていてもサオが入っていないエリアというものがあるわけです。ハゼは岸際にいて水位が下がるとそのまま沖へ下って、水位が高くなるとそのまま岸際へ上がるという動きをしているように私には思えてならないのです。つまり川の上流下流という縦方向の動きがいまの季節は少ないのではないのかと思っているのです。
 そこで本日のポイント選定でした。ここ3週間ほどいろいろとボートが入っていたわりにはハゼがたくさんいるのです。
 私は岸近くの葦の周りから釣り始めて底をオールで突きながらネチャネチャの泥地は避けて固い地盤の場所だけを釣りました。
 9時半で470尾、船頭さんへ魚を渡しました。そのままこれまでに他のボートが浮かんでいなかったと思っているエリアを「放浪」しました。もちろん底をオールで突いて選定しました。午前11時半で700尾と数をしました。
 ひとつ不満があったのは700尾も釣ったのにヒネが1尾も交じらない事です。そこで思い切って前回釣った送水管の下手右岸、漁業組合の共同桟橋前へ行きました。ここでヒネを釣ろうと思ったのです。前回は16尾をここで釣ったからです。
 ところが先着のボートが3雙いたのです。皆さんの邪魔にならないようにと選定したのが一番上流側で桟橋の外れ、既に誰かがやったかもしれない場所を選びました。仕方がありません。釣れ残っているかどうかはやってみなければわからないからです。
 意外にもここでいいペースになったのです。しかもヒネが12尾も釣れました。ラッキーです。
 振込みは前方へ手一杯に振り込んで、オモリの着底と同時のアタリがあれば釣ってしまい、なければ一瞬待って、それから手前へズルッと引きました。この最初の誘いでアタリが活発に出たのです
 両手のサオに同時にアタリがあった時は片方だけ釣り上げて、もう片方は置ザオにしました。ハリ掛かりしたハゼをそのままにして暴れさせておいたのです。そのハゼにコマセ撒きの役割をさせました。ですから、取り込んだサオを振り込んでから、置ザオを上げるとハゼがグッタリとしてハリにかかって上がってきます。ですから周囲から見ていると置ザオで連続して釣れているように見えるようです。
 午後1時45分頃、ポツンポツンと水面に波紋が出ました。雲は南から湧き上がるように低い黒い雲が流れてきます。風が冷たくなってきました。船頭さんが929尾いたよ、と電話してきました。ならば2回目の魚を渡してからすでに100尾は釣ったのだからあと15分だけおまけを釣ってちょうど釣り時間7時間半で上がることにして納竿しました。
 木更津へ出た午後からの乗合船が釣り場へ着いた時に雨が降ってきたといってきました。行徳ももう時間の問題です。私はいい時間に上がったと思いました。
 今年の最上流域の魚影は例年並だと見受けられます。これは私の感想です。でも、意見が違う方もおられるかもしれません。
2011年6月16日(木)
6月16日(木)デキハゼのミャク釣り、4p〜14cmを1202尾(ヒネ16尾含む)、セイゴ1尾、化粧ハゼ5尾、ダボ2尾。10束釣り今季2回目。「津波後」のポイント探しの釣りでした。
 6時10分から14時55分まで8時間45分の釣り。137尾/1時間。本日は午後3時頃から雨の予報でしたので雲行きを見ながらで雨降りと競争の釣りでした。幸いに雨は降りませんでした。
 水温22℃。1週間前よりも1℃下がっていました。ササニゴリ。一部で赤潮。
 曇り、南のち南東の風がやや強くなりました。朝の気温19℃、日中の気温23℃。涼しかったと思いました。
 本日から大潮です。満潮4時04分、干潮11時11分。大潮の干潮時間は川の水がかなり少なくなります。正午前後の4時間をどのように釣るかの釣りでした。いいポイントを探し当てることが出来て幸せでした。
 サオ1.8m2本使用。ミャク釣り。道糸ナイロン1.5号、オモリナス型1号、胴突き仕掛け、ハリス3p、ハリ袖1号。仕掛け図は『江戸前のハゼ釣り上達法』『天狗のハゼ釣り談義』等の私の著書に図解。
 青イソメ使用。
 本日は金曜日か土曜日と予定していたハゼ釣りを前倒しにしての釣行でした。金土日と天気情報がとても悪かったため。今年は雨マークが出ていたらハゼ釣りは中止か前倒しかのどっちかです。
 朝一番で最上流域の左岸、O屋さんとO遊船さんの桟橋の間に入りました。右岸側は私がこれまでに今季釣った場所は先着のボートが入っていましたので左岸にしました。
 ところが1時間半釣って150尾、しかも型が小さかったです。ハリにかかってしまった4.5p前後のハゼを放流するのを止めて、というのは死んでしまいそうでしたから、ビクに入れましたが、釣果の4cmというのは10尾ほどいて、これはここで釣ったもの。また、4.5pというのも20尾ほどいました。この場所ではどうしても5pが中心で6〜7pはさほどに多くありませんでした。
 1時間半釣ってここを「逃げ出し」ました。まさに逃げ出したのでした。あと2週間したら来てみようと思いました。
 右岸側へ行きました。先週1258尾を釣った場所、ここは先着のボートがいるのです。それが分かっていてなぜ私が寄ったのかといいますと@1週間経過して、この間、攻められて、本日の釣れ具合はどうかという調査Aこの場所の中で前回サオを出さなかったエリアのアタリ具合を調べるため、以上二つの目的で入りました。先着のボートがすでにサオを出したかもしれませんが一応釣ってみて50尾を釣ってちょうど200尾にしました。
 それでここは中止して、その後、青い送水管の下にある桟橋の橋桁の間をボートでくぐって下手へ出ました。ここは漁業組合の桟橋との間のエリアになります。出たところから釣り始めて型がいいところ、アタリが多いところを捜し求めて移動を繰り返しました。
 どんどんと水位が低くなります。浮き桟橋の奥でデキの良型が入れ食いになりました。しかし、それもつかの間ボートが座礁します。仕方なくこんどは漁業組合の共同桟橋前へ行きました。水がないので浮き桟橋の外側を釣りました
 本日は11時の干潮なのでアサリ獲りのため船がかなり出ていて空地が大分ありました。津波の前と現在とではこの場所の川底の状況が一変していました。これまで確認できなかった急斜面の段差があるし、高くなった場所もあったし、底がヘドロではなくて固い地盤になった場所が多かったです。
 流されてきた牡蠣がところどころに散らかっています。これがハリにかかるのです。何年かすると牡蠣礁が出来てしまうのでしょうか。また、貝殻が棄てられて山になっている場所もあります。
 ところが何と、このエリアでデキの良型の入れ食いになりました。3時間で500尾を釣りました。11時半でちょうど700尾と数をすることが出来ました。これはもっけの幸いです。朝の状況では1000尾をあきらめていたのです。本日は場所探しで放水路を放浪する覚悟でいたのでした。
 結局のところ、この組合の桟橋前でヒネ16尾を含む1000尾を釣ったことになりました。上がる前の1時間弱を上げ潮を利用して浮き桟橋の内側へ入って、水深30cmの水際を釣りました。
 これはなぜかといいますと、上げ潮で水位が高くなっていくときの水際はデキの良型が釣れるという私のデータがあったからです。逆に下げ潮で水がなくなっていくときの水際の浅場はデキの小型が比較的に多く釣れるのです。ですから、私は1000尾を釣ったと確信した後に、つまり、1000尾を数えてから更に100尾を追加して1100尾となってから、これならば100尾数え違っていても必ず1000尾は間違いなく確保できたと確信してから、超浅場へボートを突っ込んで水深30cmを釣ったのです。
 これはどなたもができるとか言うことではありません。釣り方があるのだし、そのような釣りが不得手とか、自分の釣りとしてはやりたくないとか、あると思いますが、デキの良型がそろうことは確かです。サオ一杯に振り込みますとググッと引きます。ヒョッとサオ先を上げてあわせますとハゼが前方へ何故か逃げますので、水面へピョンと跳ね出るのです。この繰り返しでした。
 本日は空模様を気にしながらの釣りでした。雨が降るかも、という雲行きが3回ありました。上がり際は木更津方向から真っ黒な雲が湧き上がってきましたので、1時間早く上がりました。上がってから訊いたところ湾岸道路を走ってきた車が来て車体がびっしょりに濡れていました。原木のあたりはワイパーで履け切れないほどの豪雨だったということでした。私の頭の上をよけて雲が通過していったようでした。悪運が強いのも実力のうちだと思っています。
2011年6月10日(金)
6月10日(金)デキハゼのミャク釣り、4.5p〜13cmを1258尾(ヒネ5尾含む)、小型カレイ2尾、セイゴ1尾。大満足の一日でした。6月15日までの釣果としては過去23年間で2番目の釣果でした。2009.6.4 1292尾が最高釣果。本日の釣り時間は8時間ですので157尾/1時間のハイペースで、これは6月前半としては23年間で一番のハイペースでした。10時間持続すれば1570尾というペースでした。
 7時15分から15時15分まで8時間の釣り、157尾/1時間。1時間に157尾平均というのは過去23年間で今の時季としては最高でした。ハゼが大きく育ってきましたのでハリ掛かりの確率が格段によくなりました。16時まで釣れば数はもっと伸びましたが8時間ちょうどで納竿しました。
 水温23℃。1週間前よりも3.5℃高いです。ササニゴリ。
 曇り、南の風が強くなりました。朝の気温21℃、日中の気温25℃。午後からは涼しすぎるくらいに冷えました。
 小潮。干潮5時44分、満潮11時47分私としては釣りやすい絶好の潮時でした。小潮回りの方が私としては絶対に釣りやすいです。干潟が露出せず、浅場の釣りが持続できるからです。
 サオ1.8m2本使用。ミャク釣り。道糸ナイロン1.5号、オモリナス型1号、胴突き仕掛け、ハリス3p、ハリ袖1号。仕掛け図は『江戸前のハゼ釣り上達法』『天狗のハゼ釣り談義』等の私の著書に図解。
 青イソメ使用。
 朝一番で上流域の青い送水管のすぐの上手、右岸、マイボートが繋留されている場所の間から内側のワンドへ入りました。7時過ぎの水深が50cmほど。これから潮が上げてきます。他宿のボートはここにはいませんでした。一日中この狭い中で他へは行かずに釣りました。
 本日の釣行は前日に決めました。本来は6月13日(月)に予定していましたが昨日までの予報では土日が雨で月は曇りとなっていたのですが、これまでの経験から月曜日も雨マークがつくのではないかと思って前倒しにして本日の釣行といたしました。帰宅してからの新聞とテレビをみると月曜日は雨マークです。思った通りとなりました。
 7時前に船宿に行きました。釣り始めは7時15分になってしまいました。前回の経験からこの時間のスタートでは1000尾は無理?と思ってサオを出しました。
 ところが思いがけなく「超」入れ食いです。ともかく空振りが少ないのです。置ザオの釣りパターンで両手にサオを持って誘う「などということ」が稀にしかないのです。だいたいが誘いはいくらもしませんでした。
 エサの青イソメは1pほどにつけて、5mmほどではガンガンと食いついてきます。エサをつけて投入する、置ザオを上げてハゼをはずして再投入する、置ザオを上げる、という繰り返しです。
 ハゼの大きさは1週間前よりも一回り大きく育っていました。本日は6〜7p級がとてもたくさん釣れました。小さいと思ったものでも5p以上はありました。本日の4.5pというのは3〜4尾ほどしかいなかったのです。そのサイズが釣れてくるような、30cmとかなどの浅い場所は本日は敬遠して釣らなかったからです。
 水深は50〜80pのラインを釣りました。やはり5p級がたくさん釣れてくるような場所は30尾ほど釣ってからすぐに場所替えしました。その決断が可能なほどの入れ食いだったのでした。
 本日のようなことは何年かに一度とか、ワンシーズンに何回とかの頻度で起こります。
 本日は6月の前半の釣りとしては「最高」の満足度の釣りとなりました。やはり通っていると思いがけずにいい思いが出来るものです。
 本日は「ハゼの神様」が私に褒美をくれたのだと思いました。
2011年6月4日(土
6月4日(土)デキハゼのミャク釣り、4.5p〜13cmを880尾(ヒネ7尾含む)、小型カレイ2尾、セイゴ1尾、ダボハゼ3尾。デキハゼの生長が二週間ほど遅れていると思いました。船宿、伊藤遊船さん。
 6時から15時30分まで9時間半の釣り、92.6尾/1時間。ハリ掛かりしない5p未満の小型がたくさんいたように見受けました。今年のデキハゼ釣りはあと10日ほど様子を見た方がいいです。5p前後のものがまだまだそれほど多くないです。本日はエサつけで釣れてくるハゼのサイズを5p以上に調整して釣りました。エサを小さくすればするほど小さなハゼが釣れてしまいます。それでは可哀相だったからです
 水温19.5℃。ところどころ斑模様に赤潮でした。ササニゴリ。
 晴れ。南西の風が強くなりました。朝の気温18℃、日中の気温24℃。オシボリを頭に乗せました。
 大潮。満潮5時27分、干潮12時29分。干潮時間をどう乗り切るかが課題の潮でした。
 サオ1.8m2本使用。ミャク釣り。道糸ナイロン1.5号、オモリナス型1号、胴突き仕掛け、ハリス3p、ハリ袖1号。仕掛け図は『江戸前のハゼ釣り上達法』『天狗のハゼ釣り談義』等の私の著書に図解。
 青イソメ使用。
 
6/5補足 本日6/4の釣りポイントの水深は30〜70cmほどでした。水深1mを超して1.5mなどとなりますとアタリがとてもすくなくなりました。また釣れても型は浅場と違いはありませんでした。効率が悪いので1m以上の水深は避けました。

 朝一番で最上流域へ行きました。新行徳橋下手、右岸、検潮器周辺の浅場。到着時間には満潮時刻を30分以上過ぎていました。
 本日は周囲に誰もいません。
 エサの尻尾の部分を1.5pほどの長さにつけました。これでは本日は相当に長いエサになります。ただし、これは一投目でアタリを早く出すためのコマセエサのつもりです
 案の定、ズンズンと引きます。2本のサオを投入してからおもむろにサオを持って誘ってやりました。エサが長いこととハゼが小さいことで当然のようにハリにかかりません。
 アタリが出たので、サオを上げてエサを爪で短く詰めました。米粒くらいです。それをアタリがあった場所の先へ投入して手前に引きました。ちょうどあたっていたあたりに来るとムズムズッとしますのですかさずサオを上げるとしっかりとハリ掛かりしています。
 本日は一日中このようなやり方で、アタリがすくなくなるとエサを大きくつけてエサのエキスを振りまくように釣りました。
 検潮器周辺で300尾。干潟が出ましたので、しかも、立ち込みの人が入ってきましたのでここをあきらめて、下流へ行きました。
 今度は新行徳橋下手にある青い送水管の上手、右岸、マイボートが繋留されている外側のラインを釣りました。ここでも同様の釣り方です。ヒネがポツポツ交じりました。
 上げ潮にかかったので今度はそれから上流域へ戻り、朝釣った場所の下手右岸廃止された桟橋の棄て杭のあるワンドで釣りました。ここでも釣れました。14時30分が過ぎました。
 最後の時間を左岸で試し釣りをしておこうと思って、K遊船とO屋さんの桟橋の間へ入りました。南西の風が強くてウネリがありました。そこで中流域の左岸にあった白い沈没船がそこに津波で流されて干潟に座礁していますので、その船の陰に隠れて風を避けて釣りました。水深は50cmほどしかないのですがいい感じで釣れました。
 本日のペースとしては上々だったと思っています。
 ただし、ハゼがまだまだ小さいのが多いです。やはり6cm、7pの一番子が中心になって欲しいのですが、それがとても数が少ないのです。やはり本日は中心が5pということです
 また、エサが食い千切られて小さくなりますとどうしても4.5pとかがハリにかかってしまいます。この原因は5〜7cmのハゼの絶対数が少ないためだと判断しています。
 本日釣れてきた4.5〜5p級のハゼが6cm、7pになるには、あと、10日は必要なのではないでしょうか。
 結論としては、デキハゼは@とてもたくさんいると思いましたAただ、一番子と思われる6〜7pのハゼがとても少なかったB本日の中心サイズの5pのハゼが6〜7pになるにはあと10日ほどは必要C本日の4〜4.5pのハゼが5pになるのにあと10日ほど必要、と思いました。
 私の本日の釣りとしては、まずまず健闘したと思っています。1000尾に届くには本日のハゼの中心サイズがちょっと小さかったと思っています。
2011年4月29日(金)
4月29日(金)江戸川放水路での越冬したハゼのリール釣り、ゼロ。オデコ。本日は試し釣りです。船宿、伊藤遊船さん。過去に釣れた年もあるのですが今年も釣れなかった年になってしまいました。過去のデータは「天狗のハゼ釣り談義」に詳細をアップしました。
 7時00分から10時00分まで3時間の釣りでした。3時間釣ればたいていのことは分かります。
 水温19℃。水色はササニゴリです。水温はまあまあだと思いました。
 晴れときどき曇り、なんとなく荒れ模様の空です。朝の気温11℃、日中21℃。朝は南東の風が吹いていて生温かいです。釣っていても南東の風がときどきやや強く吹きました。
 中潮、干潮8時54分。満潮15時06分。本日から中潮です。
 リールザオ7本使用。2〜3本で探っていたのでは、今の時季は、試し釣りの時間がもったいなくて仕方がないです。サオをたくさんだして手早く様子をみるのがベストだと思っています。
 道糸ナイロン2号、中型スピニングリール、磯ザオ2号、2.7m、オモリナス型6号、腕の長さ12pほどのテンビン使用、幹糸1.5号、ハリス0.8号、袖バリ4号、全長1.3mの自製3本バリ仕掛け、エサは青イソメ。ハリネズミ釣法(『江戸前のハゼ釣り上達法』)。以上のタックルとエサは今後とも使用しますので、以後は記載しないことが多いです。磯ザオはダイワのせとうち2号と、シマノの島風2号です。ともにオモリ負荷5〜10号のものです。このサオがあれば、カレイ、キス、メバル、ハゼ、イイダコ、アナゴなど東京湾の小物は釣りができるでしょう。ただ、カレイとアナゴは3号のサオでオモリ負荷10〜15号の方が使いやすいかも知れません。
 場所はいちいち書きませんが、最上流域から東西線鉄橋、その下の水道管まで5ケ所を釣ってみました。中流域は仮称「妙典橋」の橋桁の建設工事中で監視船が上下にいましたので釣りに行きませんでした。5月中には工事は撤収予定と聞きました。
 いずれも、エサはしゃぶられることなく、しっかりついていました。例年は、ダボとか、カニとかがいてグチャグチャに噛むのです。また、デキの2〜4cm級がかじるのですが、それが本日は全くありませんでした。これは前年のときとまったく同じでした。
 例年の試し釣り以後5月中までの詳しい釣果については別途「天狗のハゼ釣り談義」にてアップする予定です。

      

       2010年のハゼ釣り日誌は「釣りキチ日誌」へ移してあります。





2010年江戸川のハゼ釣り日誌


   2010年江戸川のハゼ釣り結果 ハゼの釣果はすべて船宿の現認(検量)です
  
  2010年11月29日をもって本年のハゼ釣りは終了といたしました

  累計 目標 1万尾  累計 26724尾 
                    釣行 31回  平均  862尾
  
 落ちハゼのリール釣り目標一日100尾(行徳港内深場のつり)    
                11/2 473(放水路内)、11/9 691(放水路内)
                  
11/16 417(放水路内)、11/20 60(行徳港内深場)
                  11/29 15(屋形船での釣り教室)
                      
釣行 5回 累計 1656尾 平均 331尾

 秋ハゼのリール釣り目標一日500尾(江戸川放水路内のつり)
                9/22 630、9/29 735、10/5 533、10/12 744
                10/18 697、10/26 550
                  釣行 6回 累計3889尾 平均 648尾/回   
 
ミャク釣り一日1000尾   6/2 8116/10 1098、6/18 1330、6/23 1395
                    7/2 1342、7/8 1556、7/14 1132、7/20 1520
                    7/26 1123、8/2 1074、8/10 1601、8/16 1576
                 8/23 1367、8/30 1405、9/6 1322、9/13 1123
                 ミャク釣り16回 釣果20775尾 平均 1298尾/回
                   
2010年10束釣り15回 累計199回

                     10束釣り連続15回達成しました

 越冬したハゼのリール釣り 4/24 0、5/14 1365/21 158、5/28 110 
                       釣行4回 合計404尾 101尾/回


2010年11月20日(土)
11月20日(土)行徳港内深場の落ちハゼのリール釣り、13〜19cmを60。本日は偵察釣りをしました。2009年は11/16深場282尾、11/18深場半日190尾、11/22深場419尾、11/26深場215尾、11/29深場298尾、12/2川の中543尾、12/6深場290尾、12/13深場289尾12/17深場131尾、12/23深場22尾で終了になりました。前年と比べると2010年の「貧果」の様子がよく分かります。今年の9/16から一週間続いたアオシオの被害のひどさがよくわかります。本日釣れたのはアオシオを乗り切ったもともとの「居付きのハゼ」だと思いました。それが私の出した結論です。江戸川放水路から「落ちてきたハゼ」だとはとても思えませんでした。全体として「魚影」はとても薄いと感じました
 船宿、伊藤遊船さん。オカミさんには無理をゆって行徳港内までの曳船をしていただきました。ありがとうございました。
 中潮、あしたから大潮です。干潮9時54分。満潮15時30分。
 朝の気温10℃、朝方は小雨、のち曇り、のち晴れ。北の風がそよそよと吹きましたが釣りの邪魔にはなりませんでした。冬用の下着を重ね着して、防寒服を着て、首に防寒ネックをつけて、ライフジャケットを着て、貼るカイロを6ケ付けてちょうどよかったです。
 朝の水温16℃。前回よりも1℃高いです。川の中よりも行徳構内の方が水温は高かったです。水色は澄み。
 6時45分から13時15分まで6時間30分の釣り、9.2尾/1時間。
 エサ、アオイソメ。
 サオ、リールザオ7本を出しました。
 サオ、ダイワとシマノの磯ザオ2号、2.7m、7本使用。道糸ナイロン2号100m巻き、中型スピニングリール、オモリナス型12号、弓型テンビンウデ15cmのもの、仕掛け全長1.3m、幹糸1.5号、ハリス0.8号の袖バリ4号を使いました、自製3本バリ。
 本日は行徳港内の深場の落ちハゼ釣り。
 入口の赤い航路ブイ、タンカー接岸砂山付近、その他めぼしいところをグルッと回りました。
 オデコの場所が二ヶ所、その他は最低1尾以上ということでポツポツ釣れました

 ボートを漕ぐのにとても疲れて、釣れた場所へ再度戻る気力を無くして納竿。よく釣れた場所まで戻って夕方まで釣ればもう少し釣果とてしは「格好がついた」と思えましたが中止しました。私としては「異例」の早上がりでした。行徳港内は広いのでボート漕ぎも楽ではありません。偵察の範囲が広すぎました。それでもよく釣ったと思いました。
 一ヶ所30分から1時間の予定で釣れ具合を見てすぐに移動しました。場所によっては入れ食いがありました。
 本日は土曜日ということで大型船の出入もあって思っていた場所でできなかったところもあちらこちらにありました。そこは果たして釣れるのか釣れないのかやっていませんので分かりません。
 今後としては、大挙してボートが行ったとして、「オデコ覚悟」の釣行になると思います。休日であれば大型船が少ないので港内をある程度自由に釣れるでしょう。
 エサ付けはアオイソで長さ7p前後、細いものはダブルにつけるというようにアピールを大きくすること、置ザオ時間を3〜5分以上とじっくりと「待つ」こと、サオ数は5本程度は用意すること、30分釣って釣れないときは積極的に大きく場所替えすること、1尾でも釣れた場所はサオ2〜3本で集中して攻める事、等々で釣るといいと思います。
 釣れるハゼのサイズは木更津のハゼに負けないようなジャンボでした。川の中のハゼの10倍ほどの重量だと思います。顎の下が黒ずんでいるハゼが多く交じりました。また、尾びれが割れているハゼもいました。
2010年11月16日(火)
11月16日(火)落ちハゼのリール釣り、6〜14cmを417
本日は偵察釣りをしました。
 船宿、伊藤遊船さん。
 長潮、あさってから中潮です。干潮6時40分。満潮13時19分。潮は流れなかったと思いました。
 朝の気温6℃、晴れ。朝は北の風がそよそよと吹きましたが日中は無風状態の間に東西南北の風が吹きボートが安定しませんでした。冬用の下着を重ね着して、防寒服を着て、首に防寒ネックをつけて、ライフジャケットを着て、貼るカイロを6ケ付けてちょうどよかったです。本日はとても寒かったと思いました。
 朝の水温15℃。一週間前よりもさらに1℃下がっていました。水色は澄み。
 6時30分から14時30分まで8時間00分の釣り、52尾/1時間。正午までに290尾、52尾/1時間、納竿までに127尾追加、50尾/1時間。
 エサ、アオイソメ。
 サオ、リールザオ7本を出しました。本日は7本竿が威力を発揮しました
 サオ、ダイワとシマノの磯ザオ2号、2.7m、7本使用。道糸ナイロン2号100m巻き、中型スピニングリール、オモリナス型6号、弓型テンビンウデ12cmのもの、仕掛け全長1.3m、幹糸1.5号、オーナーのハリス0.6号の袖バリ3号を使いました、自製3本バリ。
 朝一番で最上流域、水道管の上手、左岸側、ワンドになっているところへ行きました。本日は偵察の釣りです
 一番深い場所からかなり上がった場所にアンカーを入れました。左へ投げるとポチャン、1、2で着底、浅いです。右へ投げると1、2、3、4で着底。どちらでも釣れますが、ただ、小さいです。6〜8cm級。ただし、2尾、3尾掛けがあって入れ食いです。
 型が小粒なので、いまどきのハゼとしては「不満」です。しかし釣れていますのでともかく釣ろうと思いました。
 そこで、袖バリ3号の仕掛けに替えました。ハゼがともかく小さいからです。エサは3pと長くつけました。これにはわけがあります。
 ここで3ヶ所移動して2時間釣って130尾、釣れることが分かりましたので、今度は水道管の下手、右岸側、底引き漁船とT遊船の乗合船の中間へ行きました。目の前に船宿の桟橋が見えます。7本を投入。ここでは本日はじめてオデコでした
 そのまま下流へ移動。航路際の川の中央で釣りをしている人に様子を聞きながら下りました。聞いた人は10尾ほどしか持っていませんでした。食い渋りなんだと思いました。水温が低いし、気温も風も冷たいです。
 この様子では、釣り方をかなりシビアにする必要があると思いました。
 そのまま今度は伊藤遊船さんの対岸、左岸、東西線鉄橋上手へアンカーを入れました。
 9時前です。7本を扇形にボートの周囲に投げました。エサは3p以上と長くつけました。幸に釣れてきました。ポツンポツンです。でも釣れることが分かりましたので、「食いを立たせる」ことに全力を上げました。こうは書いても「ハゼがいなければ」何にもならないわけですが、これは「賭け」です。
 私のしたことは、ハリは袖バリ3号で小さいもの、釣れるハゼは6〜10pで8cm級が多いし6cmもかなりいる、だからエサは3p以上と長く大きく付ける(小さくしては逆効果)
、そして、投入ポイントへ必ず繰り返し投入する、ボートが左右前後に動いて安定しないのですが、方角をしっかりと確認して同一ポイントへ投入する
、ということを徹底してやりました。釣れても釣れなくてもそうやりました。
 その目的は、ハゼがいたとしても、水温と気温の低下で「食い渋り」ではないのかという前提があるのです。ですから、同一ポイントへ大きなエサで繰り返しエサ打ちをすればハゼが小さいので食い千切ったエサがコマセになって「地合い」ができるだろうと計算したのです
 このことは成功して、移動してきた場所で動かずに納竿まで釣れ続きました。ここだけで287尾釣ったことになりました。他の人たちがアタリがあってもハリ掛かりしないといっていたときに、1尾ずつ、2尾、3尾とコンスタントに釣れました。1尾ということが多かったです。それでもコマセ対策のおかげて空振りはいくらもなかったです。
 ハゼがいないのでは話になりませんが、いるのに寒さで食い渋っているときは、エサのエキスを効果的に振りまけば(コマセになります)、食いが立つのです
 ですから、本日は風でボートがグルグル回って安定しなかったのですが、ボートがどっちの方角を向いていたとしても、投入ポイントへは徹底して投げ込みました。ですから、サオさばきは本日のキーポイントだったと思っています。
 最上流域は型は小ぶりですがハゼはたくさんいるようです。本日は左岸側だけで右岸側の最上流域は釣りをしているヒマがありませんでした。
 水道管下手の右岸側はオデコでした。ここの左岸側は釣りをしませんでした。
 伊藤遊船さんの対岸の航路内は遠投しましたが、ポツポツ釣れましたが大釣りというわけではありませんでした。型は中型と小型でした。航路から上がった水深2mほどの場所は終日よく釣れました。ただし3尾掛けは少なかったです。
 置ザオ時間が短いとつるつると仕掛けが滑ってきて空振りでした。ですから、私は7本ザオの待機時間でちょうと良かったと思っています。
 ハリは袖バリ3号でした。他のお客さんは5号の仕掛けだったようですが、アタリがあっても乗らなかったといっていました。ハリがハゼに対して大きかったのでしょう。いまどき3号のハリで釣るなんて変だといえばたしかに変な年です。
2010年11月9日(火)
11月9日(火)落ちハゼのリール釣り、8〜15cmを691
11月のリール釣りとしては22年間で最高釣果です。本日は、下流へ「落ちない」落ちハゼ(洒落にはなりませんが)を江戸川放水路内の上流域で釣りました。私としては大風で大荒れの予測をしましたので、上流域での釣りをしました。下流へはとても行く気になれない天気情報でした。外道に台湾ガザミ1杯、セイゴ1尾。食い千切られたハゼは3尾ありました。
 船宿、伊藤遊船さん。
 大潮、明日から中潮です。満潮7時14分。干潮12時31分。潮は流れたと思いました。
 朝の気温13℃、晴れ。朝は北の風がそよそよと吹きました。9時過ぎになって南西に変わって急にブォーッと強く吹き、午後2時半頃まで吹き続けました。冬用の下着を重ね着して、防寒服を着て、首にタオルと防寒ネックをつけて、ライフジャケットを着て、暑くはなくてちょうどよかったです。
 朝の水温16℃。一週間前よりも1℃下がっていました。水色は澄み。
本日の伊藤遊船さんの2番手は261尾ですがミャク釣りの人でした。ともかくいまの季節にミャクもリールも「異例」の釣果です。
 6時30分から14時30分まで8時間00分の釣り、86尾/1時間。南西の強風が吹き荒れるようになった午前9時30分までに200尾、66尾/1時間、どうしようもなくなって移動して30分で30尾、風をよける場所だったのにまたまた避難するような突風です。2回目の移動でようやく腰を落ち着けて釣りました。午前10時半過ぎから午後2時半までの4時間で461尾、115尾/1時間の「超」入れ食いでした。リール釣りしては異例の荒食い
 エサ、アオイソメ。最初からエサは3pにして釣りましたが、釣れるサイズが10pが中心でしたので、しかも、8cmクラスが多く交じりましたので長さは2pと短くして釣りました。エサの消費量は釣果のわりには少なかったと思いました。。
 サオ、リールザオ7本→5本を出しました
 サオ、ダイワとシマノの磯ザオ2号、2.7m、7本→5本使用。道糸ナイロン2号100m巻き、中型スピニングリール、オモリナス型6号、弓型テンビンウデ12cmのもの、仕掛け全長1.3m、幹糸1.5号、ハリス0.8号の袖バリ4号を使いました、自製3本バリ。朝一番から午前10時過ぎまでは7本でしたが、突風が吹き荒れましたので、2回目の移動先から5本に減らして釣りました。入れ食いでしたので、5本で十分にローテーションを維持できました。ボートの振れがかなり大きいので左右後方の3箇所の船下へ仕掛けを落としてラインのタルミを多くしておいてボートに引きずらせてダブルトリプルの連続の時間が長く続きました。
 朝一番で東西線鉄橋下手の送水管の下手、航路ブイから20mほど離れてやや高い場所へアンカーを入れました。この位置は、南西の風に変わったときに航路方向へボート尻が向くことを計算しての位置決め。
 遠投すると航路から上がってくる斜面へオモリが落ちます。北風ですので湾岸道路方向へボート尻が向いています。ボート尻方向と右側、右岸方向へ2本投げました。
 釣れ具合は航路方向が断然良かったです。したがって右岸方向は途中で止めて、すべて7本を航路方向へ展開して釣りました。
 9時頃になって突如として風が変わって南西の突風が吹きました。急ににボートが180度回転してボート尻が上流とか左岸とかへ行ったり来たりします。航路内へ投げやすくなったので釣れているのですが、とても、うねりとシロウサギとボートの揺れが激しくて「降参」しました。
 9時半、サオを上げて、風当たりの比較的静かな東西線鉄橋下手、航路ブイの近くへアンカーを入れて30分で30尾を釣りました。ここは型は大きくて揃っていました。いい調子だと思っていたら、またまたものすごい風。今度はアンカーが効かなくなってボートがズルツ、ズルッとうねりと突風があるたびに動きます。
 マズイ、と思ってサオを上げて再度の移動です。今度は伊藤遊船さんの桟橋前方70mほどの沖へ行きました。ちょうど、屋形船の沖合いです。今度はボート尻が対岸を向きます。風は水面を渡っていきます。うねりはやや小さくなった感じです。
 ここの釣れるペースはすごかったです。トリプルの連続です。型は10pが中心で大きいハゼはたまにしか釣れません。かえって8cmとか9cmとかのサイズが多くなりました。
 周囲は同宿、他宿のボートが次々と避難してきていっぱいです。それでもボートの振れが大きいので、みなさんともどもけっこう釣りにはなるのです。
 午後1時半になって釣れ具合が1尾、1尾、空振りというようになってきましたので、思い切って沖の方へ50mほど出ました。これは風を考えれば冒険ですが、市川市の予報では午後になって弱まるということでしたので出ました。
 結局、そこも入れ食いで午後2時半に納竿しました。8時間というきれのよい時間で終わりにしました。
 本日は途中で数があやふやになってしまって、600尾は超していると思うのですが、どの程度までいっているのか不確定でした。いつもであれば、途中でバケツへハゼをあけて、数を数えるのですが、本日はそんなことをしていたら頭がクラクラして船酔いするのがわかっていましたので、数えませんでした。そうしたら、691尾いたということでした。あと5分やっていたら700になったのにと思いましたが、それは「欲の深い」気持だと反省しました。
 今後のことですが、釣り場は徐々に下流へ行くのでしょうが、本日のサイズのハゼは行徳港内の深場では釣ったことがありませんので、江戸川放水路内で越冬するのだろうと思っています。それにしてもこんなにたくさんの中型ハゼが「すべて」越冬に成功できるとは思えませんので、かなりの数の中小型ハゼは死んでしまうものがかなりいるのだろうと思っています。
 もしすべてが越冬するとしたら、来年のヒネハゼは膨大な数になってしまうのですが、過去にそのような現象があったという記憶がありませんので、死んでしまうハゼがかなりいるのだろうと「私なりの推測」をしているわけです。
 そのようなことから、いまどきのハゼを中小型ですが「釣ってやる」というのはハゼのためにもなるのだろうと、思ったりもしているわけです。
 11月の長期予報では、例年よりは「暖冬」で気温が高いという予報ですので、本日のような上流域、中流域、下流域の放水路内での「落ちない」落ちハゼ釣りがしばらくは続くのだろうと思ったりもしています。
 考えてみれば型は少し小さいですが、「釣りとしては」水深が浅くて安全なエリアでの釣りということで夏場の延長で釣りができるのだろうと思っています。
 いずれにしても今年の落ちハゼ釣りは「異例」の釣りになっています。
2010年11月2日(火)
11月2日(火)落ちハゼのリール釣り、10〜17cmを473江戸川放水路内の釣り行徳港内の深場の釣りはしませんでした。ハゼが深場へ本格的に落ちていないようです。本日は湾岸道路よりもずっと下流での偵察釣り。どれだけ移動しているかの確認。本日現在では本格的な「落ち」は確認できませんでした。まだ湾岸道路のすぐ下手までにしか落ちて来ていないようです。外道ヒイラギ1尾、台湾ガザミ3杯。食い千切られたハゼは6尾ありました。
 船宿、伊藤遊船さん。
 若潮、明日から中潮です。干潮7時24分。満潮13時58分。潮は流れたと思いました。
 朝の気温14℃、晴れ。北西の風が強く吹きました。午後になって少し弱まりました。終日とても寒かったです。冬用の下着を重ね着して、防寒服を着て、首にタオルと防寒ネックをつけて、ライフジャケットを着て、暑くはなくてちょうどよかったです。もう、冬です。
 朝の水温17℃。一週間前よりも2℃下がっていました。水色は澄み。ミャク釣りの人は長ザオで150〜200を釣っていましたから「すごい」と思いました。それだけの努力と辛抱がすごいです。
 6時30分から15時00分まで8時間30分の釣り、55尾/1時間。午前9時00分までに90尾、36尾/1時間、納竿までに383尾追加、63尾/1時間。湾岸道路からずっと下流での釣りはだいたいが時速40尾ペースでした。下へいくほど魚影が薄いと感じました。湾岸道路からすぐの下手がとりあえずは魚影が濃いと感じました。本日は北西の強風で湾岸下流の私が釣っていた場所は「恐ろしくなるほど」の波で、それは「ウネリ」といっていいほどでした。さすがに「怖くなって」船頭さんが近くに来ましたので頼んで曳いてもらって高圧線の下手まで上がりました。同じ波でもこちらの方が同じように見えてもシロウサギが「軽い」感じで平気でした。こちらは航路ブイを見通したラインにボートを付けて、航路内と航路から外れた内側を釣って「入れ食い」を堪能しました。ハゼの大きさは、釣れてくる中心サイズは湾岸下流とほぼ同じでした。ただし、14〜17cmクラスの混じり具合が下流よりは若干少ない感じがしました。そうであったとしても、今の季節で高圧線上下のエリアで時速63尾というのはすごい入れ食いペースだと思います。ボリュームたっぷり。
 エサ、アオイソメ。最初からエサは3pにして、特別に太いものは頭を落として、あとは頭は落さずにそのままつけて釣りました。効率がいいこと。ハゼが大きいため。
 サオ、リールザオ7本を出しました。
 サオ、ダイワとシマノの磯ザオ2号、2.7m、7本使用。道糸ナイロン2号100m巻き、中型スピニングリール、オモリナス型6号、弓型テンビンウデ12cmのもの、仕掛け全長1.3m、幹糸1.5号、ハリス0.8号の袖バリ4号を使いました、自製3本バリ。
 湾岸道路から下流域は、道路からすぐの下手は比較的にコンスタントに釣れたようですが、高谷漁港から下手のエリアは下へいくほど魚影が薄かったと感じました。私はそのエリアにいましたので時速40尾ペースの釣りでした。
 他宿のボートが大型船の航路ブイのラインまで行って戻ってきましたので、その方面も本格的ではないものと判断しました。
 本日は北西の風が強くなって「頭がふらふらするような揺れ」でしたので、「ギブアップ」して、湾岸道路から上流へ移動しました。
 高圧線のずっと下手から釣り始めて航路ブイのラインを上流へ70尾ほど釣っては移動するという方法で釣りました。右左後方と三方向へ投げ分けていずれもダブルトリプルが多くで入れ食いでした。
 右岸の水門下手の沖まで釣り上がって午後2時50分納竿、3時には上がりました。
 特別に冷え込まなければ、湾岸道路の上流でまだまだ場荒れするまでは釣れるのではないのでしょうか。こうは書いてもあしたにならなければ本当のところは分かりません。自然のハゼ相手ですから。少なくてもあしたは釣れるのではないのでしょうか
2010年10月26日(火)
10月26日(火)秋ハゼのリール釣り、10〜15cmを550
秋ハゼのリール釣りで500尾以上6回目です。外道にセイゴ6尾。ヒイラギ10尾、台湾ガザミ6杯。食い千切られたハゼは5尾ありました。本日は午後になって急激に寒くなりましたので、防寒対策不十分につき午後2時半で早あがりしました
 船宿、伊藤遊船さん。
 中潮、きのうまで大潮、きょうから中潮です。満潮6時52分。干潮12時25分。
 朝の気温18℃、午前中は雨も降りましたがとくに寒くはありませんでした。少し気温は上がったと思いました。朝は小雨で、のち曇り。北の風やや強く吹きました。午後になって北東の風が強く吹きました。午後からはとても寒かったです。カッパを2着重ね着して雨対策は十分でしたが、気温の急降下に対応できませんでした。時雨そうになったので2時半に上がってしまいました。桟橋までボート漕ぎの練習です。3時からは本降りになりました。正解でした。
 朝の水温19℃。いよいよ下がってきました。水色は澄み。明日からはもっと下がるはずです。ミャク釣りはまた厳しくなるでしょう。
 6時から14時30分まで8時間30分の釣り、64尾/1時間。正午までに380尾、63尾/1時間、納竿までに170尾追加、68尾/1時間。
 エサ、アオイソメ。最初からエサは3pにして、特別に太いものは除いてあとは頭は落さずにそのままつけて釣りました。効率がいいこと。ハゼが大きいため。
 サオ、リールザオ7本を出しました。
 サオ、ダイワとシマノの磯ザオ2号、2.7m、7本使用。道糸ナイロン2号100m巻き、中型スピニングリール、オモリナス型6号、弓型テンビンウデ12cmのもの、仕掛け全長1.3m、幹糸1.5号、ハリス0.8号の袖バリ4号を使いました、自製3本バリ。
 本日は7時になっても暗くてハリがよく見えませんでした。老眼。それに雲がかなり厚くて雨も降ったりやんだりです。ハリ先を指で探しました。
 朝一番で左岸、M丸桟橋下流の放置された白い船の近くへ行きました。本日のポイント選定基準は北風がやや強く吹くという予報だったからです。そうでなければまだまだ他にやりたいポイントはあったのです。
 岸から50mほど沖で釣りました。満水です。岸方向へ3本投げて、ボート尻へ2本、航路方向へ2本投げました。さあ、どこが一番釣れるかな、という態勢です。結局、沖目の方がペースがよかったです。きっと岸近くは陸釣りの人たちが釣ってしまっているのでしょう。
 そこで70尾釣ってから沖目方向へ30mほど出ました。ここまでは陸釣りのオモリは飛んできません。風は左岸から右岸へ吹いていますから、ボート尻は航路方向へ向いています。
 左右うしろと3箇所へ投げて釣りました。入れ食いです。やはり70尾程度で移動しました。今度は航路ブイの近くへ行きました。ボート尻からは航路内へ投げました。よく釣れました。ブイの内側30m幅ほどのラインも良かったと思いました。釣られていないようでした。
 風がますます強く冷たくなってきました。次は上げ潮になりましたので、上流方向へ70mほど上がって同じように釣りました。風が強まったので釣れていたのですがやむなく陸釣りの人がいない岸方向へ移動、M丸桟橋近くの下手のやや深い場所で釣りました。
 最初は大型がダブルなどで釣れましたが、ものすごく寒くて気温の低下が激しいのです。バケツの水が汲んだときは暖かいのにすぐに氷水のように冷たくなってしまいました。
 ハゼもよく分かっていて釣れるハゼが10pほどのサイズばかりになってしまいました。そこでビクのハゼをバケツにあけて数を数えました。500尾を超しているのを確認できましたので思い切ってやめることにしました。それが午後2時15分です。終わりの支度をして、昼飯のおにぎりを食べて、ゆるゆるとアンカーを上げてボートを漕いで桟橋へ戻りました。
 上がったころから雨が降り出しました。グッドタイミングだったと思いました。
 本日のポイントは型狙いの場所です。風が吹く予定だから他の場所は捨ててやむなくそこで500尾を目指して釣りました。今の季節、晩秋ですが、この場所で500尾をゲットできるということは本当に幸せだと思いました。ボリュームたっぷりでした。
 私の、放水路内の秋ハゼのリール釣りは終わりになるかも知れません。行徳港内のハゼの魚影が気になるところです。次回の釣行をどこにするか思案中です。行徳港内の情報が思わしくなければ放水路内で釣るようになってしまうでしょう。
2010年10月18日(月)
10月18日(月)秋ハゼのリール釣り、10〜16cmを697
秋ハゼのリール釣りで500尾以上5回目です。外道にシロギス5尾。セイゴ4尾。食い千切られたハゼは3尾のみでした。デキの良型ばかりが揃いましたので満足だし、釣りやすかったです。
 船宿、伊藤遊船さん。
 若潮、あしたから中潮です。干潮7時53分、満潮14時46分。潮はかなり流れたと思いました。
 朝の気温16℃、日中は22℃ほど。朝は曇りでのちときどき晴れ。北の風、のち東の風、風はやや強く吹いたと思いました。終日、寒かったです。カッパを脱げませんでした。
 朝の水温22℃。水温はいまどきの季節としては高いと思いました。水色は澄み。
 6時から15時00分まで9時間の釣り、77尾/1時間のハイペース。正午までに480尾、80尾/1時間、納竿までに217尾追加、72尾/1時間。
 エサ、アオイソメ。最初だけやわらかい部分を長くつけてハゼの食いを誘いましたが、良型ばかりが釣れましたので、しかも、ダブル、トリプルの連続でしたので、エサは3pにして、頭は落さずにそのままつけて釣りました。効率がいいこと
 サオ、リールザオ7本を出しました。午後2時からは5本にしました。
 サオ、ダイワとシマノの磯ザオ2号、2.7m、7本使用。道糸ナイロン2号100m巻き、中型スピニングリール、オモリナス型6号、潮が速いので、糸フケで若干ですがオモリを流しぎみにして釣りました。そのかわり手前祭りに十分気を使いました。、弓型テンビンウデ12cmのもの、仕掛け全長1.3m、幹糸1.5号、ハリス0.8号の袖バリ4号を使いました、自製3本バリ。
 朝一番でゴロタと沈船の中間の航路際にアンカーを入れました。航路ブイの黄色のものを左右に見通したラインです
 竿7本を伸ばして、それから仕掛けをつけて、それからエサをつけて、そうして次々と航路方面へ扇形に投入しました。
 ボートは風で下流へむきます。流れも下流です。糸フケは下流へ行っています。ですから、上流側のサオから上げるようにしました。サオと糸の操作を気をつけました。
 そのうちに風が東になりました。ボートが航路を頭にして右岸の東西線車庫方向を向いたり戻ったりです。釣りづらいですが、サオを右へ投げたり左へ投げたりで対応しました。
 ボートの左は川中の瀬になっていて、私のいる場所は上流から下流へ落ちてきている場所です。ですから水深は2m弱あるのです。そこで入れ食いです。型がいいので気持がいいです。
 朝アンカーを入れた場所で480尾を釣りました。他のボートを見ながらの釣りでしたので、本日は航路方向を除いたエリアは手前から釣りました。ボートが近くにいなくなると遠投して釣りました。これは私の常道です。他の人が釣っていたからといって「すべて」釣ってしまうわけではありませんので、ボートがいなくなったときがチャンスなのです。
 まして、ミャク釣りの人であれば、ハゼはたくさん残っているというのが私の認識です。ですから、いよいよ食いがまばらになるまで粘って480尾で場所を移動しました。
 下流方向へ同じラインを100mほど移動しました。そこで納竿まで釣りました。本日はそれだけでした。
 2時50分にサオをたたんで、3時の曳船で戻りました。
 本日は風が冷たかったし、風も強かったですが、よく釣れましたので、釣り日和としてもいいのかと思っています。
 本日のポイントは毎年一度はサオをださないと気がすまない場所だったので、本日釣りができてよかったと思っています。
2010年10月12日(火)
10月12日(火)秋ハゼのリール釣り、7〜16cmを744
本日は釣りたかった場所でやっと釣ることができて、しかも大釣りでしたので大満足です。秋ハゼのリール釣りで500尾以上4回目です。外道に台湾ガザミ5尾、これは持ち帰って食べます。本日はセイゴもダボハゼも釣れませんでした。珍しいです。
 船宿、伊藤遊船さん。
 きのうまで大潮、本日から中潮。満潮8時08分。干潮13時00分。潮はあまり下がりませんでした。
 朝の気温19℃、日中は23℃ほど。朝は曇りで時雨れました。のち曇りときどき晴れ。朝は無風状態で風が360度回りました。ボートが回るので釣りづらいこと。午後は南東の風が少し強く吹きました。風は涼しいと思いました。
 朝の水温22℃。先週よりは1℃下がっていました。
 6時から15時00分まで9時間の釣り、82尾/1時間のハイペース。正午までに500尾、83尾/1時間、納竿までに242尾追加、80尾/1時間。
 エサ、アオイソメ。全体的に8〜9cm主体でしたので、エサは1〜1.5cmと短くつけました。大きいハゼを揃えたい人には型に不満があると思いました。私は数釣りなので型は二の次。型も数もと二兎は追うことができませんでした。我慢するしかありません。数の方を取りました。
 サオ、リールザオ7本を出しました。
 サオ、ダイワとシマノの磯ザオ2号、2.7m、7本使用。道糸ナイロン2号100m巻き、中型スピニングリール、オモリナス型8号(潮が流れると思って8号にしました)、弓型テンビンウデ12cmのもの、仕掛け全長1.3m、幹糸1.5号、ハリス0.8号の袖バリ4号を使いました、自製3本バリ。
 前日の情報で、竿頭の方が結局桟橋前が一番よかったというコメントだったと聞きましたので、高圧線下その他のポイントを本日は捨てました。ポイントとしては、ずっと、やりたくていてそれでいてできないでいた場所を選択しました。500尾釣れなくても「いいかっ」という気持でした。
 朝一番で、伊藤遊船さんの桟橋前50mほど沖へボートをつけました。3人乗りの黄色のボートと桟橋の中間あたりです。力いっぱい投げると桟橋へガチンという距離です。
 したがって、8号オモリでチョイ投げでちょうど良かったです。7本を投入している間にアタリが出ています。そのまま放置。7本を投入し終わってから麦茶を飲んで、おもむろに聞きアワセをすると穂先が前方へグッと残ります。幸先がいいと思いました。
 釣れてくるのは10p前後の型。2時間釣って190尾です。情報どおりの入れ食いで、特別に大きいハゼは100尾釣って2〜3尾程度。7pほどのハゼが多く交じります。ですから、エサは1pから1.5cmと小さく短く付けました。7割ほどはハリを飲んでいます。食いがいいのです。
 300尾を超したところでさらに50mほど沖へ出ました。三人乗りの黄色のボートの繋留場の横で、大型の乗合船のすぐ近く。8号オモリで着底まで3〜4カウントほど時間がかかる深さです。たぶん、3.5m以上はたっぷりとある深さです。
 船下と乗合船めがけての遠投、黄色のボートの近くへの投入、桟橋方向へのチョイ投げと7本を投入して釣れ具合をみました。なんと、ここでも入れ食い。型は少し小さくなりましたが時速80尾は釣れています。
 そのうちに南東の風が強くなったので、黄色のボートがぞろぞろと私のボート方向へ向きを変えて回ってきました。繋留のボートに飲み込まれてしまいそうになりましたのでそこから逃げて50mほど上がりました。そこで釣りを再開。ちょうど船宿の屋形船の沖合いになるエリアでした。目の前に緑色の乗合船があります。
 本日はハリ掛かりしているハゼを台湾ガザミ(青色のカニ)がハサミでグチャグチャにしてしまいました。悔しいこと。ガザミは5尾だけは釣れましたがほとんどはハゼを食い逃げされました。食い千切られたハゼは20尾以上はありましたが、証拠のためにすべてゲットして船宿に見せました。ガザミがどれほどたくさんいるのか見当がつきません。そのような邪魔の仕方でした。
 上流域でのこのような釣れ具合は「場荒れ」するまではここ数日は続くのではないのでしょうか。風さえなければ川の真中でリール釣りで数釣りができると思うのです。
2010年10月5日(火)
10月5日(火)秋ハゼのリール釣り、7〜15cmを533尾。
秋ハゼのリール釣りで500尾以上3回目です。リールで500尾オーバーは目標ですが、なかなか厳しいです。本日、同宿のお客さんでミャク釣り専門の人がおられて、この人が上手な人で、450尾だったそうです。外道に台湾ガザミ6尾、これは持ち帰って食べます、20pオーバーのセイゴ3尾、ダボハゼ多数。
 船宿、伊藤遊船さん。
 本日から中潮。これから潮は大きくなります。干潮8時55分。満潮15時30分。潮はよく動いたと思います。
 朝の気温20℃、日中は23℃ほど。朝は曇り、のち晴れときどき曇り。朝は北東から東の風がやや強く吹いたりやんだり、午後は南東の風でした。風は涼しいと思いました。
 朝の水温23℃。9/29に来たときよりも2℃高かったです。
 6時から15時00分まで9時間の釣り。正午までに320尾、53尾/1時間、納竿までに213尾追加、71尾/1時間。本日のペースは例年のような平常のペースです。
 エサ、アオイソメ。
 サオ、リールザオ7本を出しました。
 サオ、ダイワとシマノの磯ザオ2号、2.7m、7本使用。道糸ナイロン2号100m巻き、中型スピニングリール、オモリナス型6号、弓型テンビンウデ12cmのもの、仕掛け全長1.3m、幹糸1.5号、ハリス0.8号の袖バリ4号を使いました、自製3本バリ。
 朝一で湾岸道路下流右岸ノリヒビの先端へ行きました。私としての偵察の釣り。流れが速いです。川の中央方向と、ノリヒビの内側へ投げました。
 H遊船、TT遊船、T遊船などのお客さんが来ています。右岸と左岸に散らかっています。
 サオを7本出しましたが流れてくる海草でどうしようもありません。海草のダンゴになります。ときどき12cmほどのハゼが釣れます。空振りが多いです。
 1時間近く釣って13尾、型はいいのです。海草が少なければもっと釣りやすくて釣れると思うのですが本日は中止にしました。
 湾岸道路から上流域へ移動です。ゴロタ方向をみるとボートで「山」になっています。きっと釣れているのだろうと思いました。それにしてもボートが多いです。
 途中の高圧線周辺右岸側はボートがいません。ゼロ。左岸のクリーンセンターの下手に湾岸下から上がってきた人を含めてかたまっています。
 水門からゴロタにかけて上がっていくのが嫌になって、高圧線下でアンカーを入れました。ここ丸々2週間この付近はボートがたくさんきて攻められていました。きのうもおとといもボートがたくさん来ていた場所です。釣られてしまってハゼが小さいし少なくなったという情報でした。
 幸にこの付近は誰もいませんので「残りハゼ」を釣ればいいだろうとおもってサオを出しました。
 たしかに、前回735尾を釣ったようなペースではありません。型も大中小の交じりで7〜8cmが多く交じります。12cmクラスは少ないです。ときどきという程度でした。それでも1時間に60〜70尾のペースで釣れて来ます。もう何も言うことがありません。これで満足のペースです。
 私は数狙いなので(500尾目標ですから)大きさは本日は目をつぶって釣ることにしました。
 投げてみると、釣れてくる場所と釣れてこない場所が分かれています。きのうおとといで釣られてしまってハゼがいない場所が「穴」になってあるのです。これは前回と大きく違う条件でした。ですから、積極的に投げて拾い釣りをしたのです。このような条件下ではミャク釣りではポイントを掴むのが難しいし時間がかかるだろうと思いました。リールで探る方が効率がいいのです。
 同一エリアを2回移動しただけでした。ハゼは水深2〜3mの場所にもいました。
 本日は13尾でここへきたので、ここでは520尾を8時間で釣ったことになります。65尾/1時間のペースでした。いいペースです。
 湾岸道路から下流域は本日の様子ではたくさんのボートがいって、みなさんそれぞれがいい思いをして帰れる、というほどの魚影ではなかったように思いました。水温もまだ23℃ありますので下流へ落ちるハゼの数が本格化していないのかも知れません。
 そうはいってももうそろそろ時間の問題だとは思っていますし、だからこそ本日偵察してみたのですが、肩透かしを食ってしまいました。
2010年9月29日(水)
9月29日(水)秋ハゼのリール釣り、7〜17cmを735。2回目のアオシオ終息直後の釣り。9時間00分の釣り。81尾/1時間。右岸、2連ある下手の高圧線下で終日入れ食いでした。
 船宿、伊藤遊船さん。
 中潮。あしたから小潮です。満潮8時24分。干潮13時34分。潮はよく動いたと思います。
 朝の気温19℃、日中は23℃ほど。朝は曇り、11時過ぎから晴れときどき曇り。朝は北の風がやや強く川の中央はシロウサギが立つ寸前でした。晴れてからは念のために川の水でタオルを絞ってから頭に乗せました。涼しいと思いました。
 朝の水温21℃。9/22に釣りに来たときは28℃でしたので急に下がりました。そのお陰でアオシオが終息したのだと思いました。立て続けに大雨が降って水面を叩いたのが良かったと思います。水色は澄みです。さすがに水温21℃になりますと水が「締まった」ような気がします。
 6時から15時00分まで9時間の釣り。朝が明るくなるのが遅くなりました。正午までに420尾、70尾/1時間、納竿までに315尾追加、105尾/1時間。午後はハイペースになってこれでは私のミャク釣りと同じペースでした。
 エサ、アオイソメ。魚影がとても濃かったのですが、長さは1.5p〜3cmと長くつけました。それは水温が急に下がっていることとサオ7本の釣りができている釣りだったからです。7本のローテーションが作れているときは置ザオの「待ち時間」が十分に確保できているわけですから、ゆっくりと食わせるためにエサを大きくつけたのです。そうしますと周囲のハゼの活性を高くできて食いアタリが持続するからです。このような状態が作れたことを「地合いができた」と私は言っています。
 サオ、朝一はリールザオ7本を出しました。午後2時過ぎになって根掛かりでテンビンごと取られてしまいましたので、残りの1時間はサオ6本で釣りました。
 サオ、ダイワとシマノの磯ザオ2号、2.7m、7本→6本使用。道糸ナイロン2号100m巻き、中型スピニングリール、オモリナス型6号、キステンビンウデ12cmのもの、仕掛け全長1.3m、幹糸1.5号、ハリス0.6号の袖バリ3号(前回の残りの仕掛け)を使い切ってからは袖バリ4号ハリス0.8号を使いました、自製3本バリ。本日はアオシオ終息直後で、水色もいいので川の中央でオモリ6号で振って、風と潮で多少はオモリが引きずられる釣りをしようと思いました。
 朝一番で川の中央へアンカーを入れてみました。すぐに止めました。というのは、北風が強くあたってシロウサギがときおりでて、ボートの揺れが激しいのです。これでは体力の消耗が激しいと思い即座に移動しました。前回釣ったポイントへ行きました。2連ある高圧線の下手のした右岸、水際から40mほど沖。目いっぱい投げると岸へ届くくらいの距離。
 本日はアオシオ終息後という事で期待が大きくて沖目へ遠投してみました。本日はよく釣れました。オモリが6号なので糸ふけをとっても、また、糸がふけます。これはオモリがボートの動きで引きずられている証拠。これはもっけの幸で本日はそのような釣りをするつもりでした。自分では誘わないことにしていました。もちろん、投入直後の最初の誘いだけはズルズルと2mほどはやりました。それ以後はボートとオモリに任せたのです。
 岸際もよく釣れました。同宿のミャク釣りの人たちが後からきて、目の前をスレスレに通過していきます。同宿のボートの場合はお互いに話がしやすいので空いているポイントを教えてあげたり情報交換をしたりしました。
 本日は、川の中央から移動してきて朝アンカーを入れただけで、釣り始めてからはそこから一度も移動しませんでした。こんなことも珍しいことです。それだけハゼの魚影が濃かったことと、私の地合いが作れたためだと思います。
 今後は水温が20℃以下になってくると思いますし、水ももっと「締まって」くると思います。リール釣りがますます優位になると思っています。本日はリール釣りで置ザオ釣法だった人はよく釣れたのではないのでしょうか。
 なお、本日のボートは湾岸道路下までで、上は妙典排水樋門までの右岸左岸の両側で釣っていました。朝が風が強かったこともあって川の中央で釣るボートはありませんでした。ミャク釣りのボートの人の移動は多かったと思っています。
2010年9月22日(水)
9月22日(水)秋ハゼのリール釣り、8〜17.5cmを630。アオシオ被害終息直後の釣り。9時間00分の釣り。70尾/1時間。右岸、2連ある下手の高圧線下で終日入れ食いでした。
 船宿、伊藤遊船さん。
 中潮。あしたから大潮です。あしたはお彼岸です。満潮4時05分と16時43分。干潮10時28分。
 朝の気温26℃、日中は33℃ほど。陸の上は暑かったらしいです。晴れ。南の風のち南西の風。オシボリ2本使用。8月ほどの暑さではないと思いました。
 朝の水温28℃。9/13に釣りに来たときは27℃でその後に24℃に下がり、アオシオが終ってからの本日は28℃でした。あすは雨予報ですが、これからは下がることが多いと思います。
 6時から15時00分まで9時間の釣り。朝が明るくなるのが遅くなりました。これからは始まり時間がもっとだんだん遅くなります。
 エサ、アオイソメ。魚影がとても濃かったので長さ1p〜1.5cmと短くつけて十分でした
 サオ、朝一はリールザオ7本を出しました。ところが「超」の字がつく入れ食いで、私としては収拾がつけにくいほどのハゼの濃さでした。そこでサオを6本に減らし、その後、オモリごと仕掛けを取られたのを機に5本にして終日釣りました。
 サオ、ダイワとシマノの磯ザオ2号、2.7m、7本→6本→5本使用。道糸ナイロン2号100m巻き、中型スピニングリール、オモリナス型8号、キステンビンウデ12cmのもの、仕掛け全長1.3m、幹糸1.5号、ハリス0.6号の袖バリ3号(通常は4号です)、自製3本バリ。本日はアオシオ後で「深場」は魚影が薄いものと判断して、水深0.5m〜1.5mまでを攻めるつもりのハリ支度。リール釣りで水深50cmを釣るというのは異例のこと。アオシオのため。
本日は狙いと準備が的中して、ハゼは大中小の交じり。10pが中心で10pの粒揃い。それでも8〜9cmが多数交じりましたので、袖バリ3号を使用して正解だったと思いました。70%ほどはハリを飲んでいました。ハリスをもって、ヒュッと引けばスポッと抜けます。本日は飲ませて釣る釣りをしました。オモリの8号は浅場で釣るために小型が多いので重くしてオモリアワセでハリ掛かりを狙いました。5号とかのオモリだと魚影が濃すぎるとハゼに引っ張りまわされてこんがらがってしまうため。また、本日は南西の風が日中強まる予報で、10時半からは上げ潮がきつくなりますので、投入の便宜のため8号を使用しました。道具と仕掛けについては次回からはこのように詳しくは書かないと思います。
 朝一で右岸側二連ある高圧線の下手のやや下流へアンカーを入れました。6時ですので水深は1.5mほどありました。岸の方向へ3本投げました。水深は50cmほどしかないはずです。沖へ4本投げました。オモリは着水直後にトンとつきますので、すかさずズルズルと2mほど手前へ引きました。本日の投入直後の誘い幅は大きくしました。特別に浅場ですので、仕掛けを直線にすることとハゼを誘うためです。
 右舷左舷ともに一投目からダブル、トリプルです。サオ7本ではとても扱いきれないほどの魚影です。こうなりますと本数が多いということが災いして手返しが遅れるのです。理由は仕掛けがハゼのために絡まりますのでそれを直す時間が必要だからです。
 そこで1本減らして6本にしました。今度は調子よくペースも復活しました。
 私のリール釣りは投入して糸ふけを取って誘って置ザオで、この最初の一回目の動作でハゼを釣ってしまいたい、という釣りなのです
 本日は魚影が特別に濃いと判断できましたので、最初の聞きアワセで空振りですと、エサがない、という判断をしました。幸に、空振りというのは一日釣っていて10回程度しかありませんでした。ですから、最初の聞きアワセで全部釣れてきたということです。
 水位が下がってきて、岸方向はボートから近くなって投げられません。投げると干潟の上まで飛んで行ってしまうのです。しかたがありませんので、6本全部を片舷にして沖方向へ投げました。こちらも1〜1.2mしかないようです。
 そのうちに同宿のボートなどで混んできました。そこでボートを、投げていたオモリが着水していた外側へ移動しました。釣るエリアは同じような場所を釣るのですが、ボート位置を反対側へ持っていったのです。
 こんどは左側だけを釣ることになりました。なぜかといいますと、航路方向へも遠投したのです。ところがポツンポツンと1尾ずつとかしか釣れません。効率が悪いことおびただしいのです。ですから、航路方向は本日は捨てました。
 このことからわかったことは、川の中心部の比較的に深い場所には本日はハゼがそれほどたくさんはいないのではないのかということでした。ですから、もっぱら岸方向を釣ったのです。
 午後からは水位が高くなってきましたので、思い切って岸方向へ移動して水深1mの場所へアンカーをいれました。干潟になっていた水深50cmを釣るためです。ポチャンとオモリが着水するとトンとオモリが底へ着いた感触がないのです。浅いからです。ポチャンで終わりです。オモリが土に突き刺さっています。ですからズルズルと引っこ抜いて2mも引くのです。これで正解でした。
 本日はリールで500尾を目標にした釣りでしたが、釣り始めるまではそれだけ釣れるかどうか正直なところ自信はなかったのです。やってみたら入れ食い。
 本日も他宿の人たちが湾岸道路から下流へ行っています。私の予定はもしここで思わしくなかったら下流へ行くつもりだったのです。最初から下流へ行かなかったのは、きのうまでの釣果で下流で釣れたことは知っていたからです。ですから、だれも釣っていなかった高圧線下でダメモトでまず釣ってみただけのことでした。そうしたらいいペースで釣れましたのでいい場所が見つかったと嬉しい気持になりました。
 本日は水深が深い場所は比較的ハゼが少なかったように思いましたが、何日か経過して深い場所で釣れるということもありますので、次回のときは川の中心部も試しに釣ってみようかと思っています。本日は、500尾を釣るために夢中になってしまって、川の中心部まで行って釣るヒマがありませんでした。
 なお、明日からの雨予報ですが、前回のようなアオシオが発生しないことを願っています。自然のことは予測不能ですので、アオシオが出るかでないか、とても気がもめます。
2010年9月13日(月)
9月13日(月)秋ハゼのミャク釣り、7〜12cmを1123。9時間30分の釣り。118尾/1時間。右岸、2連ある下手の高圧線下で700尾、沈船上手〜ゴロタ手前までで423尾。高圧線下は沈船上手よりも一回り小ぶりでした。10束今季15回目。累計199回。
 船宿、伊藤遊船さん。
 中潮。満潮8時15分。干潮13時40分。あさってから小潮になります。干潮でも潮はあまり下がりませんでした。
 朝の気温26℃、日中は34℃ほどとか。暑かったらしいです。朝曇り、8時頃に前線通過の雨、のち晴れときどき曇り、朝は北の風、のち南の風が少し吹きました。本日の日中は暑かと思います。オシボリ2本使用。
 朝の水温27℃。1週間前よりも3.5℃も下がっていました。予想はしていましたが、いよいよ、秋本番となったと思います。水色は澄みでした。これからは水温は下がる一方です。
 6時から15時00分まで9時間半の釣り。実際は5時30分〜15時00分まででした。早く着いたので船頭さんがボートを出してくれました。ありがたいことです。その分、早く上がれば釣り時間は調整できます。10:00で585尾、130尾/1時間。12:00までに253尾追加、126尾/1時間、15:00までに285尾追加、95尾/1時間。
 エサ、アオイソメ。
 サオ、1.8m渓流サオ2本使用。道糸ナイロン1号、先糸1.2号、ハリ、袖バリ1号、ハリス糸付き、仕掛けにセットしたハリスの長さ3p(予備バリはハリス3.5pに結んであります)、オモリ、ナス型1号、ハリスはオモリの結わき目から2.5p上の部分に2ミリ間隔でたんこぶを2ケ作って、そこへハリスを絡げて結びました。自称3pの仕掛け。
 朝一番で高圧線の下へ行きました。右岸。下手の高圧線下。水深70cm。ゴロタや沈船付近よりも型が小さいです。アタリも少ないと思いました。
 そのため、エサは最初は3pと大きくつけてアタリを出してからエサを1pと小さくして食わせました。7月頃の釣りになってしまいました。
 朝のうちは北風でしたので、ボートが下流方向へ向きますので、そのまま湾岸道路方向へ水深1.5mまでのラインをジグザグに釣り下りました。
 ところが11時過ぎになって極端に食い渋りになりました。大きく移動して周辺を探索しましたが、思わしくありませんでした。
 そこで思い切って沈船まで上がりました。途中で何ヶ所かサオを出しましたがつまらなかったです。したがって、沈船上手右岸水深50cmから釣り始めました。そうしたらポツポツポツッとデキの良型が釣れるではありませんか。あと300尾釣れば1000尾になりますので、なんとか形を整えたいと思いました。
 本日は一箇所で100尾などという釣りはとてもできない釣りになっていますので、20〜30尾を釣ると移動しました。ボートが少ないのでバッティングはしませんので行きたいところへ行くことができました。
 ゴロタまで釣りあがって午後3時に納竿しました
 釣り方は遠くへ投入して手前や左右へ動かして誘いをかけました。投入直後のアタリがよく出せたと思いました。ですから、再投入は積極的に頻繁にしました。
 今後は水温がグングンと下がります。これまで浅場でミャク釣りで釣れていたハゼは小型しか残らなくて、他のハゼは2m以上の場所へ集団で移動する季節になりました。
 これからはリール釣りの季節です。ミャク釣りでの数釣りは釣果がダウンします。
 私はリール釣りで釣果500尾を狙うシーズン到来です。ミャク釣りの人に負けないだけの釣果を打ちたいと思います。
2010年9月6日(月)
9月6日(月)秋ハゼのミャク釣り、8〜13cmを1322。9時間30分の釣り。139尾/1時間。右岸、東西線車庫前、干潮時間帯にミオ筋を攻めました。良型がそろいました。10束今季14回目。累計198回。良型ばかりでとてもよく釣れました。ほとんどがテンプラ用にひらけるサイズでした。
 船宿、伊藤遊船さん。
 中潮。干潮9時20分。満潮2時36分と16時15分。あさってから大潮になります。
 朝の気温28℃、日中は34℃ほど。晴れ、朝から南風のち南西の風がやや強く吹きました。水面にシロウサギが立ちました。アンカーが流されました。オシボリを2本使用。
 朝の水温30.5℃。1週間前よりも1℃高くなっていました。この暑さでは仕方がないのかも。水色は澄みでした。
 6時から15時30分まで9時間半の釣り。実際は5時30分〜15時00分まででした。早く着いたので船頭さんがボートを出してくれました。ありがたいことです。その分、早く上がれば釣り時間は調整できます。9:00で609尾、尾、174尾/1時間、入れ食いでした。12:00までに490尾追加、163尾/1時間、15:00までに223尾追加、74尾/1時間。上げ潮が効いてきてからがダウンしました。1.8mサオいっぱいを釣ったためです。それはそれでいい釣りをしたと思います。
 エサ、アオイソメ。良型が多かったのでエサは大き目あるいは長くつけました。空振りが多かったと思っていますが、型は揃ったと思います。
 サオ、1.8m渓流サオ2本使用。道糸ナイロン1号、先糸1.2号、ハリ、袖バリ1号、ハリス糸付き、仕掛けにセットしたハリスの長さ3p(予備バリはハリス3.5pに結んであります)、オモリ、ナス型1号、ハリスはオモリの結わき目から2.5p上の部分に2ミリ間隔でたんこぶを2ケ作って、そこへハリスを絡げて結びました。自称3pの仕掛け。
 朝一番で、ゴロタと沈船の中間へ入ろうと思っていましたが、他宿のボートが先着していてゴロタ周辺は放棄しました。
 やむなく、右岸沈船上手水深1mで釣りました。蛇籠から10m以上沖目。ポツポツ釣れますが中型です。1時間釣って130尾、いいペースです。
 水位が下がりますので、70尾程度釣ると沖目へボートの長さだけ移動しました。その繰り返しでとうとうミオ筋まで下がりました。
 本日は釣れていますので、干潟になるタカにいるハゼがミオ筋へ落ちてくるのを待ち構えていて釣る作戦にしました。これは大当たりでした。
 釣り方はエサを大き目につけて、それを目いっぱい前方などへ振り込んでアタリを誘発させる釣りです。周辺で見ていると、多分、私が適当にポンポンと放っているように見えたでしょう。
 この釣り方で着底直後にアタリを出せるのは胴突き仕掛けだからです。着底してから小突いたりは一切しませんでした。本日はそれを可能にする魚影だったと思っています。
 ミオ筋は海草がほとんどありませんでした。ところどころに牡蠣礁が小規模にあったりして根掛かりはときおりしましたが、ハゼは活発でした。
 私がミオ筋で釣れているのを見て、沖の瀬の上にいた他宿のボートが何艘が周辺に来ました。それは仕方のないことですので、そのボートを交わすようにして上流方向へ上げ潮と風に乗って移動を繰り返しました。
 ミオ筋は1.8mサオでいっぱいになるまで釣りました。深くなったときは干潟になるタカへ下がって1.8mサオで釣りました。
 ゴロタまでのおよそ100mほどを釣り上がりました。これで1000尾は確実に超えました。ゴロタは他宿のボートと同宿のボートが入り乱れて釣っていまのしたので、そこはパスして、更にゴロタの上流へ行き、こんどは2.4mサオを出してやれなかったミオ筋を釣ってみました。いいアタリが出ました。ゴロタ上流のミオ筋も海草がなくハゼも良型が釣れるのを確認できましたので2.4mサオはすぐに仕舞ってしまいました。
 今度は干潟になっていた浅場へ行きました。水深は1mから1.6mです。ここで釣れました。念のために水深60pほどになっているもっと浅い場所も釣りましたが、型は小さいし、アタリもやや少ない感じでした。したがって、浅い場所は止めて、水深1.6メートル前後で、ミオ筋から上がってきたタカで釣りました。ここはとてもよく良型が釣れました。
 ゴロタ上手は石垣護岸方向へ少しずつ移動してサオいっぱいまでの場所で釣りました。久方ぶりでサオ一杯の深さでの楽しい釣りをやれて納竿できました。
 浅場の食いは、下げ潮の時のほうが絶対的に良くて、上げ潮で潮を被った水深50〜70cmの浅場は魚影がまだ薄いように感じましたし、型も一回り以上小ぶりだったと思いました。
 本日は川中の瀬の上は釣りをできませんでした。ただし、他宿り常連さんが干潮時間帯に釣っていましたので、いい釣りをしたのだろうと思いました。
 私は目標としていたミオ筋での釣りを堪能できましたので本日は上出来の一日でした。
2010年8月30日(月)
8月30日(月)夏ハゼのミャク釣り、10〜13cmを1405。10時間00分の釣り。140尾/1時間。総重量9224g。ミャク釣りでの重さでは過去22年間で最高重量でした。10束今季13回目。累計197回。良型ばかりでとてもよく釣れました。ほとんどがテンプラ用にひらけるサイズでした。こんなことは来週の釣りでは、できないのかもしれません。釣られてしまいますし、潮も変わるからです。本日は狙いどおりの釣りになりました。海草が少なくなったのを見透かしての釣り。大成功。
 船宿、伊藤遊船さん。忙しいのに私が無理を言って目方をかけてもらいました。ありがとうございました。
 本日は中潮の最終日であしたから小潮です。満潮7時46分。干潮13時30分。ゴロタ周辺で釣るには絶好の潮でした。あとは海草が邪魔になるかならないか、ハゼがどれだけいるのか、ということだけが未知数でした。
 朝の気温26℃、日中は34℃ほど。晴れ、北の微風のち南寄りの風。無風状態があってともかく暑いです。オシボリを2本、川の水でビショビショにして、1本は首へ巻き、もう1本は帽子の下へ被って両肩へ垂らしました。帽子は川の水に浸してから被りました。とっても涼しかったです。帽子を積極的に川の水につけました。
 朝の水温29.5℃。0.5℃高くなっていました。この暑さでは仕方がないのかも。水色は澄み。
 6時から16時まで10時間の釣り。実際は5時30分〜15時30分まででした。9:00で480尾、3614g、137尾/1時間、12:00までに431尾追加、2700g、143尾/1時間、15:30までに494尾追加、2910g、141尾/1時間。
 エサ、アオイソメ。エサ付けは1.5cm程度につけて、タラシをたっぷりと出しました。こうした方がハゼが寄って同一場所のピンポイントで釣れ続くからです。本日は型狙いでしたので、大きくエサを付けて10p未満のハゼはとてもすぐには食いつけないようにして釣りました。アタリの見極めとアワセのタイミングはとてもうまくいったと思っています。本日は精神的にも充実して満足の釣りだったと思いました。釣れてくるハゼは、ボートの舷側にドテッと当たるハゼが多かったです。また、ボート下へ突っ込んでくるハゼがも多かったです。それだけ大きいハゼが多かったということです。このようなことは今シーズンはもう二度とないのかも知れません。
 サオ、1.8m渓流サオ2本使用。道糸ナイロン1号、先糸1.2号、ハリ、袖バリ1号、ハリス糸付き、仕掛けにセットしたハリスの長さ3p(予備バリはハリス3.5pに結んであります)、オモリ、ナス型1号、ハリスはオモリの結わき目から2.5p上の部分に2ミリ間隔でたんこぶを2ケ作って、そこへハリスを絡げて結びました。自称3pの仕掛け。
 朝一番で、ゴロタの上手水深1mにアンカーを入れましたここ数週間、待ちわびて、狙いすましていた場所でした。なぜかといいますと、海草が大量に繁茂して、とてもハゼ釣りができる状態ではなくて、ハゼがいるのを分かっていながら、他の場所で釣っていたからです。
 本日の釣行前に、何日かかけて、堤防の上からと船外機の上から干潟になる場所の状況を調べていました。立ち込み釣りの人たちが海草を踏みつけてくれますので、かなり流れて、海草のない干潟がかなりの面積に拡がっていました。あとは、ミオの中にどれだけ海草があるかということだけでした。
 そこで本日はゴロタ周辺で釣ることにして、イチかバチかの勝負をかけてみました。もし釣況がよくないようだったら、高圧線方面へ移動するつもりでいました。でも、成算は五分五分だと思いました。もしも、釣れるようならば、「良型ばかり」という釣りになるだろうという変な「確信」がありました。
 底が見えますので牡蠣礁の帯を確かめてから、牡蠣礁を外してその前後で釣りました。色の黒い茶色いハゼがたくさん釣れてきました。牡蠣礁の内側で釣り、外側で釣り、という具合にジグザグにゴロタの方向へ動きました。本日は波除蛇籠方面へは行きませんでした。理由は、そちらへ行く必要がないほどのペースで釣れ続いていたからです。
 ゴロタ本体と蛇籠の間まで来ました。ゴロタが露出してきました。かまわずにゴロタを回り込んで、下手へいきました。ゴロタの下手のミオへ落ちて行く斜面と、ゴロタから砂地へ落ちる崖の下を釣りました。
 思った通りの良型の入れ食いです。ともかくハズレがないのです。今度は、ゴロタの前面のミオへ落ちた場所を釣ってみました。海草がかかりません。オッ、やったねー、と思いました。
 これならばイタダキです。風が南風ですのでボート尻が上流を向きます。ゴロタを左にして、それを背にして、ミオ筋を釣りました。そうはいっても落ちて行く斜面ということです。ミオの真ん中は本日はサオを出しているヒマがありませんでした。私が釣った範囲では海草は少ししかありませんでした。邪魔にはなりませんでした。
 午後からはミオ筋の斜面が右側で、左側はミオから上がったタカです。タカは水深1mほど、ミオ筋は水深1.7mという斜面でした。どちらの側もとてもよく釣れたのです。ですから、その筋を見通して上流方向へ移動して釣りました
 今後のことですが、ゴロタ周辺の海草はもっと少なくなるのではないのでしょうか。あったとしても釣りの邪魔をすることは少なくなると思っています。というのは、私のあとに同宿のボートが来て、その人はリール3本の釣りでした。その人は私が釣っていない干潟になる場所で釣っていて、それで釣りになっていたのです。そんなことでしたからゴロタの下手についても、上手よりはまだ海草はありますが、これからは釣りができるのではないのでしょうか。
 本日の私の良型の入れ食いの理由は、これまでに誰にも釣られていなかったということが最大の原因であると思っていますので、良型を揃えたい人はなるべく早めの釣行が宜しいかと思います。誰かに釣られてしまう前に自分が釣る、これが釣り師の鉄則ではないのでしょうか。
2010年8月23日(月)
8月23日(月)夏ハゼのミャク釣り、7〜12cmを1367。9時間00分の釣り。151尾/1時間。10束今季12回目。累計196回。とてもよく釣れました。8/19と8/20はアオシオ気味ということでしたので、本日はポイント選定の勝利でした
 船宿、伊藤遊船さん。
 本日は中潮の最終日であしたから大潮になります。、満潮3時39分と17時05分。干潮10時23分。
 朝の気温27℃、日中は35℃ほど。晴れ、南寄りの風。暑い。オシボリを2本、川の水でビショビショにして、1本は首へ巻き、もう1本は帽子の下へ被って両肩へ垂らしました。帽子は川の水に浸してから被りました。とっても涼しかったです。帽子を積極的に川の水につけました。
 朝の水温29℃。一週間前と同じ水温でした。
 6時から15時まで9時間の釣り。8:00で401尾、200尾/1時間、10:30までに372尾追加、148尾/1時間、13:00までに329尾追加、131尾/1時間、15:00ラストで265尾追加、132尾/1時間でした。
 エサ、アオイソメ。
 サオ、1.8m渓流サオ2本使用。道糸ナイロン1号、先糸1.2号、ハリ、袖バリ1号、ハリス糸付き、仕掛けにセットしたハリスの長さ3p(予備バリはハリス3.5pに結んであります)、オモリ、ナス型1号、ハリスはオモリの結わき目から2.5p上の部分に2ミリ間隔でたんこぶを2ケ作って、そこへハリスを絡げて結びました。自称3pの仕掛け。
 本日はポイント選定の勝利でした。
 数日、アオシオ気味とかで、船宿さんはポイントを大きく移動しての臨戦態勢の釣りでした。上流域を見限って、中流域の高圧線下の右岸と左岸にボートを集めていました。
 私が3回続けて釣っていた場所は、数日間ボートが集中しました。釣れていたようでした。
 本日は高圧線の下に着いてから、アンカーを入れて1.8mサオいっぱいの場所をまず釣りました。7〜8cmばかりでポツポツの釣果。これでは1時間に80尾程度のペースです。それに良型が釣れません。深い場所で釣って小粒が多いのではつまらないので、今度は、波打ち際へ移動しました。私も「極端」です。水深は30cm〜50cmほどしかない「超」浅場です。ポチャン、トンと着きます。
 そんな浅場でいきなり入れ食いです。深い場所よりもこちらの方が型がいいのです。
 そこで本日は浅場で釣ることにして、深めの場所はカンペキに「捨て」ました。なぜかというと、私の本日のハゼ釣りの「最優先事項」は「1000尾釣り」ですので、良型と10束の二兎は追わないことにしたのです。まずは1000尾を揃えることです。

 このように「釣りの目的」をしっかりと決めて釣りませんとどっちつかずになってしまうのです。
 下げですが南の風なのでボート尻は上流を向きます。岸寄りを釣るとともかくハゼが「見え」ます。風波でポチャポチャと波打っていますから、波がないときだと見えるのです。
 右岸、下手の高圧線の下から上流方向へともかく水深30cmほどの「超」浅場を釣り上がりました。このような浅場で入れ食いを堪能できるのは久しぶりでした。
 エサは1pとかで短くつけました。それほどの大型がいないからです。「細〜い」エサは長さ3pほどにつけました。極端にアタリが多くなります。ですから、短いエサと長いエサを混ぜながら釣りました
 2本ザオですから、置ザオに食わせたい釣りなのです。サオ2本を手に持ってアタリを取るということを極力少なくしたいのです。ですからエサはどちらかというとちょっと大きめです。本日はまずまずの釣りだったです。
 エサが大き目なのはハゼをたくさん寄せたいからです。江戸川のハゼ釣りは、ハゼをどれだけ寄せられるかで釣果は全く違ってくるのです
 ハゼを寄せて釣る、などといいますと、信じられない方もおられるかもしれませんが、別の言い方をすると分かると思いますが、一瞬であったとしても「アタリをとぎらせない」釣りをするということです。つまり、アタリっぱなしということです。
 アタリの回数と釣果は比例すると思っています。
 上手の高圧線までの中間辺りで牡蠣礁が二ヶ所ありました。露出しています。ボートがズルッと川底を擦る浅さです。そこをそっと移動して見えている川底を釣るのです。
 他宿のボートも来ましたがやや沖目で釣っています。数を釣りたいのでしょうか、それとも型を揃えたいのでしょうか、その辺のところが私にはよく分かりません。
 本日は、アオシオの後遺症があったために良型が釣れなかったのか、それともアオシオは関係がなくなって土日その他で連日攻められたので良型が釣られてしまったのか、どちらなのかよく分かりませんが、ともかく、良型が1.8mサオいっぱいの場所で釣れなかったのでした。
 そこで私は浅場で釣ることに決めて、終日決め打ちをしたのです。結果オーライで正解だったと思っています。ただし、沖目のやや深い場所でぜんぜん釣れなかった、などということではないのです。私が1000尾を釣る目標のためのポイントとしては「捨てた」ということです。その証拠に同宿のボートや他宿のボートが川の中央付近で釣っていましたから、そこそこには釣れたのだと思っています。
 アオシオの影響は基本的には本日をもってなくなったと思えたのですが、良型のハゼの釣れ具合が回復しないとしたら、まだ、影響は残っていると言えます。酸欠のために食い渋るのは大きいハゼからなのです。酸欠水のときに釣れてくるのは5〜8cmの小型中型クラスなのですから。
 また、酸欠水があるときは、浅場の波打ち際が好ポイントになります。本日はまさに私の考えていたとおりの展開になったと思っています。
 あしたはあしたの風が吹く、ということで、あしたはもっと釣況がよくなってくれていればいいと思っています。東寄りの風は当分ご免蒙りたいものです。
2010年8月16日(月)
8月16日(月)夏ハゼのミャク釣り、8〜15cmを1576(ヒネ7尾含む)。8時間半の釣り。185尾/1時間。10束今季11回目。累計195回。とてもよく釣れました。酷暑のため早く上がりました。
 船宿、伊藤遊船さん。
 本日は小潮の初日、満潮9時25分。干潮14時37分。
 朝の気温28℃、日中は37℃ほど。朝方は曇り、その後晴れ、7時半頃まで北の風で涼しい、その後は南寄りの風に変わりました。暑いこと暑いこと。オシボリを2本、川の水でビショビショにして、1本は首へ巻き、もう1本は帽子の下へ被って両肩へ垂らしました。帽子は川の水に浸してから被りました。とっても涼しかったです。帽子を積極的に川の水につけました。これは涼しいですよ。ポケットに入れてある財布、携帯その他濡れて困るものはすべて身体から外しました。着ているものが川水で濡れて乾くのに30分ほどだったと思いました。本日は水をかぶりながらの釣り。靴は脱いで厚手の靴下だけになって靴下を水でときどき濡らしました。これで対策は万全でした。飲み水は200円のスポーツドリンク1本、お茶など100円のものを4本、お握り3ケ、これが私の対策のすべてでした。
 朝の水温29℃。これをみて本日はやったかも、と思いました。じつは31℃以上あるかもと思っていたのです。ラッキーでした。大当たり。水色は澄みでした。
 6時から14時まで8時間半の釣り。始まりが30分早かったので14時上がりですが8時間半でした。185尾/1時間。11時で1000尾になりました。181尾/1時間。14時までに576尾追加、192尾/1時間。いずれにしても本日は朝から終いまで入れ食い続きでした。
 エサ、アオイソメ。
 サオ、1.8m渓流サオ2本使用。道糸ナイロン1号、先糸1.2号、ハリ、袖バリ1号、ハリス糸付き、仕掛けにセットしたハリスの長さ3p(予備バリはハリス3.5pに結んであります)、オモリ、ナス型1号、ハリスはオモリの結わき目から2.5p上の部分に2ミリ間隔でたんこぶを2ケ作って、そこへハリスを絡げて結びました。自称3pの仕掛け。
 朝一番で高圧線下まで連れて行ってもらいました。これは私のわがままをきいてもらったためです。偵察釣りの意味もあります。
 2連ある高圧線の下流部分の下で右岸側。水深1.6mほど。1.8mサオで道糸20p余り程度の深さです。
 本日はデキの良型を1000尾揃えてみたいと思って、二足の草鞋を履きました。
 オールで川底を突いて、砂地と泥地の境界を確かめて泥地の部分で釣りました。この辺はいまの季節は砂地は5〜8cmの小型中心、泥地は8〜11cmでヒネ交じりというポイントです。
 小潮回りなのでそれほど水位は高くならないのが付け目。1.8mサオでいっぱいまでの深さを釣りました。浅くても1.2mほどまでの深さで釣りました。ボートを移動しても道糸20p余りのラインをしつこく釣りました。
 岸から30mほど沖に棒が立っています。本日は小潮なのでその棒と岸との間で、1.8mサオで道糸20p余りの深さを釣ったということです。どちらかというと棒寄りのラインでした。
 良型ばかりなのでアタリが強いと穂先が水面へ突っ込みました。南風になりましたのでボート尻が上流へむきます。右舷左舷と釣って100尾ほどになるとボートの長さだけ上流方向へずれました。
 ときどき根掛かりがありましたが、その周辺でヒネが釣れました。
 エサは、中位の細さのものは頭を取らずにギュッとつぶしてからハリに刺しました。もちろん細いエサもそのまま使いました。頭を取ったのは太いエサだけでした。太いエサはタラシを出さずにつけ、その他のエサはタラシを5ミリ〜1pくらい出して付けました。5pとかなどの小型のハゼを拒否するためです
 本日は良型だけの拾い釣りでした。それでも入れ食いでボリュームたっぷりでした。
 これだけ釣れるととても満足です。幸せな気分になれました。願わくばもう少し涼しければ目いっぱい10時間近くの釣りができたのにと思ったのですが、それはないものねだりの欲の深い希望だと反省しています。
 下流部分の高圧線下から、上流部分の高圧線下までの中間あたりまで釣りあがってから、また、元の位置に戻ってもう一度ラインを違えて同場所近くまで釣り上がりました。2回流しただけでした。船頭さんがハゼを取りに来たのでちょうど良い時間だったので終わりにしました。
 午前中の最初のハゼが760尾、午後上がったときが816尾でした。合計1576尾。これは船宿の検量数字です。
2010年8月10日(火)
8月10日(火)夏ハゼのミャク釣り、7〜15.5cmを1601(ヒネ4尾含む)。9時間半の釣り。10束今季10回目。累計194回。釣れ過ぎて自己申告数字が違ってしまいました。1601は船宿の検量数字。
 船宿、伊藤遊船さん。
 本日から大潮、満潮4時23分と17時47分。干潮11時10分。8時半頃から入ったポイントで「超」入れ食い。1番子の良型ばっかし。
 朝の気温26℃、日中は30℃ほど。朝方は曇り、その後ときどき晴れ間、11時過ぎにシオテがかかって雨風になりましたが1時間ほどでまた晴れ間が出ました。南の風から南東の風。とても涼しかったです。釣り日和でした。
 朝の水温29℃。前回よりも1℃下がりました。水色はとても澄んでいました。見釣りができたと言っていたお客さんがいました。
 6時から15時30分まで9時間半の釣り。168尾/1時間。8時半までに250尾、100尾/1時間。これは朝一の場所が見込み違いだったため。8時半から15時半までで1351尾、193尾/1時間の入れ食いでした。しかも1番子の良型ばかり。
 エサ、アオイソメ。
 サオ、1.8m渓流サオ2本使用。道糸ナイロン1号、先糸1.2号、ハリ、袖バリ1号、ハリス糸付き、仕掛けにセットしたハリスの長さ3p(予備バリはハリス3.5pに結んであります)、オモリ、ナス型1号、ハリスはオモリの結わき目から2.5p上の部分に2ミリ間隔でたんこぶを2ケ作って、そこへハリスを絡げて結びました。自称3pの仕掛け。
 朝一番で、東西線鉄橋下手の水道管下へ行きました。大潮の満水でしたので、右岸側の石積み護岸地先を釣ろうと思いました。ところが7p前後の型ばかりで、波除ブロックが風波で邪魔して「つまらない」釣りでした。2尾釣って即中止。つまらないという気持になってしまっては釣りをしにきた甲斐がありません。そのまま下流へ行き、ゴロタと沈船の中間、右岸側の波除蛇籠の外側へ行きました。ここも7p前後ながらポツポツでそれでも240尾釣りました。水位が下がったので浅くなり、今度は沖の瀬の上へ行きました。水深1.5mほどでした。良型が釣れましたがなんといっても海草が多かったです。川底が確認できない深さだったので8尾釣って中止。他を偵察して、もしダメだったらここへ戻ってこようと決めて移動。これは1000尾釣るための「賭け」です。イチかバチかです。
 今度は右岸側の妙典排水樋門(通称、水門)の真正面前へ行きました。このときに8時半で250尾の釣果。時速100尾程度の、「私としては」スローペース。これでは1000尾釣りはできないペースなのです。
 水門前の干潟になる場所から深くなっている場所まで、釣らないでボートを動かして海草の状態を偵察しました。グルグルと移動しました。底が見えるため。海草を避けて、牡蠣礁を確認して、砂地と泥地を確かめて、それから、さあー釣るぞ、という態勢でした。腰を据えて勝負するにはこのような準備もときには必要です。移動する方向と場所をこのときにすでに決めてあります。次はあそこでその次はあっち、とか。競合するボートがいないときはそのような釣り方ができるのです。
 釣り始めは8時40分ほど。そうしたら「超」の字がつく入れ食いになりました。もちろん海草は避けて投入しています。見えている砂地へ落としているのです。水深は60pから1.2mほどの凹凸がある川底です。ともかく置きザオを持っていってしまいます。
 したがって、エサは細いものは3pくらいにつけ、かなり太めのものは0.5〜1pほどで垂らしを出さないが見栄えがするようにつけました。10〜11cm級の入れ食いですからエサは大きく付けました。
 水門の前は私がいつ来ても他宿のボートが何艘もいましたので、これまでは遠慮して入らなかった場所でした
 本日は水道管の方から「私としては」釣れないで「流れ流れて」ここへきたのです。幸に本日は他宿のボートも同宿のボートも誰もいなかったのです。
 気持としては、本日に限って誰も案内されてないということは釣れなくなってしまったのかも、と疑心暗鬼だったのです。ところが釣り始めたらそんな心配は吹き飛んで、かえって、なぜこの場所を空けておくのだろうかと疑問になりました。
 でも、本日は私の借り切状態でしたから、もっけの幸として釣りまくりました。ボートは南風で尻を上流へ向けています。潮は下流へ行ってます。したがって風がちょっと息をつきますとボートが横になります。それでも構わずに砂地を狙って投入しました。ペースが落ちると下流方向へ動きました。本当はボート尻方向へ動くのが私のセオリーですが、本日は下流へ下流へと、私としては今シーズン初ポイントを流しました。ともかく時速200尾近いペースですから、30分に1回の割でボートを動かしました。つまり100尾釣ると移動です。
 だんだんと水門から下流へ移って、2本ある高圧線の中間辺りまできました。この辺は全部泥地です。オールで突くと先端が泥で真っ黒になります。この辺には右岸側に棒が何本も目印で立っています。座礁防止のため。その棒から15mほど沖のラインを釣りました。
 大潮の干潮時間帯であればこの辺は水深が1〜1.2mです。小潮だと干潮でも1.5m以上はあります。大潮だから1.8mサオでらくらく釣れるのです。本日が晴天でガンガン照りの高気温だったら、干潮時間の水温が急上昇しますので、本日の様な入れ食いはなかったものと判断しています。きのうきょうの気候が幸いしたと思っています。ということは涼しければ入れ食いができるということです。
 そうしているうちに上げ潮が効いてきて1.8mサオで穂先15p余りほどの水深になりました。それでググッと来ると穂先が水面へ突っ込むアタリです。
 風も出てきてボートが揺れるので、その後は岸方面へ移動しました。1.8mサオで釣れる場所へ次々と動いたのです。目印の棒へ近づくと海草が少しずつありましたが、それは見えませんでしたが、邪魔にはまったくなりませんでした。
 朝ちょっと早く出られましたので、午後3時で納竿しました。それで釣り時間としては9時間30分になるのです。つまり時間で上がったのであり、また、1.8mサオで届かなくなったのでやめたのです。10p級の入れ食いをやってしまいましたので、浅場へいって5〜7pを釣るのが「嫌になって」しまったからです。贅沢な嫌味だと思いました。
 本日のポイントは数年ぶりに腰を据えて釣りました。今シーズンはまだまだ釣られていないポイントだったのではないのかなあと思いました。それにしても他宿のボートが連日ポツポツと入っていたよなあ、というのが私の感想です。
 それとも行徳沖などから、潮の加減で、沖のハゼが昨日とか昨夜とかに放水路の中へ逃げてきたのでしょうか。
 そんなことまで憶測をたくましくしたくなるような入れ食いでした。
2010年8月2日(月)
8月2日(月)夏ハゼのミャク釣り、5〜15cmを1074尾(ヒネ1尾含む)。9時間の釣り。10束今季9回目。累計193回。本日は、湾岸道路上手右岸水深1〜1.5mを釣って偵察をしました。高圧線から下手はまだ魚影が薄い感じがしました。というのは、私としては「10束を釣るには魚影が薄い」という意味です。ハゼはいます。ただし、水門までの魚影と比べると、やや少ない感じ、それと全体にハゼが小さいと思いました。下流へ行くにつれて孵化の時期が遅れいるのかもしれません。10束を揃えるためには今月いっぱいは水門までの釣りをしようかと思いました。
 船宿、伊藤遊船さん。
 本日から小潮、満潮8時53分。干潮14時24分。本日の潮はまったく引きませんでした。沈船から水門までは干潟が出なくて、干潟になる場所で干潮時間も十分な釣りができました。こんなこともめずらしいです。したがって、沖へは出ませんでした。
 晴れときどき曇り、朝から南の風がややありました。10時頃からウネリが入って、ボートがコロンコロンと揺れましたので、湾岸道路から水門まで15分かけて漕ぎ上がりました。川中から左岸にかけては一時シロウサギが出ました。
 朝の気温27℃、オシボリをときおり使用。日中は33℃ほど。風は強かったですが、爽やかだったと思いました。
 朝の水温30℃。前回よりも0.5℃下がりました。水色はとても澄んでいました。1.5m下からハゼを抜き上げるときに、ハゼが川底で白い腹を見せて抵抗する姿がボートの上から観察できるほどに澄んでいました。ただし、釣れる前の底のハゼは見えませんでした。ともかく本日は澄みでした。したがって、川底の海草がとてもよく見えましたので、干潟になる場所での釣りがやりやすかったと思いました。
 6時から15時まで9時間の釣り。119尾/1時間。10時半までに593尾、131尾/1時間。これは湾岸道路上手右岸水深1〜1.5mの釣果。試し釣り。このエリアでは海草はないようでした。ハリにかかりませんでした。ウネリが入り、風も強まって釣りづらくなったので水門まで15分かけてボートを漕いで移動しました。こちらも南の風がとても強く当たりましたが釣りはできました。10時45分から15時までで481尾追加、113尾/1時間。水門と沈船の間のハゼの方が大きかったです。こちらの方が良型揃い。水門から下手はまだ小さいと思いました。
 エサ、アオイソメ。
 サオ、1.8m渓流サオ2本使用。道糸ナイロン1号、先糸1.2号、ハリ、袖バリ1号、ハリス糸付き、仕掛けにセットしたハリスの長さ3p(予備バリはハリス3.5pに結んであります)、オモリ、ナス型1号、ハリスはオモリの結わき目から2.5p上の部分に2ミリ間隔でたんこぶを2ケ作って、そこへハリスを絡げて結びました。自称3pの仕掛け。
 朝一番で湾岸道路上手右岸水深1〜1.5mへ行きました。船頭さんに特別に頼んで曳いてもらいました。まだこの辺りで集って釣る「体制」にはボート屋さんがなっていないから「特別」に曳いてもらったのです。例外です。帰りは漕いで上がりました。
 今シーズンの下流域の魚影を占う意味の試し釣り。ここ3年は水門から下流部分で夏場のミャク釣りは「不調」が続いていました。アオシオの悪影響のためです。ただしリール釣りではそこそこに釣れました。大挙してみなさんが行ってどなたもがいい思いができるというようなミャク釣りができるような魚影がなかったのでした。
 今年はどうなのか、ということで偵察釣りをしました。
 結果は4時間半釣って593尾でしたから、まずまずのいいペースだったのです。ところがウネリと風でこれは想定外の大きな障害で、天気情報と違っていて強すぎて、そのため水門の上へ逃げました。ただ、釣っていた感じでは、釣れたことは釣れましたが、どうも水門までの魚影ほどではないのではないのか、というのが私の感想です。それとハゼがまだ小さいです。5〜7p級がたくさんいるのです。そのわりには10p級が釣れる場所が限定されています。孵化の時季がきっと遅いのだと思いました。
 風と波で仕方なく水門まで逃げましたが、沖は左岸にかけて川半分ほどシロウサギが立っています。右岸から左岸への風です。ビューッと吹いてきます。潮がほとんど下がりません。ゴロタもなかなか出てきません。ですから、大潮などで干潟になる場所が正午になっても水深が1mもあるのです。しかも川底が丸見え。水が異常なくらいに澄んでいます。ですから、海草の群落を確認しながら、その間の砂地を釣ることにして徹底しました。
 エサは1〜1.5pと長くつけました。良型狙いです。それと海草の間を釣るときは、海草が絡んでも、それに負けないくらいの長さのエサをつけてアピールした方が大きいハゼがつれるのです。釣れない方がおられたとしたら、きっとエサが短くて小さいからだと思います。
 納竿までの4時間15分を水門から沈船までを行ったり来りで釣りました。
 本日の1074尾は大満足の釣りでした。
 しばらくは下流域へ行ってミャク釣りでの釣りはやらないことにしましたが、それは10束を釣りきれない恐れがあるからです。それと型が小さいからです。もっと育った季節を釣りたいと思うからです。
 東西線鉄橋から水門までのエリアもハゼがたくさんいるように思えて、まだまだ、捨てたものではないな、と思うのです。
 なお、沈船から水門までのエリアでは、海草がまた増殖しました。海草を嫌う方には悪い条件だと思いますが、おかげさまで、ハゼは海草を食べて一段と大きくなります。悪いことばかりではないのです。
2010年7月26日(月)
7月26日(月)夏ハゼのミャク釣り、7〜11cmを1123。外道にダボハゼ2尾。朝少し早く出られたので14時20分に早あがりしました。9時間の釣り。10束今季8回目。累計192回。本日は終了前の1時間を海草の上での釣りをやりました。楽しかったです
 船宿、伊藤遊船さん。
 本日から大潮、満潮4時20分。干潮11時16分。干潮時間帯にどれだけ釣るかという釣りでした。
 晴れ、朝は北の風、10時過ぎから南の風になり、午後はやや強くなってウネリが入りました。
 朝の気温27℃、オシボリを終日使用。日中は32℃ほど。
 朝の水温30.5℃。前回よりも1.5℃も高くなっていました。水色はやや澄みでした。満潮時間帯が食い渋りだったと思いました。チョロンチョロンとあたって食い込みませんでした。エサを長くしてアタリをとらずに食い込むまで待ちました。初めの2時間は1時間に100尾ほどのペースでした。
 6時から14時20分まで9時間の釣り。朝が6時前に出られましたので、時計を見ながら9時間の釣りで上がりました。124尾/1時間。正午までに900尾、144尾/1時間、8時頃からがよく釣ったと思いました。14時20分までで223尾追加、97尾/1時間。
 エサ、アオイソメ。
 サオ、1.8m渓流サオ2本使用。道糸ナイロン1号、先糸1.2号、ハリ、袖バリ1号、ハリス糸付き、仕掛けにセットしたハリスの長さ3p(予備バリはハリス3.5pに結んであります)、オモリ、ナス型1号、ハリスはオモリの結わき目から2.5p上の部分に2ミリ間隔でたんこぶを2ケ作って、そこへハリスを絡げて結びました。自称3pの仕掛け。
 本日は朝一番で、右岸、東西線車庫前、蛇籠がある際へ行きました。水深は1.2mほど。先日、海草が流れてなくなっているのを確認してありましたので、ハゼは釣れるものと思っていきました。
 ところが食い渋りです。水温が高いせいだと思いました。こんな日は少し風があって波立っている方がいいのですがあいにく北風の微風です。下げ潮にかかっていますが、流れはトローッとしています。
 辛抱して、50尾程度釣ると移動を繰り返しました。本日の船宿さんはどこでもみなさんみんな車庫前に案内してきます。6日前とは大違い。ボートでいっぱいになってしまいました。水門の前もいっぱい。私は行くところを全部ふさがれましたので、予定の行動で、300を干潟になる場所、沖の瀬の上で500まで、沈船の沖で正午までに800ということで釣りました。予定通りに釣ったと思いました。
 上げ潮が効いてきてからは、南風も強まってウネリが強まりました。瀬の上は海草の群落が点々とあります。水位が低いときは川底が見えますので、海草を避けて釣りました。これはよく釣れたと思いました
 水位が高くなって1.8mサオで余り30cmほどになりましたので、今度は海草の上を積極的に釣ることにしました。
 これは私の「ハイテク」です。なぜ海草の上を釣るのか、それはデキの良型10〜12cmが釣れるからです

 オモリを前方へ振り込んで水中遊泳させます。真上からドスンでは海草へ突き刺さってしまいます。そのためサオ先を水面から30cmとか、25pとかで固定してオモリが穂先の真下へスッと寄るように按配します。このときに着地した感触がなければ宙ブラリンになっているのですから、穂先をそっと下げてやります。だいたいこの辺りまででググッと良型が釣れます。
 エサはタラシを出します。長さは1.5cmほどまで。長いエサを海草の上を遊泳させて海草の上にいるハゼの注意を引きつけるのです。
 この釣りは水位によってサオを1.8m、2.1m、2.4mなどと替えて釣ります。注意点はどのサオでも水面から穂先まで30cm余り程度にすることです。こうすれば海草の中へオモリが突き刺さるということが少なくなります。
 私がこの方法で朝から釣らなかったのは、良型は釣れるのですが、ただし、1時間に90〜100尾程度のペースになりますので、1000尾を目指しているときは、朝一番からこの釣りをなかなかできにくいのです。
 したがって本日も、正午までに一生懸命に数を整えて、最後の1時間ちっょとを海草の上の釣りを満喫したのです。久方ぶりの釣りを堪能できました。まだまだ、釣り方を忘れてはいなかったと思いました。
 もしも、数釣り放棄の方がおられましたら、海草の上でこの釣り方で試してみるといいと思います。飴色がはっきりしていて、やや黒い魚体の10p超のデキハゼが釣れますよ。
 海草にくるまって上がってくると重いですよ。
 海草の中へオモリが突き刺ささってしまうようでは、水中遊泳と軟着陸の失敗だと思って下さい。エサは小さいとダメです。1.5cmと長くつけることです。
 また、オモリが着底してから、スルズルと引きずりますと、海草のダンゴになってしまいます。ところどころに海草がない砂地がありますので、引きずっても平気なこともありますが、なるべく引きずらない方がいいでしょう。仕掛けを移動するときは、そっと持ち上げて右なり左なりへ30cm程度穂先を動かしてオモリが海草の上をスレスレに移動するイメージでいいのです。仕掛けに海草がたくさん絡まっているときは、重みを感じますので、その重みの度合いによってはサオを上げて海草を取り除きます。
 水中遊泳と軟着陸の技術を日頃からトレーニングしていますと、本日のような海草の真上での釣りが十分に堪能できるのです。
2010年7月20日(火)
7月20日(火)夏ハゼのミャク釣り、7〜11cmを1520。外道にフグ2尾、ダボハゼ2尾。10束今季7回目。累計191回。気温は35℃になったそうですが、川の上の風は爽やかでした。オシボリ使用。
 船宿、伊藤遊船さん。
 小潮、干潮5時54分。満潮13時21分。明日は長潮です。本日は上げ潮の干潟を釣る釣り予定でした。干潟から落ちた場所は釣りませんでした。
 晴れ、朝は無風。ユスリカの猛攻の時間がありました。気温が高く無風のときにユスリカが水面を埋め尽くしました。首からメガネの中から襟首から、ともかくあっちもこっちもユスリカがくっついて朝一番は大変でした。北の風が吹いてからいなくなりました。、9時頃から南の風がややありましたが、爽やかで波は出ませんでした。
 朝の気温27℃、オシボリを終日使用。日中は35℃だったと聞きました。
 朝の水温29℃。前回よりも4℃も急上昇していました。水色は澄みで、干潮時間帯は見釣りができました。上げ潮になってから赤潮だと思いますが、やや赤い茶色い水が上げてきました。。
 6時から16時まで10時間の釣り。152尾/1時間。正午までに1000尾、166尾/1時間、予定以上の釣りでした。14時で1392尾、納竿までに食い渋りの中を128尾追加して終りになりました。
 エサ、アオイソメ。エサの消費量は極めて少なかったです。
 サオ、1.8m渓流サオ2本使用。道糸ナイロン1号、先糸1.2号、ハリ、袖バリ1号、ハリス糸付き、仕掛けにセットしたハリスの長さ3p(予備バリはハリス3.5pに結んであります)、オモリ、ナス型1号、ハリスはオモリの結わき目から2.5p上の部分に2ミリ間隔でたんこぶを2ケ作って、そこへハリスを絡げて結びました。自称3pの仕掛け。
 朝一番で沈船へ行きました。沈船の位置は、私の著書「江戸前のハゼ釣り上達法」「天狗のハゼ釣り談義」「ハゼと勝負する」に江戸川の図面を載せてありますので参考にしてください。沈船の位置がわからないという意見が多いのだそうです。
 沈船は舟板に牡蠣が大量に付着して、いまでは木造船の舟板が見えません。牡蠣の山になってしまっています。金属の棒などを持っていってガリガリとやれば舟板が出てきますよ。そこには竹棒が3本目印に立ててあります。下流に向いて右側、東西線車庫が終わりになるやや手前、岸からおよそ100mほど沖の位置になります。干潮時間に干潟になるタカから落ちた場所にあります。下流からは、高圧線、水門、沈船、ゴロタという位置関係になります。左岸に放置してある白い木造船は、沈んでいませんし、沈船とはいわないのです。
 沈船の沖、水深1.5mで二ヶ所サオを出してみました。海草の繁茂状況確認のため。あっちもこっちも海草が生い茂ってしまったようでした。もっと水位が低ければ底が見えますので釣る気になりますが、本日は底が見えません。あきらめて、沈船の右横、水深50〜70cmへ行きました。ここは砂地に牡蠣礁がありますが、それと沈船との間は海草が少ないことを前回7/14の釣りで確認できていましたので、本日も大丈夫だろうとのことで釣りをしました。点々と海草の群落があります。浅いので見えるのです。もっけの幸で、海草を外して振り込みますと入れ食いです。型は7〜10pです。いい感じです。このエリアで500尾を釣りました。あっという間でした。水位が高くなってきますので今度は下流方向の水門の前へ行きました。風も南になって、上げ潮ですので、この辺りから上流へ釣り上がる作戦です。幸に私一人の貸切状態で釣りたい放題です。こうなりますと、贅沢な釣りができるのです。50〜70尾釣りますとすぐに移動しました。新場所を攻めるのです。食い気があるハゼだけを拾い釣りするだけで入れ食いです。
 正午の時報が鳴ったときに1000尾を超していました。本日はいただきと思いました。もう、いつ、上がってもいい、という体制です。
 ところが、本日に限って風がとても爽やかです。オシボリは川の水をビシャビシャにしてクーラーの氷の上に乗せて冷やしていますので、これまた頭のてっぺんから肩の辺りまで水が垂れてきて、とても涼しいのです。
 そこで夕方までやることにしました。1500尾を目標にしました。どうやら到達できました。
 私は、釣行毎に、干潮時間の干潟の様子を観察して、海草の溜まり具合を見ていました。つまり、次回はどの辺がいいらしい、とか、見ておくのです。本日の場所も前回7/14と前々回7/8のときに観察しておいた場所です。ですから、沈船から水門までの干潟になる部分については、海草はあったとしてもわずかで、まったく問題にならないと判断していたのでした。あとはハゼがどれだいるのか、という問題だけでした。
 みなさんはそのような準備もなしに、水位が高いときに例年のようなつもりで、いきなり釣りにきますので、そのような釣りポイントは今年については海草がとてもたくさんあるのです。
 ですから、これはダメだ、ということで最上流域へみなさんは逃げ出していくのです。私に言わせれば、「準備不足」であって、そのような心がけでは、今年に限っては中流域での数釣りはとてもではありませんができないのだろうと思っています
 やはり、海草があるのであれば、どことどこにあって、どれだけあるのか、どこがないのか、というような調査をしておくことが「釣り師」としては常道であると思うのです。
 ということで、私が本日1500尾オーバーの釣果ということは、「なるべくしてなった」と私は思っているのです。必然の結果です。
 東西線鉄橋下手の水道管から下流で、水門までの中流域については、本年に限っては、私以外の釣り人が本格的に攻めていないわけですから、場荒れはしていないし、デキの良型はたくさん残っているのだし、海草のことだけをしっかりと調べておけば、大釣り間違いなしの条件は整っていると思うのです。
 なお、7/20現在で、東西線下流の水道管下手右岸については、海草がたくさん流れ着いてしまって、私が大釣りしたときの条件とは違っています。また、ゴロタ周辺も依然として海草がビッタリと着いています。ゴロタ沖の瀬についても、干潮時間をメインに釣れば海草の場所を避けながら釣りができるでしょう。満水時では見えないので砂地を釣るのに苦労すると思っています。沈船沖も海草が増えたと思っています。やはり干潮時間の釣りがいいと思うのです。
2010年7月14日(水)
7月14日(水)夏ハゼのミャク釣り、5〜13cmを1132尾(ヒネ3尾含む)。外道にフグ1尾、ダボハゼ3。10束今季6回目。累計190回。ものすごい強風のため14:00早上がり。ゴーッと音がする南西の強風下での釣り。風の日の釣りは久しぶりです。過去に風の日の釣りをさんざんトレーニングしてきたことが大いに役に立ちました。川の中心部と左岸側は一面のシロウサギで川面が白く見えるほどでした。南西の風では右岸側は釣りができるのです。本日は10束釣った時点で早上がりの予定でした。
 船宿、伊藤遊船さん。
 大潮、満潮5時57分。干潮12時48分。本日は風の予報でしたので、風が強まるまでの勝負と思っていたのですが、なんと、午前7時になって南の突風が突然吹いて、あとは終日大風になりました。
 晴れ、朝は北の風、7時ころから南の風強い。10時頃から南西の風になりました。これがものすごい強風。幸に南西であれば東西線車庫と堤防が風を少し避けてくれますので、右岸の沈船付近の釣りはできました。
 朝の気温20℃、朝は涼しすぎて首にタオルを巻いて寒さを防ぎました。日中29℃。風は強いですがとても爽やかでした。オシボリ使用。
 朝の水温25℃。前回よりも2.5℃も下がっていました。すごい低下です。水色はかなりの澄み。
 6時から14時まで8時間の釣り。141尾/1時間。正午までに850尾、予定以上の釣りでした。13時00分1000尾になりました。あとは数を整えるだけなので14時まで1時間釣って132尾を追加して納竿でした。下流からの風と波と上げ潮でろくにオールを漕がなくてもたったの12分で桟橋へ着きました。
 エサ、アオイソメ。エサの消費量は極めて少なかったです。というのは、5〜7p級がかなりいたからです。6月初旬の釣りをやってしまいました。これも仕方がないことで、本日の強風では水位が高いうちはデキの良型の釣れる場所へはまったく出られなかったので、右岸側の波除蛇籠から10m以内の範囲を行ったりきたりで釣りました。この辺は本日のポイントでは5〜7pがかなり多かったです。10p級は10尾に1尾交じる程度でした。干潮時間帯はやむなく無理して沈船沖に出ましたのでデキの良型が大分釣れました
 サオ、1.8m渓流サオ2本使用。道糸ナイロン1.2号、先糸1.2号、ハリ、袖バリ1号、ハリス糸付き、仕掛けにセットしたハリスの長さ3p(予備バリはハリス3.5pに結んであります)、オモリ、ナス型1号、ハリスはオモリの結わき目から2.5p上の部分に2ミリ間隔でたんこぶを2ケ作って、そこへハリスを絡げて結びました。自称3pの仕掛け。
 本日は朝3時半に目覚めてから最終的に釣行を決めたのです。未明の大雨は上がっていました。
 ネットとケーブルテレビで天気情報を検索。本日は南西の強風で、風速8mなどとなっていました。実際にはそんなものではなくて、10m以上はゆうにあったとおもっています。終日ゴーッと音がする突風が吹きました。
 朝一番で船頭さんに頼んで沈船前へ行きました本日はここで討ち死に覚悟です。本日の風では1000尾をまとめるという目標では他にいくところはありません。語弊のある言い方ですが、いままでに1000尾釣ってきたポイントは全部パスしてという意味です。6時の時点では北の風がちょっとで静かだし涼しい限りでした。
 本日は風が出るつもりでしたので、蛇籠から10mのところにアンカーを入れました。本日は小粒のハゼ覚悟の釣り。あとは「どれだけいるか」ということだけでした。今シーズン初めての釣りポイント。釣り始めてみますと予想通りの小粒で、5〜7pの入れ食いです。これでは一ヶ月逆戻りで6月初旬の釣りになってしまいました。
 まあ釣れないよりイイカッと思い直して、ただひたすら釣りました。風との競争です。エサはともかく小さくて5ミリとかです。固い部分はハリに付けてから指で潰してやります。
 アオイソメ1本で多いときは80尾を釣りました。本日は気にして数えてみたのです。エサは長いのもあるし短いのもあります。太いのもあるし細いのもあります。また、千切れたクズエサも交じっています。ですから単純に1本で50尾とかは言い切れませんが、ともかくも、ペースが出ているときは1本のエサで50尾とか良く釣ったのです。これはハゼが小型が多いときの特徴的なエサ遣いです。エサの消費量はハゼの大きさに比例すると思っています
 堤防と車庫方向からの斜めの風、干潟になる部分の水面は風波がヒューッとはしります。ボートがギューッと尻を振ります。サオを立てていると穂先が風下へしなっています。ですから持っているときはなるべく水面と平行にするつもりでねかせています。それでもアタリは明確でコンコンとくるアタリです。手の平へコツンとくるアタリは本日はたくさんは取れませんでした。それは無理。ですから、徹底的に「風のときの釣り」をやりました。
 風だからと敬遠しているといつまでたっても風の日は釣りにならないのです。いまから10〜15年以上前のころに風が吹くというとわざわざ釣りに行ってトレーニングしたことが想い出されます。もちろん1000尾釣れなくても仕方がないという釣りでした。それでもときどきは1000尾は釣っていたものでした。懐かしいです。
 本日は、もともと、「1000尾だけ釣れればOK」という日でしたから、1000尾になったと船宿から連絡があった時に納竿しました。
 なお、沈船前の干潟部分は6日前のときよりも藻の繁茂しているエリアが広がっていました。
 また、沈船沖はデキの良型が揃いますが、干潟になる部分のハゼの中心の大きさは「本日現在」では5〜7pだったと思っています。先のことは分かりません。ただし、魚影はめっぽう濃いと判断しました。
2010年7月8日(木)
7月8日(木)夏ハゼのミャク釣り、7〜15.5cmを1556尾(ヒネ6尾含む)。外道にフグ16尾、ダボハゼ25。10束今季5回目。
 船宿、伊藤遊船さん。
 中潮、干潮8時07分。満潮15時31分。本日は午前6時から8時までの2時間、8時から10時までの2時間の合計4時間でどれだけ釣るかという一日だと思って釣行しました。ポイント選定は沈船沖、水深1m〜1.6mを釣るようになりました。
 晴れ、北の風、10時ころから南の風。朝の気温23℃、日中30℃。風が爽やかでした。オシボリ使用。南の風が強まって、上げ潮が効いてきたころにボートがポチョンポチョンと振れて6尺ザオで釣りにくくなってしまいましたので、7尺をだして100尾を釣って、ちょうど正午に1000尾になりました。
 朝の水温27.5℃。前回よりも0.5℃上がりました。水色は澄み。上げ潮はササニゴリでした。
 6時から15時30分まで9時間30分の釣り。163尾/1時間。6〜10時までに700尾、175尾/1時間。10〜12時までで300尾、150尾/1時間。納竿までに556尾追加、158尾/1時間。干潮時間帯をよく釣ったと思いましたし、狙いどおりの釣れ方だったと思いました。沈船前で10束を揃えられましたし、型は1番子中心で良型が揃いました。
 エサ、アオイソメ。エサを何パック使うのかという質問がありました。このことについては「天狗のハゼ釣り談義」で論じてみたいと思います。
 サオ、1.8m渓流サオ2本使用。道糸ナイロン1.2号、先糸1.2号、ハリ、袖バリ1号、ハリス糸付き、仕掛けにセットしたハリスの長さ3p(予備バリはハリス3.5pに結んであります)、オモリ、ナス型1号、ハリスはオモリの結わき目から2.5p上の部分に2ミリ間隔でたんこぶを2ケ作って、そこへハリスを絡げて結びました。自称3pの仕掛け。
 朝一番で沈船沖へ連れて行ってもらいました。二週間ほど前に空身で偵察に来たときにここで常連さんが釣っていました。アタリはひっきりなしにあるのですが、ハリにかからないとおっしゃっていた場所でした。
 本日は中潮で干潮時間が午前8時ということで、大潮ならばもっと良かったのですが、それはないものねだりというもので、6時から10時までが勝負の時間で、願わくば昼までに10束近くまで釣りたいという希望の朝でした
 それが現実となり、投入した途端に入れ食いとなりました。どなたもがこの間全くサオを出していなかったらしく1番子のオンパレードです。サイズは10pです。この大きさのハゼは一番釣り易いサイズです。チクッとくると必ずハリ掛かりします。置ザオにしたときも、しっかりと呑んでいます。食い逃げの心配のないサイズなのです。
 水深は6時のときに6尺ザオで40cm余りくらい。それが段々と50cm、60pとあまりが多くなって干潮時間です。風は上流からで引き潮でしたからボートは下流を向いています。沈船の中心の位置からその沖10mほどの場所から釣り始めて湾岸道路方向へ徐々に釣り下りました。
 藻が所々にありますハリにかかってきますので、角度を変えて振り込みますとトンと硬い感じの着底です。その場所は必ず砂地です。藻の場所はオモリの着低がモゾッという感じで、綿の上に落ちた感触です。これはダメなのですぐに引揚げて藻を外して再投入しました。
 沈船沖の藻は私が1000尾を釣れたほどですから、本日現在ではさほどに邪魔になるほどではなかったと思っています。大潮の干潮時間であればもっと水位が下がりますので藻の位置を確かめながら釣れると思いますので効率がいいでしょう。
 11時過ぎに船頭さんがハゼを取りに来てくれました。そのときが900尾で船頭さんに900数えたといいました。それがなんと950尾いたのだそうです。私としては上出来でした。これはあとになって知ったこと。ともかく11時過ぎで900まで数えていましたから、あと100で1000になると思いました。
 ところが、水位が上がったことで6尺ザオが穂先から15pあまり程度の深さになりました。両手に持って釣るには誠に釣り易い深さですが、置ザオにするときは穂先が水面に突っ込みます。そうしませんと波が来たときにサオが跳ねてしまうのです。通常ならばいいのですが、本日は、南の風が強まってきて、シロウサギが立つ直前の波です。ですから、7尺ザオを出しました。
 本日は何としても沈船沖で1000尾を釣ってから移動したいと思っていました。久しぶりの7尺ザオ。入れ食いペースは若干落ちましたがそれでもとてもいいペースで正午の時報が鳴ったときにちょうど1000尾を数えました。
 そこで7尺ザオをしまって、ボートを上流方向へ漕ぎました。目当ての場所があったのですが、そこには立ち込みの人と、その付近のボート屋さんの船外機が動いていましたのであきらめました。
 仕方なくそこは先の機会にとっておくことにして、東西線鉄橋下手の水道管下右岸で水道管から150mほど下手石積み護岸地先水深70cmへアンカーを入れました。今シーズン実績がある場所です。勝手知ったる場所。上げ潮で釣れることは分かっていましたから、護岸方向だけを釣る作戦にしました。潮が高くなるにつれて石積み護岸の上に乗っていくハゼだけを狙った釣りに絞りました。ボートは上流方向へ尻を向けていますので右側だけを釣りました。水に隠れている波除ブロックのすぐ手前のブロックから落ちた場所へ振り込んで手前へ引きました。
 ここも良く釣れました。サイズは午前中よりも一回り小さかったですが、デキの大中の交じりでした。5pクラスはハリ掛かりしませんでした。それはエサつけでそのようになったのです。
 片舷だけですから30〜50尾を釣ると移動しました。
 3時半になって船頭さんが迎えにきましたので納竿しました。
 今年はハゼがとても多いような気がしています。ただし、例年の夏場のハゼ釣りポイントに藻がたくさんありますので、去年のつもりで釣行しますと思わぬ苦戦をすると思うのです。ポイント選定が大事ですし、少々藻がハリにかかってきても全面的に藻ばかりではないのですから「切れないで」根気よく藻がない場所を探って釣ればいい釣りができると思います。
2010年7月2日(金)
7月2日(金)夏ハゼのミャク釣り、6〜10.5cmを1342。外道にフグ12尾、セイゴの子3尾。ダボハゼなし。10束今季4回目。雷鳴が迫ってきましたので早上がりしました
 船宿、伊藤遊船さん。
 中潮、満潮7時33分、干潮14時06分。8時30分頃まで潮は高くなっていました。満潮時間を間違えたかと思ったほどでした。引き潮はとても速い潮流でした。あしたから小潮です。潮が小さくて、満潮時間が9時とか10時ころにある潮はとても釣りやすいと思います。晴れにもかかわらず、右岸の水道管下付近の水深50〜70cmの浅場で良型が入れ食ったのは、水があったからです。大潮などの干潮時間では厳しい釣りポイントです。本日釣ったポイントで、このエリアだけで1000尾をそろえたのは今回が初めてです。いままではここで700とかで別のエリアで500とかなどだったのです。これは潮のせいだったのです。きょうは潮に恵まれたと思いました。本日はひとつのエリアだけで10束を釣りました。いい収穫がありました。
 晴れ、北の風、10時ころから南の風。朝の気温24℃、日中30℃。風が爽やかでした。オシボリ使用。
 朝の水温27℃。前回よりも1℃上がりました。水色は澄み。
 6時から15時30分まで9時間30分の釣り。141尾/1時間。6〜9時までに495尾、165尾/1時間。9〜12時までで456尾、152尾/1時間。納竿までに391尾追加、111尾/1時間。干潮時間帯をよく辛抱して釣ったと思いました。時速100尾釣れれば上等だと思います
 エサ、アオイソメ。
 サオ、1.8m渓流サオ2本使用。道糸ナイロン1.2号、先糸1.2号、ハリ、袖バリ1号、ハリス糸付き、仕掛けにセットしたハリスの長さ3p(予備バリはハリス3.5pに結んであります)、オモリ、ナス型1号、ハリスはオモリの結わき目から2.5p上の部分に2ミリ間隔でたんこぶを2ケ作って、そこへハリスを絡げて結びました。自称3pの仕掛け。
 本日の天気情報は、雷注意報が出ていました。したがって、雷が鳴るまでになんとしても1000尾を確保しようという気構えで出かけました。
 朝一で、東西線鉄橋下流にある青い送水管の真下へ行きました。右岸側。一番岸寄りの橋脚の脇にアンカーを入れました。この辺は砂地
 本日までに、陸釣りの人しか釣っていないので、デキの良型がたくさん釣れてきます。10p級です。チクッとアタリがあってググッときてしまいです。水深50cm〜80pと浅いので10p級ですとのします。
 陸釣りの人たちが10人くらい、私は近づかないようにしました。送水管から東西線鉄橋方向へ釣り上がりました。岸から沖へでるほど海草が多くなりました。右左前横など投入先を入れ替えて釣れる場所を見つけてはそこを集中的に釣りました。場所を外すと海草でした。
 H遊船のボートが2艘、ゴロタで釣っています。海草が多いと言っていました。
 正午までに900尾を超しました。そこで、ゴロタの前の川中の瀬に行きました。水位がまだ高いです。しかし、1週間前のような食いではありませんでした。ハゼはいるのでしょうがいまいちくいが悪いのです。仕方がありませんので、15分ほどやってとんぼ返りで朝の場所に戻りました。
 朝一の場所はもう干潟になっています。陸釣りの人は全滅で誰もいません。ですから、波打ち際から10mほどの範囲を釣るつもりで竿を出しました。沖側は海草の群落が多くあります。川底の色が違うのでだいたい見当がつくようになりましたので、色が白く見えるところへ振り込みました。正解。
 あとは上げ潮に乗って、風も下流からでしたので、もう、上流方向へ行くだけの移動にして釣りました。30尾釣ると動きました。もっと釣れるのですが、もう1000尾は釣りましたので、贅沢な釣りをしました。最後は東西線鉄橋手前で納竿しました。
 その理由が振るっていて、じつは、15時20分頃に千葉方向で「遠雷」が聞えたのです。それがあっというまに10分ほどの間に雲が広がってきて、怪しげな風がフーッと吹き始めましたので、これはまずいと思っていたところ沖の方でゴロゴロと3回続けて雷鳴がしましたので、終りにしたのです。
 私の予想では2時頃からが危ないかと思っていたのですが、3時半まで釣りが出来ました。ラッキーでした。
2010年6月25日(金)
6月25日(金)夏ハゼのミャク釣り、5〜15.5cmを1395。ヒネ12〜15.5cmを5尾含む。10束今季3回目。中流域、東西線車庫前の中ノ瀬で釣りました。1番子、2番子の良型の入れ食いでした。外道にフグ10尾、セイゴの子3尾、ヒイラギ1尾、エビ1尾でした。不思議とダボハゼは釣れませんでした。
 船宿、伊藤遊船さん。
 中潮、干潮10時08分、満潮17時21分。明日から大潮です。出船前の駐車場から見ていると潮が引くのが速いこと、速いこと。本日は干潮時間の水が少ないときの釣りが勝負でした。ラッキーだったのは、ゴロタ前面の川の中央の瀬の上で入れ食いになったことでした。
 晴れ、ときどき曇り。朝の気温21℃、日中27℃。北の風、のち、上げ潮とともに南の風になり、ややありました。オシボリを使用しましたが爽やかでした。
 朝の水温26℃、水色は澄み。
 6時30分から16時00分まで9時間30分の釣り、146尾/1時間。10時までに580尾、165尾/1時間。10時から午後2時半までの4時間半で650尾を追加、144尾/1時間。2時半から4時までに165尾追加、110尾/1時間。
 エサ、青イソメ、5mm〜1cm程度に千切ってハリに付けました。ハゼも大きくなりました。
 サオ、1.8m渓流サオ2本使用。道糸ナイロン1..2号、先糸1.2号、ハリ、袖バリ1号、ハリス糸付き、仕掛けにセットしたハリスの長さ3p(予備バリはハリス3.5pに結んであります)、オモリ、ナス型1号、ハリスはオモリの結わき目から2.5p上の部分に2ミリ間隔でたんこぶを2ケ作って、そこへハリスを絡げて結びました。自称3pの仕掛け。
 本日は1996.6.23に1959尾釣ったポイントへアンカーを入れました。水深は1.6mほど。ところが海草がかかります。
 川底が見えませんのであきらめて岸壁際へ寄せました。東西線鉄橋下流の青い送水管下手右岸にある赤いモーターボートの下手、石積み護岸地先の波除ブロックが全部露出しています。だいぶ、水が引きました。
 そのブロックの途切れた先の砂地を釣りました。5〜9pが入れ食いです。ハリは袖の1号ですからハリに不足はありません。あとはエサつけを大きくしないことです。最初の5〜6尾釣れば、本日のエサのレギュラーサイズが分かってきますので、寄せエサのつもりでちょっと大きくつけて食い千切られるのを期待して釣りました。2本ザオですから、番度に釣れなくてもいいのです。エサを食われてもハゼはその場所にいるのですから次に釣れればいいのです。
 200尾になったところで沖を船が通過すると座礁しました。まずいので移動。牡蠣礁が帯状にたくさん出ていますので、念のためにその沖側を何ヶ所か釣りましたが、ここは今年は海草がたくさんあります。ポツポツ程度でした。
 仕方なく、川の中央へ出てみました。ここ何年かは6月中旬過ぎではいい釣りができていなかった場所。それでも過去の実績があるものですから、もしかしたら釣れるかも、と懲りない気持ちでサオを出したところ、釣れる釣れる、釣れるなんてものではありません、もう入れ食いです。しかも10p前後のデキの良型ばっかりです。こんなうれしいことはありません。この場所で本日の9時から14時までの5時間は1000尾を釣りました。200尾/1時間のハイペースでした。こんな珍しいこともあるのです。本当に私は恵まれていると思いました。
 ここをやめたのは上げ潮で水位が高くなって1.8mサオで釣りづらくなってきたからです。それまでは高い場所へ次々と移って釣っていたのです。長いサオを出すのをやめました。
 ラストの2時間は朝一の場所へ行って釣りました。ここも潮が高くなって干潟が隠れて水深が1mほどになっていました。
 中流域の干潟になる部分の右岸側には青い水道管から沈船の先まで延々と700m位の長さ、幅20mほどで海草が繁茂しています。これまでこんなことはありませんでした。
 海草は、昆布状のもの、蜘蛛の巣のような糸状のものと2種類があります。前者は波が立って大潮の流れがあれば流れてしまいます。後者はちょっとしぶとく残るかもしれません。
 川中の瀬にも海草はありますが、本日私がそこで10束ほど釣ったのですから、気にならない程度の状況だったのです。ただし、今後は増えるか減るか予測がつきません。
 水位が高いときはタカで、干潮時間は川中の瀬の上でという釣りでいいと思うのです。
 本日はH遊船のボートが朝からゴロタ下流で釣っていましたが移動が激しいので多分釣れていないのだろうと思いました。私が瀬の上へ出てからH遊船の船が2艘私の下手に出てきましたが、長続きせずいなくなってしまいました。したがって、本日の瀬の上は私の一人舞台で釣りたい放題の半日でした。ただ、ひたすら釣っていました。
2010年6月18日(金)
6月18日(金)夏ハゼのミャク釣り、5〜13cmを1330。ヒネ10〜13cmを15尾含む。思い描いていた通りの釣りになりました。降雨のため午後2時に早あがりしました。166尾/1時間のハイペースでした。2時半から本降りの雨。
 船宿、伊藤遊船さん。
 小潮、満潮8時37分、干潮15時12分。
 曇り、朝の気温23℃、北の風、のち、のち南東の風、のち南の風ややあり。日中は26℃とか。オシボリを使用した時間がありました。風は爽やかでした。朝一番は晴れ間があって暑いくらいでした。10時過ぎまでオシボリ使用。その後は少しずつ雲が厚くなって、風が吹いてからは涼しいくらいでオシボリはやめました。
 朝の水温26℃、水色は澄み。私としては「絶好の」水温となりました。日中にカンカン照りにならないことが大切でした。浅場の水温が急上昇するからです。
 6時00分から14時00分まで8時間00分の釣り、166尾/1時間。10時までに601尾、150尾/1時間。満潮の潮どまりを挟んだ4時間でとてもいいペースだったと思いました。船頭さんがハゼを取りに来て船宿で数えてくれた数字です。10時から雨のために早あがりした午後2時までの4時間で732尾を追加、183尾/1時間の「超」入れ食い。4時までやれたら1500はいっちゃったかも、というのは迎えに来てくれた船頭さんの言葉です。「かも」という仮定の言葉は釣り師には「禁句」。
 エサ、青イソメ、5mm〜1cm程度に千切ってハリに付けました。ハゼも大きくなりましたので、前回よりはラフにつけました。
 サオ、1.8m渓流サオ2本使用。道糸ナイロン1..2号、先糸1.2号、ハリ、袖バリ1号、ハリス糸付き、仕掛けにセットしたハリスの長さ3p(予備バリはハリス3.5pに結んであります)、オモリ、ナス型1号、ハリスはオモリの結わき目から2.5p上の部分に2ミリ間隔でたんこぶを2ケ作って、そこへハリスを絡げて結びました。自称3pの仕掛け。
 本日は朝一番で最上流域の左岸側、K遊船の桟橋とその上手のO遊船の桟橋の間で釣りました。水深1m以内と限定して釣りました。アンカーまではボートの先端から1.5mほどしかロープが出ていません。ですから水深1m以上になりますとだんだんに直角のようにロープがなります。深い場所へいかないための用心。
 本日は釣り方を書くよりも、何で、このポイントなのかということです
 このポイントで過去に何回か10束は釣っています。しかし、条件が揃う必要があるのです。  
@小潮回りなど潮が小さいことA午前9時頃までの満潮時間であることB曇り空であること、カンカン照りの暑い日でないことC北風か北東の風であること、南風であるときはシロウサギが立たない程度の弱い風であることD船の引き波その他でニゴリがでないこと、などです。そうであれば午後2時頃までに10束が釣れるチャンスが大きいのです。
 本日の予報は、曇り、雨が一時降るかもしれない、風は日中南の風東京湾波1m、満潮時間午前8時37分、というものでした。
 ですから、前日の7時前の天気予報を聞いてから船宿に電話をして急遽釣行となったわけです。
 本日のポイントでは、波によるニゴリと、日照による水際の水温急上昇ということが最悪の敵なのです。これはどこでも同じなのですが、私の経験ではこの場所はとくにということです。きのうのような晴天、南風強い、というような「釣り日和」などといういい天気では、このポイントはきっと釣りづらい時間が出来たと思っています。
 本日は前日の予報が悪いので乗合船は出ないようでした。朝が満潮なので漁師の船はまだ出かけないし、帰ってもきませんから波は立ちません。ボートのお客さんも数はとても少ないです。
 ということは、ハゼさえいれば「釣りたい放題」という絶好の条件が揃ったわけです
 やってみますと、案の定というか、朝一番から「入れ食い」状態が持続します。もう、エサをつけて放り込んでいるだけ。もちろん、型の小さい場所や一箇所で100尾釣れる場所、50尾で終りの場所など場所は色々です。それでもつれ具合を見ながらドンドン移動しました。
 エサは食われてだんだん小さくなって、ハリ先にチョビットしかついていなくても、それだけでググッときます。本日はとても食いがいいのです。
 もう一点、本日のポイントは、多分、釣り人がサオを出していない場所だったのではないのか、あるいは、釣っていたとしてもほとんど釣られていなかったのではないのか、ということです。
 今シーズンは、みなさん方は最上流域は右岸側を積極的に釣っているようです。上流の水道管から上手にある桟橋から上の方は、左岸側はほとんど釣っていないように私は見受けました。
 そこで、本日の思い切った釣行です。もしも、カンカン照りの暑い日でしたら、午前中でここは思い切ったと思いました。浅い場所の水温が極端に上がって「お湯」状態になってしまうからです。そのときは右岸側へ午後になって「避難」することになります。
 いずれにしても、午前中に満潮時間があることが望ましいポイントです。これは右岸側でも同じようなことがいえるかもしれません。左岸は右岸よりは条件が厳しいということだけです。
 ですから、今後、私が釣った場所を攻めるときは、なるべく曇りの日とか、ボソボソ雨の日とかにするといいですよ。なお、曇りの日で南風がさほど吹かないときは、昼前後の満潮時間の日を狙ってもいいのです。参考資料として申し上げておきます。
 いずれにしてもヒネを15尾ということは、まだ、場荒れしていない証拠でもあると思うのです。早い者勝ちだと思います。
2010年6月10日(木)
6月10日(木)夏ハゼのミャク釣り、5〜13cmを1098。ヒネ13cmを5尾含む。上げ潮になった午後に勝負しました。
 船宿、伊藤遊船さん。
 中潮、満潮2時22分と16時21分、干潮9時24分。本日は午前中にどの程度釣れるかで決まると思いましたので、時速100枚を目指してコツコツと拾い釣りをしました。
 6時30分から16時00分まで9時間30分の釣り、115尾/1時間。正午までに550尾、100尾/1時間、16時までに548尾追加できました。137尾/1時間。午後からが本当の勝負でした。じつは干潮時間過ぎの10時で330尾でしたので94尾/1時間でした。その後大きく場所を変えて768尾を釣り、6時間でしたので128尾/1時間のペースでした。
 晴れ、朝の気温17℃、北の風、のち、東の風、のち南東の風。日中は25℃とか。オシボリ使用。風は爽やかでした。
 朝の水温21℃、水色は澄み。ハゼがヒラを打つのが観察できました。
 エサ、青イソメ、5mm〜1cm程度に千切ってハリに付けました。ハゼも大きくなりましたので、前回よりはラフにつけました。
 サオ、1.8m渓流サオ2本使用。道糸ナイロン1..2号、先糸1.2号、ハリ、袖バリ1号、ハリス糸付き、仕掛けにセットしたハリスの長さ3p(予備バリはハリス3.5pに結んであります)、オモリ、ナス型1号、ハリスはオモリの結わき目から2.5p上の部分に2ミリ間隔でたんこぶを2ケ作って、そこへハリスを絡げて結びました。自称3pの仕掛け。
 朝一番で、伊藤遊船さんの対岸に行きました。私一人だけ。最上流域は一人行きましたし、他の船宿のお客さんが行っているので遠慮しました。理由は、満潮時間が気に入らないことと、風がブッツケになって干潮時間にニゴリが出ることです。また、先着の人にボートをつけられると意外と釣りポイントが狭いのです。したがって、本日は10束を捨てて対岸で偵察をしました。
 沖から底をオールで突いて牡蠣山を確かめてからその間の砂地を釣りました。水深は50cm〜1m。色の濃い部分が牡蠣山とノロといっている糸状の海草の群落。白っぽく見えるのが砂地か泥地。そこを目安にして振り込んでアタリをとりました。この芸当が出来ないと本日の場所は釣りになりません。無頓着に放り込んで根掛かりなしでつれる場所などではありません。
 本日は干潮時間を釣っていますので、一箇所で100尾などというつりは期待できませんので、実際にそのようでしたので、私は15〜30尾を釣ると少し移動。多い場所でも50尾程度で移動しました。
 伊藤遊船さんの対岸で川中に竹棒が立っている下手から2本目のところから釣り始めて、少しずつ上流へ移動。途中に青ノロの群落がたくさんあって、釣りたい場所は青ノロに占領されています。
 それをパスしてさらに上流へ、すると他宿のボートがいます。リールで投げている人、ミャクの人。海草がない場所を見つけてサオを出すと結構なペースで釣れてきます。10時になりました。上げ潮になった頃です。このときに330尾でした。
 そこで、今度は上げ潮を釣ることにしてその場所をサヨナラしました。東西線鉄橋下へ行きました。水は澄んでいてきれいです。濁りがありませんでした
 鉄橋下で電車のうるさい音を聞きながら釣りました。水深は50cmと浅い場所にしました。ここは本当に良く釣れました。引き返してきた甲斐があったというものです。干潟に上がっていく斜面を釣りました。干潟がドンドン隠れていきます。移動するたびに干潟方向へアンカーを入れました。
 100mほど上流へ上がったところで、底の土が変わったのでしょうか、食いが悪くなりましたので、その上流へは行かずに、また、鉄橋下へ舞い戻りました。先ほどよりは水位が高くなっていますので、今度はさっきよりも干潟寄りの場所を釣りました。
 このようにして午後からは時速137尾をキープできたのでした。
 本日のハゼは5〜6cm級が多かったと思いました。それでも前回の6月2日よりは空振りが少なかったので、ハゼの食いが良かったことと、大きく育ってきているのだと思いました。
 本日の移動回数は50回をゆうに超したと思っています。1回平均20尾というところです。本日のような潮回りで釣りづらい日では、一箇所で粘るよりは移動して食い気のあるハゼだけを釣ったほうが結果的に数は伸びるのです。
 ただ一点、「勇気がいる」ということを言っておきます。そこそこに釣れている場所を見限って移動するのですから、「恐怖感」はあります。移動して釣れなかったらどうしよう、という気持です。このことが踏ん切りがつかない原因になります。現実としては、移動したけどまたもとの場所へ戻って来た、ということを経験した人は多いと思います。
 このように、移動する決断は勇気が入りますし、ある程度の「釣る技術」がありませんと、なかなか踏み切れません
 私の場合は「習性」になっていますので、ダメモトで動くのです。動かなければボートの周囲にいるハゼだけしかターゲットはいないのですから、釣ったとしても「高が」しれています
 ですから、移動しない人の釣果というものは、訊かなくても見当がついてしまうのです。
 今後の見通しとしては、最上流域は徐々にペースが鈍ってきて、東西線鉄橋周辺が釣り場になるだろうと思っています。また、海草が邪魔をしています。いまあるものは当分なくならないだろうと思っています。干潮時間に海草を確認しながら、その間を釣るようにすればハゼは釣れると思います。
 本日、東西線車庫前のゴロタを釣ってみましたが、ハゼは釣れますが、上流域のような魚影ではありませんでしたので、3尾釣っただけで、時間にして5分程度で場所を捨てて、もとの上流域へ戻ってきました。中流域はまだ釣りとしては2週間以上早かったと思いました。
 当分は上流域でのハゼ釣りになりそうです。
 なお、本日釣ったエリアで6月10日前後の季節に10束釣りが出来たのは、この22年間で2回目のことでした。これまではここでわざわざ釣らなくても他で釣れていたこともあったのですが、それほどに「確率が低い」場所でもあったわけです。本年は、6月2日の終り間際に1時間20分だけ釣った感触から、今年はひょっとしたらこの付近で10束釣りができるかも、と思って本日チャレンジしてみました。そのようにチャレンジできたのは、本日は10束が釣れなくても仕方がないや、という気持があったからでした。結果的に成功できたと思っています。
2010年6月2日(水)
6月2日(水)夏ハゼのミャク釣り、5〜14cmを811尾。ヒネ13〜14cmを19尾含む。
 今シーズンは水温が低くて、デキハゼの生長が遅いです。デキの大型を拾い釣りする感じでした。空振り多い。本日は10束釣りをあきらめましたので、合計で五ヶ所を釣り歩いてみました。結果としては、どこでもアタリは多いしそれなりに釣れました。ただし、時速90尾前後のペースでした。データは収集できたと思いました。
 2009.6.4 1292尾、2008.6.2 1035尾、2007.6.2 843尾、2006.6.5 443尾、2005.6.4 517尾、2004.6.2 287尾、2003.6.3 1003尾、2002.6.7 406尾、2001.6.1 521尾ということで、2001年以前のデータも見比べますと、6月初旬に1000尾釣りはありませんでした。このことは水温とハゼの生長との関係もありますし、私の技術的な進歩の度合いも合って、なかなか、6月初旬の10束釣りは難しいものだと思っています。2009年と2008年は例外の部類に入る年だと思っています。
 2010年は、暑い日が続けば釣果は一気に伸びると思っています。本日までは寒すぎます。
 船宿、伊藤遊船さん。
 中潮、満潮6時57分、干潮14時04分。本日は干潮時間までを最上流域で釣って、14時40分からは上流域の伊藤遊船さんの桟橋対岸の水深50cm前後を、上げ潮を利用して釣りました。いい釣りが出来たと思っています。
 6時30分から16時00分まで9時間30分の釣り、85尾/1時間。正午までに530尾、96尾/1時間、16時までに281尾、70尾/1時間。14時30分までに700尾でしたから、87尾/1時間、14時40分から16時までに111尾でしたから88尾/1時間でした。最後は伊藤遊船さんの桟橋対岸で釣ったものです。このポイントでよく釣れたと思います。
 晴れ、朝の気温14℃、北の風、のち、南東の風がややありました。日中は24℃とか。オシボリ使用。風は爽やかでした。
 朝の水温20.5℃、水色は澄み。見釣りが出来ました。水際の浅い場所は朝19.5℃しかありませんでした。これでは浅場はちょっと厳しいでしょう。
 エサ、青いソメ、5mm程度に千切ってハリに付けました。固い物よりも、指で潰したもの、ダラーッとしたものの方が食い込みがずっとよかったとおもいました。エサは尻尾から使いました。幅が広くて固い部分はグリグリと潰してからハリに付けました。
 サオ、1.8m渓流サオ2本使用。道糸ナイロン1..2号、先糸1.2号、ハリ、袖バリ1号1本バリ、ハリス糸付き、仕掛けにセットしたハリスの長さ3p(予備バリはハリス3.5pに結んであります)、オモリ、ナス型1号、ハリスはオモリの結わき目から2.5p上の部分に2ミリ間隔でたんこぶを2ケ作って、そこへハリスを絡げて結びました。自称3pの仕掛け。
 朝一番で曳き舟で最上流域の新行徳橋下手右岸、Y遊船桟橋上手、水深50cmへボートのアンカーをいれました。
 先着のボートが5時過ぎから釣っていました。私は後発でしたので遠慮して釣りました。
 岸寄りの葦の群落近くで釣ってみました。点々と岸近くを釣りました。ハゼの大きさとアタリ具合の確認のためでした。結論は、デキの良型はポツポツ程度しかいなくて、あとは、5pか6cm程度のものばかり。
 2本ザオを手に持って食いアタリを待つ時間が長かったと思います。アタリはあってもハリ掛かりしませんので、ハゼが小さいことが分かります。去年、一昨年にはなかった現象です。
 岸から離れてワンドの中央部分でエサの大きさを確かめながら釣れました。
 本日は、最上流域も上流域も、時速80尾程度のペースでポチポチと釣れたと思っています。あと1週間以上間があって、気温も水温も上昇するようだあれば、デキハゼは活発な食いを見せると思いました。
 今年はハゼの育ちが遅れているのかも知れません。伊藤遊船さんの対岸は、リール釣りでヒネハゼを釣ったときに、デキハゼがたくさん釣れてきましたので、思い切って浅場で釣ってみたのでした。ここはミャク釣りで水深50cmの浅場でヒネハゼもたくさん釣れたと思いました。デキも本日としてはいいペースでした。
2010年5月28日(金)
5月28日(金)江戸川放水路での越冬したハゼのリール釣り、12〜17cmを110。ヒネハゼを3回続けて束釣りできました。これで今年のヒネハゼ釣りは納竿にします。次回からはミャク釣りでデキハゼ狙いです。なお、越冬したハゼはまだまだ釣れ続くと思います。デキに切り替えるのは、あくまでも、私の「趣味」です。
外道として、5〜7pのデキハゼを27尾、ダボハゼを15尾、台湾ガザミを1尾釣りました。デキもダボも4号のハリをちゃんと食っていました。
 船宿、伊藤遊船さん。
 エサ、アオイソメ。3〜5pと長くつけました。外道のエサ取り対策のためです。ところが、前回から1週間しか経っていないのに、デキハゼの攻撃がすごいのです。投げて置ザオにして、1〜3分で聞きアワセしますと、つるつると滑ったとします。それをそのまま上げてみるとエサが食い千切られて半分とか、はなはだしいときはハリだけになっているのです。ヒネの場合はエサだけをとるということは、私の経験からは皆無だと記憶していますので、エサがなくなった場合には、デキハゼの攻撃と考えればいいわけです。極端な話ですが、ヒネハゼとデキハゼのダブルなどということは何回もありました。ですから、本日は、最初の聞きアワセで空振りですとエサがない確率が高いので、投げる方角をよく注意して、エサが残って戻ってくるのか、そうでないのか、を見分けるようにしました。つまり、デキがたくさんいる方角というものがあったわけです。ですから、本日はエサ交換が忙しかったと思いました。成功できたと思っています。
 7時00分から15時00分まで、8時間00分の釣り。13.75尾/1時間。正午までに50尾、10尾/1時間。正午から午後3時までで60尾、20尾/1時間でした。本日も上げ潮勝負でした。
 大潮、満潮午前3時58分と午後6時02分、干潮午前11時02分でした。上げ潮になってからは、朝一で釣った場所へ舞い戻って、そこで思い切りよく釣りました。
潮の変わり目から勝負をかけるときは、それ以前に、釣れているポイントを何ヶ所か物色しておいて、一番雰囲気がいいように思える場所を選定して、そこで潮がかわるのを待って勝負をかけます。これは私流のやり方です。ですから、私がいろいろと動いているときはポイントを物色していることが多いわけです。本当の勝負はその後になるのです。
 晴れ、朝の気温15℃、日中21℃ほど。北の風、のち南東の風がやや強まりました。本日は防寒服を着てちょうどよい陽気でした。これでは寒過ぎます。
 水温20℃。水色は澄みでした。先日は21℃だったという情報があったのですが、下がってしまいました。午前中のアタリが少なかったです。これは水温のせいだと思いました。もう一点、それはヒネハゼが多少バラケたのだと思いました。越冬した場所から巣離れして、浅場へ出て集団でいたものが、いよいよ、てんでんバラバラに動き始めたと思えるのです。こうなりますと、リール釣りといえども適度に移動してヒネハゼを探して釣ることが大切になります。
 リールザオ7本使用。ハリネズミ釣法。オモリ、ナス型6号、テンビン、袖バリ4号、ハリス0.8号糸つき、幹糸1.5号、全長1.3mの自製3本バリ仕掛け。
 水温が下がっていましたので、水深1〜2.5mの浅場では苦戦しました。かといって、航路内へ投げても釣れません。ですから、根気よく投げて置ザオという方法で捜しました。ポツンポツンと釣れてきますが、ハゼが冷たいです。
 そのうちに他宿のボートが1艘きました。私の背後に入りました。その辺りは釣れる筈だと思いました。しかし、しばらくして移動してしまいました。今度は私の下手へきました。あの辺でも多分釣れるかも、と思いながら見ていますと、ときおり釣れてきます。なによりもボートを動かしませんので、それが釣れている証拠。私が行きたかった場所です。
 私は偵察をする気持がありますので、少しずつ移動して釣れる場所を確かめていました。他宿のボートへ近づきすぎてオマツリをしてしまいました。申しわけのないことをしたと反省しました。そこでまた少し移動しました。
 そのうちに11時近くになりました。風が反対から吹き始めて、潮も上げてきました。そこで朝から試し釣りをしてきた釣果の具合から、ボートをまた朝の場所へ戻して、腰を据えて釣る構えになりました。
 やはり、潮がかなり効いてきた午後1時ころからが満遍なくどのサオにも釣れてくるようになりました。潮が干潟に上がっていきますので、沖目は捨てて、岸方向へ投げました。かなり浅いです。オモリがボチャン、トンと底に着きます。根掛かりが帯状にあるのですが、仕掛けを消耗しながら根掛かりの位置を確認してその手前にオモリを落すようにしました。水深1〜1.5mほどの浅い場所で良型が釣れてきました。17cmというのも浅い場所で釣れました。
 他宿のボートは確か2時前でしょうか、私が入れ食いをやっているときに引揚げていきました。もう少し釣っていたらよかったのにと思いました。
 今後のこととしては、ヒネハゼはまだまだ釣れ続くと思います。ただし、一箇所で大漁というわけにはいきませんので、食い渋ったら移動するということでいいと思います。また、潮が変わるのを待って釣れた場所へ戻るのもいいと思います。
 私の場合は、6月からはミャク釣りでデキハゼ釣りと決めていますので、リール釣りでヒネが釣れるのは分かっていますが、ミャク釣りに変更するつもりでいます。水深50cmとか70cmの場所でデキハゼを釣っていて、ヒネが30尾も釣れたなどということも過去にありました。予想通りにヒネハゼが多いのであれば、今年はそのようになる可能性もあるのです。こればかりは釣って見なければわかりません。
2010年5月21日(金)
5月21日(金)江戸川放水路での越冬したハゼのリール釣り、13〜15.5cmを158。束釣りができました。ポイントは前回とは全く違う場所。
 船宿、伊藤遊船さん。
 エサ、アオイソメ。5pと長くつけました。外道のエサ取り対策のためです。長くつけているのに、それでも本日は4〜5pのデキハゼを4尾、真っ黒なダボハゼを2尾、化粧ハゼ(紫色の斑点がある、外道扱い)を8尾、木っ葉ガレイを1尾釣りました。エサが2〜3pと小さいとヒネハゼの前にそれらがハリにかかってしまうのです。
 7時00分から16時00分まで、9時間00分の釣り。17.5尾/1時間。7時から9時まで43尾、21尾/1時間。9時から10時半までで4尾(上げの潮どまり時間を利用して五ヶ所放浪しました)。下げ潮になった10時半に朝一のポイントに戻ってから16時までの5時間半で111尾追加できましたので20尾/1時間ペースでした。
 晴れ、朝の気温18℃、日中28℃ほど。天気予報では、東京は30.5℃だったといっていました。川の上は風通しがいいので少し涼しいです。北の風、のち南の風がやや強まりました。
 水温20℃。水色は澄みの場所とプランクトンで赤色になった場所とが混在していました。
 小潮、満潮9時59分、干潮16時49分。上げの潮どまりまでに30〜40尾釣りたいと思っていました。それはできました。9時半ころに急に食いが悪くなりました。周辺にボートが混んできたこともあって、私もそのポイントで「飽きました」ので、そこを逃げだしました。作戦としては下げ潮になってから、朝一の場所へ舞い戻るつもりでした。それまでに、周囲のボートがどこかに移動していてくれればベターだと考えていました。その通りになりました。ただし、放浪した先@T遊船の桟橋先でオデコA東西線下手の水道管下手でオデコB最上流域の二ヶ所でオデコで三ヶ所目で4尾ということで、釣れたら腰を据えて釣ろうと思っていたことが「空振り」でした。そこで、10時半になって朝一の場所に戻ったところ、ボートが少なくなっていて場所が空いていました。そこで釣ったところ入れ食いになったのでした。本日は航路内の深い場所はまったく釣れませんでした。1週間前のポイント(水深)ではハゼのアタリはありませんでした。ハゼが動いてしまったということだと思いました。
 リールザオ7本使用。ハリネズミ釣法。オモリ、ナス型6号、テンビン、袖バリ4号、ハリス0.8号糸つき、幹糸1.5号、全長1.3mの自製3本バリ仕掛け。交換用の予備仕掛けを12組消耗、予備バリ3袋消耗。
 本日のような陽気ではミャク釣りでのヒネハゼ釣りは大変です。ハゼが動いてしまってバラケてしまっているからです。捜すのが大変です。かえって水温が低くて寒いほうがかたまっているポイントがありますのでそれが見つかればそこそこに釣りになります。本日はミャク釣りは貧果だったと聞いています。
 リール釣りも航路など深い場所はまったくだめでした。航路から上がった高い場所にいたのです。
 最上流域は潮どまり時間を利用して確認にいったのですが、ポイントが限られてしまってボートが何艘も入れる場所が少ないので、早々に引き返しました。
 偵察では「釣れないこと」が分かればそれでいいのです。本日は東西線鉄橋から上流の左岸側で釣って正解だったと思っています。
 もう一度くらいはリール釣りのチャンスがあると思っています。これからは多少気温が下がっても、もう大丈夫です。
2010年5月14日(金)
5月14日(金)江戸川放水路での越冬したハゼリール釣り10〜15.5cmを136。検量してくれた船頭さんの話では13cm級が一番多かったようです。今年としては、願ってもない大釣りができました。三週間ほど遅れていると思いました。理由は後述
 船宿、伊藤遊船さん。
 7時00分から15時30分まで、8時間30分の釣り。16尾/1時間。
 曇り時々晴れ、朝の気温12℃、日中17℃ほど。北の風、のち南東の風、のち北東の風、のち北の風。ともかく冷たい風でした。川の上はかなり寒かったと思いました。防寒服と襟巻き使用。下着を上下重ね着してきました。ライフジャケット着用。これでようやく寒さが凌げました。おかしな陽気です。
 水温16℃。水色は澄み。測定した瞬間、ギョッとしました。ひどい水温です。最低でも20℃は欲しかったです。
 大潮、満潮4時17分と17時47分、干潮11時05分。かなり下げているときから釣り始めたので、本日は上げ潮勝負だと考えていました。あさってまで大潮です。
 リールザオ7本使用。その他の仕様は前回書きましたので省略です。
 朝一番で、伊藤遊船さんの桟橋の対岸へ行きました。水深は1.5m前後しかありません。例年ならば、今の季節にはこの辺りでよく釣れるはずの場所。
 7本を扇状の展開しました。最初の聞きアワセで1尾、幸先ヨシと声が出ました。ポツポツポツッと6尾釣れました。それでオワリ。押せども引けども釣れません。
 そこで、東西線鉄橋下上手へ出ました。そのときに水深3mほどの航路内と左側の牡蠣礁がある付近へ投げてみる。オデコ。15分でやめる。
 次に伊藤遊船さんの桟橋前へ行きました。ここもオデコ。15分でやめる。上手のT遊船の桟橋前で釣ろうかと考えましたが、3ヶ所とも1.5m前後の浅場は釣れなかったので、後日に残して立ち去りました。
 今度は、最上流域へ行きました。送水管上手、左岸、ワンドになっている付近。かなり干潟が出ています。ここも干潟から落ちて行く斜面の浅い場所でサオを出してみました。全くダメ。
 ということは、季節としてはいい時季なのに、本来は釣れてくるそれなりの浅い水深で釣れる状況ではないと結論を出しました。つまり、ハゼが越冬した「巣」になった場所から、浅場へ突っかけてきていないのだということです。それは何尾か気の早いのがいると思いますが、本格的な数がそうなっていないのでと思ったのです。
 ならばと、今度は、思い切り川の真中へ遠投してみました。最上流域の航路内は本当に深いのです。他とは全然違います。オモリが底へ着くまで時間が長いです。トンと着いてから手前へしっかりと引いてから置ザオにしてみました。なんと、12cm前後がダブルで釣れるではありませんか。早速、ボートを10mほど沖へ出しました。
 今度は360℃に7本のサオを展開して探りを入れました。それでわかったこと。@航路の一番深い場所は釣れなかったA左岸側の干潟近くの浅場も全然釣れなかったB最深部からの最初の駆け上がりの中間付近で釣れたこと、以上でした。
 それが分かりましたので、左岸側の航路近くの斜面の上にボートをつけました。水深は3mでしょうか。ロープを全部出してちょうどよいくらいの深さでした。風があるのでそれでちょうどよかったのです。ですから、ちょっと深い場所の斜面です。
 最上流域は、最深部、そこからの斜面、ちょっとした踊場、そこからの斜面、踊場、そして干潟へ上がる斜面、そして干潟、というようになっています。これが本来の江戸川放水路を掘ったときの川底の構造です。これが残っているのは最上流域だけです。上流域、中流域などは土砂に埋まってしまいました。
 私が気がついたのは、最深部では釣れなくて、そこから上がる最初の斜面で釣れたということです。ということは、このところ何日も、水温と気温が低く、風もかなり冷たいので、巣離れ?したハゼが干潟になるような浅場に本格的に突っかけてきていないのではないか、かりに来たとしてもやや深い場所へ戻ったのではないかと思ったのです。
 10時45分の段階でようやく30尾になりました。上げ潮にもうじきなりますので、上げ潮勝負をすることにして、今度は右岸側に渡りました。TT遊船とO遊船の乗合船の反対側で、干潟から落ちた斜面の下のあたりにボートをつけました。力いっぱい遠投すると最深部へ届くかどうかという辺りです。
 ここへ陣取ったときが11時です。もう上げているはずです。ボートは上流へ向きますので、右と後方へ目いっぱい投げました。それからはダブル、トリプルの連続でした。久々に気持のよいペースです。
 エサのアオイソメは5p「以上」と長く大きくつけました。この方が絶対的に有利でした。今年生まれのデキハゼなどいない場所で投げているわけですから、エサは大きいほうがいいのです。ハゼも大きいですから。そのエサを咽喉の奥まで呑み込んでいます。
 釣り方は最深部方向へ投げて、斜面を引っ張り上げる気持ちで誘って置ザオです。釣れた場所はしっかりとマークして、その先へ投げて釣れた場所付近へ寄せました。30尾ほど釣ると食いが悪くなりましたので、風と潮に乗って50mほど上流へ移動して同じように釣りました。
 11時から15時30分までの4時間半で106尾釣ったことになります。23尾/1時間です。とくに14時から15時半までの1時間半は57尾釣りましたので、38尾/1時間でした。本日のような寒くて冷たい陽気の日としては最高によく釣れたと思いました。
 この記事を見てあした以降にハゼ釣りにくる人のために一言書いておきます。
 本日私が入れ食いをやったラインは、例年ならば4月後半か5月の連休には釣れるはずの深さの場所ということです。ですから、釣れる深さ(ポイント)が3週間遅れだということです。
 ハゼが浅い場所へたくさんは突っかけていないだろうと思われることです。
 ですが、これは、あすからの気温、水温、風などの状況次第で、私が本日釣った深さはもう釣れなくなって、浅い場所、つまり2m前後とかなどで活発に釣れるようになるということです。
 また、いまのような気温と水温では、ミャク釣りで釣るような場所にいる越冬したハゼはそんなに多くはないと思うのです。これも陽気がよくなればドンドン釣れるようになるはずです。
 あしたの土曜日、あさっての日曜日、ともに、ミャク釣りでの越冬したハゼの「数釣り」は厳しいかも知れません。でも、全然釣れないということではありません。希望の数にはとても届かないかも、ということです。しかし、私のこの予測が大きく外れてくれたほうが本当は嬉しいと思っています。
 いずれにしても、もう、いい季節になっているわけですから、大型ハゼが釣れるのはもうじきだと思います。
2010年4月24日(土)
4月24日(土)江戸川放水路での越冬したハゼのリール釣り、ゼロ。オデコ。本日は試し釣りです。船宿,伊藤遊船さん。過去の4月の実績は末尾に記載しました。「自然」にはとても勝てないものだと再認識しました。
 6時30分から11時30分まで5時間の釣りでした。
 水温13℃、これは厳しい水温でした。これではまったく勝負になりません。正午で14.5℃でした。水色は澄みです。このところ低水温のせいで、赤潮になりません。そのため、ハゼの成長が遅れるのではないかと心配しています。
 晴れ,朝の気温6℃、北西から北の風少々。昼近くなって北風が強まり、波が高くなってしまいましたので、納竿しました。風は乾燥していてとても冷たかったです。防寒服とライフジャケット着用。ホッカイロ大5ケ使用。このようなことは試し釣りでは初めての経験です。真冬の身支度です。
 若潮、干潮8時06分。満潮13時52分。明日から中潮です。
 リールザオ7本使用。2〜3本で探っていたのでは、今の時季は、試し釣りの時間がもったいなくて仕方がないでしょう。サオをたくさんだして手早く様子をみるのがベストだと思っています。
 道糸ナイロン2号、中型スピニングリール、磯ザオ2号、2.7m、オモリナス型6号、腕の長さ12pほどのテンビン使用、幹糸1.5号、ハリス0.8号、袖バリ4号、全長1.3mの自製3本バリ仕掛け、エサは青イソメ。ハリネズミ釣法(『江戸前のハゼ釣り上達法』)。以上のタックルとエサは今後とも使用しますので、以後は記載しないことが多いです。磯ザオはダイワのせとうち2号と、シマノの島風2号です。シマノの島風は品切れと聞いています。ともにオモリ負荷5〜10号のものです。このサオがあれば、カレイ、キス、メバル、ハゼ、イイダコ、アナゴなど東京湾の小物は釣りができるでしょう。ただ、カレイとアナゴは3号のサオでオモリ負荷10〜15号の方が使いやすいかも知れません。
 朝一番で水温を測ると13℃しかありません。絶望的な水温です。気を取り直して釣りに行きました。
 場所はいちいち書きませんが、最上流域から東西線鉄橋、その下の水道管、その下流の高圧線下まで、およそ2000mを14ケ所釣ってみました
 いずれも、エサはしゃぶられることなく、しっかりついていました。例年は、ダボとか、カニとかがいてグチャグチャに噛むのです。また、デキの2〜4cm級がかじるのですが、それが本日は全くありませんでした。
 最後に、釣り手帳に記録しておいた過去の4月の実績を紹介しておきます
2005.4.9 9尾、同年4.17 42尾、同年4.29 120尾、この年は異常高温でした。
2006.4.17 ゼロ、水温13℃
2007.4.18 ゼロ、水温13℃、同年4.29 ゼロ、水温16℃
2008年 実績なし
2009.4.29 13尾、水温17℃
2010.4.24 ゼロ、水温13℃
以上4月の実績ですが、この5年間は水温が13℃〜17℃ということでとても低い年が続いています。原因は、4月後半に南風が吹き込まないためです。
 異常気象とか、温暖化などといいますが、江戸川の水温に限っては、このところずっと4月までは比較的に低水温が続いているといえます
 ただし、5月になりますと、例年、水温が高くなって19℃〜21℃などと安定するようになりますので、リール釣りで50〜300尾程度の実績が出ています。3月から4月にかけて、水温が18℃などにはならないにしても、16℃とか17℃とかの水温が安定して続いていますと(2010年は12〜15℃と低い)、5月になって一気に釣れだすようです。そのような年は、ミャク釣りも出だしが早くて、5月中旬以降から300尾〜500尾を釣った年もありました。
 2010年については、この6年間ではもっとも気温が低く、水温もとても低いという4月になっていますので、この寒さが一段落するまでは越冬したハゼの釣りは苦戦するかもしれません
 ミャク釣りで釣るポイントは、本日はサオを出していませんので、どの程度の釣りになるのか不明ですが、釣ってみなければ分からないというのが感想です。ウデよりも水温次第だと思っています。「自然」には勝てませんから。ただ、ハゼがエサに食いつくかどうか、それが楽しみです。ただし、釣れても、大勢の人がいい釣りができるということではなくて、たいていはオデコで、誰かが1〜3尾釣ったという程度だと思います。根掛かり覚悟で障害物周りを攻めるしかありません。デキハゼはまだ2p程度と小さいです。もし、4cmほどのものが釣れたら、それは去年のハゼです。そんなのが釣れたとしたら、ぜひ、放流してやってくださいね。
 私の次回の釣行は、5月2日〜5日の連休中の日並のよい日を選びたいと思っています。そのような見当でちょうどよいのではないかと思っています。
 水温については、4月中は、江戸川放水路へ出かけて、ときおり測って、参考資料としてトップページで開示したいと思っています。


2009年江戸川のハゼ釣り日誌



2009年江戸川のハゼ釣り
  
     目標          実績
  
累計 1万尾 12/23 36022尾 釣行43回 平均 838尾
                過去21年間で第2位の釣果に到達しました

  
落ちハゼのリール釣り目標一日100尾(行徳港内深場のつり)
                10/21 39310/28 31411/3 321
                11/6 301
11/9 28211/12 439川の中
                11/16 282
11/18 190(半日、取材)
                 
11/22 41911/26 21511/29 298
                 
12/2 543川の中12/6 29012/12 289
                 12/17 131

  秋ハゼのリール釣り目標一日500尾(江戸川放水路内のつり)
                9/24 858、9/28 833、10/2 550
                10/5 53410/13 89310/16 839

        釣行6回 4507尾 750尾/回

  ミャク釣り一日1000尾 6/4 1292、6/10 12276/17 1728
                6/25 1319                  (6月 4回)
                7/3 13927/7 1534、7/13 1246
                7/17 16497/24 12377/29 1378 (7月 6回)
                   
8/3 1539、8/7 13778/14 1378
                8/19 1631、8/26 1425        (8月 5回)
                   
9/2 15739/7 1191、9/11 1336   (9月 3回)
                              10束 18回で終了
  ミャク釣り累計 9/14で終了 26795尾 釣行20回 平均 1339尾

  越冬したハゼのリール釣り終了 4/29 13尾

自己記録
2009年ワンシーズン釣果過去第2番の記録 36044尾
2009年6月17日ミャク釣り1728尾過去2番目の釣果

2009年9月2日ミャク釣り1573尾 9月の過去最高釣果
2009年10束釣り連続18回達成
2009年ミャク釣り平均自己記録 1339尾/回
2009年10月13日秋ハゼのリール釣り自己記録893尾
2008年ミャク釣り平均自己記録 1188尾/回
2008年10束釣り自己記録連続22回達成
2008年5月21日 越冬したハゼのリール釣り 310尾
2007年自己記録10束釣り連続18回達成
2007年10月10日リール釣り635尾
2005年10月7日リール釣り 739尾
2004年12月23日深場のジャンボ落ちハゼ313尾
2004年11月の落ちハゼリール釣り 350尾/回
2004年11月3日 深場のジャンボ落ハゼ447尾
2003年 1000尾超釣り連続15回達成
2003年10月17日リール釣り 623尾  1086尾/ミャク回
1996年 6月23日ミャク釣り 1959尾 1002尾/ミャク回
       ワンシーズン最高釣果 40126尾

2009年12月23日(水)
12月23日(水) 落ちハゼのリール釣り、12〜18pを22尾今年のハゼ釣りは本日で終了です。その理由は釣れなくなったからです。原因は水温が7℃になったことですが、ハゼが朝マヅメと夕マヅメしか口を使わなくなったと思えたからです。本日は朝7時15分から8時までが釣れました。あとはポツンポツンでした。夕マヅメは釣り時間帯から外れていますので(2時15分納竿ですから)釣れないので、本日は12時で上がりました。20日の日曜日が水温が9℃ちょいだったようで、釣りとしてはこの日が実質最後のチャンスだったようでした。神社の餅搗きでハゼ釣りができなかったのでチャンスを逃したと思いました。
 半年間面倒を見てくれた船頭さんたちに感謝です。来年もよろしくお願いしたいと思います。
 船宿、伊藤遊船さん。
 晴れ、西の風午後南の風。釣り日和でしたが朝しか釣れませんでした。
 朝の気温2℃。車のフロントガラスが凍っていました。朝の水温7℃。この水温では日中はハゼが口を使いませんし、産卵行動に移ったものと思われました。水色はものすごい澄みでした。
 7時15分から12時15分まで5時間の釣り。4.4尾/1時間でした。
 小潮。満潮9時07分。干潮15時02分。
 タックルは、2.7mの磯ザオ2号で、ダイワのせとうち2号とシマノの島風2号を合計7本使用しました。
 ラインはナイロン2号100m、中型スピニングリール,ナス型12号オモリ、自製仕掛け全長130cm、幹糸1.5号、袖バリ4号、ハリス0.8号、下から45,40に枝ス5cmを出して、その上45でより戻しに結びました。
 アオイソメエサは5cm前後と長く大きく付けました。
 本日は朝一番で入った場所でチョコッチョコッと釣れました。船頭さんが見ていました。いい具合だな、と思っていたらタンカーが来ました。移動です。そうしたら二度と同じ場所に入れませんでした。ポイントが狭いため。そのあとは放浪状態で随分と回りました。あっちでチョコッ、こっちで1尾という具合です。
 水温が7℃ということですが、もっと低かったのではないのでしょうか。ともかくマヅメどきしか食いが立たないハゼを無理やり釣るわけですから、食い気があるハゼしか釣れません。
 ともかく投げて引いて置いてという繰り返しでしたが、半日であきらめました。
 今年は深場の釣りが長期間できてとてもよかったと思っています。このような年も本当に珍しいことです。アオシオなどの影響でもっと早く12月初旬で終わってしまうことが多かったのです。
 来シーズンに期待したいと思います。
2009年12月17日(木)
12月17日(木) 落ちハゼのリール釣り、12〜19pを131尾。よく釣ったと思いました。本日は12月も20日に間近かで、寒波がきていて、平日で、という条件で、100尾を目標に釣行しました。思惑通りの釣りになりました。
 本日は入港する大型船の着船時間がわかっていましたので、船頭さんの指示でお客さんは釣りやすかったと思いました
 私は、結果として11ヶ所を偵察して歩きました。来年の今ごろの釣りのためのデータ蒐集です。この時季のデータがとても少ないためです。大型船の離着船時を狙っての釣り歩きでした。どうせ移動しなければならなくなるからです。それに、船がきても移動しなくてもよいようなポイントは先着のボートがいて、どちらにしても私はいいポイントととしては「アブレ」たわけですから、ちょうどよい機会だと思って遠征をしました。
 朝一番で砂山の前の放置されたシーバースの前面、航路近くにアンカーを入れました。まだ、気兼ねしてあまり先には出ませんでした。30分釣って5尾、そのまま赤ブイ方向へ移動、同宿のボートを避けながらの移動です。二ヶ所目でようやく13尾になりました。タンカーが入ってきました。その通過したあとへ入りました。
 もっと前へ出てもいいのですが、いまのこのラインは釣ったことがないのでデータを取ろうと思って辛抱してそのまま、またカニの横ばいのように移動。3ヶ所目でポツポツ釣れて40尾になりました。まずまずだったと思いました。ペースはどこもポツポツで直に釣れなくなります。魚影が薄いのでしょう。要するに密集してはいないということです。今度は他宿のボートがきていますので,それをかわしたら航路方向へ20mほど寄って行ってしまいました。しかし、そこは海草ばかり。5尾釣ってまたまた移動。
 5ヶ所目は釣れました。ここで70尾になりました。25尾釣れたことになります。そのうちにタンカーと鋼材船が出港するらしいとのことで、みんなが立ち退きです。私はあいにくと近くに入るところもないので、対岸の丸一鋼管の前にいって一時様子をみることにしました。しかし2尾釣っておしまいです。タンカーが出港したのが遠目で見えたので今度はそのA桟橋前にいって釣りました。5尾釣って移動です。面白い釣りではありませんでした。ボートが密集しています。今度は沖目へ出ました。ところが大型の鋼材船が出港だというので航路際へいけません。中央で2ケ所で釣ってようやく80尾になりました。あと20尾を何とかして釣りたいと思いました。二桁は絶対に嫌だと思いました。1時過ぎになってしまいました。あと1時間ちょいしかありません。
 JFEの長くて大きな鋼材船が出たのでA桟橋の前面の航路際近くでやれるようになりましたので、そこへ出てみました。他宿のボートに囲まれてしまいました。本日は余裕がないので、エイッ、ママヨッ、と思って、そのままのポジションで航路方向へ遠投しました。これがよくて入れ食いになりました。他宿のボートが私のすぐ隣りにいます。ほんとにすぐ隣りです。背後です。ペットボトルをヒョイッと投げたら届く距離ですから至近距離です。右前方にもいるし、ボート尻方向にもいます。ですから、航路方向しか投げられないわけで、必死になって投げました。このときは風が南東になりましたので、ボート尻が桟橋方向を向くのです。北風ならいいのですが、南風では反対の風です。それでも投げました。それと至近距離にいる周囲のボートの釣り方をよく観察して、その人たちが釣っていない場所にキャスティングしました。これはよく釣れたのです。
 時計を見たらあとラスト30分です。午後1時45分になっています。それではイチかバチか勝負してみようと思って、すぐ背後の他宿のボートをかわしてその先へ出てみました
。ともかくあと30分しかありません。私にとっての新場所で360度に投げ分けました。釣れた方向が3ヶ所でしたので、サオを2本ずつ全部その方角へ集めてエサを大きくつけて釣りました。
 結局、午後1時20分から2時15分までの1時間弱で51尾を釣ったことになりました。ですからここでは今の季節(12月17日)としての「超」入れ食いをやったと思うのです
 本日は午前中に小さな入れ食いが1回、午後に気持のよい入れ食いが2回あって、帳尻はあったと思いました。
 この時季になりますと、ハゼがかたまっている場所とそうでない場所がはっきりと分かれてきます。ハゼそのものはいなくなってしまったのではなくて、いこごちの良い場所に集まってしまっているのだと思うのです。それを早く見つけることが大事だと思うのです。
 12月17日の時点で131尾も釣れたのですから、あちこち放浪したことを考慮すれば、満足すべき釣果だと自画自賛しています
 船宿、伊藤遊船さん。
 晴れ、北の風午後南東の風。釣り日和でした。
 朝の気温7℃。朝の水温は11℃でした。水色は澄みでした。水温がまだまだ高いです。
 7時15分から14時15分まで7時間の釣り。18.7尾/1時間でした
 大潮。満潮6時05分。干潮11時17分。あさってまで大潮です。
 タックルは、2.7mの磯ザオ2号で、ダイワのせとうち2号とシマノの島風2号を合計7本使用しました。
 ラインはナイロン2号100m、中型スピニングリール,ナス型12号オモリ、自製仕掛け全長130cm、幹糸1.5号、袖バリ4号、ハリス0.8号、下から45,40に枝ス5cmを出して、その上45でより戻しに結びました。
 アオイソメエサは5cm前後と長く大きく付けました。ハゼがかたまっている場所が点在しています。それを早く見つけられればたくさん釣ることができると思います。
 11ヶ所でサオを出して、全く釣れない場所はありませんでしたが、入れ食いをやれたということを基準で考えると、3勝8敗というところだったと思っています。それでも131尾は釣れたわけですから、満足しているわけです
2009年12月12日(土)
12月12日(金) 落ちハゼのリール釣り、12〜20pを289尾。よく釣れました。とても食いはよかったと思いました
 本日は、@食い渋りという意見と、私のようなAとても食いがよかった、という意見に分かれたと思うのです。
 それは「ポイント」に恵まれたかどうかで違うのです。ハゼが「いさえすれば」食いそのものはよかったと思っています。私は本日は3箇所で釣りました。
 最初は丸一鋼管の前で風に逆らって航路内へ投げました。これは本当は港内の中央で風下の航路内へ投げたかったのですが、土曜日なのでポジション確保がいまいち自信がなかったので、様子見をするためのセッティングでした。
 大型船が入ったこともあって、ちょっと移動して2箇所で釣りましたが2時間釣って60尾ちょっとでした。このペースでも7時間釣れば200尾近くにはなるペースですので、特別不満には思わなかったのですが、その頃になって港内の中央部分にボートが展開し、対岸の東洋合成の桟橋にタンカーが本日は着船しないという情報が入ったこともあって、中央部分に出ようと思ったのですが、同宿のボートが点々と並んでいたので割り込めないでいましたので内心ではグジュグジュとして釣っていたわけです。
 そこでボートが移動したのを確認してそのあとへ入りました。入るときに船頭さんにこの辺りはどうですかと訊いて、大型船の航行に邪魔にならない場所にアンカーを入れました。これは大正解だったのでした。先着の人が立ち去ったからといって、そこが「釣れない場所」だということでは決してないということなのでした
 そこは大型船の航路から外れた場所でしたが、どうやら斜面になっているようでした。これは投げて着水から着底までカウントしていれば、底までの深さが全部わかるわけです。それでそのような判断になりました。結局、航路内の深い場所はポツンポツンであきらめることにしました。ボートの真横方向と、ボートのアンカーが入っている方向で入れ食いでした。これは「斜面」で釣れているということです。
 結局、3回目の場所が入れ食いになって、ここで動かずに220尾を釣ったわけです
 このようなことになりますと、もう、これは「場所」以外のなにものでもないわけです。
 船頭さんは「食い渋り」のようです、と私にいうのですが、それはハゼがいる場所といない場所がはっきりとわかれてきているので、魚影が薄い場所でいくら努力しても釣れる数は知れていますので,ハゼがかたまっている場所をいかに早く的確に見つけることができるかどうかということが釣果を左右するわけです。
 私の釣法である「ハリネズミ釣法」と「投げ釣り釣法」はハゼの着き場をいかに早く見つけるかということを目的としているわけです。サオ5本とか7本とかいうのはそのための方便であるのです
 ハゼの着き場を見つけたとしたら、あとは徹底的にそこを攻めればいいのです。ただし、エサは5〜6cmと大きく付けて、3〜5分置ザオする、という釣り方に徹すれば釣果は伸びたと思うのです。
 本日お出でになった人で、小学生の男の子を連れた方が子どもが20尾、お父さんが74尾でした。これは検量しているのを見ていましたから間違いありません。その方が私以外では伊藤遊船さんの「サオ頭」でした
 これはとてもすばらしい釣果です。子連れで二人で乗っていて74尾も釣ったのですよ。その方いわく、「ハリネズミ釣法」で釣りました、とおっしゃるのです。もうこれは頭が下がる思いです。このようなすばらしい「ファン」がおられるのですから、私も一生懸命に釣らなければと思った次第です。
 前置きが長くなりましたが、本日は、決して、食い渋りなどではなくて、@ポイントが的確に見つけることができたかどうかA置ザオ時間を3〜5分としっかりと確保できたかどうかBエサを5〜6cmと大きく付けたかどうかということで、食いは活発だったという正反対の評価に分かれたのだと思うのです。
 本日は、3本バリで3尾掛けも何度もありましたし、仕掛けをゴチャゴチャにしてくるハゼもたくさんいましたので、これはもう、食いはかなりよかったものと思っています。
 船宿、伊藤遊船さん。
 曇りのち晴れ、北の風。本日は暖かくなるというのでしたが、釣り場では決して暖かくはありませんでした。予報はハズレでした。
 朝の気温8℃。朝の水温は11℃でした。水色は澄みでした。水温がまだまだ高いですこれでは釣れないほうが不思議なくらいだと思っています。釣果に不満がある場合は「釣り方」が問題なのではないのでしょうか。ハゼを見つけられない、ということが最大の問題点です。場所に「アタレ」ば、あとは「釣りテク」だけです。
 7時15分から14時15分まで7時間の釣り。40尾/1時間でした
 若潮。干潮7時10分。満潮12時54分。あしたから中潮です。本日は上げを釣りました。
 タックルは、2.7mの磯ザオ2号で、ダイワのせとうち2号とシマノの島風2号を合計7本使用しました。
 ラインはナイロン2号100m、中型スピニングリール,ナス型12号オモリ、自製仕掛け全長130cm、幹糸1.5号、袖バリ4号、ハリス0.8号、下から45,40に枝ス5cmを出して、その上45でより戻しに結びました。
 アオイソメエサは5cm前後と長く大きく付けました。エサが小さいと極端に食いが悪くなります。また、置ザオ時間が30秒などと短いと釣れる確率はかなり低くなったと思っています。長く置いておくほどよかった、といっても過言ではなかったと思っています。
 本日の釣れ具合ですと、水温が8〜9℃に急降下するまでは、まだまだ釣れるものと思います。
2009年12月6日(日)
12月6日(日) 落ちハゼのリール釣り、11〜22pを290尾。5年前の平成16年の釣果には及びませんが、今年の落ちハゼ釣りは好調を持続していると思います。
 船宿、伊藤遊船さん。
 晴れ、北の風、のち南の風。本日は暖かくて釣り日和だったと思います。
 朝の気温7℃。朝の水温は12℃でした。水色は澄みでした。
 7時00分から14時15分まで7時間15分の釣り。40尾/1時間でした。
 中潮。満潮8時17分。干潮13時30分。あさってから小潮です。本日は下げを釣りました。
 タックルは、2.7mの磯ザオ2号で、ダイワのせとうち2号とシマノの島風2号を合計7本使用しました。
 ラインはナイロン2号100m、中型スピニングリール,ナス型12号オモリ、自製仕掛け全長130cm、幹糸1.5号、袖バリ4号、ハリス0.8号、下から45,40に枝ス5cmを出して、その上45でより戻しに結びました。
 アオイソメエサは5cm前後と長く大きく付けました。
 朝一番で曳船で行徳港内へ行きました。奥の市川航路出口の左側の砂山の沖目へアンカーを入れました。先週の日曜日にT遊船のボートが先着していて釣りに行けなかった場所。本日のT遊船は対岸の菱鋼運輸の岸壁方面に展開しています。ウン、と思いました。ならば、ここは本日はさほどに釣れないのではないのか、と疑心暗鬼になりました。
 それでもサオ7本を展開。一回りで3尾、アレッと思いました。さらにもう一回りで2尾、合計5尾です。こんなはずではなかったに、と思いました。「私流のカン」でコリャアダメだ、と思いました。
 そこでサオをたたんで一目散に移動しました。この間、およそ15分ほど。決断は早かったと思いました。エッサエッサと漕いで、2週間前の日曜日に419尾を釣ったポイント付近でサオを出しました。なんと、ここで2尾でオワリ。底がなんとなくツルツルの感じ。こういうときというのは、経験的にハゼが釣れないことが多いので,そそくさと移動です。
 今度はドンドンと港の出口方向へボートを漕いで、月島倉庫の沖へ来ました。ここは先週、その手前まで釣って納竿したエリアです。先週よりももっと出口方向へアンカーを入れました。航路のキワを狙ってアンカーを入れたつもりでしたがどうやら航路内に入っていたみたいです。それでも入れ食いになりました。これでほっとしました。
 ところが丸一鋼管へ鋼材船が来ました。ドケドケといわれて30艘ほどのボートが移動させられました。船頭さんたちが船外機で走り回っています。
 私のことはH遊船の船頭さんが手助けをしてくれました。それで月島倉庫の前の繁みの前に移動、そのまま航路方向その他へ投げてみました。怪我の功名とでも言いましょうか、ここで40尾を追加しました。ラッキーでした。ちょうど98尾まで数えました。
 ところがまたまた大型船が入りました。私はセーフでしたが奥の人たちはおおわらわで移動していました。
 そこで今度は大型船が通過したので、月島倉庫の沖へ出ました。H遊船の船頭さんが二人いましたので、ここならば大型船をかわせるかどうか声を掛けて意見を聞いて、OKの場所まで移動して釣りをはじめました。なんとそこが入れ食いでした。一人舞台です。それをH遊船の船頭さんが見ていました。
 岸壁近くにいたH遊船さんのボートが移動してきます。あっというまに私が囲まれてしまいました。それでも航路方向が空いていましたのでなんとか釣りになりました。H遊船の船頭さんが私に対して気の毒がっていましたが、ここはお互い様で助け合いっこですから、「釣れない人はこっちへ来ていいですよ」と言ったものですから、とうとう囲まれてしまいました。それでも皆さんが釣れないよりはいいですからそこで釣っていました。ここで納竿までの間に移動は一回でした。日曜日にしかやれないエリアを釣れてよかったと思いました。
 本日も投げて置ザオ、誘って置ザオという釣りをしました。周りの人たちはいろいろな釣り方をしていましたが、私のような釣り方は誰もいませんでした。当然のように釣れるペースはまったく違いました。周りの人たちの釣り方が、20年前の私を見ているような気がしました。
 水温も高いですし、このままであれば、一週間や10日くらいは、まだまだ釣れ続くものと思われます。ただし、産卵が終ったハゼが釣れてくるようになりました。
2009年12月2日(水)
12月2日(水) 江戸川放水路内でのハゼのリール釣り、9〜21pを543尾
本日は、川内でどのくらいハゼが釣れるのかを試してみました。大漁でした
 11/18のサンスポの取材記事が11/25に載りましたが、その中で川中での浅場でまだまだ釣れると書いてありました。取材協力した私としては「責任」もあったわけですので、釣ってみたわけです。伊藤遊船さんのサンスポの釣り欄での釣果を見ていても、その後も実際に釣れていたのですが、自分自身の釣りで確かめたかったわけです。
 来年のことを言うと鬼が笑うといいますが、来シーズンの5月の「ヒネハゼ」釣りを占う意味もあっての釣行でした。本日現在で釣ったポイントではハゼがビッシリと川底に居るのではないのかというような印象でした。想像できないほどのハゼがまだまだ川の中にいると思いました。このハゼのすべてが「越冬」できるとは思っていませんが、中には越冬できずに死んでしまうハゼがたくさんいるのでしょうが、それにしてもかなりの数が越冬に成功すると思えるのです。来年の5月からのヒネハゼ釣りがとても楽しみになりました。
 船宿、伊藤遊船さん。
 晴れ、北の風、のち南東の風。本日は暖かくて釣り日和だったと思います。
 朝の気温7℃。朝の水温は12.5℃でした。水色は澄みでした。
 6時30分から15時30分まで9時間の釣り。60尾/1時間のハイペースでした。
 本日から大潮です。満潮5時17分。干潮10時40分。
 タックルは、2.7mの磯ザオ2号で、ダイワのせとうち2号とシマノの島風2号を合計7本使用しました。
 ラインはナイロン2号100m、中型スピニングリール,ナス型6号オモリ、自製仕掛け全長130cm、幹糸1.5号、袖バリ4号、ハリス0.8号、下から45,40に枝ス5cmを出して、その上45でより戻しに結びました
 朝一番で中流域、左岸、上手の高圧線の上流100m付近にアンカーを入れました。岸から60mほど沖。満水時間なので水深は約2.5m〜3mの場所。岸近く、ボート尻、航路ブイ方向と投げ分けてみました。
 本日は、釣れなかったら点々と上流下流を釣り歩く計画でいました。
 ところが、いきなり入れ食いになりました。岸方向は腐りかけた海草があってハゼは1尾ずつしか釣れませんが、ボート尻と沖目は2尾、3尾掛けの連発です。20尾に1尾くらいの割で20p前後が交じります。
 沖を深場へ行く曳船が通ります。手を振っている余裕がありません。なんといっても入れ食いですから、よそ見をしている暇がないのです
 結局、移動は3回でしたが、移動のたびに沖目へ出て釣りました。その方が確率がずっとよかったからでした。本日に限っては、岸寄りの浅い場所はあまり釣れませんでした。そのような季節になったのだと思いました。
 エサ付けは長さ3p前後に付けました。それよりも短いと極端に食いが悪くなったと思っています。ですから、どちらかというと3p〜4cmほどにつけたと思います。釣れてくるサイズがやはり10〜12cmが中心でしたのでエサはどうしても3〜4cmが適当だと思いました。中心のハゼのサイズのおおよそ3分の1の長さに設定しました。ですから深場では5〜6cmというところです。
 12月になってから川中で500尾オーバーというのは私も初めての釣果でした。私自身の釣技の進歩もあるのでしょうが、今年はそれだけではなくて別の要因があってこのような釣果が打てたのだと思います。
 いずれにしても「ハリネズミ釣法」を駆使して釣りまくったというのが真相です
 他のお客さんの釣果を見ていますと、どうしても仕掛けを動かす時間が早いというのが私の感想です。
 季節風がビュービュー吹いて水温が9℃とか8℃とかに急降下するまでは、まだまだ川内の水深3m前後で釣れ続くものと思えます。
 本日の釣果の内訳は、20〜21cmは2%ほどでおよそ10尾ちょっと、このサイズは「超巨大」なハゼでした。こんな川中の水深3mに満たないような場所に、深場でも滅多に釣れないような、こんな巨大なハゼがなんでこれほどいるのだろうかと不思議な気持になりました。15〜18cmは10%程度で50尾ちょっと、これだけで60尾にはなります。残りは10〜13cmが60%ほど、9p前後の「小ぶり」が30%ほどだったと思っています。
 テンプラサイズばかりを希望する人にとっては不満が残る釣りポイントだったと思いますが、私は別の目的があったわけで,釣果には「大満足」しています。
 どのくらいの数のハゼが中流域と上流域にいるものなのか、実際のところ「見当がつかないくらいいる」というのが本日釣った感想です。
2009年11月29日(日)
11月29日(日) 落ちハゼのリール釣り、13〜20pを298尾。行徳港内の深場の釣りでした。1週間前の日曜日に釣った続きのラインを釣ってみました。まずまずよく釣れましたので、本日だけでは回りきれませんでした。
 船宿、伊藤遊船さん。
 曇り、北の風、のち北東の風。風はややありました。うねりが少々ありました。
 朝の気温9℃。朝の水温は13℃でした。本日は風が冷たくて寒かったと思いました。
 7時00分から14時15分まで7時間15分の釣り。41尾/1時間でした
 本日から中潮です。干潮8時25分。満潮14時12分。上げ潮を釣りました。
 タックルは、2.7mの磯ザオ2号で、ダイワのせとうち2号とシマノの島風2号を合計7本使用しました。
 ラインはナイロン2号100m、中型スピニングリール,ナス型12号オモリ、自製仕掛け全長130cm、幹糸1.5号、袖バリ4号、ハリス0.8号、下から45,40に枝ス5cmを出して、その上45でより戻しに結びました
 朝一番で来るお客さんが多かったです。さすが日曜日と思いました。
 釣り場に着くと、私が先々に釣ろうと思っているポイントに他宿のボートが入っています。多分、あのあたりは釣れるだろうと思いました。普段は大型船で釣りができないエリアです。同宿のボートが一艘その中に入って釣りをはじめました。でも私は遠慮して後日にしようと思い、一週間前に釣った航路際のラインの釣りをしていないエリアを攻めました。
 丸一鋼管の左側の工場前から、その左方面、つまり、港の出口方向へ4回移動して港内の中央部分の航路際を合計五ヶ所釣りをしました
 移動してわかるのですが、同じラインを釣っていても水深がかなり違うのです。アンカーロープが二尋も余る場所があるのです。ですから、同じだと思う線上をカニの横ばいのように移動しても、浅い場所では余ったロープの分だけ航路内方向へボートが出てしまいます。それに北風が強いときはボートが航路内へ向きますので、これでは船がきたらちょっとまずいかなと思うくらい出っ張ってしまいました。それでも港内の奥にいる他宿のボートの位置と出口方向にいるこれも他宿のボート位置を遠望して、そのラインに並ぶようにして釣りました。これならばもしものときはそれらのボートともども移動すればいいからです。一人だけ突出というのはまずいと思いました。
 朝一番で釣った場所で2時間で60尾、前回の日曜日にサオを出していない場所へ移動。それがなぜわかるのかといいますと、「山立て」をしているからです。クレーン、窓、岸壁のタイヤ、タンク、桟橋等々をよく見ておいて自分の位置を確認するわけです。
 これはキャスティングするときも同様で,かならず投げた方向を山立てしておきます。ですから、ボートがどのような方角を向いていても、必ず、前回キャスティングした場所付近へオモリを落せるわけです。これをしませんとせっかく釣れた場所へ投げられないことになります。それに手前マツリの原因にもなるのです。私がオマツリが少ないのは山立てのおかげです。
 最後の5回目の場所へ移動するときは思い切って航路から離れるようにしました。というのは浅い場所でロープがかなりあまりそうだったからです。結果としてはそれがよかったのですが、大型船が日曜日なのに入ってきて、監視船の船頭さんは走り回っていました。おかげで私は何の障りもなくそのままで釣りができました。
 本日の釣法はやはり遠投に心掛けて、空振りならば手前へ引くという釣りをしました。置ザオ時間を3〜5分以上と長くするように心掛けました。ただ、空振りが何本かのサオに連続したときは手持ち無沙汰になった時間もありました。そのときは移動するようにしました。航路から外れた港内中央部分は投げましたがポツポツでダブルはありませんでした。そのためメインは航路内方向で終日釣りをしました。
 平日に釣りができるエリアは本日はまったく釣りから除外しました。
 アオイソメエサは5cmほどと長く大きくつけました。2〜3pと小さなエサは釣れ具合が渋かったと思いました。
 本日も潮どまり時間は関係なく釣れたと思いました。ハゼがいさえすれば、そこにエサが届きさえすれば、食いそのものは活発だったと思いました。その証拠に仕掛けをグチャグチャにされたり、3本バリの3本とも一尾のハゼが呑み込んでいたりしました。
 このことから、本日は、一週間前の日曜日(419尾釣った)と違って、ハゼがいる場所といない場所が比較的はっきりと分かれてきたこと、その原因が、すでに前日などに釣られてしまって虫食い状態になっているか、それともハゼが少しずつ移動しているかのどちらかだと思いました。また、ポイントが前回と違っていることも影響しているのかとも思いました。
 ですから、本日は積極的に遠投してハゼが釣れる場所を早く見つけられるように努力しました。同方角でもオモリが着水する場所がちょっとでもずれると釣れ具合がよくなったり悪くなったりその変化が激しかったと思いました。
 いまどきの季節としては深場で298尾というのは善戦健闘できたと思っています。
 釣りたい場所がまだまだ何箇所も残ってしまいました。私が釣りに行くまでに誰かに釣られてしまうかもしれませんがそれも仕方がないことだと思いました。
 自分がこれまでによく釣れた同じ場所を何回でも攻めればいいのですが、あっちを釣ったりこっちを釣ったりで毎回違うポイントを釣り歩いている私は、それなりに風変わりな釣りをしているのだろうと思っています。
 このようにして何年かの間に港内の様子が手にとるようにわかってきたのでした。つまり、今では「逃げ場」をたくさん持つことができたということです。このことが安定した釣果を打てる原因の一つでもあるわけです。
2009年11月26日(木)
11月26日(木) 落ちハゼのリール釣り、13〜20pを215尾。行徳港内の深場の釣りでした。来シーズンのための偵察釣りを積極的に行いました。七ヶ所を釣って2勝5敗というところでした。偵察釣りで200尾オーバーは上出来だったと思っています。
 船宿、伊藤遊船さん。
 晴れ,北の風、風は弱かったです。暖かいと思いました。
 朝の気温11℃。朝の水温は13.5℃でした。前回よりも1.5℃高かったです。
 7時15分から14時15分まで7時間の釣り。30.7尾/1時間でした
 小潮。あしたは長潮です。満潮12時01分。干潮19時01分。
 タックルは、2.7mの磯ザオ2号で、ダイワのせとうち2号とシマノの島風2号を合計7本使用しました。仕掛けが1.3mなので2.7mサオでちょうどいいのです。
 ラインはナイロン2号100m、中型スピニングリール,ナス型12号オモリ、自製仕掛け全長130cm、幹糸1.5号、袖バリ4号、ハリス0.8号、下から45,40に枝ス5cmを出して、その上45でより戻しに結びました
 朝一番で丸一鋼管の右側の工場手前の沖へアンカーを入れました。同宿のボートがいます。ここでは2時間で70尾を釣りました。特別な入れ食いはありませんでした。全体的にポツンポツンで3尾掛けはありませんでした。
 前回までにやれなかったエリアを釣りましたので、ああ、こんなものか、と思って移動しました。丸一鋼管の左側の工場前に行きました。先ほど鋼材船が着船しました。朝一番ではここの港内に張り出したクレーンに赤いライトが二つついていてビコビコと点滅していました。きっとここへ船が本日は着くんだなと思って船が着くのを待っていたのでした。
 船から40m以上離れて釣りました。ここでは船の方角よりも航路方面がよくつれました。90尾釣れました。船のロープが手繰られていますのでこれは船が近いうちに出船するかも,と思ってそこから40mほど移動しました。
 ラインは同じですからそこで釣れるかと思ったのですが、いまいちすっきりしません。10尾釣ってまた移動しました。またまた、はっきりしません。ここで3尾釣ってあきらめました。
 今度は港内を横切って東洋合成のタンク方向へ移動しました。伊藤遊船の監視船がいました。そこで釣りましたがここもポツポツでした。仕方がありませんので今度はタンクの前の桟橋へ行きました。ここは一番釣れませんでした。そこで思い切って沖目へ出ました。
 各ボートが並んでいる一番外側のラインを見通すラインにとめました。右左と投げてみました。ここでポツポツと釣って納竿しました。東洋合成側へ移動してきてからちょうど43尾釣りました。
 本日はタンクと桟橋側は私が期待していたほどには釣れず、丸一鋼管側がよく釣れたと思いました。偵察釣りは移動時間が多くありますのでこれで十分な釣りだと思いました。
2009年11月22日(日)
11月22日(日) 落ちハゼのリール釣り、13〜21pを419尾。行徳港内の深場の釣りでした。久しぶりの休日の釣り。思っていた予定の場所で釣りをすることができて満足でした。
 船宿、伊藤遊船さん。
 曇り,ときどきパラパラと雨が落ちましたが直にやみました。その繰り返しでした。北の風でした。風は強くはありませんでした。私の防寒対策は万全でした。
 朝の気温7℃。朝の水温は12℃でした。2日前より2℃下がっていました。水色はかなりな澄みでした。本日は防寒服を着用して「冬支度」でした。ホッカイロの大を5ケ(お臍の上に一つつけて大正解)、小を2ケ(靴下)釣り服につけました。
 6時45分から14時15分まで7時間30分の釣り。55.8尾/1時間でした。とてもいいペースだったと思っています。とてもよく釣れたと思います。
 中潮。あさってから小潮です。満潮8時14分。干潮13時51分。下げを釣ることになりました。
 タックルは、2.7mの磯ザオ2号で、ダイワのせとうち2号とシマノの島風2号を合計7本使用しました。仕掛けが1.3mなので2.7mサオでちょうどいいのです。
 ラインはナイロン2号100m、中型スピニングリール,ナス型12号オモリ、自製仕掛け全長130cm、幹糸1.5号、袖バリ4号、ハリス0.8号、下から45,40に枝ス5cmを出して、その上45でより戻しに結びました
 朝一番で曳船で行徳港内へ行きました。船頭さんがきのうのサオ頭の人が釣った場所付近ということでみんなを下ろしてくれました。
 私は大型船の航路になっている場所の北側へアンカーを入れました。普段の日はここへは来れませんので、いつもは反対側の丸一鋼管側へとめて、風に逆らって航路方向へ遠投して釣っていました。本日は風上から航路内へ深く投げる事ができました
 オモリが着水してから着底するまでの時間をカウントしたところ、ボートが乗っている場所が深くて、ボート尻方向が更に深くなっていました。アンカーが入っている方向は東洋合成のタンクの方向ですが、こちらはカウントが少なくて浅くなっているのがわかりました。
 本日の釣れ具合は,ミヨシ方向が浅い場所でさほどの食いではなく、ボート横方向の斜面と思われる場所がよく釣れて、また、ボート尻方向の航路内の最も深場と思われる方向が入れ食いでした。つかんだハゼは暖かいと思いました。これは気温が低すぎるせいもあったと思います。
 前回同様にアオイソメは4〜5cmと長く太く付けました。これを遠投して、オモリの着底を確認直後に手前へ仕掛けの長さ分だけ引いて(仕掛けがオモリ、テンビン等に絡むのを防止とハゼに対する第一回目の誘い、こうすれば仕掛けが直線状態で着底するというイメージ)、置ザオにしました。置ザオ時間は3〜4分ほどが目安でした。ただし、7本のサオに全部ハゼが釣れているときは(本日は大部分の時間が全部に釣れていました)一回りが5〜6分はかかっていたと思っています。結果としては置ザオ時間が長かったのがよかったと思うのです。
 エサを長く大きくつけて5分前後置ザオするという作戦でしたが、これは、まんまと当りました
 このことは普段は釣りができないエリアなので魚影が滅法濃かったという事情もあるのだろうと思いました。
 それにしても通っていますと本日のような「いい思い」ができるものだと思いました。
 本日は休日のため大型船の通行はゼロでした。したがってボートは港内全域に展開して自由な釣りを楽しめたと思います。
 私もこれを狙ってきましたが案内された場所が、私がやりたかった場所とまったく同じ場所だったので驚きました。この場所は過去の実績があるポイントの一つだったのです。こうなればしめたものです。道具を準備しているときに、本日はいただき、と思ったほどです。実績がある場所で私が自信があるポイントで、きのう釣れた場所というのであれば、きのうの人が釣らなかったエリアに遠投して釣れば釣れるだろうと思ったのです。思った通りの釣りになりました。
 しかし、本日は港内のこのような場所であっても、深場から上がったやや浅くなった場所の魚影はさほどではなかったようでした。それはボートの動きをも見ていればおおよその推測ができるからです。
 私は、最初にアンカーを入れた場所で220尾を釣って60mほど移動し,そこで納竿までに199尾を釣ったことになりました。
 正午の時報が鳴ったときにちょうど300尾を数えました。ということは午前中は57.1尾/1時間です。納竿までの2時間15分で119尾でしたから、午後からは52.8尾/1時間のペースということになります。いずれにしても本日は入れ食いが終日続いた一日でした。
2009年11月18日(水)
11月18日(水) 落ちハゼのリール釣り、13〜21pを190尾本日は伊藤遊船さん主催の「鈴木名人とハゼ釣りをする会」でした。参加者もよく釣れて、半日なのに30尾〜50尾でした。7時45分から12時15分まで4時間30分の釣り。半日の釣り。午後からは屋形船で昼食をとり、ハゼ釣り談義に花を咲かせました。行徳港内の深場の釣りでした。
 船宿、伊藤遊船さん。
 朝は曇りでときどきバラバラと雨が落ちましたがたいしたことはありませんでした。北東の風でした。風は強くはありませんでした。帰宅したら愛妻がきょうは本当に寒かった、ストーブを焚いた、ホッカイロを背中につけたといいました。私の防寒対策は万全でした。
 朝の気温10℃。朝の水温は14℃でした。2日前より1℃下がっていました。水色はかなりな澄みでした。本日は防寒服を着用して「冬支度」でした。ホッカイロの大を5ケ(お臍の上に一つつけて大正解)、小を2ケ(靴下)釣り服につけました。
 7時45分から12時15分まで4時間30分の釣り。42尾/1時間でした。いいペースだったと思っています。とてもよく釣れたと思います。産卵前の荒食いが続いていると思いました
 大潮。あさってまで大潮です。満潮6時09分。干潮11時30分。下げを釣ることになりました。
 タックルは、2.7mの磯ザオ2号で、ダイワのせとうち2号とシマノの島風2号を合計7本使用しました。仕掛けが1.3mなので2.7mサオでちょうどいいのです。
 ラインはナイロン2号100m、中型スピニングリール,ナス型12号オモリ、自製仕掛け全長130cm、幹糸1.5号、袖バリ4号、ハリス0.8号、下から45,40に枝ス5cmを出して、その上45でより戻しに結びました
 本日は伊藤遊船さん主催の「鈴木名人とハゼ釣りをする会」でした。10名の参加でした。ボートが11艘出て、中々の景色でした。皆さんはとてもよく釣って、30〜50尾でした。大満足で皆さんは帰ったようです。
 本日はサンケイスポーツ新聞の本社記者の取材がありました。掲載は11月25日(水)の新聞だそうです
 みんなで曳船で行徳港内の左側、丸一鋼管の岸壁前に展開しました。11艘でちょうどよい感じのボート間距離でした。開き過ぎず,狭過ぎずというところで、みなさんは心置きなく釣りが楽しめたと思います。
 私は、10艘全部のアンカーが入ったのを見届けてから、開いているエリアへ漕いでいってアンカーを入れました。丸一鋼管の左側の建物のやや右側で、赤いクレーンがある前でした。皆さんは比較的に岸壁寄りに展開しましたので、私は隙間をぬって岸壁から70mほど沖目で釣りました。
 サオ7本を,航路方向へ遠投して3本、ボート尻方向へ2本、岸壁方向へ2本を投入してみました。ハゼを探すいつものパターンです。こうしますと手前マツリが避けられます。
 ペットボトルのお茶を一口飲んでから、さぁーっ、やるかっ、ということで、航路方向のサオを上げました。3尾、2尾、2尾です。ボート尻方向は1尾、2尾です。岸壁方向は1尾、3尾でした。これだけで14尾ですから、幸先がよかったです。
 船宿の監視船がすぐ近くにいて私の釣法を船頭さんが観察しています。ちょうどそのときに入れ食いでしたからラッキーでした。
 70尾になったところで30mほど移動しました。航路際からあまり外に出ないように監視船のラインに沿って移しました。
 エサ付けは本日ははじめから長さ5cmと大きく長くつけました。きのうの雨を勘案しての作戦。釣れなくてもいいから食い千切って欲しいというコマセ打ちのエサ付けでした。これが成功しました。ともかく、釣れ始めたら2尾3尾の連発という状況が作れました。
 この場所で120尾釣って納竿でした。合計で190尾。とてもいいペースで釣れたと思っています。幸せです。ハゼに感謝です。このような気分が味わえると長生きできると思いました。
 納竿後は屋形船に乗り移って参加者全員で昼食です。このような船宿の対応で、エサつき、お昼つき、3人乗りボートで5500円の会費では赤字ではないかと心配になりました。女将さんは笑っていました。ありがたいことです。
 ここでいろいろとハゼ釣り談義になりました。みなさんは積極的にお話に参加して賑やかでした。私はできる限り私の経験と釣り方をオープンに隠し事なしで披露いたしました。聞く人が聞けばわかって貰える話ができたと思っています。。
 参加者の皆さんには私のサイン入り著書「ハゼと勝負する」をプレゼントいたしました。お役に立てば嬉しい限りです。また、私の仕掛けを見本として増呈いたしました
2009年11月16日(月)
11月16日(月) 落ちハゼのリール釣り、12〜21pを282尾。7時間の釣りで40尾/1時間。行徳港内の深場の釣りでした。
 船宿、伊藤遊船さん。
 朝から晴れ、北の風、のち西の風でしたが結局グルグル回って、結果としては無風状態がけっこうありました。釣り日和。
 朝の気温12℃。朝の水温は15℃でした。4日前より2℃下がっていました。水色はかなりな澄みでした。本日は防寒服を着用して「冬支度」でした。ホッカイロ大を4ケ、小を2ケ釣り服につけました。
 7時15分から14時15分まで7時間00分の釣り。40尾/1時間でした。いいペースだったと思っています。
 中潮。あしたから大潮です。満潮4時51分と15時45分。干潮10時16分。日中はさほどに潮が下がらない季節です。
 タックルは、2.7mの磯ザオ2号で、ダイワのせとうち2号とシマノの島風2号を合計7本使用しました。仕掛けが1.3mなので2.7mサオでちょうどいいのです。
 ラインはナイロン2号100m、中型スピニングリール,ナス型12号オモリ、自製仕掛け全長130cm、幹糸1.5号、袖バリ4号、ハリス0.8号、下から45,40に枝ス5cmを出して、その上45でより戻しに結びました
 朝一番で港内の比較的に奥で、左側、菱鋼運輸とずっと奥の台船の船着場との間に行きました。新しい倉庫の前で木立の植栽がされている前です。T遊船のボートがいました。その奥へかなり離れてアンカーを入れました。今シーズン初めてサオを出すエリアです。釣ってみなければわかりません。
 ともかく7本のサオを左舷中心に航路内、駆け上がり、岸壁方向と三方向へ扇状に展開しました。ハゼの着き場を探るため。どこかにいるはず。7本のサオが役に立ちます。
 釣れたのは航路内。岸壁際はツルツル。それと岸壁から10mくらい離れたラインからさらに10mくらいの幅のラインで釣れました。
 釣れるエリアがわかってしまえばこっちのものです。サオ5本で航路内と岸壁から10〜20mの幅のラインを攻めました。あとの2本は食い渋ったときの「保険」のためにともかくも「あらぬ方向」へ投げておきました。これは探りのため。
 どうやらきのうの休日に相当釣られたらしく、私はそのように思ったのですが、多分、当たりだと思いますが、釣れる場所と釣れない場所がはっきり分かれています。つまり、釣り残しを捜し当てて釣っているという状態だと思いました
 それでもポツポツと釣れますので、つまり、1尾、1尾、1尾という具合です。ペースが上がりませんが釣れているので離れる勇気が出てきません。
 そのうちに2時間経過しました。9時15分です。このときに70尾です。35尾/1時間ですから不満はいえないペースですがこれでは200尾ちょっとのペースです。ウジウジして釣っていましたが、ボートの数が増えそうな「予感」がしましたので、退散することにしました。
 移動先は、菱鋼運輸と丸一鋼管の境目で、ちょうど丸一鋼管のやや前です。30mほど沖につけました。目いっぱい投げると岸壁にオモリが当るくらいの距離。私にとっては本日の新場所なのでエサを5cmと長くつけてやはり扇状に左舷側に展開させました。今度は最初の聞きアワセをじっくりと倍くらいの時間をかけて置ザオです。エサが大きいのでともかく寄せエサのつもりです。釣れなくても食い千切ってさえしてくれれば大成功という投入です。ともかくコマセ替わりのエサ打ちを積極的にすれば「必ず」食いは立つはず、という「変な」信念があります。
 ここでは7本のサオ全部に投入してから最初の聞きアワセで釣れました。これはもう言うこと無しの大成功です。しかもダブルが5本ありました。一気にやる気になりました。
 こうなったらはじめのうちはエサを大きくつけて釣れた場所周辺へポンポンと投げました。こうしますとハゼがいれば釣れてこなくてもエサのエキスでかなり活性化するはず。
 ともかく40mほどは確実に遠投する釣りです。距離があるので角度は5度くらいしかないのにオモリの着水地点はけっこう離れています。それを手元に寄せるわけですからハゼさえいれば釣れてしまうという釣りです。
 そのうちに菱鋼運輸の岸壁に監督らしき人物が煙草を吸いに出てきました。これはヘルメットと作業服で見分けて私がそう思ったのでした。その人に声をかけました。そして菱鋼運輸さんはきょうは船が来るのか来ないのかということを質問しました。するときょうは船はきません、という返事。私はもう「いただき、ラッキー」と思いました。平日に着船しないなんて本当にラッキーです。
 これはともかく他のボートには内緒にしておこうと思いました。本日の最高機密扱いです。今釣っている場所でペースが落ちたら菱鋼運輸の岸壁のど真ん中へいって釣ろうという算段です
 12時半に170尾になりました。ここへ来て100尾釣った計算です。残り時間も1時間45分を切りましたので、そそくさと移動準備をして目論みの場所へ行きました。岸壁から40mほど沖目です。もうはじめからサオ5本を岸壁にぶつけるようにして投げて岸壁から5mほどの場所を目標にオモリを落しました。これは大正解で5本のサオに全部2尾と3尾です。あとの2本は航路方向へ投げましたがこちらはツルツルです。こうなったら7本全部を扇状に岸壁方向へ目いっぱい投げて手元へ引きました。釣れるラインがあってボートへ近づくとこれまたツルツルです。
 この場所は平日は鋼材船が着く場所で給油タンカーも来るのでなかなか普段は釣りができません。そこで本日は思いっきり楽しんでやろうと思って手返し勝負でエサも大きくつけて釣りました。1時間半で112尾でした。74尾/1時間ですからこれはハイペースでした。
 13時半頃からはハゼの乗合船が2艘来て、私の周囲でエンジン流しをしていました。どうやら私が釣っていたラインは夕マヅメ時にとてもよく釣れた場所らしかったです。私はその情報は知らなかったのですが,普段できない場所が本日は船が入らないということで思いもかけずに釣りができましたので、いい思いをさせてもらったわけです。
2009年11月12日(木)
11月12日(木) 落ちハゼのリール釣り、7〜21pを439尾。7時間の釣りで62尾/1時間、サオを7本使いましたのでサオ1本あたり62尾の釣果でした。本日は北東の大風のために深場は敬遠して放水路の川の中で釣りました
 船宿、伊藤遊船さん。
 曇り、北東の風の強風でした。
 長潮。あさってから中潮です。干潮7時01分。満潮13時34分
 タックルは、2.7mの磯ザオ2号で、ダイワのせとうち2号とシマノの島風2号を合計7本使用しました。仕掛けが1.3mなので2.7mサオでちょうどいいのです。みなさんが使っているサオよりもちょっと長くて軟らかいサオです。
 ラインはナイロン2号100m、中型スピニングリール,ナス型6号オモリ、自製仕掛け全長130cm、幹糸1.5号、袖バリ4号、ハリス0.8号、下から45,40に枝ス5cmを出して、その上45でより戻しに結びました
 朝の気温14℃、日中13℃に下がりました。朝の水温は17℃でした。三日前より上がっていました。ですから水温測定の時点で本日は釣れるかも、という予感がしました。水色はかなりな澄みでした。本日は防寒服を着用して「冬支度」でした。ホッカイロ大を4ケ、小を2ケ釣り服につけました。これでちょうどよかったのでかなりの寒さだったと思いました。
 本日はきのうの予報が悪かったのでハゼつりを外して朝寝坊しました。6時40分に起きました。すると道路が乾いていました。そこで6時55分のNHKの天気情報を見たところきょうは曇りでした。きのうの予報はどうなったの、といいたいほどでした。伊藤遊船さんへ電話して8時までには行きますからボートを出してくださいとお願いしました。
 結局、つり時間は8時20分からで納竿が15時20分でしたので7時間の釣りでした。62尾/1時間のハイペースでした。
 朝一番で伊藤遊船さんの桟橋の対岸、東西線鉄橋の上手、左岸、緊急放送用の拡声器が立っている前へ行きました。干潮時間過ぎなので水深が1.5mほどしかありません。
 風は堤防のほうから吹いてきますから風はわりとよけていますがそれでも強風です。ボートの振れがとても大きいです。ですから本日は行徳港内へは行きませんでした。危険だからです。そのために川中での釣りになりました。
 本日のポイントはシーズン中には一度は釣ってみたかった場所でした。念願がかなったというところです。
 河口の釣りの準備でしたのでオモリは12号だしテンビンも大きいものがついていました。そこで最初の作業はサオを伸ばして次にラインを切って6号オモリがついたテンビンを結び、次にエサをつけてキャスティングです。7本全部を終ったのが8時30分過ぎです。
 荒れ模様の天候で周辺には誰も釣っていませんでした。何しろ風が強くてボートがあっちを向いたりこっちへもどったりで下手をすると手前マツリの連続になりかねません。ですから、ラインはしっかりとたるませてボートがかなり動いてもラインをそれほど引きずらないように調整しました。
 このようなときは、聞きアワセをして取り込むときにラインのタルミをよほど注意していないと上げて来る間にオマツリりします。ですから上げるサオの次と次に上げるサオはラインを巻いてピンと張ってラインを確認してタルミをなくしました。それに十分に注意しました。
 ハゼは入れ食いでした。原因は水温が17℃と高かったためだと思っています。活発な食いでした。型は午前中は中型主体で20p級がポツポツと一日で20尾ほど交じりました。巨大なハゼだと思いました。15p級がけっこういました。大型は100尾ほどはいたと思います。なんだこれでは河口に行かなくても型はそろうじゃん、と思いました。そうはいってもポイントにもよりますから一概には断定はできません。
 船宿さんが行徳小学校の生徒を大船に乗せて三番瀬の見学に五艘も出て行きました。その後になってからポイントを点々と変えましたが今度は中型と小型のオンパレードになって大型はポッツンポッツン程度になりました。それでもダブル、1尾、トリプルと釣れますので本日は数を狙うことにしていましたので、これでいいか、と思いながら中小主体で夕方まで釣りました。
 釣った範囲は直径で70mの範囲内だけだったと思います。空いていたから気ままな釣りができたのだと思っています。その点はラッキーだったと思っています。
 今の季節でだいたいがこのような上流域で439尾を7時間で釣るなんていうことは私の記憶にないことですから、今年は異例の年でもあるわけです。そうであっても今年のハゼの釣れ具合を観察していましたのでなんとしても本日のポイントで釣りたいと思っていたのです。希望がかなった一日でした。
 幸いに本日は天気情報がきのうと違って曇りになって、私も大寝坊をしたおかげとでも言いましょうか、出足が遅れたこともあり、また、北東の大風ということもあって、上流域の浅い場所でのリール釣りで挑戦してみたわけです。
 釣果は申し分のない大漁でした。この分であれば、今いるハゼが全部越冬できるとは思いませんが、それでもかなりのハゼが越冬するでしょうから、来年の5月のヒネハゼ釣りがとても楽しみにできるものと思えるのです
 上流域もまだまだ魚影がすこぶる濃いと申上げておきます。もしも釣果の数字に不満が出る方がおられたとしたら、それは釣り方が失敗だったと思ったほうがよろしいのではないかと言えるほどの魚影だったと申上げておきます。
2009年11月9日(月)
11月9日(月) 落ちハゼのリール釣り、12〜21pを282尾。7時間の釣りで40尾/1時間、サオを7本使いましたのでサオ1本あたり40尾の釣果でした。偶然に同じ数字になりました。今の季節としては「上出来」だったと思っています。本日も今シーズンの新場所を釣りました。本日のポイントを釣ってようやく私の気持が晴れました。なるべく早く一度は釣りたかったポイントだったのです。
 船宿、伊藤遊船さん。
 朝から晴れ、北の風、のち南東の風になりました。
 朝の気温13℃。朝の水温は15.5℃でした。三日前より下がっていました。水色はかなりな澄みでした。本日は防寒服を着用して「冬支度」でした。ホッカイロ大を4ケ、小を2ケ釣り服につけました。日中は防寒服の上着を脱ぎました。
 7時15分から14時15分まで7時間00分の釣り。40尾/1時間でした。いいペースだったと思っています。お客さんによっては釣れなかったという人もおられましたが、「釣り方」が違うので仕方がないかと思うのです。やはり深場でのミャク釣りとか1本ザオでのリールでの引き釣りとかのようでしたので、よほどいいポイントに巡り合えないかぎり希望の釣果に達するのは大変だったかと思っています。釣果の希望と釣り方がミスマッチと思える方もおられたと思っています。
 小潮。あしたとあさっても小潮です。満潮10時37分。干潮15時35分。
 タックルは、2.7mの磯ザオ2号で、ダイワのせとうち2号とシマノの島風2号を合計7本使用しました。仕掛けが1.3mなので2.7mサオでちょうどいいのです。みなさんが使っているサオよりもちょっと長くて軟らかいサオです。
 ラインはナイロン2号100m、中型スピニングリール,ナス型12号オモリ、自製仕掛け全長130cm、幹糸1.5号、袖バリ4号、ハリス0.8号、下から45,40に枝ス5cmを出して、その上45でより戻しに結びました
 朝一番で行徳港内への入口の直角に曲った航路際の赤いブイが2ケある直線を見通したラインにボートを乗せました。こうしますと大型船が何隻きても平気で安全です。
 アンカーロープが半分しかでません。浅いのです。航路方向と航路へ落ちて行く斜面と斜面を上がったタカへと7本のサオを投げました

 釣れたのはタカで水深の推測が3〜4mです。こんな浅いところになんでこんなデカイハゼがいるの??と思うくらいのサイズがときどき交じります。あとで伊藤遊船さんに聞いたら21cmあったと聞いてビックリしました。そのようなサイズが15尾ほどはいたからです。
 航路内は遠投しましたが海草がたくさんあるようです。ハゼも釣れますが海草に包まって釣れてきます。重いこと重いこと。それに投げたあとに仕掛けを手前に引きますと海草がダンゴになってくっついてきます。ですから誘いができません。私の仕掛けは1.3mですからオモリが着底した瞬間に手前へオモリを海草から引っこ抜いてそのまま糸のたるみだけをとってそっと置ザオしました。こうすると仕掛けだけが海草の上にダラダラと落ちるのです。ですからそれからは引いてはいけません。このような場合は聞きアワセは1回だけしかできません。あえてするときは力いっぱいにオモリを水中に跳ね上げるように聞きアワセしてそのまま置ザオにするのです。釣れているときはリールを巻きます。海草がたくさんあるときの私の釣り方です。この釣りをするときは、仕掛けが1.3m以上と長いこと、サオが2.7m以上と長いことが大切な条件になります。本日は航路方向はそのように釣りました。
 釣果の20%程度が航路方向で釣れたハゼです。思ったより深い場所は釣れなかったのです。その代わり水深3mほどのタカで釣れましたのでよかったと思っています。こちらにも海草はあるのですが航路内よりは少ないと思いました。釣れたハゼがエサと海草とを口の中に頬張っていました。ときおり海草に包まって釣れてきました。
 はじめは赤ブイのラインは私一人で釣っていましたが他宿のボートが私があまり動かないのを観察していたらしく、釣れているようだから入れてくださいと言って、午後には20隻ほどのボートがシーバースと赤ブイの間に展開して釣りをしていました
 その人たちの話では本日は平日に釣りができる港内の中央部分では食い渋りだったという話でした。これもポイントによってのことなので全体がそうだったかどうかは各船宿のHPを確認する必要があると思います。
 私が本日釣った赤ブイを見通す航路際のポイントは通常の年の11月初旬に必ず釣り初めにサオを出していたポイントでした。例年いい釣りができた場所だったので、本年は例年とは違った釣りになっていましたので、本日は少し遅いのですが思い切って釣ってみたわけです。海草が多かったことだけが誤算でした。
 私としてはそこそこにいい釣りを楽しめたものと思っています。
 なお、夏場にこの航路筋は浚渫をしたようです。また、今年も海草が流れてきて堆積したり、そこここに繁茂している様子が伺えます。
 水温がもっと下がりますと本日釣れた斜面から上がった水深3〜4mのタカではきょうのようには釣れてこなくなってもっと深い場所へ落ちると思うのです
2009年11月6日(金)
11月6日(金) 落ちハゼのリール釣り12〜19pを301尾。本日は何ヶ所か私にとっての新場所を釣りました。釣り時間は7時間でした。43尾/1時間でした。
 船宿、伊藤遊船さん。
 朝から晴れ、北の風、のち東の風になりました。
 朝の気温9℃。朝の水温は16.5℃でした。水色はかなりな澄みでした。本日は防寒服を着用して「冬支度」でした。ホッカイロ大を4ケ、小を2ケ釣り服につけました。日中は防寒服の上着を脱ぎました。
 7時15分から14時15分まで7時間00分の釣り。43尾/1時間のハイペースでした。やはり深場で1時間40尾以上のペースで釣れますと入れ食いといってもいいと思うのです。
 中潮。あしたとあさっても中潮です。満潮7時30分。干潮12時16分。
 タックルは、2.7mの磯ザオ2号で、ダイワのせとうち2号とシマノの島風2号を合計7本使用しました。仕掛けが1.3mなので2.7mサオでちょうどいいのです。
 ラインはナイロン2号100m、中型スピニングリール,ナス型12号オモリ、自製仕掛け全長130cm、幹糸1.5号、袖バリ4号、ハリス0.8号、下から45,40に枝ス5cmを出して、その上45でより戻しに結びました
 朝一番で東洋合成のタンクのもっとも左側で市川水路の出口へ行きました。細長い桟橋が突き出ている下手。遠投して岸壁近くへ投げると大中交じりで釣れてきます。シーバース脇と沖目は釣れますがペースが鈍いです。すぐに18尾釣れたとき、O遊船のボートが来て囲まれてしまいました。ここはその船宿さんのエリアなのかな、と思ってすぐに立ち退きました。けっこう雰囲気を私も「読む」のです。なにかその船宿さんに申しわけなくて「ワルイ」気がしてしまうのです。
 次に向ったのは菱鋼運輸の鋼材船が着船している右手で新しくできた倉庫とその岸壁に植樹されている前でした。ここならば決して船はこない場所。岸壁から40mほど離れて、岸壁方向、航路方向、ボートの並び方向と三方向へ投げてみました。この場所は航路方向はまったくの不発。ともかくツルツルでハゼが釣れません。
 そのかわり岸壁方向へ投げたサオで入れ食いです。そこでとうとう7本全部をボート尻から扇形に岸壁方向へ展開しました。お昼までに220尾になりました。ここだけで200尾釣ったことになります。
 お昼までにポツポツとボートが集ってきて他のボートが投げたラインが私が投げているラインを持っていってしまいます。そのようにボートが混んできました。私の投入地点を別方向からキャスティングしますからどうしてもひっぱりっこになるのです。
 釣れてはいるのですが、これは見切り時だな、と思ってまたまた移動です。今度は河口方向へ岸壁を右に見ながら移動して、丸一鋼管の工場前に行きました。ちょうど中間です。今度は岸壁から50m以上離れて航路内へ遠投する構えです。ところが釣り始めてすぐに丸一鋼管へタンカーが着くというのです。H遊船の船頭さんが教えてくれましたのですぐに離れてさらに岸壁寄りに避難しました。そんなわけでいろいろとロスタイムがありました。
 午後1時の時点で245尾です。あと55尾釣れば300尾になります。しかし、時速40尾のペースでしたから微妙なところです。やはり数字というものは正直で、299尾と300尾とでは価値が違うと思うのです。こうなったら何が何でも300尾と思って釣果はシビアに数えました。数え違いがあると299尾とかという数字になってしまうのです。
 結果は56尾を数えて納竿しましたが、なんと、検量したら数はピッタシ56尾で、合計301尾になったのでした。
 本日釣ったポイントは今シーズン初めて竿を出した場所。いいペースで釣ったと思いました。本日はシーバース方面はなんとなく不調だったようで、鋼材船が着船する岸壁側がよく釣れたようでした。今回で深場は4回釣り、すべて、違ったポイントを攻めてみました。まずまずよく釣れたと思っています。
 私はいつもの釣りで@遠投A置きザオB聞きアワセC置ザオまたは取り込み、の繰り返しでした。大事なことは釣れる場所を一刻も早く見つけることです。そのためにも新場所ではできるだけ360度にサオを展開するようにしています。最初の投入で半分以上のサオにハゼが釣れて来ないようでは大釣りは期待薄です。遠投して釣れなくても手元へ引きずってきたもので近くで釣れることもあります。その付近を食いが悪くなるまでしつこく攻めるようにしています。
 7本のサオのうち、4本が空振り、3本が釣れる、空振りのサオは手前へ引いて置ザオ、釣れたサオはエサをつけてキャスティング、聞きアワセ、空振りのサオに釣れる、というような繰り返しでした。
 港の最奥で釣っていたボートもありましたが、船が入るたびにあっちにいったりこっちにいったりでボートの操船が大変だったろうと思ってみていました。奥はやはり休日がいいのだろうと思っています。ただ、あまり混み合うのも私としては敬遠したいので、今年も奥まったポイントはそんなに釣りに行かないのではないのかと思っています。
 魚影は濃いと思っています。まだまだしばらくは釣れ続くものと思います。
2009年11月3日(火)
11月3日(火) 落ちハゼのリール釣り、12〜19.5pを321尾。本日は水深が8m前後の一番深いと思われるポイントを狙いました。釣り時間は7時間00分でした。45尾/1時間のハイペースでした。
 船宿、伊藤遊船さん。
 朝から晴れ、北北西の風、のち北西の風になり、私が釣ったポイントは風が強く当る場所でした。小さなシロウサギがちょこちょこ出ましたが釣りは十分にできました。
 朝の気温7℃、これは12月後半の朝の気温です。朝の水温は16℃でした。水色はかなりな澄みでした。本日は防寒服を着用して「冬支度」でした。ホッカイロ大を4ケ、小を2ケ釣り服につけました。それでも汗はかかないし、ボート上でちょうどよい加減でした。寒さは感じませんでした。
 7時15分から14時15分まで7時間00分の釣り。45.8尾/1時間のハイペースでした。7時15分は1本目のサオを投入した時間、14時15分は1本目のサオを納竿した時間です。沖上がりは14時30分でした。
 大潮。あしたとあさっては大潮です。満潮5時16分。干潮11時01分。
 タックルは、2.7mの磯ザオ2号で、ダイワのせとうち2号とシマノの島風2号を合計7本使用しました。
 ラインはナイロン2号100m、中型スピニングリール,ナス型12号オモリ、自製仕掛け全長130cm、幹糸1.5号、袖バリ4号、ハリス0.8号、下から45,40に枝ス5cmを出して、その上45でより戻しに結びました
 昨夜の9時前後に寒冷前線が通過して行徳では大粒の雹がたくさん降りました。屋根がゴンゴンと音がするくらいでした。とても寒くなりました。朝起きたところ室内でもかなりひんやりとしましたので、厚着をしました。もちろん冬支度です。ホッカイロを4箇も服に貼り付けました。靴下にも小さなものを貼りました。
 下着を重ね着して、厚手のジャージーで襟首までチャックが上がるものを上下着て、その上にカイロを貼り、更に釣り服を上下着て冬用の釣りチョッキを着ました。靴下は3枚重ね履きしました。その上に上下とも防寒服を着て、首にはホームセンターで買った首回りだけの襟をつけ、船宿でライフジャケットを借りて着ました。完璧。これで寒ければホッカイロを増やすつもりで持参しましたが使いませんでした。かなりの人たちが防寒不足だったと思いました。
 雹が降って気温が急降下して、朝の桟橋で16℃しか水温がなかったので、これはきのうが19℃だったと聞きましたから、3度も急降下です。これでは港内でも水深が5mなどという浅い場所は苦戦するかもしれないと思って、水深が8m前後の比較的深い場所を選定しました。
 このことは11月3日という時点で例年ですとまだまだ釣りをしていないポイントだったわけです。11月初旬では水温が高いので11/3ではサオを出した実績がなかった場所。しかし、一日で3℃も水温が下がったわけですから,ハゼは「絶対に」動いたであろうと推測したわけです。これも成り行きですから実績とデータ収集の目的でダメモトで直行しました。
 その場所は、港内のわりと奥で、市川水路からの出口の対岸で、菱鋼運輸倉庫とその左の丸一鋼管の岸壁の境目付近の沖目約30〜50mの場所でした。大型船の航路から20m以上内側に入った場所でした。菱鋼運輸倉庫前には鋼材船が着船していましたが、明かりがなく、エンジンも動いておらず、工場も人影がないので本日は船は動かないと判断、隣りの丸一鋼管は作業員とトラックが行き来していましたので、声をかけて、船が入る予定かどうか訊きましたところ、本日の着船予定はないとの返事でしたので、もしも、ここで入れ食ったらば腰を据えて釣ってやろうと思いました。
 7時15分に1本目を投入、次々と7本を扇形に投入しました。私は右ききなのでボートの左側方向へ投げやすいのです。ほっとしてお茶を飲んで周囲を見渡してから、1本目の聞きアワセ、なんと2尾掛け、幸先がよかったのですが、全部のサオにハゼが釣れています。
 水深がありますので、手返し時間がそれなりにかかりますが空振りがありませんので,しかも第一投で置ザオしたものにそれだけで釣れてきますからこんな効率のよいことはないわけです。朝からもういい気分になってただひたすらエサをつけてホン投げていました。
 本日は岸壁近くではいい型は釣れなかったし数も揃いませんでした。やはり、大型船が着く周辺の深く掘れた場所とか、航路内の深い場所でよくヒットしました。18cm級が3尾いっぺんに釣れますとこれはもうこれ以上のいい気持はありません。
 本日は北西の風が強かったので、それにロープが全部出てちょうど良い深場でしたので、ボートの振れ幅が大きかったです。これを利用しない手はないわけですから、投げて置ザオにしてから、次のサオをいじっている間にラインのタルミを巻き取ってやり、ラインをちょっと張って置きました。こうしますと風と潮でボートが扇形に振れたときにラインが引っ張られるわけです。穂先がやわらかいのでかなりしなってから、いやいやするようにラインを引きずります。このようにして自分ではいっさい誘いをせずに、ボートに任せました。
 こういうやり方が可能なのは風と波があって潮が速いときなどです。本日は目いっぱい利用しました。ですから、置ザオのタイム釣りといっても誘いをしていないということではありません。自分でサオを持って誘ってはいないというだけのことです。だだし、これも欠点があって、穂先が固いサオですと、今度はラインが動きすぎでハゼがかえって釣れません。ですから私のサオは軟らかい「磯ザオ2号、2.7m」を使っているのです。要するにコンビネーションを重視しているのです。
 結局、本日は朝一番でアンカーを入れた場所を中心として直径100mの範囲内で321尾を釣り上げました。底は泥地でした。アンカーに着いた泥が「ドブの匂い」がしました。このポイントは例年ですと11月後半に釣りをしていた場所でした。そのころでも200尾は釣れていたのです。本日は急に寒くなって木枯らしが吹くかも知れないというのでこの場所を選定したのですが、どうやら成功したようです。
 データも取れましたし、ハゼも大釣りしましたので本日はビールで乾杯というところです。
2009年10月28日(水)
10月28日(水) 落ちハゼのリール釣り、12〜20.5pを314尾。本日も水深が6〜8mの深場を狙いました。釣り時間は7時間45分でした。次回からは7時間、よくて7時間15分と短くなる予定です。
 船宿、伊藤遊船さん。
 朝から晴れ、北北東の風、のち南東の風になり、のちに南の風になりました。静かだったと思いました。
 朝の気温13℃、これは真冬の日中の気温です。本日は防寒服を着用して「冬支度」でした。
 6時35分から14時20分まで7時間45分の釣り。40.5尾/1時間。6時35分は1本目を投入できた時間、これが次回からは7時か7時15分くらいになると思っています。14時20分は納竿時間、本日は終了時間を間違えてラストになってしまいました。次回からは納竿は14時15分にするつもり。船宿の曳船作業時間に間に合わせるため。前回は最終15時30分でしたので、そのつもりでいて時間を間違えてしまいました。
 長潮。あさってから中潮です。干潮6時44分。満潮13時59分。
 タックルは、2.7mの磯ザオ2号で、ダイワのせとうち2号とシマノの島風2号を合計7本使用しました。午後からは沖目で入れ食ったので5本にしました
 本日の朝の水温18℃。1℃下がっていました。4月中旬の水温です。水色はかなりの澄みでした。
 ラインはナイロン2号100m、中型スピニングリール,ナス型12号オモリ、自製仕掛け全長130cm、幹糸1.5号、袖バリ4号、ハリス0.8号、下から45,40に枝ス5cmを出して、その上45でより戻しに結びました。
 朝一番は行徳港内の砂山の前で釣りました。本日は砂山とその左側の東洋合成の桟橋の中間を釣りました。前回サオを出さなかったところ。私のデータ収集のため。1尾の連続。それでも切れ目なく釣れてきますので1時間に30〜40のペースでした。移動を1回しました。
 同宿のボートが私よりもずっと沖で釣っていてどうやらとてもよく釣れている様子。
 あとからきて接岸したタンカーが近くにいるので今度は沖目へ出ました。すると2尾3尾掛けの連続でした。なんだ、これじゃあ、朝からここでやればよかった、と思いましたが、データは取れましたので両天秤は無理か、と思ってここで釣りました。ペースが早いので、ハゼが元気でハリスが絡まったりしましたので、サオを5本に減らしました。オワリまで5本。
 タンカーの様子を見ながら沖目へ移動して釣りました。本日は砂山の前の航路までの間の真中でとてもよく釣れたと思いました。本日来た人はアタリでした。私もいい思いができました。
 本日は忘れ物の多かった日でした。こんなことも珍しいと思いました。
2009年10月21日(水)
10月21日(水) 落ちハゼのリール釣り13〜21p393尾。大型、ジャンボなどと表現のし甲斐がある型揃い本日は水深が6〜8mの深場を狙いました。11月からの落ちハゼ釣りを占う意味の「偵察釣り」でした。大成功でした。
 船宿、伊藤遊船さん。
 朝から晴れ、北北西の風、上げ潮にかかってからは南東の風になり、のちに南の風になりました。無風状態の時間もあり最高の釣り日和だったと思っています。
 朝の気温14℃、これは真冬の日中の気温です。本日は防寒服を着用して「冬支度」でした。正解だったと思っています。ちょっと風が吹くと襟首も膝の回りもかなり冷えましたので脱いだ防寒服をまた着ました。
 6時15分から15時15分まで9時間の釣り,43.6尾/1時間。水深2〜3mの場所では私としては物足りないペースですが,6〜8mの深場の釣りでしたからとてもいいペースだと思いました。
 大潮。あしたから中潮です。満潮6時52分、干潮12時22分。終日よく釣れました。
 タックルは、2.7mの磯ザオ2号で、ダイワのせとうち2号とシマノの島風2号を合計7本使用しました。
 本日の朝の水温19℃。水色はかなりの澄みでした。
 ラインはナイロン2号100m、中型スピニングリール,ナス型12号オモリ、自製仕掛け全長130cm、幹糸1.5号、袖バリ4号、ハリス0.8号、下から45,40に枝ス5cmを出して、その上45でより戻しに結びました。こうするとハリ間隔は各40pの安定間隔になるのです。オモリは10号でもやれますが,オモリの着水時にラインを止めますと、ラインの抵抗でオモリが手元へ戻ってくる距離が長くなりますので(遠くへ投げたのにすぐそばに糸があるなど)、オモリが着水してもラインを出しつづけるというテクニックが必要です。この場合には仕掛けの絡みをある程度覚悟する必要があります。
 本日は数狙いの釣行のつもりで曳船に乗りました。高圧線の下へきて、ここが狙いの場所でしたので、ここで降りようとしたのですが、急に気が変わって、水深6〜8mの深場で「落ちハゼ」を釣ってみようと思いました。これは理屈抜きで何かパッとそう閃いたのです。
 船頭さんに、落ちハゼをダメモトで釣ってみたい、といいました。そこでハッと気がつきました。江戸川放水路内での釣りではロープの長さがそのようにできていて、そのままでは深場ではアンカーロープが足りないのです。アッ、ロープが足んないんだ、と叫びました。まあいいかっ、ここでやるよ、と私は言いました。
 すると船頭さんが、鈴木さんがいつかそう言うかと思って継ぎ足し用のロープは持ってきてんだよ、と言いました。もう、すっかり気持を読まれてしまっていると思いました。
 そのまま深場へ直行。到着してからロープを継ぎ足しました。これで一安心です。
 深場での釣りは去年は全然できず,一昨年はボチボチでという具合でしたので,それに昨年のアオシオの後遺症がかなりあると思っていましたので,他の船宿さんが深場の限定されたエリアで大型ハゼを釣っているのを知っていましたが,私が釣り場とするような「ひらけた」比較的に「広い」「平らな」「根掛かりがない」ような場所というものは、まだまだどなたも本格的に釣っていないエリアだったわけです
 そういう意味ではイチかバチカの「賭け」であるのです。ダメモトで行ったわけです。
 その場所は、港内の右岸、放置されたシーバース前です。船は接岸しません。俗称で「砂山前」といいます。底は起伏に富んでいると思いました。それはなぜ分かるかといいますと、キャスティングした仕掛けが着底するまでの時間をカウントしていますので,本日は12号オモリを使いましたが、それが5カウントとか7カウントとか、カウント数が違うわけです。ですからこの方角のこの距離の場所は他と比べて深いとか浅いとかよくわかるわけです。砂山の前は比較的に高い場所で、本日はそこでとてもよく釣れました。左右の使用中のシーバースへ寄りますと、やはりタンカーのスクリューで掘れるのでしょうか、深くなっていきます。
 北寄りの風でしたがちょうどよく砂山が風をさえぎってくれますので無風状態です。そのうちにTT遊船のお客さんからTEL。本日くるとネットに書いてあったがいったいどこにいるの、という問い合わせ。そのうちに曳船で合流。二人して入れ食い。そのうちにエサが足りなくなって追加したようです。
 伊藤遊船さんは屋形船が出て,私たちが釣っている場所へ来ました。私は「偵察釣り」でしたので、ここは十分に釣りましたので、今度は対岸の「月島機械」前の木の繁みの前へ行きました。ちょうどいい具合に風向きが南になりましたのでまたもや風がさえぎられてまたまた無風状態。ラッキーでした。
 釣りそのものは、6号オモリをつけていた仕掛けを12号オモリに付け替えて、エサは3p以上と大きく長くつけました。それを30〜40mほどキャスティングして(投げると気持がよい)、着水直前にラインにストッパーをかけて、仕掛けが前方へ振り出されるように着水するのを確認すると同時にそのままオモリの着底までラインを止めたまま待ちました。こうしますと着水した地点からオモリは放物線を描くように私の手元のほうへ寄りながら落下します。ですから30m投げたとしてもオモリは例えば20mほど先へ着底するとかになるのです。そしてオモリの着底と同時に糸ふけを取り、仕掛けの長さ分だけラインを引きました。こうすると想像ですが,仕掛けが先にいっていて、オモリが手前にある直線状態に底へ並ぶだろうと思うのです。このことが最初の誘いになっていると思うのです。
 本日もこの最初のキャスティングで置ザオにしたものにそのままハゼが食いついてほしい、という釣りをしました。このことは放水路内の水深3m前後で釣っているときと同じです。
 水深が6〜8mあって、12号オモリを使って落下速度を早めたとしてもやはり手返しは川の中よりは遅くなります。それに釣れてくるハゼが15p前後が中心で、それがダブル、3尾、1尾などと空振りが少ないのです。巻き上げる時間が放水路内よりは長いのです。深いからです。
 私はこの港内の深場で落ちハゼ釣りをするときの目標は一日で最低100尾というものですこれは毎年そうです。そうなのですが、実際には200尾釣れたら「嬉しいな」という釣りであるわけです。それが本日は393尾ですから、これはもうねがったりかなったりの釣りでして、このような嬉しい釣りは二年ぶりというわけです。
 今の時点ではすべての船宿さんが深場へ案内できるという状況ではないと思いますし,安全確保のためにいろいろな制約があると思うのです。それを守って11月からの深場の釣りに備えたいと思っています。
 本日は私が無理を言って「偵察釣り」という「口実で」、深場の釣りを急遽実行したというわけです。結果オーライでしたので、18号台風で放水路内にいた大型ハゼが行方不明になっていたのですが、実際は,港内へ逃げ込んでいたとか「落ちていた」とか、いろいろといえますが、いずれにしても、深場にいたわけです。
 毎度毎度このようないい思いができるとは思いませんが、リール釣りがそこそこにできる人で釣果は50尾前後平均というところでしょうか。やはりリールで投げていてもハゼのいる場所を探り当てられない人もいるわけで、探り当てたとしてもハゼのご機嫌が悪い時間だとやはり釣果は30尾とかになることもあろうかと思います。それでも型が15p級が揃うのであればお土産としては十分であろうと思うのです。
2009年10月16日(金)
10月16日(金) 秋ハゼのリール釣り、7〜16pを839尾。2009.10.13 893尾、2009.9.24 858尾、同年9.28 833尾、2005.10.7 739尾がありました。
 釣ったポイント、中流域、上手の高圧線よりも200mほど上流、右岸側、沈船の沖目になりますが、航路ブイを見通すラインにボートをつけて航路内と航路外側(大潮の干潮時間に干潟になる瀬の上から落ちてくる斜面、比較的に浅い場所)、ボート尻を釣りました。上流方向へ移動3回でした。最後は右岸のゴロタの沖目の航路ブイのラインで終了しました。移動距離はおよそ200mというところでしょうか。
 ハゼの大きさは、「いまどきのハゼ」としてはいまいち小さいと感じました。このことは前回と同じ感想です。それでも13〜15pがときおり交じりました。ですから移動する決断ができません。中心サイズは8〜9pでした。それでも10〜12cmがけっこう交じりました。
 本日のポイントでの釣れ具合では「型狙い」「型を揃えたい」という釣りには不向きの場所だったと思います。このことも前回と同様でした。ただ、魚影は滅法濃いと思えます。本日ははじめから数狙いでしたので大きい小さいは度外視して釣れるハゼを釣りました。満足の一日でした。
 本日の朝の水温19.5℃、とうとう20℃をきりました。水色はかなりの澄みでした。干潮時間では川底のハゼが透けて見えました。
 朝から晴れ、北北西の風、上げ潮にかかってからは南東の風になりましたが、無風状態の時間もあり最高の釣り日和だったと思っています。朝の気温13℃、これは真冬の日中の気温です。市川の天気予報で出ていた気温なので,本日は防寒服を着用して「冬支度」でした。正解だったと思っています。ちょっと風が吹くと襟首も膝の回りもかなり冷えましたので脱いだ防寒服をまた着ました。
 6時から15時15分まで9時間15分の釣り,90.7尾/1時間。
 中潮。あさってから大潮です。干潮9時25分、満潮15時39分。終日よく釣れました。
 タックルは、2.7mの磯ザオ2号で、ダイワのせとうち2号とシマノの島風2号を合計7本使用しました。
 上げ潮になってからは一段と食いがよくなりました。いまどきとしては小型のハゼ,夏場であれば当たり前の大きさというハゼが入れ食いで、7本ザオですとハリ掛かりしてから暴れてハリスをゴチャゴチャにしてしまいますので、サオ数を2本少なくして5本にしました。一回りのローテーションの時間を短縮したのです。
 ということは、魚影が滅法濃くて、食いが立っている状態なので「偵察用のサオ2本」の必要性が薄れましたので、「手返し重視」の作戦に切り替えたのです。5本で「釣りまくり」ました
 ラインはナイロン2号100m、中型スピニングリール,ナス型6号オモリ、自製仕掛け全長130cm、幹糸1.5号、袖バリ4号、ハリス0.8号、下から45,40に枝ス5cmを出して、その上45でより戻しに結びました。こうするとハリ間隔は各40pの安定間隔になるのです。
 朝一で、前述の航路脇へアンカーを入れました。サオ7本をボート尻方向へ並べて仕掛けをセットしました。私のサオはボートへ乗る前に昨夜のうちにリールをセットし、ラインを通し、テンビンとオモリをラインに結び、サオのキャップを被せて、7本のサオを一絡げにして持っていました。ですから、サオを伸ばして仕掛けをセットすればあとはエサを付けるだけというセッティングでした。ボートに乗ってアンカーを入れてからそれらの支度をすべてするのでは釣り始めるのに30分以上もかかってしまいます。時間のロス。
 エサをつけて左、右、後と三方向へキャスティング,引き潮で北西の風なので左から右へサオを上げて行きました。すべてのサオで最初のキャスティングの置ザオで釣れました。幸先良し。それでも粒のよい方角とそうでない角度とがあります。そこで本日は型よりも「数釣り重視」なので「3点掛け」の多い方角を重視して釣りました
 まあまあいいペースで釣れてきます。そのうちに9時過ぎました。もうじきに上げになるなと思っているうちにいままでとは違った食いが立ってきました。猛烈な入れ食い。ハゼの活性も高くなってハリ掛りしたハゼが「暴れまくって」仕掛けがごちゃごちゃになります。ハゼが8〜10pが多くて猛烈な食いが立ちますときまって暴れるのです。
 そこで迷わずに2本のサオを仕舞いました。5本ザオにしたのです。この意味は「偵察」のサオを出さないことにしたのです。その必要性が全くなかったからでした

 5本ですと、私の場合は「手返し重視」という釣りになります。一回りのローテーションの時間がかなり短縮されますので、ハリ掛かりしたハゼが暴れてハリスが絡むヒマがないのです。上げてはヒョイと投げるという繰り返しです。
 ただし、この5本ザオでの手返し重視の釣りは、魚影がわりと薄いときとか、水温が17℃とかなど低下した時とかなどで食い渋り気味のときにこれをやりますと、今度は,置ザオの時間が短いためにハゼがゆっくりと食いつくヒマがないことになりかねませんので、ハゼがいても釣れてこないという現象があります。
 ですから一律に教条的に適用しないことが大切です。本日の場合には「ピッタリ」とはまりました。
 このところ、ずっと航路際を釣る釣りをしています。長年ハゼ釣りをしていても、このように連続して何回か航路際を攻めて、しかも毎回ポイントを違えて高圧線下からゴロタ沖まで釣りあがったことがありませんでした。何年かかけてポツンポツンとしか釣っていませんでしたので、今年のリールでのハゼ釣りは「収穫大」の釣りです。
 しかも、釣果が800尾台などというもので「前代未聞」の釣果です。このようなことが4回も重なりましたので,私のリール釣りにとって新境地が開けた感があります。リール釣りであっても800という釣果が打てるのだという経験を積むことができました。
 このことは深場での落ちハゼのリール釣りのときでも必ず「生かせる」経験だと思うのです。湾岸道路から下流域でのハゼ釣りの釣果が思わしくなくて、中流域での釣りがメインの今年であるからこその釣果だと思っています。災いを転じて福とする事例でしょう。
 本日の私は、大きい小さいなどという文句は一言もいわず、ただひたすら数釣りに徹したのでした。そのような意味では大満足でいい経験をさせてもらったと思っています。ハゼの「生態」を知る上ではとてもいい一日だったと思っています。
2009年10月13日(火)
10月13日(火) 秋ハゼのリール釣り、7〜15pを893尾。過去21年間でリール釣りの自己新記録でした。2009.9.24 858尾、同年9.28 833尾、2005.10.7 739尾がこれまでの自己記録でした。
 釣ったポイント、中流域、上手の高圧線下、右岸側、航路ブイのラインにボートをつけて航路内と航路外側、ボート尻を釣りました。上流方向へ移動4回でした。
 ハゼの大きさは、「いまどきのハゼ」としてはいまいち小さいと感じました。それでも13〜15pが30尾に1尾程度の割で交じりました。中心サイズは8〜9pでした。それでも10〜12cmがけっこう交じりました。
 本日のポイントでの釣れ具合では「型狙い」「型を揃えたい」という釣りには不向きの場所だったと思います。ただ、魚影は滅法濃いと思えますので、他の場所で釣れないときの逃げ場としてはいい場所だと思いました。
 本日の朝の水温20℃、水色はかなりの澄みでした。朝の気温16℃、太陽が照るまではとても寒かったです。北北西の風がややありました。午後は南東から南の風になりました。
 6時から15時15分まで9時間15分の釣り,96.5尾/1時間。
 長潮。あさってから中潮です。干潮6時33分、満潮14時13分。終日よく釣れました。
 タックルは、2.7mの磯ザオ2号で、ダイワのせとうち2号とシマノの島風2号を合計7本使用しました。
 ラインはナイロン2号100m、中型スピニングリール,ナス型6号オモリ、自製仕掛け全長130cm、幹糸1.5号、袖バリ4号、ハリス0.8号、下から45,40に枝ス5cmを出して、その上45でより戻しに結びました。こうするとハリ間隔は各40pの安定間隔になるのです。この仕掛けは全長1.3mなので2.7mサオでようやく振り切れます。これより短いサオですと一番下のハリが水面についてしまいますので、振り切ると下バリのエサが取れてしまいます。3mサオなどであれば楽に振れます。
 本日はハゼのサイズを見てエサつけは0.5cm〜1cmと小さくつけました。半数以上のハゼがハリを呑み込んでいました。計画どおりの食い方でした。食いがいいときでハゼが小さめのときのリール釣りはエサ付けを小さくするとしっかりと呑んでくれますし、水温が20℃にもなりますとあまり暴れないでじっとしているようです。ただしアタリの少ないときにそれをやりますと釣れませんから念のため。
 本日は台風18号通過後の初めての釣り、このところいい情報がありませんでした。小型ばかりという声です。それとサオ頭の数字がさえませんでした。
 そこで慎重に情報収集をしました。湾岸道路から下手は「ダメ」という情報でした。かといって港の中まて出張るつもりはありませんでした。ならば、本日は「数釣り」に徹しようと思いました。10月の今の季節にどのくらいのサイズがどれほど釣れるのか試してみたら面白いと思いました。
 冒頭に書いたポイントで釣りました。サオは7本出しました。予想通りに10p前後が多いです。ときどき15p級が釣れます。
 もちろん左へ投げると航路内、右へ投げると右岸側の広い平らな場所、ボート尻へも投げました。釣れるポイントへサオを集めるまでもなく、すべてのサオに釣れてきます。
 最初のキャスティングで置ザオにしますと、それを最初に聞きアワセするだけでもう2尾、3尾と釣れてきます。空振りがないのです。
 型は中型中心ですが、本日は7p級の今時としては「小型の部類に入るハゼ」が結構な数で交じります。
 それでも数つりをするのだから釣れないよりはいいか、と思って積極的に投げました。本日はそれが正解でした。ハゼをハリから外すのと、エサの点検、キャスティング、聞きアワセ、取り込み、等々の動作の一日でした。ただ、ただ、投げて取り込むという作業でした。
 ハゼのサイズが12cm級が中心などということになりますと本日のようなペースにはとてもなりません。ハゼが大きくなるにしたがって「能率が悪くなる」のです。手返しが遅くなるのですが,釣り味を楽しんでしまうことも原因の一つです。
 本日はともかく釣ることに専念しました。ただただ忙しい一日でした。ヒマを持て余してサオをいじくりまわしているよりはよほどマシです
 台風18号で駐車場として使用している河川敷が冠水してそれが3日間続きました。高潮です。南の大風も吹きました。これまで釣れていた大型ハゼがどこかへ行ってしまいました。またぞろ姿を見せると思いますが、大型がいない間は「釣れてくるハゼを釣る」というのが私のスタイルですので、本日は数釣りをしたわけです。
 とてもいいおさらいができたと思っています。
 次回にはぜひとも型を揃えたいものだと思っています。
 魚影はとても濃いと思いました。
2009年10月5日(月)
10月5日(月) 秋ハゼのリール釣り、10〜17pを534尾。下流域、湾岸道路よりも下流、右岸種付け用のノリヒビが途切れた下手、水深2m〜4m。
前日までの情報では「食い渋り」というものでしたので、「覚悟して」釣行しました。リールで500尾超という釣果は去年までの20年間で11回でしたが、なんと、今年だけですでに4回も記録してしまいましたし、9/24のように858尾という最高釣果も打ってしまいました。今年は私にとって「異常な」年なのかも知れません。
 終日曇り、ときどきパラパラときてすぐにやみました。南東の風。涼しい。
 本日も、雨を覚悟の釣りですので、冬用の下着を重ね着し、靴下も重ねて履き、体温を奪われないようにしました。正解でした。
 朝の水温22℃、この水温ならばハゼさえいれば必ず釣れるとはじめに確信しました。水色はかなりの「澄み」でした。朝の気温19℃。
 6時から15時まで9時間の釣り,59.3尾/1時間。朝の2時間は70尾でオワリ、その後に作戦変更して盛り返しました。日中は62尾/1時間ペースでした。
 大潮。あさってから中潮です。河口近くだけあって潮流はかなり速かったです。満潮5時22分。干潮11時26分。
 タックルは、2.7mの磯ザオ2号で、ダイワのせとうち2号とシマノの島風2号を合計7本使用しました
 ラインはナイロン2号100m、中型スピニングリール,ナス型6号オモリ、自製仕掛け全長130cm、幹糸1.5号、袖バリ4号、ハリス0.8号、下から45,40に枝ス5cmを出して、その上45でより戻しに結びました。こうするとハリ間隔は各40pの安定間隔になるのです。この仕掛けは全長1.3mなので2.7mサオでようやく振り切れます。これより短いサオですと一番下のハリが水面についてしまいますので、振り切ると下バリのエサが取れてしまいます。3mサオなどであれば楽に振れます。
 朝一番で湾岸道路下流右岸側ノリヒビの下手に行きました。大潮の満潮時間帯なので棒杭よりも内側に入りました。何年か前に今ごろの季節に700尾超の大釣りをしたポイント周辺です。
 ポツポツっと5尾釣ってあきらめました。ハゼはいるのですが海草がたくさんあって釣りになりませんでした。今年はこの場所はそんなことになってしまっているようです。
 やむなく、棒杭の外側へ出ました。ボート尻が河口を向きますので棒杭方向へ2本、左の航路方面へ3本、ボート尻方向へ2本投げました。
 本日は「空振り」がけっこうあります。オッ、まずいかなあ、と思いました。10/2にはとてもよくヒットした場所。これはあきらかに「場荒れ」と判断しました。ハゼが釣られてしまって「絶対数」が少ないのだと思いました。
 そこで、15mほど沖目へでました。そして航路方向へ遠投しました。釣れる場所と釣れない場所、エサがなくならない場所などがはっきりと分かれます。なんだなんだ、モザイク模様でハゼがいるんだなあ、と思いました
 こうなったら、サオ7本を使って投げまくって、釣れるポイントがわかったら徹底的にそこを釣る、という作戦にしました。もう一点,実際にそのように釣ってみると、ボートをとめた場所一箇所で50尾程度釣ると急に空振りが多くなりますので,それが判断できましたので、50尾釣ると即移動ということにしました。本日はそのようにして新場所を捜したほうが能率がよかったと思っています。
 川の中央方向へ何回か移動して航路際まで来ました。湾岸道路近くに黄色のブイがありますので、それを見通すラインから出ないようにして、航路内を釣ってみました。これは大成功でした。ハゼがたくさん残っていました。
 今度は下流へ向って移動しては右、左と投げて釣りました。場所によっては航路内よりは外側の方がいい場所もありました。ときどき15〜17cmの「巨大な」ハゼが釣れました。巨大というのは寸法が長いだけでなく、丸々と太っていて握った感触がすごいのです。なんだ、こんなでかいのがまだまだこんなにたくさんのこっていたんだ、と思いました。
 こうなったら、意地を出して下手下手と移動して、とうとう、左岸の青い工場の建物の近くまで来てしまいました。下では釣れない,という前評判でしたので、どこまで下ったら釣れなくなるのか興味がありましたので、移動のたびに下りました。
 そのうちに上げ潮になってしまいました。ボート尻がこんどは上流を向いてしまいました。仕方がありませんので、今度は20mほど航路から離れて、上流方向を向いて、左、右と遠投して釣りました。右側は下げ潮で釣ってきたのに、上げ潮になったら「また」釣れるのです。しめしめと思いながら、50尾釣ると上流方向へ移動しました。この繰り返しでした。
 エサ付けは1.5cm〜2pといったところでした。空振りがありましたが,それでも釣れるときは、最初のキャスティングで糸ふけを取ってからすぐに置ザオにして、右回りか左回りかのローテーションを決めてサオを上げていきましたが、置ザオにしてから最初の聞きアワセですべてのハゼが釣れました。ただし、前回のときは2尾とか3尾とかが圧倒的に多かったのですが,本日は1尾だけということが多かったと思っています。それでもコツコツと数を積み上げて釣りました。最初の聞きアワセのときにハゼが釣れていないと判断したサオはすぐに上げてしまってエサを点検してから新しいエサを追い足ししたりして投げ返しました。その間の時間は30秒程度です。
 私のリール釣りは、最初のキャスティングがすべてで、糸ふけを取って置ザオにした時点でハゼに食って欲しいわけです。そのような釣りなのです。6m以上の深場の釣りとは違いますので、魚影は深場よりはかなり濃いですから、そのような釣り方ができるわけです。
 知り合いの方などが私のつりを御覧になっていると、手返しが早いとおっしゃいます。それは最初の聞きアワセで釣れているからであり,もしもその時に釣れていないと判断したら即座にラインを巻き取り、エサを点検してすぐに投げますから、そのように見えるわけです。空振りということは「エサ取り」もいるわけですが,誘って置ザオにしたのはいいのですが、エサがついていないということもあるわけですから,私は疑心暗鬼で長時間置いておくよりは、すぐに上げてエサを点検してキャスティングした方がいいと思っているのです。
 このことは、落ちてくるエサをハゼによく見させるためですから,ミャク釣りの場合の水中遊泳と同じ考えで投げているワケです。ですから、最初の投入でエサが川底へ着地した時が最高の勝負ドキであるわけです。ですからキャスティングの回数が多いほど、ハゼが食いつくチャンスが多いということです
 まわりでみていますと、私がサオを上げるとそのすべてにハゼが釣れているというように見えるとおっしゃる人もおられます。実際にそのような現象に見えるのですが,現実にはときおり空振りがあってエサを点検して投げているわけです。素早くやっていますので、私の「やっている手元」が見えていなくて、私のしている「作業」が全然見えていないのだと思うのです。
 いずれにしても本日の釣りは私の過去の「鍛錬」を活かすことがことができた一日だったと思っています。
 なお、明日からは台風の雨と風になり、ボート屋さんもおそらく休業になってしまうかと思います。であれば、何日間かは、ハゼにとっても「命拾い」の日々があると思うのです。中流域から下流域へハゼが移動して良型ハゼが溜まってくれたらいいなと思っています。ただ一点の危惧は、本日もそうでしたが「鵜」の大集団が江戸川放水路へ来て大量のハゼを食べてしまうことです。それさえなければハゼにとっての安息の日々だと思えるのです。
2009年10月2日(金)
10月2日(金) 秋ハゼのリール釣り、10〜16pを550尾。良型ばかりが揃いました。ボリュームたっぷりです。本日は大満足です。下流域、湾岸道路よりも下流、右岸種付け用のノリヒビが途切れた下手、水深2m〜4m。自分で自分を誉めてあげたいような釣果でした
 朝曇り、9時頃から雨、時々やむ。終日雨。北の風,午後2時過ぎから南の風。涼しい。
 本日は、雨を覚悟の釣りですので、冬用の下着を重ね着し、靴下も重ねて履き、体温を奪われないようにしました。正解でした。
 朝の水温22℃、この水温ならば必ず釣れるとはじめに確信しました。水色はかなりの「澄み」でした。朝の気温19℃。予報が悪いにもかかわらず,釣り人は多かったです。みなさんしつこく粘っていたと思いました。
 6時から15時まで9時間の釣り,61尾/1時間。終日このペースでした。湾岸道路よりも下流域で500尾オーバーできるということは幸せなことです。ちょっと油断すると300尾台で終ってしまうからです。
 中潮、あさってから大潮です。河口だけあって潮流はかなり速かったです。干潮9時54分、満潮16時14分。下げも上げもともによく釣れました。
  タックルは、2.7mの磯ザオ2号で、ダイワのせとうち2号とシマノの島風2号を合計7本使用しました。食いがよかったので途中から5本ザオにしました。別の理由もありました。カワナという海草が大量に流れてきてラインに引っかかってとても釣りにならない時間がかなりあったのです。本日は流れてくる海草の取り外しでかなり時間ロスがありました。下流域で潮が速いときはしかたがありません。
 ラインはナイロン2号100m、中型スピニングリール,ナス型6号オモリ、自製仕掛け全長130cm、幹糸1.5号、袖バリ4号、ハリス0.8号、下から45,40に枝ス5cmを出して、その上45でより戻しに結びました。こうするとハリ間隔は各40pの安定間隔になるのです。
 本日は高圧線のところよりも1m以上深い場所を攻めるつもりでしたので、6号オモリにして落下速度を速くするようにしました。
 朝一番で曳船で下流域,湾岸道路の下流右岸、種付け用のノリヒビの切れた付近でアンカーを入れました。最初の場所で220尾が釣れました。3時間半かかりました。ですから時速60尾ちょいのペースです。
 はじめの1時間で私のボート周辺があっという間に囲まれてしまいました。得意の遠投ができません。やむなくちょい投げで釣りました。海草が引っ張ってしまいます。それをさばきながらの釣り。
 目標は500尾です。これ以上の高望みはしません。このエリアで10月の釣りであればこれでいっぱいです。条件が整えばときおり600尾台とかがあります。本日もそのチャンスの日だったのですが海草に邪魔されたと思っています。ともかく水面をダンゴ状になって水面を埋め尽くすように海から押し寄せてくるのです。ラインごとサオごとズルズルともっていかれてしまいます。通り過ぎるのを待つしかないのです。これは私の愚痴だと思ってください。
 本日は雨にも負けず、海草にもめげず、自分で自分を誉めてあげたいような努力の一日でした
 型は10p以上で、小型がなく、12〜13cmがほとんどで、4尾に1尾ほどのわりで15〜16cmが交じりました
 ポイントはノリヒビ前のミオ筋から釣り始めて、川の中央へ少しずつ移動して釣りました。最後は川のど真中にいたようです。どのラインでもよく釣れました。ただし、型は場所によって急に小さくなってしまうとか,3本バリに1尾しか10p級がかかっていないとか、という場所が点々とありました。大型は釣られてしまったのでしょう。ですから、そのような場所は「遠慮」して、15cm前後の大きいハゼが釣れる場所を求めてキャスティングを繰りかえしました。本日は小さなハゼは「いらない」のですからそうしたのです
 大中小入り交じっていいのだったらば、「釣りよう」があったのですが、本日はともかく「型揃い」を希望しましたのでそうしたのです。型と数の両天秤をかけたのです。成功したと思っています。
 なお、ころあいをみて、もっと下流へ100m以上下ってみました。釣れますが魚影はそれほどではなく,型も小さくなってしまいましたので,15分ほどでまたもとの場所付近へ戻りました。
 だれでもが釣りたい気持はよくわかるのですが,私がキャスティングしているポイントへボートを乗せてしまう人たちがいました。10年前の私でしたらちょっとずれてくださいとお願いしましたが,現在ではそのまま黙認です。ですからちょい投げです。すると今度は私のボートの反対側へ来て、捨てザオを出している場所でアンカーを入れるのです。
 ダブルとか3尾掛けとかで釣れているのを見ていますのでそこへくれば釣れると思うのでしょう。これも黙認。
 そのような釣り人はほとんど全員がミャク釣りで、リール釣りでありながらボート下で小突いて釣っているのです。ならばそのうちに移動していくのだろうということで黙認でした。そのようになりました。
 そんなこんながあったのですが、結果オーライで550尾になりました。午後3時で500尾超えを確信できましたので早くサオを仕舞いました。これからは暗くなるのが早いので4時までは釣りができないのです。ですから500尾という数字がだんだんと厳しくなるのです。本日は雨と海草と格闘してよく釣ったと思っています。
2009年9月28日(月)
9月28日(月)秋ハゼのリール釣り、7〜16.5pを833尾。過去21年間で2番目の釣果でした。2009.9.24に858尾、本日が833尾、2005.10.7に739尾という釣果になっています。リール釣りで800尾以上を連続2回などというのは「普通じゃない」状態だと思うのです。我ながら「やればできるじゃん」という気持です。
 釣ったポイント。中流域、上手の高圧線の上流部、左岸の側、川から岸に黄色のクレーンが見える位置からつり始めました。
 北風なのでボート尻が河口を向きます。干潮時間間近なので左へ強く投げるとポチャン、トンとオモリが底へ着きます。水深2m以内と思いました。右へ投げると水深3mほどです。
 幹糸に黒いゴミがチョロチョロと着いて来ます。そのような底です。ハゼは10p前後です。15pとかは10尾に1尾くらいです。ときどき「巨大な」ハゼが釣れます。それは100尾に1尾程度です。
 つり方は、投げて置ザオ、誘って置ザオ、という方法で、それは前回と同じつり方です
投げたオモリがトンと底に着いたらすかさず糸フケを取ってズルズルと仕掛けの長さ分ほどを引きます。これが最初の誘いでそのまま置ザオにします。次に置ザオすべてを聞きアワセしてハゼを取り込んで投げる,空振りだったサオはそのままそっと置ザオにする,という釣り方です。
 本日は曳船してくれた船頭さんと相談して左岸側で釣ることにしたのですが,はじめからとてもいいペースで釣れてきます。ただし、「いまどき」のハゼとしては期待している人にとっては不満足で、ちょっとばかり小ぶりです。ですが、空振りは皆無で、1尾というのがとても少なくて、大部分が3尾、2尾という釣れ方です。
 本日は9月も最後のリール釣りですので目いっぱい数つりを楽しむつもりでした。最初にアンカーを入れた場所で375尾を釣りました。とてもよく釣れたでしょう!!それから上流方向へ50mほど移動して同様に釣りました。移動は2回しました。昼過ぎになりますと満潮時間が近づきました。すると岸から投げ釣りの人が釣りを始めてオモリが飛んでくるのです。危ないので1時半頃になってから川の中央へ移動しました。
 航路を越して川の中央で航路ブイがあるラインにアンカーを入れました。このときは南の風になってきましたので、今度はボート尻が上流を向きました。右へ投げると航路内で、船外機がブンブン走っています。そこで入れ食いなのです。左へ投げると水門方向へ下る斜面で底は泥地交じりです。そちら側も入れ食いで、しかも、15p級が毎回交じります。
 下げ潮になりましたのでボート尻が右左と振れるのですがそれにかまわずにポンポン投げて釣りました。
 アオイソの大きさは1cm程度にして前回同様にハリを「呑ませる」作戦をとりました。本日もそれでよかったようでした。
 タックルは、2.7mの磯ザオ2号で、ダイワのせとうち2号とシマノの島風2号を合計7本使用しました。ラインはナイロン2号100m、中型スピニングリール,ナス型5号オモリ、自製仕掛け全長130cm、幹糸1.5号、袖バリ4号、ハリス0.8号、下から45,40に枝ス5cmを出して、その上45でより戻しに結びました。こうするとハリ間隔は各40pの安定間隔になるのです。
 キャスティングは360度全方位に投げて、よくつれる方角、たとえば、3尾掛けとか2尾掛けとかが連続する方角へサオを集中して釣りました。
 船宿、伊藤遊船さん。
 6時の水温22℃、水色はまったくの澄みでした。水温の低下はありませんでした。この水温であれば高圧線付近の釣りもしばらくはできると思えます。水温が20℃を切るようになりますとこの付近は釣れなくなってきます。ハゼがいなくなるからです。そういう意味では私は前回と今回ととてもいい思いができたと思っています。
 気温は20℃でした。日中26℃でした。曇り時々晴れ。北の風のち南の風。風は弱かったです。少し蒸したと思います。
 6時から15時まで9時間の釣り、92.5尾/1時間。本日も入れ食いでした。川の真中のポイント条件は前回と同じ、左岸側のポイントは満潮時間で水深3〜4mの場所を釣りました。本日は小潮でしたので流れの割には水位はそれほど高くなりませんでした。
 本日は、水質もよし、魚影も濃い、風も弱いという絶好の条件でしたが同宿のボートが「雲霞の如く」次々と釣りにきて、私の下手はとてもにぎやかでした。
 小潮。あしたは長潮、あさっては若潮です。干潮6時38分、満潮14時51分。本日も潮止まりなど関係なく入れ食いでした。
 次回のハゼ釣りは10月になってしまいます。いよいよ湾岸道路から下流の釣り場を選定して釣りをしようと考えています。「型狙い」そしてあわよくば「数狙い」と欲の深い釣りをします。二兎追うものは一兎をも得ず、の格言通りにならないように祈っています。
 9月のリール釣りを思い切りやってみたのですが、自分自身、一皮剥けたような気がしています。新たな到達点を2回連続したということがそのような気持にさせたのかもしれません。
 9月の条件で今までは釣果500尾というラインで甘んじていたわけですが,それまでの釣りは自分自身いったいなんという釣りをしていたのだろうかと反省しています。反省しなければならないほどに私自身の「つり」というものに何かしら進歩があったのかもしれません。
 今回と前回の2回の釣りは「空から何かが降りて来て私にとり憑いた」と表現してもいいような釣りでした。問題は次回、次次回にそれを再現できるか、という難題が待っているのです。これは昔も今も私にとっては変わらぬ命題ではあります。そのようにして進歩してきたと思うのです。
2009年9月24日(木)
9月24日(木)秋ハゼのリール釣り、7〜15pを858尾過去21年間で自己新記録でした。2005.10.7に739尾というのが自己記録でした。本日は10日間ハゼつりが出来ないでいましたから、満を持しての釣行で、勝負をかけました。
 釣ったポイント中流域、下手の高圧線の上下、右岸の側、黄色の航路ブイの近く右側にボートを泊めて航路内へ投げて釣りました
 航路内が深いというのは錯覚で、ここでは下流に向って右側の航路ブイの右側に馬瀬があり、下流に向って細長い山になっています。航路内は左岸のクリーンセンターに向って下りの斜面で、下流に向って左側の航路ブイから左側がもっとも深くなっています。そのようなポイントです。
 私は、右側の航路ブイの近くにアンカーを入れましたから、馬瀬の高い部分にいたと思っています。北風でしたのでボートは下流方向へ向きますから、左へ投げれば航路内を釣ることになり、クリーンセンター方向へ下って行く斜面を釣ることになります。右へ投げれば右岸側へ向って深くなっていく斜面を釣ることになるのです。本日はそのようなことを意識して積極的にキャスティングして釣りました。
 つり方は、投げて置ザオ、誘って置ザオ、という方法です。釣り始めてからつれてくるハゼのサイズが10pを中心とする型でしたし、しかも、10〜12p級がとても多いように思われました。また3尾掛け、2尾掛けの連発でしたので,魚影が極端に濃いものと判断して、寄せエサ代わりのエサ付けはしませんでした。
 したがってアオイソの大きさは1cm程度にしてハリを「呑ませる」作戦をとりました。的中しました。私のリール釣りは基本的にハリを呑ませて釣る釣法です
 タックルは、27.mの磯ザオ2号で、ダイワのせとうち2号とシマノの島風2号を合計7本使用しました。同じ2号でも島風の方が軟らかいと思いました。ラインはナイロン2号100m、中型スピニングリール、自製仕掛け全長130cm、幹糸1.5号、袖バリ4号、ハリス0.8号、下から45,40に枝ス5cmを出して、その上45でより戻しに結びました。こうするとハリ間隔は各40pの安定間隔になるのです。1.3mの長い仕掛けは2.7mサオでないと振り切れません。
 魚影がとても濃いと思えたので、初めは全長1mの仕掛けでしたが、途中から長い仕掛けに交換しました。ハゼが暴れてハリスがゴチャゴチャに絡まないようにするためでした。それでも少しは絡みました。
 キャスティングは360度全方位に投げて、よくつれる方角、たとえば、3尾掛けとか2尾掛けとかが連続する方角へサオを集中して釣りました
 本日はストレス解消のために、チョイ投げはせずに、全力で遠投して遠くから近くへ釣るようにしました。取り込みに時間がかかるのですが、キャスティングする爽快さを大事にしました。遠くからでもよく釣れてきますから気持は終日「すっきり晴れ晴れ」の状態でした。
 ポイントと釣れ具合、エサつけ等々日によって違ってきますから、その日のベストの場所を選ぶようにしましょう。船宿情報を訊くこと。
 本日の私は、朝一で釣ろうと思っていた場所が他宿のボートが置いてありましたので敬遠して、その宿のお客さんとバッティングしないように川の真中を選択して釣ったのですが、怪我の功名とでもいうのでしょうか、超の字の付く入れ食いが一日中続きました。
 船宿、伊藤遊船さん。
 6時の水温22℃、水色はまったくの澄みでした。
 気温は20℃でした。日中25℃でした。曇り時々晴れ。北の風のち北東の風がやや吹きました。
 6時から15時まで9時間の釣り、95.3尾/1時間。実釣は9時間10分ほどでした。このような入れ食いはリール釣りとしては最高の食いでした。こうなりますとエサをつけて投入しているだけという手返し勝負になるのです。本日は大成功だったと思います。私のリール釣り目標は1時間に50尾というものですが,本日は軽く上回りました。
 本日は、水質もよし、魚影も濃い、私の周囲に釣り人は一人もいない、というような絶好の条件に恵まれた一日でした。
 中潮。あさってから小潮です。満潮8時28分、干潮13時39分。本日は潮止まりなど関係なく入れ食いでした。
2009年9月14日(月)
9月14日(月)秋ハゼのミャク釣り、7〜14pを811尾。型狙いで釣りましたが不発でした。ミャク釣りで数を揃えられるようなポイントには本日はいませんでした。プッツンと集中力が途切れましたので、午後2時に早上がりにしました
ミャク釣りは本日をもって終了とし、次回からはリール釣りにします
 船宿、伊藤遊船さん。
 6時の水温22℃、また下がっていました。水色はまったくの澄みでした。
 気温は20℃でした。日中24℃でした。曇り時々晴れ。北の風。
 6時から14時まで8時間の釣り、101尾/1時間。朝少し早く釣り始めましたのでその分だけ早く13時30分に上がりました。実釣は8時間弱でした。
 1.8m、2.1m、2.4mを使いました。道糸ナイロン1号、先糸ナイロン1.2号、ナス型1号オモリ、袖バリ1号、ハリス0.4号糸付きバリ、ハリスの長さ3p、胴付仕掛け。
 長潮。あさってから中潮です。干潮6時55分。満潮15時11分
 水温を測り、水色を見て、これはいよいよリール釣りシーズンだ,と思いました
 本日は一応、型狙いでしたのでそのような場所へ行くつもりでいました。型狙いが不発の時の用意と思って、念のためゴロタの前の瀬の上と、ゴロタ前のミオ筋と沈船前を釣ってみました。中型ばかりでした。一応、釣れるのを確かめておいてから湾岸道路の下手、左岸側へ行きました。検潮器までの間のエリア。今年去年とサオが出せなかった区域です。例年のような常の年であれば、今の季節は湾岸道路よりも下流域でミャク釣りで「釣れて釣れて」という状況ですが,今年は昨年のアオシオ被害の後遺症でしょうか,下流域の魚影そのものが極端に薄いのです。また、底の状態が3年前と違っていました。なんというか、ちょっと「悪い感じ」になったような感じです。
 干潮時間帯なので2.4mサオで航路側へ落ちる斜面を釣ってみました。満潮時間帯では3.6mサオで釣る斜面です。釣れたのは8cm級の中型ばかり。しかもポツンポツン。やむなく、水深1.5mのラインへ上がりました。ここも岸よりがずいぶんと浅くなったせいでしょうか、斜面がとても急になっていました。底になにやら藻でしょうか、何かわからないものが砂を被ったようになって沈んでいます。
 1.8mサオを出して釣りました。大が3尾、中が4尾、ポツンポツンと釣れました。
 ああ、この辺はリール釣りでなくては型は揃わないな,と思って早々に退散しました
 エッサエッサとオールを漕いで沈船まで戻りました。途中でボートを流して2.4mサオで試し釣り。8〜10pがポツポツ。上げ潮になっていましたので、沈船沖で2.1mサオで釣りました。この辺は中型ながら1時間に100〜120尾のペースで釣れました。
 瀬の上に乗りながら途中で2.4mサオに替えて釣りました。瀬の高いほうは前回と違ってハゼが少ないと思いました。それとも上げ潮で食いが悪いのかどちらかです。どちらにしても思ったほどのペースではないので今度はミオを越して干潟になる斜面を2.1mサオで釣りました。粒は瀬の上よりも小さかったです。
 水深1mほどまで上がるとハゼが少ないので、また、斜面へ戻って2.1mで釣りました。
 ゴロタと沈船の間を行ったり来たりして、800尾まで数えたところで納竿にしました
 ミャク釣りを「終了」するにはちょうどよい釣果だと思っています。本日は「遠征」しなけ「れば」、10束に届いた「かも」知れません。でもそんなことは「たられば」釣り師の戯言なのでしょう。
 現実としては、集中力がプッツンしましたので、早上がりしたというのが真相です。プッツンしたというのは今シーズンは初めてです。ミャク釣りの「やめ時だよ」というハゼの神さまのご託宣だったかもしれません
 次回からはいよいよリール釣りに切り替えます。仕掛けを結び、リールザオを点検し、リールを回してみて、オモリ、テンビン、予備バリ、スナップ付きサルカンの在庫確認をすることになります。何よりも、ミャク釣りのサオを水洗いして仕掛けともどもお蔵入りにしなくてはなりません。来年の10束釣りを楽しみに手入れをしようと思っています。
 リール釣りは、一日に500尾を目標に挑戦してみようと思っています9月前半はそれなりに暖かかったのでリール釣りで相当にいい釣りが出来たと思いますが、これからはリール釣りで500尾を釣るということがとても難しい季節になります。しかも下流域の魚影に??マークがついているわけですので、チャンスはざらにはないものと思っています。
 水温がすごく下がってきましたし、気温もしまってきましたので、ミャク釣りは今後は厳しくなります。ミャクの場合は、100尾狙い、大型狙い、10尺以上の長ザオ使用で深場を狙うという釣りになります。リール釣りの方が型が揃うと思っています。ただし、20〜30m投げて釣る、というスタイルになります。リールで投げない人をときどき見かけますが、それではミャク釣りと違いがありません。
2009年9月11日(金)
9月11日(金)秋ハゼのミャク釣り、7〜15pを1336尾。10束釣り今季連続18回目。過去21年間で連続記録2位タイ。本日は終日ほぼ2.4mサオで釣り続けました。本日の10束は価値ある釣果です。水深2m前後で入れ食いました。
 船宿、伊藤遊船さん。
 6時の水温22.5℃、また下がっていました。水色はまったくの澄みでした。
 気温は21℃でした。日中26℃でした。曇り時々晴れ。オシボリを使いました。北のち東の風、午後1時半頃からは南東の風になりました。
 6時から16時まで10時間の釣り、133尾/1時間。朝少し早く釣り始めましたのでその分だけ夕方は早く上がりました。実釣は10時間弱でした。
 2.4mサオ2本使用。一時2.1mサオを使用。道糸ナイロン1号、先糸ナイロン1.2号、ナス型1号オモリ、袖バリ1号、ハリス0.4号糸付きバリ、ハリスの長さ3p、胴付仕掛け。
 小潮。明日は小潮の中日です。満潮9時13分。干潮14時04分。水色はまったくの澄みでした。
 朝一番でゴロタと沈船の間付近の川中の瀬の上へ行きました
 オールで水深を測ると1.6mくらいでした。上げ潮なので2.1mサオをいきなり出しました。ここでもしも釣れたら水質は大丈夫という判断で腰を据えて釣る構えです。なぜかといいますと水質が普通であれば、季節としては水深2m前後での釣りがベストになる時季になったからで,水深1mなどという浅場ではハゼの数が少なくなる頃だからです。そんな浅場でこれまで釣れていたのはアオシオ気味の潮のせいで、ハゼが浅場へ逃げてきていたからなのです。
 2.1mサオで瀬の上で案の定、8〜9cmの入れ食いです。100尾釣れたところで干潟になる浅場へ行きました。1.8mサオを出して釣ってみました。もうまったく釣りになりません。アタリなし。水温が下がってくると今の季節は浅場はだんだんとハゼが少なくなります。
 瀬の上で釣れて浅場で釣れないということは、いまどきのハゼの着き場になったのだと判断して、すぐに脱兎の如く先ほどの場所へ戻りました。
 小潮でも水はどんどん上がってきますので,今度は、2.4mサオを出しました。大潮ですと2.7mサオが入用になるのですが,本日は2.4mで一日やれる潮です。
 2.1mサオは100尾釣ってお終い。今度は一日中2.4mサオで釣るつもりです。これで1000尾釣れるペースを作れれば願ってもない楽しい釣りになるのです。
 幸いに本日の瀬の上はハゼがとてもたくさんいました。しかも、アタリがあるとしっかりとハリ掛かりしてくれるサイズばかりです。空振りがものすごく少ないのです。ですから、サオがいつもよりは60p長くて水深が2m前後という釣り場ですが,アタリがあると穂先が水面下へ突っ込むような釣りになりました。
 このような釣りは望んでもなかなか遭遇できにくい状況なのですが、本日はなんとバッチリとそうなりました。こうなりますと小潮という潮回りが抜群のタイミングになりました。
 釣りそのものは@ハリ掛かりの確率を高めるA50〜70尾釣れたら即移動するBエサ付けは細いものは1.5cm、太目のものは1cm、食いが立っているときは5ミリから10ミリまでと小さくつける、この3点で臨みました
 2.4mサオで振り込みますと多少はラインが斜めになりますから穂先20p余り程度のナジミです。ですから、ググッとくると穂先が沈むのです。手前へ誘いますとラインが40pほど出てきます。
 ですから沈めるのに時間がかかり、釣れたハゼを取り込むのに時間がかかります。ましてや、良型のときは引き味を楽しんでしまいますので、どうしても1.8mサオの時よりも1尾当りの時間がかかるわけです。これが2.7mとか3mサオですと余計にそうなります。ですからサオを長くして1000尾を狙うときはハリ掛かりの確率をかなり高めませんと900尾くらいで終ってしまうのです
 幸いに本日はほとんどのアタリで乗りましたので1300尾台になったのでした。このようなことも珍しいと思いました。やはり通って通って通い詰めて釣ってみませんと自然のことは未知の領域だとつくづく思いました。「僥倖に恵まれる」ということは本当にあるのだということを痛感しました。本日は10束割れ覚悟の釣りでしたが結果オーライでした。
2009年9月7日(月)
9月7日(月)秋ハゼのミャク釣り、7〜13pを1191尾。10束釣り今季連続17回目。例年の「いまどき」の釣果に落ち着きました。これまでが「釣れ過ぎ」だったと思います。
 船宿、伊藤遊船さん。
 6時の水温23℃、またすごく下がっていました。水色は澄みでした。1.5mの水深で底がすっきりと見えました。プランクトンその他の浮遊物が少ないためです。
 気温は21℃でした。日中26℃でした。オシボリを使いました。北東のち東の風、午後2時半頃からは南東の風でした。
 6時から16時まで10時間の釣り、119尾/1時間。このペースが今の季節の私の通常ペースだと思います。そのような魚影とハゼの着き場になるということです。
 1.8mサオ2本使用。一時2.1mサオを使用。道糸ナイロン1号、先糸ナイロン1.2号、ナス型1号オモリ、袖バリ1号、ハリス0.4号糸付きバリ、ハリスの長さ3p、胴付仕掛け。
 大潮。明日から中潮です。満潮6時07分。干潮12時20分。水色はまったくの澄みでした。
 本日は台風12号の来襲前にハゼを釣ろうという計画でした。来るか来ないかわかりませんので水曜日の予定を繰り上げました。きのうおとといの土日のボートはすごくたくさん出ていて、私が本日釣ろうと思っていたエリアがボートで「山」のように真っ黒に盛り上がって見えるほどの密集ぶりでした。どの船宿さんも今季最高の人出だったようでした。ですから水曜日にしていたのですが台風情報のため早くしたのです。それなりに苦戦するのを覚悟の釣りでした。というのは、型のよいハゼは二日間でかなり釣られてしまったと思えるからです。皆さんは市販の仕掛けでハリが大きくてエサつけも大きいですから釣れるハゼは大きいものから釣られてしまいます。ですから残っているハゼは中型小型が圧倒的だと思えるのです。実際にそうでした。大きなハゼが釣り場を移動してくるにはやはり2日ほど間を置いたほうがいいのです。これは経験的に私がわかっていることでもあるわけです。
 朝一番で東西線の下流の水道管下へ行きました。水はいっぱいの時間です。前述のようなわけで、本日は型のよいハゼを探す作戦です。ちょこっとずつサオを出して点々と水深1.5mラインを釣りました。気に入った場所がなくて下手の石垣護岸が切れた場所へ来ました。幸いにここが一番アタリが多いと思いました。ところが中型ばかりで大きいハゼがいません。それも仕方がないか,連休で釣られてしまったんだ、と思いながらポツポツと釣りました。本日の型狙いは始めから放棄です。
 岸寄りの波除蛇籠の杭から5mほど離れて釣り始めて,沖目へずれながら釣りました。蛇籠近くは他のボートがたくさんくっついてしまったのでカニの横ばいができなくなったからです。どの水深も大型が釣れません。1時間に120尾程度のペースです。いまどきの季節としては上出来だと思いながら釣りました。ですから釣るためのエサ付けは1cmとか5ミリとかの大きさです。ちょっと固いものとか幅が広いものとかをつけると空振りの頻度が多くなります。ちょうど6月後半の釣りと似ています。ハゼは育ったのですがその気になってエサを大きく付けるとハリ掛かりしないという釣りです。これはこれで面白い釣りだと思います。
 次々とボートが増えてきました。それこそ密集するような状態です。そこで私はそこを「逃げ出し」ました。少ない魚を多勢でとりあっても仕方がないからです。ゴロタの下流50mほどでボートの集団の一番外側の縁へ行きました。
 やはり蛇籠から5〜10m離れてカニの横ばいのように同じラインを釣りました。その理由は今シーズン始めてそのようにして釣るラインだからです。型狙いは放棄していますので、このラインで今の季節にどのような釣りになるのかを来シーズンのために確かめておきたかったからです。
 ですから、1000尾さえ到達できればそれでいいので、あとは釣り場の様子を知っておきたいということだったのです。そんなわけで1時間に120尾キープだけの方針でした。それはそれで思惑通りになったと思っています。
 沈船まで来ましたが本日の沈船は全くの不漁でした。日によっていろいろと違うのです。
ちょっとうろうろしてから思い切って沈船の沖へでました。1.8mサオでは穂先が水面下へ突っ込むようになってしまいますので、やむなく2.1mサオを出しました。ポロポロポロッと中型が釣れます。まあ、ここでもいいかっ、と思って沈船沖をグルーッと一回りしました。
 水位が下がりますので1.8mサオに替えました。他宿のボートが続々とミオ筋から外側へ出てきました。今度もさっきと同じで、仕方がありませんのでその集団の外側になる瀬のタカへ行きました。ところが本日は川中の瀬の高い部分へ行くほど魚影が薄いようでした。やはりきのう釣られてしまったんだと思いながらまたまた沈船の沖へ戻りました。
 上げ潮が効いてきても釣れ具合はあまりペースが上がりません。この現象の原因は色々あるのでしょうが、そのひとつは魚影そのものが薄いことだと思っていたのです。ですから30〜50尾を釣ると積極的にボートを少しずつ移動して釣りました。長居は無用というわけです。釣れるハゼだけを釣ったら即移動です。このような釣りは今シーズンはあまりしませんでした。ドンとある程度腰を据えて1時間でも1時間30分でも200とか300とかをそこで釣ってしまうという釣りばかりを今年はしていたのです。そのような魚影に恵まれ続けていたのです。
 9月も中旬になりましたので、ハゼの着き場としては,満潮時間では1.8mサオで水深1.5mまでを釣りますとどうしても小型中型主体でしかも魚影がバラケて来ると思います。ですから1.8mサオでは干潮時間の方がいい釣りができることが多くなります。それと干潮時間で1.8mサオいっぱいとか、2.1mサオいっぱいとかのラインであれば型がよいとか、数が釣れたとかになることが多くなると思います。また、そうはいってもあたたかい南風が強く吹き込んだ次の日とかなどはそれとは少し違ってきたりもしますからサオは長短用意したほうがこれからはよいと思います。
 本日の最後はミオから干潟だった場所へ上がっていく斜面を釣りました。このラインは1.6mから1mくらいまでの水深でした。このラインはいまのところいつ釣っても上げ潮の時は食いがいいようです。これまでのところハズレがあまりありません。本日もこのラインを釣って納竿でした。
 今年もいよいよ1000尾釣りが途切れてしまう季節になってきました。それが次回なのか次次回なのかわかりませんが釣れている間はミャク釣りでいこうと思っています。
 それにしても1191尾の釣果でも平均の釣果は下がりました。これからは釣行のたびに下がっていくのだと思っています。

2009年9月2日(水)
9月2日(水)秋ハゼのミャク釣り、7〜13pを1573尾。10束釣り今季連続16回目。最上流域で本日朝早くアオシオが発生しました。上流域のハゼ釣りはひどい食い渋りだったようでした。私としては本日はアオシオの影響がある中で会心の釣りでした。9月のミャク釣りの釣果としては過去最高釣果でした。
 船宿、伊藤遊船さん。
 6時の水温24.5℃、また下がっていました。水色は澄みでした。
 気温は22℃でした。日中24℃までしか上がりませんでした。涼しいのを通り越してとても寒かったです。曇り、二度時雨ました。北東の風が強かったです。シロウサギが立つ寸前くらい吹きました。釣り用のカッパを着て首にタオルを巻きました。とても寒くて日中にカッパを脱ぐことができませんでした。本日はアオシオと風と波と寒さとの闘いでした
 6時から16時まで10時間の釣り、157尾/1時間。切れ目なく終日釣りました。
 1.8mサオ2本使用。道糸ナイロン1号、先糸ナイロン1.2号、ナス型1号オモリ、袖バリ1号、ハリス0.4号糸付きバリ、ハリスの長さ3p、胴付仕掛け。
 中潮。あさってから大潮です。干潮9時53分。満潮16時41分。水色はまったくの澄みでした
 本日は始めからアオシオ気味を覚悟の釣行でした。台風前後に船橋港でアオシオが発生したことは知っていましたが、行徳沖まで押し寄せてはきませんでした。幸いに台風の大風と南の風で散らされたらしくて被害はありませんでしたが、それでもアオシオが薄まった貧酸素水が透き通った水として流れてきていましたのでそれを覚悟の釣りでした。
 朝一番で沈船へ行きました。前回同様に沈船横の干潟になる場所にある牡蠣礁の上に乗りました。水深は60pほどで浅かったです。ところが釣れてくるのは8p前後の中型ばかりでした。12〜14cmはゼロ。アレレッと思いました。やっぱり、という気持です。
 仕方がないので8pクラスを釣りました。ペースは1時間で110〜130くらいです。私としては10束釣りギリギリのペースです。これはてっきり行徳沖の海水のせいと思いました。ですからできるだけハゼを拾う作戦です。大釣りは今の時点では無理ですので時速120尾キープという作戦。
 途中で1.8m竿いっぱいになるミオ筋まで下りて釣ってみました。偵察です。アタリが少ないです。やっぱりかあ、と思って、これは型狙いは放棄するしかないと思いました。水が澄んでいて、中型主体で、やや深い場所はアタリが少ないというのは、アオシオかアオシオ気味の場合の特徴です
 ですから、上げ潮に変わるまでは徹底的に浅場で釣ろうと思いました。でも上げ潮になったからといって必ず入れ食いになるとは限りません。ましてや行徳沖が貧酸素水であれば余計心配です。
 そうはいってもいまを目いっぱい釣っておかなければ先が見えないわけですから、水深20pほどになったところでボートの底が川底を擦るようになるまで粘って浅場を釣りました。このような釣りも久方ぶりでした。
 9時半頃になって沈船沖がようやく水深50cmほどになったのでそちらへ移動しました。もうそろそろいいだろうということです。というのは浅くなったので水もそこそこにいい水なのだろうと思ったのです。ミオ筋を釣ってみました。気に入りません。そこでミオから川中へ上がっていく斜面のうえに乗りました。干潮時間前で水深が30cmほどしかありません。ところがそこで入れ食いになりました。干潟の上にいたハゼが瀬の上へ移動していると思われるのでした。どうしてもやや深い場所は本日のハゼには気に入らないようです。
 ちょうどそのときに船頭さんがきたのでハゼを渡したところ548尾ということでした。137尾/1時間のペースで下げ潮を乗り切ったことになりました。これで少しはやる気が増して来ました。そのときに最上流域でアオシオ発生の情報を貰いました。それで朝の状況が「納得」できました。江戸川放水路内でもときおりアオシオが発生します。本日はそのケース。上流域のボートは食い渋りだったと聞きました。
 それならば、と気合が入りました。なぜならば上げ潮になれば入れ食い間違いなしと思ったからです。朝の食い渋りの原因が行徳沖ではなくて江戸川放水路の最上流域のアオシオにあったからです。
 上げ潮は10時前にかなり急に効いてきましたので、川中の瀬の上でそのときに10〜12cm級の入れ食いになりました。ポツンポツンと13cmほどが交じります。いい気持ちで堪能できました。水深50cmと浅いので手返しが早く出来ますし、ハゼが大きいので空振りが少ないので気持がいいのです。伊藤遊船さん、H遊船さん、O遊船さん、TT遊船さんのボートが入り乱れて瀬の上に乗ってきました。場所が広いのでそれぞれが邪魔になることがありません。
 1.8mサオで道糸20p余りまで釣って、次に干潟になっていた斜面へ行きました。もう釣れることはわかっていますから朝釣ったような浅場はすべて放棄しました。ミオから干潟へ上がる斜面で水深1.5m前後を積極的に釣りました。粒は瀬の上よりもちょっと小粒ですが入れ食いです。蛇籠が入っている波除杭方向へ移動しながら釣りましたが、水深1mほどになるとアタリが少なくなり型も小さくなりましたので、また、沖目へ戻って水深1.5mラインを中心に釣りました。最後はカニの横ばいのように沈船方向へ動きながら1.5m以上の水深を釣りました。これは正解だったと思っています。
 本日のエサ付けはときどき長さ1.5cm以上、太いものは1.5cmまでにつけて、積極的に空振りを繰り返してハゼを寄せることに全力を傾けました。釣るためのエサ付けは1cmでした。アタリを途切らせないで終日アタリっぱなしという状況を作ることができました
 何の釣りでもそうだと思いますがアタリが出せないのでは対処のしようがありません。ですから本日の午前中早い時間の下げ潮の「食い渋り」時間に120尾/1時間のペースを維持できたのはエサ付けの成果だったと思うのです。
 上げ潮にかかってからも以上のエサ付けでハゼをサオ下へ寄せることができたと思っています。
 アオシオ発生時点の釣りというものは経験を積みませんと、あれよあれよと思っているうちに時間が過ぎてしまうものです。本日は皆さんが食い渋りの時間に私はよく釣ったと思っています。
 アオシオあるいはアオシオ気味の時は「浅場を釣れ」というのが,私なりの鉄則になっています。満潮時間でも干潮時間でもそうなのです。満潮時間でアタリが少なかった場所が干潮時間で水深50cmなどと浅くなりますと、いままでが間違っていたかのようにその場所で釣れてくるのです。ですから干満どちらでも浅場を釣れ、ということです。本日はそれが的中したようです。
2009年8月26日(水)
8月26日(水)江戸川放水路の夏ハゼのミャク釣り、7〜13pを1425尾。10束釣り今季連続15回目。潮のせいだと思いますが、12〜14cmが思ったほど釣れませんでした。8〜10pが中心でした。アタリは自分としてはとてもよく出せたと思っています。
 船宿、伊藤遊船さん。
 6時から16時まで10時間の釣り、実際は朝早く出船できましたのでその分早く上がれました。142尾/1時間。切れ目なく終日釣りました。
 1.8mサオ2本使用。道糸ナイロン1号、先糸ナイロン1.2号、ナス型1号オモリ、袖バリ1号、ハリス0.4号糸付きバリ、ハリスの長さ3p、胴付仕掛け。
 中潮。あしたから小潮です。いくらも下げませんでした。満潮8時45分。干潮14時06分。水色はまったくの澄みでした。川底の貝とか砂地とかがよく見えました。澄みなら澄みで釣りやすいと思います。底が見えてますから振込みを按配できるからです。
 6時の水温25℃、また下がっていました。気温は22℃でした。日中28℃になりました。曇り、日中晴れ間がでました。北東の風のち東の風、のち南東の風のち北東の風。そよそよ程度。ともかく本日はとても涼しかったです。釣り用のカッパを着て首にタオルを巻きました。日中もカッパを脱ぐと風が身体に冷たかったです。本日は「超」の字がつく釣り日和です。東寄りの風の毎日でアオシオ発生を危惧しながらの毎日です。たまには南風が吹いてほしいものです。
 青イソメ使用。
 朝、水色を見て随分と澄んでいると思いました。棒杭にカニはよじ登ったりしていませんでしたから一安心しましたが、釣り場でサオを出すまで不安でした。
 朝一番で沈船へ行きました。前日釣った人がサオ頭を取った場所。船宿情報は重要です
 この場所に賭けてみようと思いました。
 水深が1.5m前後を狙いました。ここで食いが悪ければ思い切って浅場へ行くつもりでした。ところが「入れアタリ」です。空振りの連続。ようやく釣れてきたのは8cm級のハゼ。これでは不満なのでエサを長くつけて辛抱してハゼを寄せる作戦です。アタリは出っ放し。釣れてくるのは8〜10pクラスばかりで12〜14cmが釣れません。
 ああ、きょうは、そのような「シオ」なんだ、と思いました。大型ハゼにとってはちょっとばかりご機嫌ナナメになるような「苦い潮」なのかと思いました。少しばかり酸欠気味の潮だとすれば、大型が釣れてこないのは仕方がありませんので、今度は気持を切り替えてエサ付けを少しばかり小さくしました。太いエサは指でつぶしてともかく少し軟らかくしました。青イソメはなるべく細いものを優先的に使いました。太いものは残しました。
 細めのエサを1.5pほどにつけました。アタリは活発に出ました。ともかくアタリさえ出せていれば「絶対的に」そのうちに釣れてしまいますから、本日の場合には早合わせはやらないことにしたのです。ハゼがちょっと小粒だからです。というのは絶対的に小粒ということではなくて、今の季節としては小粒に「見えてしまう」ような大きさだということです。
 でもいくら息張っても13cmクラスが釣れてきませんのでやむなく中型を釣りました
 沈船の右横、岸との中間に牡蠣の群落が一塊あります。私はその周囲を釣る作戦です。同宿のボートは貝の山の上に乗っています。型がいいよ、という声がします。
 水が澄んでいますので、牡蠣の山は黒く見えます。牡蠣の間にある砂地が白く見えます。私は根掛かり覚悟で白く見える砂地へ積極的に投入しました。澄みのときはそれがいい確率でできるのです。
 本日はそれが「大当たり」でした。水位が下がってからは、今度は沈船の下手で釣ってみました。今シーズンは敬遠して釣っていない場所です。水深1.5m前後のミオへ落ちて行く斜面を意識して釣りました。アタリはひっきりなしに出ました。「ウン?」と思うような釣れ具合でした。なーんだ、きょうは釣れるじゃん、という気持です。水門のほうへ何回も移動しました。水位がドンドン下がります。釣れてくるハゼは8cm級が中心です。大きいのがいません。
 水門へ近づくにしたがってアタリが少なくなった気がしましたので、今度は沈船の沖へでてみました。1.8mサオで10p余り位です。川の中央までいってみました。深い割に小粒でした。アタリも浅場のほうが多いのです。それでやーめたということで今度は沈船の上手、ミオから干潟になる浅場へ上がる斜面で釣りました。干潮まであと30分という時間でした。
 やはり「釣れてくるアタリ」というものが多いのは1.5m前後の水深でしたので、積極的に斜面の深いほうへ振り込んで引っ張り上げるようにして斜面を釣りました。このようにして沈船まで釣り下って戻りました。同宿のボートも同じ水深の斜面をゴロタ方向へ釣り上がっていました。あとで聞きましたらきょう一番釣れた場所だということでした。
 12〜14cm級のハゼもたくさんいますので、水質が酸欠気味の「澄み」から改善されるようになれば、それは南風が吹いたあとという前提ですが、そうなればハゼは死んだりはしていないわけですから、一気にたくさん釣れるという状況になると思うのです。それが、あしたなのか、あさってなのか、土日なのか、わかりません。天気とハゼとに訊いて下さいとしか言い様がありません。
 ともかく本日はウマイ具合に数つりが成功できたと思っています。釣ったエリアは長径100m、短径50mほどの楕円形の形をしたエリアでした。中心に沈船右横の干潟になる場所にある牡蠣山がなるような場所でした。こんな狭いエリアで1425尾も釣れたのです。ハゼはたくさんいると申上げておきます。
2009年8月19日(水)
8月19日(水)江戸川放水路の夏ハゼのミャク釣り、7〜14pを1631尾。10束釣り今季連続14回目。本日は大満足です。予定した場所で予定したとおりの釣れ具合になりました。終日入れ食いでした。切れ目なし。干潮時間関係ナシでした。10p以上の良型が揃いました。
 船宿、伊藤遊船さん。
 6時から16時まで10時間の釣り、163尾/1時間。切れ目なく終日釣りました。
 1.8mサオ2本使用。道糸ナイロン1号、先糸ナイロン1.2号、ナス型1号オモリ、袖バリ1号、ハリス0.4号糸付きバリ、ハリスの長さ3p、胴付仕掛け。ラスト1時間だけ2.1mサオを出しました。届かなくなったためです
 中潮。干潮10時11分、満潮17時05分。明日から大潮です。水色は澄みでした。
 6時の水温26℃、いっぺんに下がりました。気温は24℃でした。日中32℃になりました。曇り、日中晴れ間がでました。北東の風のち東の風、のち南東の風そよそよ程度。ともかく本日はとても涼しかったです。
 青イソメ使用。
 本日は昨夜のシュミレーション通りの釣りとなりました。
 朝一番で沈船へ行きました。水位が高いので干潟になるタカで釣りました。水深が1.2〜1.5mのラインを釣りました。10p以上の良型ばかりでした。朝からこんなこともあるのです。気をよくして本日は当たりの日だなと思いました。
 8時頃になると潮がガガッと下がってしまいました。仕方がありませんので予定の行動ということで沈船の外側へでました。沈船のキワはミオ筋でちょっと深いので敬遠してその外側の「平場」へ出ました。こちらの方が20p以上浅いのです。
 沈船の沖は川の中央まで硬めの砂地です。去年の洪水でこのようになったと思われます。9時過ぎますと船の引き波が沖の浅い場所で砕けて白波が立っています。同宿のボートが1艘座礁して船から下りて押しています。
 そのような50cmもないような水深で10〜14pの入れ食いなのです。これはもう目算以上の釣れ具合です。船頭さんが回ってきてハゼが動いたんでしょうかといいます。動いたかもしれないし、動かなかったかもしれないし、本当のところは私には分かりません。ただいえることは沈船沖の水深50cmの干潮時間帯の水がない時に良型が入れ食いだということです。
 10時半過ぎてから今度は上げ潮になりました。途端に良型が釣れません。今度は7pクラスが多くなりました。サイズががっくりと小さいので「つまりません」。そこで予定の行動に移りました。
 沈船から見て川の中央で、上流方向で、黄色の航路ブイの近くに竹の棒が1本立っていて赤い旗がついています。それが沈船沖からはナナメ上流方向にかなり遠くに見えるのです。水が少ないときに白波が立っていた浅い場所です。
 そこを目標にして斜めに瀬の斜面をジグザグに釣り上がりました。潮が高くなるのが早いのでちょうどよいペースです。型がよいのでエサは1.5cmと長く、あるいは太いエサは1センチですがブットイままでつけました。ハゼが潮流に乗って振り込んでいるポイントへ集ってくるのが釣れ具合で分かるのです。上げ潮の流れが急ですからどうしてもラインが上流方向へフケます。ですから後ろを向いて右を釣ったり、右を止めると今度は左を釣ったりしました。それでちょうどよいナジミです。オモリが川底で転がるのが分かるのです。自分で誘わなくていいのですからこんな楽な釣りはありません
 航路ブイの近くの赤い布がついた棒まできました。ちょっとと前まで船の引き波で白波が立っていた場所があっというまに水深1.8m近くあります。それでも良型の入れ食いです。でも辛抱できなくなって2.1mサオを出しました。尚更に糸フケも多くでます。それでも12cm級がどんどん釣れてきて今度はサオを盛んに絞りますので取り込みに時間がかかってしまいました。それでもハゼが大きいので空振りがほとんどありませんので効率のよい釣りだったと思っています。
 本日釣った沈船の沖と、沈船とゴロタとの間の瀬の上はハゼがどれほどいるかと思うくらいの魚影だと実感しました。どちらかというと「早い者勝ち」の釣り場だと思います
多分本格的に攻められていなかったので良型ハゼが大量に残っているのだと思うのです。
 日中に干潮時間がある潮回りであれば座礁するのを気をつけながら短ザオで楽しい釣りができると思うのです。満潮近くなっても本日は私が2.1mサオで釣りましたので長ザオでもいいとおもいます。
 なお、この場所は満潮時間帯では2.7mサオいっぱいになるポイントです。干潮時間帯では1.8mサオで充分です。
 潮回りと潮時をチェックして昨夜描いたシュミレーション通りの釣りができましたので、このような日も珍しいと思いました。何よりも、思ったように釣れない時間というものがなかったので通っているとこのようないい思いもできるのだと実感しました。
2009年8月14日(金)
8月14日(金)江戸川放水路の夏ハゼのミャク釣り、6〜13pを1378尾。10束釣り今季連続13回目。本日は師匠の塙実氏を追悼するためのハゼ釣りです。13日が告別式でした。本日は予定外のハゼ釣りです。お盆で忙しいのに船宿さんには無理を言いました。ありがとうございました。
 船宿、伊藤遊船さん。
 6時から16時まで10時間の釣り、137尾/1時間。切れ目なくよく釣れたと思います。
 1.8mサオ2本使用。穂先を水中へ突っ込むようにして1.8mサオいっぱいの深さまで釣りました。本日は1m未満の浅場はいっさい釣りませんでした。だいたいが水深1.5m以上のポイントでした。これにはワケがあるのです。後述します。
 道糸ナイロン1号、先糸ナイロン1.2号、ナス型1号オモリ、袖バリ1号、ハリス0.4号糸付きバリ、ハリスの長さ3p、胴付仕掛け。
 小潮。干潮4時03分と15時06分、満潮10時42分。午後の下げはいくらも引きませんでした。水色はやや赤色でやや澄みでした。
 6時の水温28.5℃、気温は28℃でした。日中32℃になりました。終日曇り、日中晴れ間が2〜3回ほど。北東の風のち東の風、のち南東の風そよそよ程度。ともかく本日はとても涼しかったです。他宿のボートから釣り日和という声も上がったほどでした。
 青イソメ使用。
 巨星落つ。この言葉がふさわしい人が亡くなりました。私の師匠です。釣り一筋でした。経験に裏打ちされた鋭い「勘」がありました。人がよくて釣りは超一流の方なのに個性が強いので「敵」も多かったと思います。本人も人一倍人見知りが激しかったと思っています。
 本日の釣りは師匠葬送のハゼ釣りです。私の釣技を修正してくれる方がいなくなってしまいました。
 本日のハゼ釣りは、師匠がボート釣りでもっとも得意とする釣り方をそっくり真似て終日釣りました。10束釣りは途切れてもいいという気持ちで臨みました。
 師匠のサオは1.5mカーボンザオです。これで水深1.3mほど以上の場所で釣るのです。潮流がありますから振り込むとサオいっぱいになります。ちょっと強いアタリがあると穂先が水中へ沈みます。なお師匠は1本ザオの釣りです。
 私は1.8mサオ2本で水深1.5m以上の場所を点々と釣りました
 朝一番でゴロタ前面の瀬の上へ行きました。水深が1.2mほどでした。そこで斜面を少しゴロタ側へ下りて水深1.5m程度の場所で釣りました。こうしますと穂先は水面スレスレになるのです。ラインが多少はナナメになるからです。ですから2本ザオで釣るわけですから置ザオにする方は膝の上において舷側から穂先が水中へ突っ込むように置ザオします。こうするとハゼが引いても水の抵抗がありますのでサオのシナリがよりゆるやかになるのです。
 水位が高くなってきますので少しずつ瀬の高いほうへ移動しながら釣りました。本日のこの場所は8cm前後の三番子と思しきハゼのオンパレード、ときおり、12cmクラスがポツンポツンと交じる程度。
 したがって寄せエサを打つ以外は長さ1cm程度のエサ付けでした。魚影がとても濃いので手返しを速くしさえすれば寄せエサはいらないくらいでした。ともかくよくヒットしました。
 瀬の上では1.8mでは短くなったので、今度はゴロタの上手へ行きました。伊藤遊船さん、TT遊船さん、H遊船さん、O遊船さんと入り乱れての釣り。瀬の上にいるときからボートの位置を確認していましたので、先着のボートが釣っていないと思われるラインを釣りました
 ラストの2時間はゴロタの下手で釣りました。
 どこで釣ったとしても夕方まで意地を張って1.8mサオいっぱいまでのラインを釣りました。このような釣り方もたまにはあってもいいかと思うのです。師匠の釣り方をおさらいしましたので1000尾釣りは放棄していたのです。にもかかわらず本日は師匠の魂が乗り移ったのでしょうかコンスタントな釣れ具合で満足でした。
 本日は急に決めた予定外の釣りでしたので、前日の夜10時に盆踊りから酒を飲んで戻ってから、釣り宿のHPを三軒チェックしました。幸いにどの宿も釣れていたのですが、TT遊船のものが私のフィーリングにピッタシの感じでしたので本日のポイント選定となったのです。
 本日も午後6時集合で神社の社務所へ集合です。HPを更新してすぐに出かけます。
 師匠の死を弔うための私なりのハゼ釣りができました。安らかにお休みください。
2009年8月7日(金)
8月7日(金)江戸川放水路の夏ハゼのミャク釣り、7〜13pを1377尾。10束釣り今季連続12回目。本日も大風でした。もういい加減に静かになってほしいと思いました。そのおかげとでもいいましょうか、いつもボートがたくさんいてサオを出しそびれていたポイントで思う存分釣ることができました。私の隠しポイントです。10p以上が70%ほどだと思いました。ただし私としては未確認です。
 大潮。満潮5時05分干潮11時51分。南東の強風のせいでしょうか、それともそのような潮なのでしょうか、日中の干潮があまり水位が下がりませんでした。あさってから中潮です。水色はササニゴリでした。
 6時の水温28℃、気温は26℃でした。日中31℃になりました。朝曇り、日中晴れ、朝から南東の風が強かったです。午後は南に風が回りました。どちらも強風でした。川の中央はウネリがすごかったです。オシボリを使いました。風が爽やかだったことだけが救いでした。
 船宿、伊藤遊船さん。
 6時から16時まで10時間の釣り、137尾/1時間。切れ目なくよく釣れたと思います。
 1.8mサオ2本使用。
 道糸ナイロン1号、先糸ナイロン1.2号、ナス型1号オモリ、袖バリ1号、ハリス0.4号糸付きバリ、ハリスの長さ3p、胴付仕掛け。
 青イソメ使用。本日は結果として型狙いの形になってしまいました。したがってエサ付けは1.5cm〜2p前後につけました。アタリだけの5〜7p級のハゼがたくさんいると思いました。
 朝一番でゴロタへ行きました。蛇籠とゴロタの間、まず、蛇籠の際から釣りました。潮が高かったからです。ポツポツポッという感じ。50尾ほど釣ってからゴロタ方向へ移動を繰り返しました。アタリの頻度の多いラインを捜したのです。それでも時速120尾ペースです。これならばまあいいかっと思いました。このペースですと両手にサオを持って誘っている時間がけっこうあるのです。本日の朝は久しぶりにそのようなアタリをとる釣りを堪能できました。チクッ、ムズッ、コツッというものです。
 型が突然大きくなりました。やはりゴロタ間近のところでした。それからはエサを1.5cmと大きめにつけてゴロタから落ちた砂地の上を意識して釣りました。風によってはボート尻がゴロタの上に乗りますのでゴロタの上は仕掛けを水中遊泳させて、ゴロタの上から砂地のほうへハゼをおびき寄せるような気持ちで釣りました。そんなときはゴロタの上で仕掛けを跳ね上げるようなアタリが出ました。飴色の良型ハゼがよく釣れたのです。
 立ち込みの人が二人きました。常連さんみたいでした。立ち込みの釣り人がくるような水深になりますとゴロタでのボート釣りはジ・エンドです
 そこで私は瀬の上に行きました。ものすごいウネリと波。もう船酔い寸前になりました。ハゼは釣れたのです。ですから後ろ髪を惹かれる思いで退散です。しかたなくゴロタの下手の干潟になる所へ行きました。アタリが少ないです。それではと、沈船へ行きました。もっとアタリが少ないです。これはダメだと思ってゴロタの上手へ戻りました。朝から一緒に釣っていた人が、私としてはいいペースで釣れてます、とおっしゃいました。そこでゴロタの上手へ入りました。干潟になる所からミオ筋へ落ちて行く斜面を釣りました。ここは斜面に牡蠣が着いています。また、ミオ筋の中も落下物などに貝が着いてそれが突起のようになっている場所が点々とあるのです。たいがいの人はそれを知りません。たとえしっていたとしてもそれがゴロタからその上手にある牡蠣礁の山まで連なっていることを知らないのです。私はいつもそこで釣りたかったのですがいつもいつもそれができないでいました。本日は大風のために願ってもないチャンスです。1.8mサオで道糸30cm余りくらいの水深です。風が強いのでサオ先を水面へ突っ込むようにして2本ザオで釣りました。10〜13cmの良型ばかりなので長いサオは出しませんでした。エサをつけて放り込むだけの「作業」が延々と続きました。ときどき根掛かりをしました。ラインを引っ張ると牡蠣とかその他のものが上がってきました。
 干潮時間帯も変わりなくよく釣れました。上げ潮になってからもっとよく釣れました。
 同宿のボートの人が私の近くにいて見ています。すごいペースですねとおっしゃいます。私はエサをつけてポンポンと放っているわけです。ただそれだけ。ポイントに恵まれますとそのような釣りでいいのです。ただしエサ打ちを中断しないことが必須の条件です。釣れてこなくてもいいのです。エサをとられてもいいのです。エサ打ちを中断しますとハゼが散ってしまうのです。
 ですから私は大胆な投入です。エサは大きめ、手返しが速い、置ザオを上げているだけ、という釣りになりました。
 結局、朝一でアンカーを入れてから納竿まで直線に直しますとほんの100mほどの距離のラインで1377尾を釣りました。
 本日は船頭さんの都合でボートに乗ったのがいつもより早かったのでボートの上で明るくなるまで待機しました。朝早い時間の暗いうちはハゼの食いが悪いので釣りをしなかったのです。それでも始まりは6時前でしたので納竿は午後3時半にしました。
 4日前にとてもよく釣れた沈船で本日はアタリがとても少なかったです。日によって食いが立つポイントが大きく変わっているようです。船宿情報と自分でハゼの着き場を突き止める努力というものが釣果に大きく影響すると思うのです。
2009年8月3日(月)
8月3日(月)江戸川放水路の夏ハゼのミャク釣り、7〜13pを1539尾。10束釣り今季連続11回目。涼しくて釣りやすかったです。
 中潮。干潮9時31分、満潮16時49分。本日から中潮です。水色はやや澄みでした。
 6時の水温27℃、気温は23℃でした。日中32℃になりました。朝曇り、朝から北東の風、午後は東南東に風が回りました。午後陽射しが出ましたのでオシボリを使いました。
 船宿、伊藤遊船さん。
 6時から16時まで10時間の釣り、153尾/1時間。8時半までで483尾、11時で921尾、夕方で1539尾でした。上げ潮になってから一段と食いがよくなりました。
 1.8mサオ2本使用、途中で2.1mサオを2本出して沈船の外側で釣って良型揃いで200尾を釣ってとても気持がよかったです。思い通りの釣りでした。
 道糸ナイロン1号、先糸ナイロン1.2号、ナス型1号オモリ、袖バリ1号、ハリス0.4号糸付きバリ、ハリスの長さ3p、胴付仕掛け。
 青イソメ使用。
 朝一番で船宿の対岸、左岸、東西線鉄橋上手、放送用のスピーカーの前辺りで釣りました。小粒、大粒交じりで入れ食いました。上流方向へ少しずつ移動しました。岸際の水深1mほどがよかったと思いました。483尾釣って移動しました。というのは、本日の場所は私としては「飽きる」のです。どういうことか分かりませんが、この辺の釣り場では根気が続かなくなるのです。本日も、もういいやっ、と思ってしまったので、そそくさと移動しました。
 行った先はゴロタの前の瀬の上。すぐに10尾釣れました。ただし7〜8cmクラス。いまいち納得できなくて、釣れるのは分かりましたので周囲の釣り場をグルーッと一回り見渡しました。行きたいところには他宿のボートがいます。割り込むのもなんとなく気が引けて、沈船方向を見ました。だーれもいません。立ち込み釣りが一人だけ。
 沈船は釣れないから誰もいないのか、たまたまいないのか、場所を休ませているのか、ともかく誰もいません。ならば、瀬の上は小粒だけれども釣れることは分かりましたので沈船でもしも釣れなければもどってくればいいと思って移動しました。
 立ち込みの人の邪魔はしてはいけませんので沈船の外側へ出ました。1.8mサオで道糸15p余り位の水深です。エサを1.5cmと大きく付けてみました。ここは良型が多いからです。
 普段はいろんなボートが必ず何艘かいて私なんかが割り込む隙間もないようなポイントです。本日はボートは私一人です。釣りたい放題です。いやいや釣れました
 北東の風で引き潮ですからボート尻が沈船に直角になったり斜めになったりという具合です。ボート尻が牡蠣礁の上に乗ったり外れたりです。真上から仕掛けを落とし込みます。2本ともググッとくれば2本とも釣ってしまいます。片方だけの時はそっと仕掛けを落としておきます。ともかく入れ食いでした。モジモジッギュギュギューンという按配です。
 沈船の外側はサオいっぱいですから2.1mサオを出しました。これがよかったみたいです。ちょっと風も出ましたのでそれでよかったのでした。ボートからちょっと離れた場所が探れました。
 干潮時間になってからも釣れますので、今度は上げ潮を期待して沈船の上流側へ移動しました。今度は沈船から上手へ釣り上がる作戦です。ミオ筋から干潟へ上がる斜面を釣りました。1.8mサオいっぱいから水深1.2m程度までのラインです。本日は水深50cmとかの浅場はいっさい釣りませんでした。だいたいが、水深1.5〜2mのラインでした。なぜかといいますとこのラインでデキの良型がよく釣れたからです。ですから潮が高くなるにしたがって1.8mサオで釣れる範囲の水深を釣り歩いたのです。ただし、干潟のタカへ上がるほど型が小粒になったような気がしましたので、この釣り方を中止して、沈船へ戻りました。
 潮が干潟へ上がりましたので沈船のすぐ横で干潟になっていた場所で釣りました。そして牡蠣礁の方へ動きました。時間まで大中小の交じりでよくヒットしたと思っています。
 本日は伊藤遊船さんのボートが3雙、高圧線から下流域へ釣りに行きました。みなさんそこそこに釣れたということでした。これまで全く釣れなかったのが本日になって急にハゼが釣れるはずがありませんので、これにはワケがあると思いました。
 というのは、行徳・船橋沖の海水がとても悪いのだそうです。ですから沖のハゼが川の中へ逃げてきているのだろうというのが大方の意見なのです。私もこれには賛成です。いままででも何度も経験してきたことだからです
 そうはいってもアオシオになるかならないかというきわどい水質ですから、悪い方へ動いてアオシオ発生などとは願い下げにしてほしいと思っています。
 とにもかくにも、綱渡りの水質ではあるのですが、間隙を縫って本日はいい思いができたと我ながら喜んでいる次第です。
 結論としては、ハゼの魚影は滅法濃いと申上げておきます
2009年7月29日(水)
7月29日(水)江戸川放水路の夏ハゼのミャク釣り、7〜12pを1378尾。10束釣り今季連続10回目。終日大風で大荒れの天気の中で釣りました。風を味方につけました。
 小潮。干潮3時49分と15時15分の2回、満潮10時16分。本日から小潮です。水色はやや澄みでした。
 6時の水温27℃、気温は25℃でした。日中30℃になりました。水色はやや澄み。朝曇り一時雨、朝から南の風がややありました。10時過ぎから夕方まで強風になりました。カッパを着て、その上に船宿支給のライフジャケットを着て、そのスタイルで釣りましたが10時過ぎからは平常のスタイルに脱ぎました。太陽が出てからはオシボリを使いました。シロウサギが一日中出ていました。タオルを一枚風で飛ばされてしまいました。悪天候の一日でした
 船宿、伊藤遊船さん。
 6時から16時まで10時間の釣り、137尾/1時間。8時半までで500尾、正午で800尾、夕方で1378尾でした。本日は強風の中順調に釣りました。食いしぶりというのは体験しませんでした。
 1.8mサオ2本使用、途中で2.1mサオを2本出して300尾釣りました。気持がよかったです。思い通りの釣りでした。道糸ナイロン1号、先糸ナイロン1.2号、ナス型1号オモリ、袖バリ1号、ハリス0.4号糸付きバリ、ハリスの長さ3p、胴付仕掛け。
 青イソメ使用。
 朝一番でゴロタの前の川中の瀬に行きました。1.8mサオで30cmあまりくらいの水深でしたが、ポツポツと8〜9pクラスが釣れました。釣れるのが分かりましたので偵察のつもりでゴロタの下手のミオから干潟に上がっていく斜面で釣りました。左側が70cm位、右側が1.4m位の場所でした。7〜8cmクラスがよく釣れました。ここで100尾を釣りました。そこで川中の瀬に戻りました。こちらの方が型がよかったこともありましたが、遊び心で2.1mのちょっとばかり長いサオで釣ってみようと思ったからでした。
 瀬の上では2.1mサオを出しました。いずれ1.8mサオでは釣れなくなるからです。それと風が少し強めに吹いていましたのでサオいっぱいの釣りだと空ツンが多くなりますので、これは糸が張っているといい時と悪い時がありますので、本日はどうも型がいまいち大きくないのでアタリがあっても乗らない気がしましたので長いサオを出して糸をたるませて釣る作戦にしたのです。ですからはじめた当初はサオを手に持っていますとラインがかなりたるみました。ですから思い切り前方に振り込んでラインをナナメにして釣りました。釣れますので置ザオになりますがサオの長さとラインのタルミでアタリを吸収してハゼの食いつきがとてもよかったと思っています。アタリをあわせて空振りが多いと感じた時に糸をたるませて釣る方法です。これならば食い込みがとてもよくなる場合があるのです。本日はそれが良かったかと思っています。
 2.1mサオでラインのあまりが少なくなった8時半頃になってちょうど400尾になりました。2.1mサオで300尾釣ったということです。いい思いをしたと思っています。
 風も強まってきましたので今度はボートを漕いで下手の沈船へ行きました。波とウネリを比較的に避ける場所へ行ったということです。H遊船のボートが4隻いました。みんな沈船周辺に張り付いて釣っていました。本格的に腰を据えてここで釣るのは今シーズン初めてです。私は沈船と岸との中間にある牡蠣礁の周りで釣りました。水深は1mほどでした。牡蠣礁のすぐ近くを釣るようにボートを留めました。保護色で黒く変色したボディの良型ハゼがとてもよく釣れました。根掛かり周りで釣れるハゼの特徴です。
 オールで底を突きながら牡蠣礁を確かめながら釣りました。牡蠣の上は真上から落としこみで投入しました。これは成功しました。沈船にきて968尾を追加しました。根掛かりを恐れずに釣ればいい釣りができると思いました。本日は牡蠣礁から離れてもデキの良型がとてもよく交じりました。
 船宿にあがったときに、鈴木さんは大風で波も高かったのにたくさん釣ってきて釣れるコツがあるのですか、と船頭さんが質問しました。私は風を味方にすることですよと答えました。
 H遊船の常連さんで私の知り合いが釣りにきていましたので、下流域での釣りの様子を聞いたところ、今年はまったく釣れないのだそうです。H遊船さんとしては水門から上流へボートを曳いて釣りをしてもらっているのだそうです。今年は下流域は絶望的な状態なのだそうです。
 私の釣り手帳の記録では、昨年は7月26日と27日が江戸川でもアオシオで更に7月30日もアオシオになっていました。ハゼが死ぬような規模のものではありませんでした。今年は南風が毎日強いのでアオシオ発生が押さえられていると思うのです。南風がおさまって東寄りの風が吹くようになりますとアオシオが発生する可能性が強いと思っています。小規模なアオシオであればハゼが食い渋るだけでどうということはないのですが、昨年のような大規模なものはないように願っています。
2009年7月24日(金)
7月24日(金)江戸川放水路の夏ハゼのミャク釣り、7〜12pを1237尾。10束釣り今季連続9回目。大荒れの天気の中で釣りました。下げが効いてからは浅場ではまったく釣りにならなくなってしまいました。釣れなかったということです
 大潮。満潮5時46分。干潮12時35分。あさってから中潮になります。水色は澄み。
 船宿、伊藤遊船さん。
 6時から16時まで10時間の釣り、123尾/1時間。9時までで631尾、730と数え違いをしました。風が強くて途中で数を確認しているヒマがありませんでした。正午で820尾、午後3時で1171尾、66尾追加して納竿。本日は数え違いを2回やってしまいました。1回目は100尾多く数えてしまったし、2回目は50尾余分に数えてしまいました。ですから自己申告数字ですと1380尾ほどにもなってしまったのです。こんなミスは私にとってとても珍しいことです。船宿の検量してくれた人に申し訳なかったと思いました。
 6時の水温26.5℃、気温は26℃でした。水色は澄み。朝曇り一時雨、朝から南東の風の強風でした。終日ときどきにわか雨が降りました。午後になって南西の風に変わりました。カッパを着て、その上に船宿支給のライフジャケットを着て、首にタオルを巻いて、そのスタイルで釣りました。太陽が出た時はカッパを脱ぎました。シロウサギが一日中出ていました。悪天候の一日でした
 1.8mサオ2本使用、道糸ナイロン1号、先糸ナイロン1.2号、ナス型1号オモリ、袖バリ1号、ハリス0.4号糸付きバリ、ハリスの長さ3p、胴付仕掛け。
 青イソメ使用。
 朝一番で伊藤遊船さんの桟橋上手右岸、繋留してある船の間に入りました。潮が高いので絶好の釣りになると思ったのですが空振りでした。10尾釣ってあきらめました。ハゼはいったいどこへいってしまったのだろうかというような様子でした
 下流へ向って風と波に逆らって一生懸命にボートをこぎました。エッサエッサという感じです。ゴロタの下手へいくつもりが疲れたので途中で石垣護岸の前でストップして竿を出しました。なんと10〜12cm級の入れ食いでした。ならばここでしばらく釣ってみようと思って50〜100尾釣ると風下へボートの長さ分だけ動いて岸側と沖側を釣りました。
 護岸の波除ブロックが水面に出るくらいまで水位が下がったところで急に釣れなくなりました。アレレッと思って護岸の場所を変えてみました。粒は小さいし数は釣れません。どうしたものかと思ったのですが、思い切って移動することにして、ゴロタの下手右岸沈船近くへ行きました。O遊船のボートがいました。その手前で水深60pほどのところで釣りました。ポツポツですが7p級が釣れましたが入れ食いはありません。これでは仕方がないと思って今度はジグザグに動きながら異なった水深を釣りましたが思わしくありません。
 そこでアタリの多い場所を捜そうと思って頻繁に移動しました。ゴロタの下手は4ヶ所釣りました。ミオ筋の斜面もあまり釣れませんでした。ゴロタの側も釣れませんでした。ゴロタの上手へ回り込んで3ヶ所釣りましたがとてもつまらなかったです。
 そこで川の中心部の瀬になっている場所へ行きました。二ヶ所釣りました。1.8mサオで道糸10pあまりくらいの水深の時間でポツポツと7〜8cm級が釣れました。ここはもっと水位が下がってからもう一度きてみようと思いました。風が猛烈に強くてシロウサギが立っていてサオいっぱいではちょっと釣りづらいからです。
 次に石垣護岸のまえにいきました。朝600尾ほど釣った場所の沖目です。水深50cm位でした。ポツポツ釣れました。でもこの場所はもう少しすると干潟になってしまうのであきらめました。この近辺を3箇所釣りましたが食いはとても悪かったです。
 水位がちょっと下がったのでさっき試し釣りをしておいた川中の瀬に行きました。この時点で本日は浅場の釣りは100%あきらめました。瀬の上で本日は討死覚悟で勝負してみようと思いました。相変わらずシロウサギがあたり一面に立っています。風がビュービュー吹いています。波がすごいです。覚悟を決めましたのでそんなことにかまわずにアンカーロープを長く出して留めました。結局、瀬の上のこの辺一帯にハゼが集っているという感じだったのでした。とてもよく釣れました。
 いつもは干潟からミオへ落ちた斜面で釣れるのに本日は思わしくなくて、ミオの外側の川中へ向う斜面にハゼがたくさんいたのでした。このようなことはあっちこっち積極的にハゼを探し回って到達した結論でした。アタリの出具合を調べて回って結局のところ瀬にもどってきたのでした。風と波が強くてロープが長いのでエサを大きくつけて空振り交じりであわせました。空振りしてもその次の振込みで釣れてきました。エサ付けは1cmから1.5cmほどで十分でした。
 ところどころに沈み根があり10〜12cmのデキの良型がたくさん釣れました。ヒネと見間違うサイズのデキも何尾かいました。いままで瀬の上でこんな良型をこれほどたくさんまとめて釣ったことはありませんでした。本日は何度も何度も置ザオをハゼが持っていってしまいました。
 ボーの移動はかなり頻繁にやったと思います。30〜50尾釣ると動きました。型が小さい場所はすぐに動きました。動いた回数を覚えていないほどたくさん動きました。本日はそのようにして釣ったほうがよかったと思っています。
 本日はハゼが短時間にこのように大きく移動するものかと思うほど期待していた場所には思ったほどハゼがいなくなってしまったと思えました。ハゼを探すことができないと食い渋りということで済ませてしまうことになるのと思います。
 本日は上げ潮になっても浅場では釣れなかったようでした。見ていて分かりました。
 立ち込みの人が、お宅は随分とチョコチョコ動くねえ、と私に声をかけてきました。ちょうどアタリの出具合を調査していた時でした。立ち込みは本日は貧果だったといっていました
 本日は下げが効いてからは浅場では一気に釣れなくなって、上げ潮になっても浅場では釣れなかったと思っています。もっともハゼいたのはゴロタの正面の瀬で右岸に向っての斜面にたくさん着いていました
 ただし、あしたもあさってもそのようになるかどうかはまったく不明です。日によって状況が違ってきますので釣れないときはハゼを探してまわるしかないと思うのです。それにしても本日は悪天候の中で大健闘できたと満足しています。
2009年7月17日(金)
7月17日(金)江戸川放水路の夏ハゼのミャク釣り、5〜11pを1649尾。10束釣り今季連続8回目。過去21年間で5番目の釣果でした。大釣りできました。本日は私にとっては釣り日和でした。
 長潮。干潮6時12分と17時41分。満潮13時00分。本日はとても釣りやすい潮だと思いました。
 船宿、伊藤遊船さん。
 6時から16時まで10時間の釣り、164尾/1時間。6時から9時までの3時間で493尾、164尾/1時間、ゴロタ沖の瀬の上で釣りました。7〜8p級の入れ食いでした。10p以上は10%程度でした。ゴロタの下手に移動してからのものが100尾程度含まれています。
 9時から13時までで692尾追加、173尾/1時間でした。ゴロタ下手の水深1m前後を釣りました。その深さが一番大きいサイズがつれたと思ったからです。本日は波除の蛇籠に近づくにつれて方が小さくなるようだと思いました。
 13時から16時までで464尾追加、154尾/1時間。
 6時の水温27℃、気温は24℃でした。水色はササニゴリ。朝曇り、10時までの間に4回ほどスコールのような雨が降りました。ボート内の雨水をバケツでかきだしました。カッパを着て、その上に船宿支給のライフジャケットを着て、首にタオルを巻いて、そのスタイルで終日釣りました。本日はとても涼しかったと思いました。例えれば、エアコンの効いている部屋で扇風機を強にして回しつづけている状態だと思いました。この状態であれば釣り人にとってもハゼにとってもいい状態だとおもいました。川の水はぬるま湯のようで終日なまぬるかったです。
 1.8mサオ2本使用、道糸ナイロン1号、先糸ナイロン1.2号、ナス型1号オモリ、袖バリ1号、ハリス0.4号糸付きバリ、ハリスの長さ3p、胴付仕掛け。
 青イソメ使用。7〜8cm級が中心で10p以上は感触として10%程度だったと思いました。5〜6cm級も交じりました。ということは、本日のポイントは孵化が遅いポイントだと推測できました。したがって食わせのエサ付けは米粒程度からせいぜい1cm程度までにしました。前提として1〜1.5p程度につけた寄せエサを多用しました。ピンポイントでアタリを出しつづけることができました。
 朝一番でゴロタの真正面の川中の瀬に乗りました。長潮の干潮時間帯で水深が70cm前後の場所でした。川底は固めの砂地でした。中心部に行くにしたがって小粒でした。よって、ゴロタへ向っての斜面へ戻ってゴロタ前のミオ筋近くまでを釣りました。ともかくハゼを寄せることを心掛けました。このような「平場」で釣るときはボートを頻繁に移動するか、ハゼを寄せて釣るかのどちらかなのです。本日は積極的に寄せを心掛けました。それは魚影が濃いと判断したからでした。そうでなければ移動回数を増やす作戦にしていたでしょう。そんなわけで、一箇所で最低100尾は釣るつもりで臨みました。そうはいっても70尾程度で見切りをつける場所もありました。
 風が出る様子がありましたので、また、潮も高くなってきましたので水深1.6m程度になったとろで見切りをつけて浅場へ移動しました。
 ゴロタの上手をみたところ前回私が釣っていた場所にはボートが8雙ほどはいっていました。そこへ割り込むのも躊躇されましたので,思い切って今季の実績ゼロの場所であるゴロタの下手を釣ることにしました。ダメであれば強引になるかもしれませんがゴロタの上手へはいるつもりでいました。
 ところが釣ってみるものです。いました、いました。入れ食いになりました。但し、型はデキの中型で、2番子3番子というサイズです。でも嬉しくなりました。ハゼの新規供給が続いている証拠だからです。1番子は1649尾のうちの10%程度かと思われました。
 ゴロタ下手30mほどから、さらに、その下手へ釣り下りました。沈船の上手50mほどまで行きました。沈船にはH遊船のボートが3隻いましたので近づくのを遠慮しました。ですが、午後にはそのボートも移動して私たちと合流しましたのでさほどの釣れ具合ではなかったと思ったのです。
 そのようにしてゴロタと沈船の間を2往復しました。蛇籠からミオまでの間に牡蠣礁の帯が二筋ありますのでその間の砂地を積極的に釣るようにしました。これは干潮時間に確認済みのことでした。昨年よりも牡蠣礁が発達していました。
 ボートが風と潮で振れますので牡蠣礁近くへボート尻が行くこともあります。そのようなときは10pオーバーの良型の入れ食いになるのです。風と波の静かな日であれば牡蠣礁スレスレを釣ることができますので良型をそろえることが出来ると思いました。でも本日は仕方がありませんので「釣れてくるハゼ」を釣るように心掛けました。
 釣果のペースは終日同じようなペースで釣れたと思っています。時速200尾などというペースは2時間程度しかなかったと思っています。
 アカエイが何尾もボート近くを泳ぎましたので、本日未明からの東よりの風が影響していて行徳沖の水質がややアオシオ気味なのだろうと思いました。帰宅してから確認しましたらやはり昨日よりは悪くて貧酸素水塊が行徳沖に出現していました。
 アオシオでハゼが浮くなどということはないと思いますが、食い渋りのときは浅場を狙ったほうが数は揃うと思いました。本日はそこまではいっていませんでした
 なお、鵜の大群、1万羽とかいう単位の大群が放水路内を飛び回っていて船宿の人達が一生懸命に追い払っていました。私もボート近くに着水しようとする大群を手を叩いたり大声を上げたりして追い散らしました。ボートの人全員がそうすればボート近くへはこないと思いました。
 今後としては鵜の「食害」が懸念されます。昨年はアオシオ、今年は鵜の食害の心配ということです
 ともかく本日はとてもよく釣れました。
2009年7月13日(月)
7月13日(月)江戸川放水路の夏ハゼのミャク釣り、5〜11pを1246尾。10束釣り今季連続7回目。
 本日から小潮です。満潮7時46分。干潮14時05分。本日の潮は朝一番の時間でどのくらい釣れるかが勝負でした。強風の予報だったからです。希望どおりの釣果だったと思っています。風との闘いでした。
 船宿、伊藤遊船さん。
 6時から16時まで10時間の釣り、124尾/1時間。6時から10時半までの4時間半で901尾、200尾/1時間、これは計算どおりでした
 10時半から16時までで345尾追加、63尾/1時間にペースダウンしました。原因は南西の強風のためでした。川全体にシロウサギが立ち、ウネリもあって、風もビュービューで釣り辛くなってしまいました
 6時の水温25.5℃、気温は25℃でした。水色はササニゴリ。晴れ、南西の風がとても強くなりました。オシボリ2本交互に使用。
 1.8mサオ2本使用、その他のタックルは前回と同じでした。
 青イソメ使用。
 朝一番でゴロタの上手100m付近へ行きました。風もなくてとても釣りやすく入れ食いでした。この辺は砂地で根掛かりも少ないので、つまり、平場なのでとても釣りやすいのです。水深は70cmほど。
 釣れてくるハゼは7〜8cm級がほとんどで、判を押したように粒が揃っているのです。あと一週間したらもっと釣りやすいサイズになると思いました。
 風が強くなったので、釣れたハゼが仕掛けごとヒラヒラと空中を乱舞します。そのようなサイズだったということです。透きとおってきれいに見えました。
 1時間釣って波のためにあきらめて右岸側、石積み護岸の前へ行きました。風と波とウネリがひどいので、沈んでいる波除コンクリート付近を釣ることができません。仕方なく沈みコンクリートの先の砂泥地を釣りました。ここも同じようなサイズのハゼ。コンスタントに釣れますので、まあ、いいかっ、と思って釣りました。
 船頭さんが護岸の上に来てハゼを持っていくというので渡したところ901尾いたといいました。おおっ、本日はこれでいただきっ、と思いました。あとはどんなことになっても10束は必ず行くからです。日程調整の結果ですが、本日は強風の予報を承知での釣行です。ですから、午前中で900尾も釣れることは願ってもない釣果です。ですから、いただき、と思ったのでした。
 そこで偵察をしようと思ってゴロタのすぐ手前まで下がりました。私がこれまで釣っていた場所に伊藤遊船さんのボートが多数いて、それにT遊船さんとO遊船さんのボートもいたのですから、皆さんがみんな岸寄りに移りましたので右もボート左もボートという具合でしたので偵察に出たのです。結果としては動かずにいたほうが数は揃ったと思えました。ゴロタ上手へいったところ、一段と風がすごいです。サオがビュッとしなっています。それでもポンポン投げて風のまにまに引きずって釣りました。本日はけっこうな数がいたと思いました。風さえなければきっと入れ食いだったと思うのです。それほどによくヒットしました。ゴロタ周辺もいよいよ釣り場としていい具合になってきたようです。なお、ゴロタ前に朝入るときに川中の瀬の上でサオを出したところすぐに釣れましたので瀬の上もポイントに加えてもいいかと思いました。
 ただし、本日はこの付近に鵜の集団がきていて40羽ほどでしょうか群れていました。
 シロウサギが猛烈に増えて「危険」を感じるようになりましたので、伊藤遊船さんの桟橋まで戻りました。伊藤さんのお客さんがたくさん避難している中へもぐりこんで、先客のボートにここは釣りましたか、などと声をかけて釣りをしました。たいがいは既にサオを出されていた場所ばかりでした。
 潮止まりの食い渋り中をポツポツと釣りました。
2009年7月7日(火)
7月7日(火)江戸川放水路の夏ハゼのミャク釣り、5〜16.5pを1534尾(ヒネ4尾含む)。10束釣り今季連続6回目です。過去21年間で初めて10束釣りができた場所でした。満足でした。予定外の釣り場選定でした。5460g、3.6g/尾。6月10日が1227尾で2635gで2.1g/尾でしたから1尾当たり1.7倍の大きさになった計算です。ボリュームたっぷりでした。型揃いでした。
 本日から大潮です。満潮3時58分と18時01分。干潮11時02分。本日の潮は朝一番の時間でどのくらい釣れるかが勝負でした。希望どおりの釣果だったと思っています。
 船宿、伊藤遊船さん。
 6時から16時まで10時間の釣り、153尾/1時間でした。6時から9時までの3時間で600尾、200尾/1時間、これは計算どおりでした。
 9時から12時までで360尾追加、この3時間は120尾/1時間でした。11時前後が1時間に70尾というペースでしたので平均釣果は下がりました。正午までに合計960尾でしたので160尾/1時間ですからいい気持ちで釣ったということになると思います。
 正午から16時までに574尾追加できました。143尾/1時間のハイペースでした。

 6時の水温24℃、気温は23℃でした。水色は澄み。曇り時々晴れ間、南西の風が強くなりました。オシボリ2本交互に使用。
 1.8mサオ2本使用、その他のタックルは前回と同じでした。
 青イソメ使用。胴体の固い部分を積極的に使いました。潰さずに長さ1cmほど、ちょっとタラシが出る程度。本日の場所は一番子が多数釣れました。こんなときはとても「簡単な」釣りです。
 朝一番で伊藤遊船さんの桟橋上手を岸方向へ入り、繋留してある大船の間を抜けて岸近くへ行きました。水深は50cmほど
 今シーズン初めてサオを出す場所。じつは出船前に茨城から来たIさんが,先日キス釣りにきたとき出船前にヒマだから陸釣りしたら30分で50尾釣ったといいました。また、今日は陸からのぞいたらザアーッとハゼが逃げたというのです。
 その話を私にするのです。Iさんは対岸へ行くといいます。私は最上流域へ行くつもりでいたのですが,それは本日は風になる予報なので最上流域の桟橋に隠れて風を避けようと考えていたからです。
 それがIさんの話ですっかり気が変わりました。ダメ元で伊藤さんの桟橋前の岸近くで釣ることにしたのでした。桟橋と繋留してある大船で風を避けられるのは最上流域と同じ事なのでダメ元で釣ってみようと思ったのでした。これも私一流の「変わり身の早さ」とでもいうのでしょうか。Iさんの言葉をまっとりと真に受けたのでした。
 釣ってみたらIさんの言葉どおりで浅場なのに8〜9pのサイズの入れ食いです。遅れて来た釣り人が陸から私の釣りを観察しています。私は釣りに集中していましたのでただただ必死に釣っているだけ。
 この場所は岸から10m先が泥地になります。9時頃には泥地部分にきてしまいました。それでもエサはタラシを出して、ともかくなるべく定点にハゼを寄せる作戦です。魚影がかなり濃いようなので一箇所でハゼを寄せて釣り続けた方が効率がよいからです。私は2本ザオですから、右左と少し離して二ヶ所に寄せました。片舷を上と下の二つに分けてそれぞれで50尾ずつ、合計100尾を片舷で寄せて釣りました。本日はそれができるような魚影だったということです。
 それを可能にするのは@エサ打ちを寸秒たりとも途切らせないこと、途切れるとすみやかにハゼはいなくなりますAタラシを出してエサを大きくつける、以上二つを心掛けました。ですからハゼはずいぶんとたくさん寄せることができたと思っています。
 本日は途切れなくアタリが出て、釣れている時間帯は一箇所で200尾は釣れました。釣っても釣ってもハゼのアタリが続きました。これは寄せが成功したのだと思いました。またそれだけの魚影の濃さの証明でもありました。
 水位が下がったので繋留してある大船の尻の先へ出ました。ここは牡蠣の小群落が点在していて根掛かりが激しいのですが,水色がやや澄みですから水中が黒く見えます。それが貝ですからそれを避けてそっと振り込みました。落とし込みという方法と、前方へ振り込んで水面の少し下を手前へオモリを水中遊泳させる方法の二通りで釣りました。水中遊泳させますと私の希望のところでサオを少しお辞儀させればオモリが軟着陸させられます。そのときにムズッとかモジッとかググッとかアタリがあるのです。それを積極的にあわせました。本日はそれが大成功でした。
 干潮時間帯の2時間は桟橋から少し離れてT遊船との境界あたりにまで釣りに出ました。牡蠣の群落と泥地との間を釣りました。根掛かりが多かったです。
 上げ潮にかかってからは伊藤さんの桟橋近くを釣りました。風と波でボートの揺れが大きかったです。それでも桟橋下の牡蠣礁が波除になりましたので釣りは楽しめたと思いました。
 上げ潮になってからは一段と食いがよくなって、エサ付けはかなりラフにしましたがアタリは途切れなくありました。本日はハゼのご機嫌がすこぶるよかったように思いました。
ただし、風をまともに受けるポイントで釣った人はボートが揺れて苦戦したようでした。
 本日は私のポイント選定がよかったと思っています。風を避けましたので逆に暑かったです。オシボリを使いました。
 納竿直前の一時間は水位も大分高くなりましたのでT遊船と伊藤遊船さんとの境界近くの岸寄りでマイボートの尻付近の浅場を積極的に釣ってラストの数をまとめました。
2009年7月3日(金)
7月3日(金)江戸川放水路の夏ハゼのミャク釣り、5〜11pを1392尾。10束釣り今季連続5回目です。9時間半の釣果です。
 若潮、明日から中潮です。干潮8時10分。満潮15時49分。本日の潮は朝一番の時間でどのくらい釣れるかが勝負でした。
 船宿、伊藤遊船さん。
 6時半から16時まで9時間半の釣り、146.5尾/1時間でした。6時半から9時半までの3時間で300尾、100尾/1時間、これは計算どおりでしたが、中流域へ移動してしまおうかなどと思うほどにもどかしい釣りでした。内心はかなり焦りました。必死になってのその釣果だったからです。
 9時半から12時までで370尾追加できました。この2時間半は148尾/1時間のハイペースになりました。原因は思い切った「場所替え」をしたからです。どうやら正午までの予定数近くまで挽回できました。
 正午から16時までに722尾追加できました。180尾/1時間のハイペースでし
た。
 6時の水温23℃、気温は20℃でした。曇り時々薄日、東のち南の風。朝はカッパを着ていてちょうどよかったのですが、日中は脱ぎました。
 1.8mサオ2本使用、その他のタックルは前回と同じでした。
 青イソメ使用。本日は朝の3時間は尻尾のやわらかい部分を積極的に使いました。午後は固い部分でも小さめに付ければOKでした。
 朝一番で最上流域の左岸、T遊船とO遊船の間に入りました。そこはやや軟らかい泥地。干潮間際で水が少ない。すぐに20尾釣れましたが気に入りませんでした。雰囲気が琴線に触れなかったのです。
 そこで右岸側、検潮器のある前に行きました。水深50cm〜1.5mを釣りました。型が小さくチリチリというアタリ。エサを小さく軟らかくつけて対応しましたがせっかちな私の我慢の限界になりそうでした。この付近は2番子のサイズです。立ち込み釣りが連日攻めているので一番子はかなり釣られてしまったようです。つまり「場荒れ」気味だと判断しました。そこで立ち込みの人のサオが届かないエリアを釣りました。それでようやく1時間100尾のペースへ持ち直したのです。干潮時間前後とはいえ、私としては100尾ペースでは満足できませんでした。型が小さいということも原因でした。
 これでは昼近くまで粘るには、頭の中が「焼けて」しまいそうな予感がしましたので移動することにしました。はじは中流域まで下がってしまおうかと思いましたが思いとどまりました。理由は最後に記します。
 最上流域の青い送水管の上手、右岸、マイボートの尻にあたる沖目で水深1m前後の斜面になった場所。送水管から上手50mほどまでがポイントになります。ボートは上流を向いていますので、左へサオを振ると桟橋方向で水深が50cmで小型ばかり,右へ振ると水深70〜100pで駆け上がりになっていますし根掛かりも少しありますが一番子の10p前後の良型ばかりがそろいました。この場所は干潮時間にいい釣りができるポイントです。
 ここで昼まで粘りました。ハイペースになりましたのでご機嫌でした。上げ潮が効いてきたことも幸いしました。昼過ぎてからは干潟に潮が上がってきましたので桟橋の内側へ移動しました。水深が50cmほどしかまだありません。そっとそっと移動しました。
 このエリアで納竿まで釣りましたが、沖にいた10p前後のハゼがたくさん突っかけてきていて入れ食いでした。ドンドン岸の方へ寄りました。葦の繁みがある前まで行きました。底は固い砂地でした。置きザオをときどきハゼがもっていってしまうような食い具合でした。こうなりますとエサをつけて放り込むという繰り返しになるのです。一日に何時間かはこのような釣りをしたいものです。本日もそれが午後になって実現したのです。
 最後に、本日予定変更して私が最上流域での釣りをした理由を述べます
 じつは、本日は、前回釣った東西線操車場前の右岸、石積み護岸の前で釣る予定でシュミレーションをしてきていたのです。ところが、伊藤遊船さんの10束釣り経験者第二号の高校生の浜田君がハゼ釣りにきたのです。そこで私は最上流域へ、浜田君は私が釣り予定していた場所周辺を、ということに話し合って決めたのです。そうすれば二ヶ所での釣れ具合がいっぺんにわかるからです。私が浜田君の釣り技術を信用していた証拠です。また、10束釣れる釣り人が操車場前のポイントへ二人入る、ということは、今の時季で、今年の様子で、本日の潮回りで、という条件を考えたときに、二人そろって10束を釣るということがとても難しいと思えたのです。私が最上流域へ行った理由がもうひとつあります。浜田君が最上流域での釣り経験がゼロだったからです。ここは私が行くべきだと思ったのです。
 結果オーライで、浜田君が1180尾、私が1392尾ということで、二人とも10束釣りができました。浜田君は大健闘したと思っています。
 ということは、本日は食い渋りだったからです。中流域では赤エイが多数群泳していたそうです。これはアオシオかアオシオ気味の潮のときの特徴ですから、中流域はなかなか食い渋りが抜けなかったのではないかと思うのです。
 その中での10束オーバーですから、浜田君は多分午後のワンチャンスをモノにしたのだと思うのです。その「ワンチャンスをモノにできる」ということが1000尾を釣る上ではとても大事なことなのです
2009年6月25日(木)
6月25日(木)江戸川放水路の夏ハゼのミャク釣り、5〜10pを1319尾。10束釣り今季連続4回目です。体力温存のために1時間早上がりしました。
 大潮の最終日、明日から中潮です。満潮5時43分、干潮12時50分。本日の潮時は朝の3時間が勝負の潮です。流れが速くて水位の低下が激しいからです。また干潟の露出割合がとても多かったからです。座礁したボートがありました。午後の上げ潮は2時間あまりしかチャンスがありません。
 船宿、伊藤遊船さん。
 6時から15時まで9時間の釣り、146.5尾/1時間でした。6時から9時までで600尾、200尾/1時間、これは目論見どおりのハイペースでした。願わくば午前中に10束まで到達したかったのですが950尾でした。船の引き波ですっかり濁りが出てしまいペースダウンしました。正午までに350尾追加できましたが126尾/1時間のペースになってしまいました。これは予定のうち。午後からは3時間で369尾追加、123尾/1時間でした。
 本日は1時間早く上がりました。愛妻の言葉を受け入れた結果。もう歳だから身体を労わんなきゃあ、ということでした。それと3時には1300尾になったと思いましたので、もういいかっ、と思ったのです。
 6時の水温23.5℃、気温は23℃でした。曇り時々晴れ間、北のち南の風。朝はカッパを着ていてちょうどよかったのですが、日中は脱ぎました。オシボリは使いませんでした。釣り日和だったと思います。
 1.8mサオ2本使用、その他のタックルは前回と同じでした。
 青イソメ使用。太い青イソメをアタマだけ落としてあとはそのままで1号のハリにつけて潰さずに使いました。本日はそれでガバガバと食いついてきました。簡単な釣りでした。本日のような日は、なまじ細い青イソメはいいようで使い辛いのです。つまり、一回のエサ付けで釣れてくる数がどうしても少ないからです。硬くてしっかりと付いているエサが本日は良かったということです。
 朝一で中流域、東西線操車場前、青い送水管の下手、右岸、赤いヨットが放置されている下手の石積み護岸際を釣りました。
 種明かしをすれば
、本日のところは、じつは、最上流域を釣るつもりで、昨夜からいろいろと釣りパターンのシュミレーションをしていたのでした。船宿に着いて朝ご飯を食べているときも、頭の中は最上流域での入れ食いモードになっていました。
 ところがです、食事が済んで車を出て、大きな伸びをしてから下手をみると、陸っぱりが三人釣っていましたので冷やかしに行きました。二組とも入れ食いでした。ひとりは、振り出しの渓流ザオで、三徳テンビン、ハリスの長さ50cmの一本バリ、釣れるとハゼは掴まずにハリ外しではずします。ポトンとクーラーへ落としてオワリ。これが外れないで3分くらいかかります。見ていていい加減にしてといいたいほどです。おまけに青イソメはハサミで切って割箸でハリにつけるのです。このようなペースなのに入れ食いだといってクーラーにはもう10尾ほどいるのです。私が船宿に行ったのが5時過ぎですから、いったい何時から釣っていたのかと思いました。あと一組はカレイを釣るような硬いリールザオでリール付きでウキ釣りです。それなのにもう50尾も釣ったというのです。バケツを見せてくれました。たしかに、50はいます。
 その様子を見たものですから、昨夜からのシュミレーションを全部パーにしました。本日は絶対に送水管下手の護岸で釣る、と思い定めたのです。10束釣れなければそれはそれでよい、と思ったのです。私の気が変ったというのが真相です
 結果オーライなのですが、本日の潮時で釣るときはどうしても朝の3時間が勝負なのです。これに失敗しますとどうしても10束ギリギリとかちょっと足りないということになるのです。
 本日は時速200尾が3時間続きました。もうこれで本日はいただき、という気持になりました。あとは水位の低下が早く、船の引き波の濁りが出ますから、それらは想定の範囲内のできごとですから、少しもあわてずさわがず、時速100尾をキープすれば当然のように10束オーバーできますので、あっちにいったりこっちにきたりを繰り返して「偵察」をしたわけです。収穫はたくさんあったと思っています。
 一言で言いますと、川底の様子が例年とは大分違った場所が何箇所もある、ということでした。それと、ゴロタ周辺のハゼの大きさはまだまだ小さかったということです。送水管下手100mほどのところまでが粒が大きくて数もたくさんいると思いました
 釣れてくるヒネハゼが極端に少ないので、問題は、夏場にかけてのハゼの補充がどのような規模になるのか気になっているところです。今釣れているハゼは昨年末から1月にかけて産卵したものから孵化したものだからです。13cm超になったヒネがたくさんいればそれがいま産卵してくれますから夏場に小型がたくさん出てくるのですが、その辺のところがちょっと気がかりなところです。
 そうはいっても、今現在は最上流域も上流域も、そして本日のように中流域の上4分の1くらいの部分で釣れたわけですから、昨年のアオシオ被害のことを思えば「上出来」という判断をしてもいいのかと思えるのです。
2009年6月17日(水)
6月17日(水)江戸川放水路の夏ハゼのミャク釣り、5〜13pを1728尾(ヒネ1尾)過去21年間で第二番目の釣果でした。1996.6.23 1959尾、2007.7.26 1709尾、2003.6.27 1673尾がありました。1500尾台まではときどきはいくのですが、それから先はチャンス次第です。
 長潮、干潮6時02分と17時26分、満潮11時45分、あさってから中潮になります。
 船宿、伊藤遊船さん。
 6時10分から16時00分まで9時間50分の釣りで、176尾/1時間でした。6時10分から9時までで300尾、107尾/1時間、正午までに570尾追加で190尾/1時間のハイペース、納竿までに858尾追加、214尾/1時間の超ハイペースでした。
 6時の水温22.5℃、気温は17℃でした。曇り時々晴れ間、北のち南の風がやや吹き込みました。カッパを着ていてちょうどよい一日でした。着たり脱いだり。釣り日和でした。
 1.8mサオ2本使用、その他のタックルは前回と同じでした。
 青イソメ使用。ハゼは大きくなりましたので、アタマを落としたその下の固くて幅広の部分を縫い刺しして5ミリから10ミリ程度に切りました。本日の場合には、サオを手に持ってアタリをとると空振りの回数が多いというエサ付けです。私は2本ザオで10束狙いですから、どちらかというと、置ザオ釣法にしますので、エサ付けは硬くてやや大きめで、早合わせをしない、という釣り方をしました。本日はそれで正解でした。いつもいつもそれではワンパターンですから、それがいつもいいとは限りません。
 朝一で前回の場所へ行きました。最上流域、右岸、検潮器のある場所です。水深1〜1.5mを釣りました。長潮ですから干潮時間でもやや水量はありました。しかし、食いがよくなくて、1時間で100尾程度の釣れ具合でした。我慢して移動を繰り返して釣りましたが9時の時点で300尾でした。
 潮が干潟を隠すまではまだ時間がかかりますので、この場所よりももっと地盤が低い場所へ行きました。上流域の青い水道管の上手、右岸側、マイボートの係留場所です。この辺りはすでに干潟が隠れていました。でもまだ水深は30cmと浅いのでボートを乗せられないのでその手前の斜面で釣りました。
 いいペースでした。水深は70pから1mというところでした。北風が吹いて潮も上がりましたのでボートをタカへ上げました。水深は50cmというところでした。
 ここで昼に870尾になりました。この3時間は入れ食いで1時間で200尾程度は釣った感じでした。これは釣れるペースでわかるのです。経験でわかる、いうところです。
 引き潮にかかってからは一層よく釣れました。一つの場所で最低100尾はすぐに釣れました。オールで底を突いてボートの半分くらいをズルズルと下げました。その繰り返しでした。
 泥地の場所はペースが落ちましたので、すぐに砂泥地や砂地の場所へ戻しました。本日の午後は時速200尾ペースを維持するために半径20mほどのエリアを頻繁に移動して「新場所」を釣るようにしました。ともかく狭いエリアでした。
 2時間ほどして同場所へ戻ると引き潮で深場へ落ちて行くハゼが同程度のペースで釣れました。このようなことは珍しいと思いました。釣れるときはこのように釣れるものなのです。
 本日の長潮という潮が幸いしたと思います。大潮とか中潮とかで、干満の差が大きいとか、潮流が速くて水位の高低がすごく速いとかですと、釣りのペースを維持するのがとても困難なのです。時速200尾ペースが2時間で終ってしまうとか、1時間しかなかったとか、すぐに場所を替えなくてはならないとか、いろいろと大変なのです。
 その意味では本日は、釣れる場所さえ見つけてしまえば、潮どまりに関係なくいいペースで釣ることができたわけです
 ですから、小潮がいけないとか、長潮とか若潮は食いが悪いとかというジンクスはないと私は思っているのです。かえって、そのような潮回りの方が超大釣りの実績が多いわけです。
 大事なことはハゼが群れている場所をどれだけ早く見つけることができるか、それを短時間で一気に釣れるかどうか、ペースを長時間持続できるかどうかだと思うのです
 それにしても本日は21年間で2番目の大釣りに成功しました。それにしても2000尾にはまだ届きません。朝の3時間を200尾ペースで釣れていれば届きました。でもそれは「たられば」で釣り師にとっては禁句です。そのうちにチャンスがまわってくるかもしれませんのでそれを楽しみにしています。
2009年6月11日(木)
6月10日(水)江戸川放水路の夏ハゼのミャク釣り、5〜9pを1227尾
重量2635g。
前回よりも粒がいいので目方がかかりました。
 大潮、満潮5時16分、干潮12時24分。明日から中潮になります。
 船宿、伊藤遊船さん。
 6時から15時30分まで9時間半の釣りで、129尾/1時間でした。正午までで780尾、130尾/1時間、納竿までに447尾追加、127尾/1時間。
 6時の水温23℃、気温は21℃でした。南の風そよそよで、曇りでした。カッパを着ていてちょうどよい一日でした。
 1.8mサオ2本使用、その他のタックルは前回と同じでした。
 青イソメ使用。本日は粒を揃えるつもりでしたのでエサ付けをやや大きくしました。正解でした。ハゼも大分大きく育っていました。
 朝一は満水でしたので岸寄りにある葦の繁みで中州になっている場所を半周しました。背の低い葦は水中にありますので根掛かりしないように気をつけて釣りました。デキの7〜9pクラスの入れ掛りでした。
 最上流域、右岸側、Y遊船の桟橋の上手で釣りました。葦の際はやってみたかった場所です。潮回りの加減でこれまでチャンスがなかったところです。
 水色はササニゴリで気持のよい釣れ具合でした。
 エサはアタマを落として、その下の固くて幅の広い部分をハリに刺して5ミリから10ミリ程度に切りました。本日はエサを潰すとか、やわらかい部分を先に使うとかの配慮はいっさいしませんでした。
 ですから空振りがありますがデキの良型ばかりを拾うことができました。それだけの数がいる場所だったことが幸いしました。もしもそのエサ付けで空振りばっかりでしたらエサの使い方を変えたかもしれません。
 9時には500尾になっていました。それからは昼までに280尾しか釣れなかったわけですが、原因は「赤潮」でした。水位が下がるのは仕方がありませんが、それだけでなく、真っ赤になりました。バケツに水を汲みますと真っ茶色でハゼを入れてもハゼが見えないのです。過去に何度か経験がありましたのですぐに本日のような「ひどい赤潮」の場合の「対処法」を実施しました。簡単なことです。逃げることです。
 立ち込みの人たちは私よりもずっと沖側で立ちこんでいましたが、サオの上げ具合が緩慢なので朝から不思議に思っていたのです。そのわけがわかりました。流心に近いほど赤潮だったのでした。
 たまたま私が釣っていたエリアがはずれていたわけです。私は食い渋りの原因が赤潮と思いましたので、こんどは赤潮が被っていない場所に逃げて回りました。また色が少しでも薄い場所を捜して回りました。
 そんなわけでペースは落ちましたが午前中に780尾まで持っていくことができました。午後になって上げ潮になってからは赤潮も少なくなりました。ところが今度は立ち込み釣りの人たちがたくさん来ていて水際は思うようになりませんでしたので、繋留してあるボートの尻を釣りました。大潮の干潮時間で水深1m〜1.5mのラインです。思いのほかにハゼがたくさんいました。
 赤潮と立ち込みの人とで思いもかけない場所へ追いやられたわけですが、幸いというか運がいいというか、そんな場所でもとてもよく釣れたわけです
 今シーズンの10束オーバーはこれで2回目ですが、2回ともこれまでに10束を釣ったことのないエリアでの釣果です。これも珍しいことです。積極的に釣り場を開拓している証拠です。
 2回釣ってみて、このエリアの3分の1以下しか釣り回っていないことに気が付きました。潮回りを見ながらまだまだ釣りたい場所があると思っています。
 それにしても昨年秋のアオシオ被害後のハゼの釣れ具合を見て、今シーズン最初のミャク釣りの場所を本日のエリアに設定したことの「当たり具合」は正解だったものと考えているのです。
 ハゼの育ち方は昨年以上に早いのではないかと思っています。
 本日はいまの時季としての一番大きいクラスのデキハゼを釣るというターゲットをしぼった釣りをして10束オーバーでしたので満足しています。ただし、赤潮に遭遇していた時間だけが心残りでした。立ち込みの人の話では昨日はもっとひどい赤潮だったそうでした。
2009年6月4日(木)
6月4日(木)江戸川放水路の夏ハゼのミャク釣り、4.5〜8.5pを1292尾2125g。4.5pサイズはほんのごくわずかでした。6月中旬までの釣果としては自己新記録でした。
 じつのところ、昨年のアオシオ被害でハゼの90%以上が死んでしまったといわれている惨状から、今シーズンのデキハゼの湧き具合が心配されていたのです。ところが、心配は杞憂でした。自然の復元力というものはすごいと思いました。
 船宿、伊藤遊船さん。ボートの準備が忙しいようです。釣行前に電話しておくといいでしょう。また、釣りポイントはボートで出る前に船頭さんのアドバイスを訊きましょう。
 7時から16時まで9時間の釣りで、143尾/1時間のハイペースでした。正午までで630尾、124尾/1時間、納竿までに662尾追加、165尾/1時間。朝が1時間遅れの釣りでした。ですから、1時間に120尾のペースをキープできさえすれば8時間で960尾ですから10束釣りに届くかもしれないと思って釣っていました
 7時の水温21℃、気温は19℃でした。南東の風そよそよで、風がとても冷たかったです。曇りでした。暑い陽射しは差さず、雨降らず、強い風吹かず、カミナリ鳴らず、ということで、いわば、釣り日和とでも言える一日でした。
 中潮、干潮8時41分、満潮15時39分。中潮の初日で三日後には大潮になります。本日は下げ八分から潮どまりを挟んで満潮時間までを釣りました。終日よく釣れました。干潮の潮どまりを挟んだ午前中が辛抱の釣りで、正午の時点で600尾にまで持っていければ,午後からの勝負で1000尾に届くかもしれないと思っていました。
 1.8mサオ2本使用、その他のタックルは前回と同じでした。
 青イソメ使用。本日の「魚影」は申し分のない「濃厚さ」でした。ですから、いつもやるような「最初の投入にエサのタラシを出して大きくつけてハゼを寄せる」などという釣り方はいっさい不要でした。
 そのことが数分で理解できましたので、はじめから青イソメを米粒大に小さくつけて釣りました。どこへ投入しても活発なアタリが出ました。はじめっからクワセエサ大のエサ付けですから空振りがとても少ないのです。
 それでも11時くらいまではタラシを出すか出さないかくらいに微妙に長くつけたものを間に挟みながら釣っていました。その理由は干潮時間帯で食い渋りの時間でもあるからです。それでも時速120尾はずっと維持していましたから申し分のないペースでしたが、水深が1〜1.5mのラインで7〜8cmほどのデキの良型が入れ食ったので大きく付けたという事情もあったのです。これは効きました。
 朝一番で新行徳橋下流、右岸側、検潮器が立っている前に行きました。干潟がザアーッと拡がっていて、橋下から最初の船宿の桟橋まで水がありません。干潟の上を陸釣りの人がゴム長靴を履いて、ペチャペチャと歩いてきます。多い時間では15人もいました。
 私が一番で検潮器の前に入ったのがよかったと思います。ここは前回によく釣れた場所でした。ボートは南東の風で尻が上流を向きます。左へ振り込むと水深30p〜50cmほど、右へ振ると水深80p〜1mというラインです。目の前が干潟です。私のボートの上手と下手に陸釣りの人たちがポツポツと入ってきて、10時頃には移動ができなくなってしまいました。
 仕方がないので、今度は水際をちょっと離れてボートを1mほど沖へ出しました。水深が1.5mほどあるようでした。なんとそこで、デキの良型が入れ食ったのです。予想外の展開でした。5月15日には釣れなかったラインでした。それだけハゼが大きく育ったということです。ところがいいことづくめではありません。沈み根があっちこっちにあってハリを10本も消耗してしまいました。それでも辛抱して根を避けながら釣りました。というのは上下にボートを動かすことができないからです。
 そのうちに上げ潮が効いてきて干潟が少しずつ隠れていきました。「普通の雨のとき用のゴム長靴」で立ちこんでいた人たちが全員「退避」しました。長靴がもぐってしまうからです。ようやくボートの「天下」になりましたので、今度は干潟だったところへボートを寄せました。今度は上げ潮とともに浅場へあがっていくハゼを追ったのです。これは正解でした。
 橋下からY遊船の桟橋までの間が大きなワンドになりつつあります。「絶対に」そこで「釣れる」と踏んで、積極的にワンド内を「回遊」して釣りまくったのです
 ですから午後からのペースは今の時季としては異例のハイペースだったのでした。
 本日の感触としては、ハゼは「めっぽう」たくさんいるようだということ、もう一点は、私自身が年のわりには大いにまた「進歩できた」ようだという手応えを感じました。人間いくつになっても進歩できるというか、新しい発見というか、経験を積めるものです。
 本日ほど「またまたハゼ釣りのウデが上がった」のではないのかと実感できた日も珍しいことだと思いました
2009年5月15日(金)
5月15日(金)江戸川放水路のハゼ釣り、ミャク釣り、5〜13pを532(ヒネ1尾のみ)。ビクへ入れてしまったダボハゼ18尾。ダボハゼは気がついたものは放流していたのです。
 また、5cm未満のハゼも放流しました。ただし、胴体などにスレたものは放しても死んでしまうのでかえって可哀相ですからビクへ入れました。食べてあげた方がいいと思うからです。それが少々だけありました。6月になっても小型のスレはあります。
 船宿、伊藤遊船さん。ボートの準備が忙しいようです。釣行前に電話しておくといいでしょう。
 用事を済ませてからの釣りでしたので、9時から16時まで7時間の釣りで、76尾/1時間のハイペースでした。5月中旬の釣果としては過去最高釣果でした。2003.5.30に611尾という実績があるだけです。
 昨年のアオシオ被害の後遺症が危惧されましたが、現在のところでは「オッ、すごくハゼがたくさんいるじゃん」という感触です。ただし、ヒネは極端に少ない感じです。立ち込み釣りの人たちはウキ釣りでデキを釣っています。今年は釣れるよと言っていました。心配していた以上に本日は好スタートだったと思います。今後の推移を見守りたいと思っています。
 前回4/29の釣行の様子から、ヒネは少ないこと、釣れるヒネも7〜8pの小型が多かったこと、などから、リール釣りは今年は止めて、いきなり、「ミャク釣りでヒネ狙い」で釣ってみました。ところが「予想外に」デキの育ちがよく、また、魚影も濃いものと判断ができました。4月下旬に8cm程度だったヒネは今ごろでは10pを超しているはずですが、本日は1尾しか釣れませんでした。
 9時の水温19.5℃、これは思ったよりもかなり低かったです。昨夜の北風の強風の影響でしょう。気温は18℃でした。北の風のち南東の風やや強く、風がとても冷たかったです。
 中潮、満潮7時09分、干潮14時26分、明日から小潮になります。本日は下げ三分から潮どまりを挟んであげっぱなまでを釣りました。終日よく釣れました。
 1.8mサオ2本使用、道糸ナイロン1号、先糸1.2号50p、ナス型1号オモリ、オモリの金具から上に2.5〜3pのところに結び目を2ケつくり、その間にハリス0.4号、チチワを含めた長さ3.5pのハリスがついた袖バリ1号を絡げた胴付仕掛け。『江戸前のハゼ釣り上達法』等の私の著書に図示してあります。アタリは手の平の感触でとりますが、先糸の結び目が目印の役割をしてくれますので、50cmよりも浅い場所では結び目が目印にもなりますし、結び目で水深を測る事だって可能です。タックルについては当分の間このままで釣ることになります。
 青イソメ使用。夏場と違ってエサ付けが小さいので量はいくらも使いませんでした。1号バリが隠れるくらいの大きさ、つまり、米粒かそれよりも若干大きいくらいです。尻尾の部分から使用。胴体の中央から上の部分は幅が広くて固くてということでどうしても使う場合には潰して小さくしてから付けました。3〜4回空振りしているとちょうどよい大きさと軟らかさになりますから釣れてしまいます。それと、タラシをちょっとだけですが出した方が「断然に」アタリが多いです。はじめから釣ってしまおうなどと考えて小さめにエサ付けをするのは逆効果です。アタリを頻繁に出すことを最優先しました。それに成功すればあとはいくらでも釣りになるのです。それと空振りを恐れずに、楽しむくらいの余裕が欲しいものです。
 船頭さんの案内で最上流域へ行きました。新行徳橋の下手、右岸側、一番上手の船宿の桟橋までの間を釣りました
 まだ水位が高くて、日中に干潟になってしまう部分が水深0.6m程度でしょうか、水をかぶっていましたので、ボートをソーッとゆっくりと進めて、アンカーロープも最短寸法にして投入しました。北風なのでボートが岸の方へ尻を振ります。岸に近い方角を釣りました。
 1本目を投入して2本目を仕度している間にアタリがあります。オッ、これはいい感じ、と思ってあげてみるとエサがありません。それですっかりやる気になって気合が入りました。なんといっても悲観的観測で釣行していますから、入れアタリというものは気分がいいわけです。
 その後は水をのんでいるヒマもないほどにアタリっぱなし。私が自慢できるただ一つのことは、アタリを出すことが昔よりは少しは上手になったのかなあ、ということです
 釣りというものはアタリが出せないのではなんといっても勝負になりません。アタリさえあれば、あとは、ハリに掛ける「テク」があるかないかだけのことです。
 明日から小潮になるのに潮の下げが速いです。座礁しないように少しずつ下がりながら釣りました。
 午後からは南東の風がけっこう吹き込んで釣りづらくなりましたが、辛抱して頑張りました。それと風が冷たく寒かったです。
 距離にして60mほどでしょうか、そこを下って、また、同じラインを中間まで上がって、それでタイムアウトになりました。
 大満足の初ミャク釣りといえる半日でした。次が楽しみになりました。
2009年4月29日(水)
4月29日(水)江戸川放水路での越冬したハゼのリール釣り、8〜15pを13尾本当によく釣れてくれたと思いました。本日は試し釣りです。船宿,伊藤遊船さん。
 8時から12時まで4時間の釣りでした。
 水温17℃、これは厳しい水温でした。20℃にはなっていて欲しかったのです。
 晴れ,朝の気温10℃、西〜北西の風少々。乾燥していて風は冷たかったです。防寒服とライフジャケット着用。
 中潮、満潮6時22分、干潮13時46分。明後日から小潮になります。
 リールザオ7本使用。2〜3本で探っていたのでは、今の時季は、試し釣りの時間がもったいなくて仕方がないでしょう。サオをたくさんだして手早く様子をみるのがベストだと思っています。
 道糸ナイロン2号、中型スピニングリール、磯ザオ2号〜3号、2.7m、オモリナス型5号、腕の長さ10pほどのテンビン使用、幹糸1.5号、ハリス0.8号、袖バリ4号、全長1mの自製3本バリ仕掛け、エサは青イソメ。ハリネズミ釣法。以上のタックルとエサは今後とも使用しますので、以後は記載しないことが多いです
 試し釣りで、このところ寒い日が続いていましたので,潮時をみてゆっくりと出かけました。干潮時間までを釣ればよいという態勢でした。船宿の朝のキス釣りの乗合船の乗船中で宿が混みあっていましたので、その時間を避けたつもりでした。本日は私の出足を遅くしたわけです。
 最上流域へ行きました。水道管から上流です。左岸側へ行きました。まだ水位が高いので干潟になる場所へも投げられます。サオを扇状に7本出しました。エサは5pにしました。
 ところがしゃぶられてばかりで釣れません。やむなくエサを2pにしました。すると8pほどのハゼが釣れてきます。このハゼは越冬したものですが、私の希望のハゼのサイズには届きません
 そこを立ち退いて、対岸の右岸へ行きました。水位が高いうちに釣りたい場所があったのです。ここでもしゃぶられっぱなしでした。ハゼがいるのがわかればいいのですからそのまま移動しました
 今度はそのまま新行徳橋の下手で水深4mの付近で釣りました。まったくハゼの気配がありません。そのまま今度は左岸側へ行きました。O遊船の桟橋下手で右左とサオを出しました。ここでもアタリがありません。
 今度はT遊船の桟橋下手で釣りました。しゃぶられましたが釣れませんでした。
 次にはじめにやった水道管下のやや沖目へ着けて釣りました。ここはよくあたってここで数をまとめました。釣れることがわかりましたので、今度はそこから40mほど下って、ガラ場の外側で釣ってみました。ドボンと深くなった場所で釣りました。まったくサワリがありませんでした。
 しかたなくまた右岸側へいき、水道管の上手でマイボートの沖で釣りましたが、しゃぶられませんでした。
 そのまま今度はずっと下って、左岸側の牡蠣礁のある上手で釣りました。干潮が近づいていますので水深は70pくらいしかありません。根掛かり覚悟で投げて釣りました。ここでは1尾だけ釣れました
 このころから北西の風がヒューッと吹いてきましたので、寒いこともあって、正午の時報を聞いて、納竿しました。ちょうど、4時間の釣りでした。
 ここ3年は4月に釣れたことがありませんでしたので、本日はオデコ覚悟の釣行でした。それにもかかわらず、13尾の釣果は思いもかけないものでした。
 今年の特徴は、10〜15cmのヒネハゼがあまり釣れないことです。それにはワケがあって、昨年の8月末のアオシオでたくさんのハゼが死んだので、どうしても例年釣れてくるサイズの数が少ないのです。仕方がありません。
 それに比べて、8p前後の越冬したハゼでいま時としては小さいものが釣れるのです。このハゼは去年の暮れに1〜3p位の大きさで浅場で泳いでいたハゼです。アオシオ終息後に孵化したハゼです。そのハゼが小さいながらも何とか越冬していま8cmほどになったと思うのです。
 ですから、今後の釣りとしては、15p前後の大型ハゼは「貴重品」だと思ってください。越冬したもので釣れるハゼの中心サイズは8cm前後です。それも5月中旬頃には10pほどに大きくなると思います
 ですから、エサの大きさは、例年のつもりで長さ5cmなどとしますと、本日の私のようにしゃぶられっぱなしということになりますので、2cmかせいぜい3pでいいと思います。
 ハリは袖バリ4号でいいでしょう。それより大きいとハリ掛かりが悪いでしょう。
 なお、本日釣れたハゼは太っていました。


2008年の目標
江戸川のハゼ釣り

11/24をもって、2008年のハゼ釣りを終了いたしました。

累計1万尾 11/24 30088


1日平均500尾 釣行37回 813尾/回

秋ハゼのリール釣り1日500尾  
  今年はアオシオ被害の影響で500尾超の実績はありません

落ちハゼのリール釣り1日100尾 11/4 125

管理釣場のヘラ釣り(バランスの底釣り)

12/29をもって、ヘラつりを終了しました。


累計2,000枚
1月〜12月29日まで 5546枚

厳冬1日50枚 1/11 52、1/22 50、2/27 52
          12/4 63、12/16 91、12/19 92
         12/21 59、
12/24 82

春夏秋1日100枚 9/16 1329/25 1079/29 103
           10/6 142、10/9 121、10/14 125
           10/20 118
10/27 104
          
ゼロをひとつつければハゼの10束釣りと 
          同じパターンです
          100枚以上今シーズン8回目、累計13回

1日平均50枚 12/29  55枚/回
 釣行100回
         2008年江戸川のハゼ釣りのまとめ

4.落ちハゼのリール釣り 釣行4回260尾65尾/回
   11/4 12511/13 84、11/17 4711/24 4

3. 秋ハゼのリール釣り 釣行4回564尾141尾/回
   10/2 111、10/7 61、10/18 64、10/29 328

2.デキハゼのミャク釣り 釣行24回 28515尾 1188尾/回
   10351089112412171107、1569136412781219
   1410、1177、112113531335、11581483、1235、1438、
   12171513
605(テレビ取材)11661029(10束釣り連続22回) 
   273
(アオシオ被害のため途絶)

1.越冬したハゼのリール釣り 釣行5回 749尾 149尾/回
   35(試し釣り)、61(試し釣り)、153、310190


         2008年の記録

4. ミャク釣り1188尾/回 過去20年間で自己新記録
  2003年1086尾/回、2005年1030尾/回、1996年1002尾/回がある。

3. 10束釣り22回 過去20年間でタイ記録
   1996年に22回、2007年19回、2005年18回、2003年17回がある。

2. 10束釣り連続22 過去20年間での自己新記録
   2007年連続18回、2003年と2005年に連続15回がある。
  6/2 1035、6/6 1089、6/9 1124、6/16 1217
6/19 1107
  6/23 1569
6/25 1364
  7/2 1278、7/8 1219、7/10 1410、7/16 1177

  7/22 1121、7/25 1353、7/28 1335、7/31 1158
  8/4 1483、8/8 1235、8/11 1438、8/14 1217
  8/18 1513
8/22 1166
  9/2 1029
アオシオ被害のため以下途絶

1. 越冬したハゼのリール釣り 自己新記録 5月21日 310尾
   2004年5月12日255尾、2005年5月12日254尾がある。


        2007年江戸川のハゼ釣りのまとめ

釣行回数42回 総釣果32274尾 768尾/回
内訳
越冬したハゼのリール釣り 釣行2回(試し釣り)0尾
ミャク釣り        釣行28回 27615尾 986尾/回
江戸川放水路内での秋ハゼ(川内の落ちハゼ含む)のリール釣り
             釣行6回 3097尾 516尾/回
深場での落ちハゼのリール釣り 釣行6回 1562尾 260尾/回

今シーズンの記録
10束釣り連続18回 過去19年間での自己新記録
         2003年と2005年に連続15回がある。
10束釣り19回   過去19年間で2番目の回数
         1996年に22回、2005年18回、2003年17回、1998年15回がある。
総釣果32274尾   過去19年間で2番目の記録
         1996年40126尾、2005年31780尾、2003年30711尾、
         1998年27132尾がある。
一日で釣った数7月26日1709尾 過去19年間で2番目の記録
         1996年6月23日1959尾、2003年8月18日1669尾がある。
リール釣り10月10日635尾 過去19年間で2番目の記録
         2005年10月7日739尾、2003年10月17日623尾、
         1995年9月23日614尾がある。

ミャク釣り
406、427、843、867、525、1185、1447、1126、1137、1225、1042、1136、1273、1709、1373、1266、1037、1025、1212、1298、1044、1204、1130、252(TV取材)、157(同前予定日)、654尾(TV取材)、1131、484 以上28回
江戸川放水路内での秋ハゼ(川内での落ちハゼ含む)のリール釣り
635、588、525、447、384、518 以上6回
深場での落ちハゼのリール釣り
272、302、244、265、203、276 以上6回
2008年11月24日(月)
11月24日(月) 江戸川放水路内での落ちハゼのリール釣り、15〜16cmを4尾。貧果。伊藤遊船。本日をもって、2008年江戸川のハゼ釣りを納竿します
 中潮、干潮8時21分、満潮14時15分。
 朝の水温13℃、朝の気温7℃。本日の水温と気温は今年の3月下旬頃の温度。そのころでは、ハゼは釣れていないから、厳しい温度になってきたといえる。釣り人の頭の中だけが、11月初旬ころの体感でストップしている。つまり、情報を受けてから釣行まで時間差があるので、そのつもりできていると、環境が厳しくなっていることにはじめは気が付かない。釣ってみてやっと理解する。
 晴れ、北の風、昼頃から曇り、12時半過ぎから雨。
 6時30分から12時30分まで、6時間の釣り。雨のため早上がり
 朝一番で最上流域へ行く。食い渋りは聞いていたので、12ケ所を釣り回ってみた。潮待ちをしながらの釣り。釣れたのは1尾、3尾の2ケ所のみ。
 私の釣り方、つまり、リールで3本バリでサオ数本を遠投して引いてくる、という釣り方では釣れない様子になってきたといえる。
 それは根掛かりが比較的少なく、あったとしてたいしたものでないような場所では、ハゼが少なくなったということである。
 例年であれば、最上流域でのリール釣りは、いまの季節は「絶対に」していない。本年は特別な年。例外中の例外。
 行徳港内で大型が若干釣れた、という情報があった。本日は行かなかった。
 最上流域は「釣れないわけではない」という状況。釣り方が問題。
 私のような釣り方は今後は厳しいと思う。
 ポイントは繋留されている船の間、桟橋周り、沈み杭やガラがあるところ、牡蠣礁周り、大船のアンカー付近等々、根掛かりの多い場所であれば大型が釣れる。
 その場合の仕掛けは、私のような長い仕掛けはやめて、ハリス1号、袖バリ6〜7号、ハリスの長さ10p、中通し2〜3号オモリ、ラインはナイロン3号以上の丈夫なもの、などで小型リール付きのサオで探るといいと思っている。これならばサオ2本程度で楽しめる。
 障害物のないツルツルの川底の場所には、ハゼが少ないと思うとよい。
 特例の本年で私流のリール釣りで押し通したわけだが、それも本日で終りになる。
 20年江戸川でハゼ釣りをしていて、9月以降のこんなハゼ釣りは初めての経験だった。
 いい経験とデータが蓄積できたと思う。
 来シーズンのハゼの復活を心から願っている。
2008年11月17日(月)
11月17日(月) 江戸川放水路内での落ちハゼのリール釣り、13〜17pを47尾。伊藤遊船。本日は深場では釣れなかった。川中でも同じ。少なくともも、私がサオを出した場所では、ということ。
 中潮、満潮8時22分、干潮13時19分。
 朝の水温15℃、朝の気温13℃。水色、澄み。
 曇り、午前中、靄(もや)がかかった。北の風、午後東の風。温かくて楽だった。
 6時50分から15時30分までの釣り。明るくなるのが随分と遅くなった。
 朝一番で、行徳港内へ連れて行ってもらう。私の「頼み」。例年、実績のあるポイントで釣ってみた。オデコ。これはもうどうしようもない。誰かが港内のどこかで釣って、ピンポイントでポツポツということはあったとしても、大半の人がオデコをくらってしまう状況と判断した
 またまた、船頭さんに無理を言って港内まで来てもらって、最上流域まで曳船してもらった。このような無理事は頼み難いのだが、お願いをした。
 行徳港内で釣れない、という情報はあったが、自分で実際に釣って確かめたかった。また、もしも、釣れたら、12月に入っての釣り場がある、という思惑もあった。見事な肩透かしを食らってしまった。
 最上流域でサオを出したのが9時ごろ。送水管の下手、左岸側、竹の棒がたくさん立っている前で釣る。サオ8本を展開した。1尾釣れた。あとは音沙汰なし。じきに中止して、水道管の真下で左から2本目の橋脚めがけて沖から投げた。結局、ボート下で2尾釣れたのみ。
 こんどはTT遊船の船着場の下手、右岸側、水深2mで釣る。岸方向へ投げた。ここは7尾釣れた。様子をみるためにさらに移動。対岸の右岸、Y遊船の桟橋下手、漁船が繋留してある浅場へ行く。ここで16尾を追加。Y遊船のボートがくるので、遠慮して移動。
 今度は新行徳橋下へ行く。前回この深場でいい釣りをしたので本日は柳の下のドジョウを狙った。見事なオデコ。深場のここで釣れなければどこの深場もダメだと判断して移動。
 今度は左岸側送水管直下近く、左から2本目の橋脚上手へ行く。橋桁の左右へ投げる。少し上手に先着者が朝から釣っているので、邪魔をしないように下手と横へばかり投げた。本日のサオ頭はその人だった。
 左は50pあるかないかの浅場。そこで良型が釣れてくる。橋桁の右側でも根掛かりがあるがそこをわずかに外すと釣れてくる。ここで8尾を追加。
 こんどはまたまた、TT遊船の船着場下手へ行く。2回目だからアンカー位置をもっと岸寄りにした。浮き船台の間付近を狙って投げた。ここで5尾を追加、合計39尾になる。
 上げ潮を待って釣りに行こうと思っていた場所、つまり、午前中釣れた場所を休ませてあったのだが、そこへ行こうとしたら、Y遊船のボートが1艘先に入ってしまった。私が入れないわけではないが、ここはまたまた遠慮しなくてはいけないと思って、送水管方向へ移動。
 こんどは送水管下手左岸側水深50cmへとめた。ゴツゴツと石や貝に当たりながらハゼが釣れてくる。さらに下手へ移動。下流から続く竹棒の一番上流部分へアンカーを入れて、上流方向へ投げた。この2箇所で4尾追加。ハゼが浅場にいる。
 行きたかった場所を遠望するとY遊船のボートがいなくなっている。残り時間が30分ある。バタバタとサオを上げて、一目散に行く。サオ8本を水深50〜70pの場所で投げた。マイボートの桟橋からみんなで眺めている。もう終りだから、と声をかけて、投げたばかりのサオをたたみ始めた。ともかく最後にと狙っていた場所で、こうすれば、気が済むからだ。ここで4尾が釣れた。ラストのサオにダブルだった。これだからハゼ釣りがやめられなくなってしまう。最後の最後に釣れてくるハゼのことを「営業ハゼ」と私は名付けている。本日のラストも営業ハゼに営業されてしまった。
 なんのかんのといっても、最上流域が最も魚影が濃い。釣れるか釣れないかは「釣り方」次第。ポイントに当たったか当たらなかったの違いということも大きい。船宿のアドバイスは的確だと思っている。
2008年11月13日(木)
11月13日(木) 江戸川放水路内での落ちハゼのリール釣り、14〜18.5cmを84尾。伊藤遊船。水温が今秋最低。朝一で釣った場所3ヶ所は食い渋りだった。
 大潮、満潮5時00分と16時08分、干潮10時39分。
 朝の水温14℃、朝の気温12℃。水色、澄み。
 晴れ。北の風がやや強く、のち北東の風が強かった。川の上は寒かった。
 6時30分から15時30分まで、9時間の釣り。9尾/1時間。
 朝一番で、湾岸道路上手、右岸側へ行く。風が強い。水が異様に澄んでいる。水温だけのせいなのか気になる
 サオ8本を投入。8本ともツルツルと滑って手元まできてしまった。すぐにあきらめる。
 対岸の左岸、高圧線下へ行く。ここもまったくアタリなし。釣れてくる気がしない。こんなときはどうがんばってもダメ。
 そのまま今度は上流方向へ漕いで、同宿のボートの間を上へ行く。白い船が放置されている下手で投げた。5尾釣れた。ここまでで8時になった。
 船頭さんがお客さんを案内してきたので頼んで曳船してもらう。
 最上流域の新行徳橋の直下へ行く。右岸側。浅場と流心方向とに投げてみた。深場のみが釣れた。ボートを5mほど沖目へ出した。ロープがかなり出る。波があるから長目にした。
 流心の橋脚に向って風上へ遠投。4本を投げる。残りは繋留してある乗合船方向へ投げた。橋脚方向でダブルダブルで釣れた。右方向はポツンポツン。でも釣れるからやめられない。ここで20尾追加。
 H遊船のボートが4艘きた。いつの間にか囲まれている。釣れたから、まあ、いいか、と思って移動。対岸の船宿O屋さんの桟橋前へ行く。桟橋から釣っている人に声をかけて邪魔しない距離でアンカーを入れた。ここで桟橋方向はゼロ。流心方向だけで釣れる。
 桟橋にいた人が私の釣れるのを見ていて、我慢しきれずにO屋さんのボートに乗って出た。2艘。ボートに乗ったから釣れるという単純なものではないと思うのだが、まあ、人それぞれだからいいか、と思う。ここで14尾を追加できた。食い渋りの本日としては上出来の釣果。
 O屋さんのお客さんに悪いので、桟橋前を立ち退いた。こんどは繋留中の乗合船の間にはいって釣ってみた。ツルツルでオデコ。
 伊藤遊船さんの船頭さんがきたので、下手にある青い送水管の下まで曳いてもらった。左岸側、左から2本目の橋脚の上手30m。水深1.5mほど。風下へ投げると橋脚へゴツンとオモリが当たる。橋脚周りの浅場でポツポツッと釣れた。今度は右方向へ角度を変えて投げた。根掛かりがあるが、ズズッズズッと強引に根掛かりを引っ張ってハリは1本とられるが、ハゼは1尾ずつのみだが釣れてくる。
 ハリと仕掛けの消耗とハゼを釣るのと同数程度。釣れないよりはいい。風が東を向いた。ボートが上流方向へナナメに向いて右左と尻を振る。今度は上流方向へ8本を遠投して引いた。浅い方向はオデコ。水深1.5〜2mのラインで釣れてくる。ここで22尾を追加できた。
 ラストの時間が近づいてきた。あと1時間しかない。そこでポイント替えをした。いままでの場所から上流へ一直線に上がった。遠投していたオモリが着水していた場所へアンカーを入れた
 今度遠投するとTT遊船の繋留してあるボートへ届く位置。この辺にハゼの溜まり場がある。だから、それを狙った。8本をボート尻方向へ扇形に展開するように遠投して引いた。釣れる場所を確定するため。右の浅いほうはオデコ。真後ろと左の流心方向で釣れた。
 15時頃からは夕マヅメでいっせいに食いが立った。ダブル、3尾掛けがある。釣果がグーンと伸びた。1時間で良型ばかりを23尾釣り上げた。合計で84尾の自己申告。検量数と同じでピッタリだった。
 中流域は朝一番で釣れなかった。ところが日並がグッと和らいで、ぽかぽか陽気になればきっと釣れるはず。
 最上流域は今年はもともと魚影が濃い場所なので、移動したわけ。思った通りに釣れたので満足している。終わりよければすべてよし、で夕方の入れ食いを堪能できたので気持ちよく納竿できた。
 サオ8本、中型スピニングリール、道糸ナイロン2号、ナス型6号オモリ、テンビン、自製仕掛け全長1.3m、幹糸1.5号、袖バリ4号の3本バリ、仕掛けは50セット用意、予備バリ50本持参。青いソメエサは5pほどに付けた。根掛かりを恐れないこと。その準備をしていくこと。根掛かりする場所にいまのハゼはいる。それを釣れば数は伸びる。ミャク釣りは不利。
2008年11月4日(火)
11月4日(火) 江戸川放水路内での落ちハゼのリール釣り、12〜17.5cmを125尾。伊藤遊船。気温と水温が下がり、ハゼの着き場を探しながらの釣りだから、釣り趣が味わい深い。
 中潮、満潮9時13分、干潮14時08分。あしたから小潮になる。正午までは干潟になるはずの浅場で釣り、午後は水深3mのラインへ出て釣った。どちらもよく釣れた。
 朝の水温17.5℃、朝の気温13℃。水色、澄み。
 北西の風のち北の風。終日、防寒服着用。ホッカイロ小一個使用。
 6時から15時まで9時間の釣り。14尾/1時間。本日は気になっている場所をちょいと偵察して、また、元の場所へ戻って釣った。満足した。
 朝一番で、最上流域の右岸、新行徳橋下手へ行く。最上流の桟橋の上手、朝の水深1.5mにアンカーを入れた。ちょっと外へ出ると、ドンと3メートル以上に深くなる。行徳可動堰の開門による濁流が直に流れる筋だからえぐられて深い。そのタカに乗る。岸方面へ思い切り投げた。ポチャン、トンと着く。浅い。右の岸方向へ3本、下流方向へ2本、沖目の3m以上のラインへ3本と合計8本を出す。一刻も早くハゼのいる場所を捜し当てたいため。他の人たちの倍のサオ数だから、倍の釣果があって「当然」という気持。
 深場はアタリなし。50cm程度の浅場で釣れてくる。サオを寄せた。浅場でグチユグチユともじっているのは、多分、マルタっ子(ウグイ)。釣れてくるからわかる。にぎると手が猛烈に臭くなる。さすがに水門近くの汽水域だと思う。
 1時間で20尾のペース。同宿のボートが何艘も来る。混んできたので逃げ出した。100mほど下流へ行く。ワンドになっている場所。繋留してある漁船の尻をめがけて投げた。水深1mほど。6本を漁船めがけて投げ、2本は念のため3m以上の深場へ遠投。
 漁船の間から釣れてくる。棒と棒の間を狙って投げた。追い風だから投げやすい。ときおりダブルがある。50尾になった。食い止ったので、3mのラインへ出てみた。満潮時間が過ぎた頃。1尾釣れたのみ。上げ潮を釣るつもりで念のために二ヶ所を釣ってみた。移動。
 この間から気になっていた場所へいく。伊藤遊船さんの桟橋前。エッチラエッチラとボートを漕ぐ。追い風だから速いこと。桟橋前で1尾のみ。今度は東西線鉄橋をくぐって右岸の浅場を釣る。ちょいとの間で3尾を釣った。コッペパンを食べる。ちょうど、船頭さんが上へ行くというので、便乗して曳いてもらった。ラッキーだった。偵察に費やした時間は約一時間。
 朝一番の場所近くへ戻った。幸いにボートが空いていた。移動したようだ。しめしめと思いながらまたまた岸方向へ遠投する。朝よりも浅くなっている。引き潮が効いている。
干潟がどんどん拡がってくる。投げている場所にコサギが立っている。憎らしいことおびただしい。コサギの足首が隠れる程度の深さだからともかく浅い。そこでハゼが釣れてくる。だから、今年はものすごくおかしいのだと、私は思っている。去年までこんなことはなかったように思う。
 ともかく釣れるところで釣ってしまおうと積極的に引く。ハゼがいるラインを引けば必ず釣れてくる、という状況。90尾になった。この時点で浅場をあきらめて、ドンと落ちた水深3mへ出る。繋留してあるマイボートの尻から10mほど沖のところへ出た。アンカーロープが全部出てしまってちょうどよい。
 午前中の満水時に釣ってみた場所でサオを出す。1尾釣れた場所。左の航路方面へ遠投。航路まではとても届かないのだが、最深部から3mのところへ駆け上がってくる斜面に乗せるつもりで投げた。どこかにハゼがいるはずと、おかしな自信がある。面白いもので、半信半疑で釣っていては、ハゼは釣れてこない。根拠のない自信でもないよりはまし。
 2回空振りで手前に引いてきた。水分補給をした。すると、サオがコツンとお辞儀をした。じっと見つめていた。3本間を置いたサオもなにやらアタリのよう。朝は釣れなかったくせに、いまになって釣れそう、と期待が高まった。
 同宿のボートが次々と下手と上手に入ってくる。私は8本だからハゼのいる場所の探索はラク。他の人は1本とか2本とか。これでは差が出ても仕方がない。このあと、下流方向へ50mほどずつ下がりながら、同一ラインとおぼしき場所を釣ってみた。どこでも気持ちよく良型が釣れてきた。流心の一番深い場所はアタリが少なかった。どうやら干潮時間で水深3mのラインへ駆け上がってくる斜面にハゼがいたようだった。ここをはずすと、あとは水深1m前後の浅場でしか釣れなかった。中途半端な深さにはあまりいなかった。
 サオ8本使用、オモリ6号、袖バリ5号(在庫整理のため使用)、全長1.3mの3本バリ仕掛け、青いソメエサ使用。本日は、しつこく、右岸側だけを釣ってみた。ハゼはまだまだたくさんいる感じ
2008年10月29日(水)
10月29日(水) 秋ハゼのリール釣り、12〜17cmを328尾。伊藤遊船。アオシオ被害後のハゼ釣りとしては望外の釣果。2尾掛け、3尾掛けの連続。ボリュームがすごい。
 大潮、満潮5時11分と16時25分、干潮10時53分。本日は下げと上げをちょうどよく釣れる潮。上げ潮でよく釣れている、との情報だったので、朝一番から干潮の潮止まりまでの時間で勝負しようと思っていた。大成功。
 朝の水温19℃、朝の気温14℃。水色、澄み。
 晴れ、北の風、午後南の風。防寒服とライフジャケットを終日着用。寒いくらい。
 6時から15時30分までの釣り。34.5尾/1時間。入れ食いだった。潮止まり関係なし。
本日は、偵察釣りはしなかった。10月になってからの3回の偵察釣りで、江戸川放水路全域の様子はわかっているつもりだったので、もっとも魚影が濃いと判断していた最上流域で腰を据えて数釣りに挑戦してみた。それだけのハゼがいるものとの判断をしていた。思っていたとおりだった。型は、12cmクラスは数尾のみ、17cmも2尾程度で、あとは14〜16cmが中心サイズだった。
 朝一番で最上流域の送水管上手、左岸側、TT遊船の船着場との中間へ行く。追い風に乗せてキャスティングすると送水管下の橋桁近くへ着水する距離で釣る。
 本日は仕掛けを30セット、予備バリを39本用意した。浅場を最初に攻めるつもりだったので、沈み杭、砂利底、牡蠣礁などが点在するため根掛かり覚悟の釣り。したがって予備仕掛けはふんだんに用意した。すべて使い切ってしまった。
 30分で20尾が釣れた。50mほど投げて、浅場で積極的に手前へ引く。ダブルダブルの連続。型がよい。左の浅場水深1m以内へ4本、後方へ2本、右手橋桁方面へ遠投して2本の合計8本を出す。ハリネズミ釣法。本日はやる気。偵察釣りとは気持が全然違う。釣れてこないラインは一回きりで放棄。釣れたサオの近辺へ投げる。8本だからひっきりなしにサオを引いてちょうどよいタイミング。釣れていれば、さらに、待機の時間が長くなる。絶好のタイミングになったようだ。風と潮を利用しているから、中間では自分では引かない。ボートが引いてくれる。だから置ザオにするときにラインをピンと張っておいた。ボートが勝手に動いて引いてくれる。コンコーンとアタリがあるが上げないでダブルを狙った。そのような釣りができるのが嬉しい。水位の低下が速いので、ときどき、10mほどずつ沖目へ移動。本日はどの水深でもよく釣れる。エサは3p以上と長くつけた。早アワセは避けた。サオ数が8本なので、4本とか5本とかの人と比べて倍の数を釣って当然というサオ数。ハゼの着き場を探す時間が半分以下ですむのだから釣れて当たり前だと思っている。
 本日までに3回の偵察釣りを実施、本日は満を持しての数釣りだった。上流域の魚影がいちばん濃いと思っている。このエリアのハゼが下流域へ落ちていかない限り、下流域での数釣りはさどには望めないのではないのだろうか。今年はアオシオ被害をはじめ異例づくしのシ―ズンだ。最上流域から東西線車庫前のゴロタ付近までのハゼ釣りはまだまだ期待できるのではないのだろうか。サオ8本、袖バリ4号、3本バリ仕掛け、全長1.3m、幹糸1.5号、オモリナス型6号。青イソメエサ。
2008年10月18日(日)
10月18日(土) 秋ハゼのリール釣り、12〜16cmを64尾。伊藤遊船。下流域を釣ってみた。アオシオ被害の状況と来シーズンのための偵察釣り。12ケ所釣りまわって8ヶ所で釣れた。
 中潮、満潮7時21分、干潮12時45分。上げ下げ関係なく、釣れるところでは釣れた。
 朝の水温20.5℃、朝の気温15℃。水色、やや澄み。
 晴れ、北のち北東の風がやや吹き込んだ。寒い。防寒服とライフジャケットを終日着用した。
 6時から15時まで9時間の釣り。
 朝一番で湾岸道路の下流、ノリヒビの端へ行く。やや沖目へアンカーを入れた。水深3mほど。常の年であればこの辺がよく釣れる場所。ボート尻が下流を向く。沖と後方と右へ投げた。本日は予備サオも使って8本。ハゼの数が少ないので竿数でカバーするしかない。ハゼを探すのに時間をたくさんはかけられないため。4尾がすぐに釣れた。幸先よし、と思ったがあとが続かない。
 少し浅い場所へ移動。まったく触りなし。そこで対岸の工場前へ行く。やや沖目へ着けた。ここも釣れず。また右岸へ戻り、先ほどよりも上流へ戻ったところで釣る。良型が1尾釣れた。やはり沖目の方。釣れるのがわかったので今度は湾岸道路下の航路ブイのある場所へ行く。満潮時間近くなので深い。本日はどちらかというと水深3m以上を釣る格好になっている。下流域だからやむを得ない。ここでも1尾釣れた。大きい。
 以上はポツンポツンの釣り。ここまでで6尾。これではボートがたくさん来てもオデコがでてしまうだろうなあ、と思いながら、右岸側の橋下へ移る。車と電車の音がうるさい。
 右岸の橋下の水深1〜3mで釣る。前回釣った場所。ここでも1尾。思っていたほどの釣れ具合ではない。そこで更に上手へ移動して橋下を出て、道路の上手に行く。牡蠣礁のある付近。そこへ停めて右、左、後と投げた。ここの模様はずっとよい。釣れはじめて切れ目なく釣れる。ここだけで39尾を追加した。とてもよく釣れたと思う。
 今度は中流域へどんどんボートを漕ぐ。M丸桟橋の下流へ行く。屋形船などが来る場所で釣ってみた。2尾追加。あとが続かない。今度は航路を越して沖の瀬に乗せて航路内を釣ってみた。オデコ。
 たまたま同宿の船外機が来たので、頼んで湾岸道路上手まで曳船してもらって戻った。ラッキーだった。上流域はボートがいっぱいだし、釣れ具合は船宿で把握できているのでいかなくてもいいや、と思って下った。
 上げ潮が効いてくるのを待ちながらポツポツと釣る。ここで16尾を追加できた。合計で64尾。今夜は飲み会があるので15時で早上がり。
 本日分を含めて、上流域、中流域、下流域と偵察釣りができた。アオシオでハゼが大量に死んだが、生き残ったハゼがどのエリアが多かったのか、自分の釣りで確かめられたと思っている。上流域が一番たくさんハゼがいる。中流域はゴロタ付近までだが、それも上流域ほどの魚影ではないようだ。下流域はさらに魚影が薄くて、釣れるポイントも少ない。川の中央付近に良型が点在するが、どうも、数が少ないように思えた。ただ、型がとても大きいので、竿数を出して拾い釣りするつもりであれば釣りになるのかもしれない。
2008年10月7日(火)
10月7日(火) 秋ハゼのリール釣り、12〜15.5pを61尾。伊藤遊船。中流域から湾岸道路下まで釣ってみた。本日も、ハゼが釣れる場所を捜すための偵察釣り。18ヶ所釣りまわって10ヶ所で釣れた
 小潮、干潮3時10分と14時47分、満潮11時22分。日中の引き潮は3時間27分しかない。満潮の延長のようなもの。
 朝の水温21℃、朝の気温17℃、水色やや赤い。
 晴れ、北の風、ときどき東の風。さわやかだった。
 6時45分から15時30分まで8時間45分の釣り。
 朝一番で、湾岸道路下へ行く。湾岸下の本日は、潮が低いほうが「絶対的に」釣れやすいと判断したため。アオシオ被害がなければ事情は違ってくる
 右岸、水深1.5mへアンカーを入れた。自動車と電車の音がする。一応、左右と後方へ投げた。手際よく引く。浅い場所は水深1m以内。置き竿にガンガンというアタリ。15pはあろうかという良型。ナーアンダ、いるじゃん、という気持。30分の間に10尾をゲット。出だし快調。
 あまりたくさん釣ってしまうと後日のお客さんの分が少なくなってしまう。これは私の驕りでも慢心でもない。現実に今年はそのような魚影なのだし、本日は、釣れるかどうかという偵察釣りだから、後ろ髪を引かれる思いで移動。
 湾岸道路下から出て、上手、日のあたる場所へ行く。沖目に牡蠣山がある。その内側へ入る。岸方面へ投げる。ポチャン、トンといきなり着底。浅い。竿7本を扇状に展開した。
浅場ではハゼがいれば一気に食いついてくる。だから積極的に引く。じきに5尾釣れる。
 また上手へ動く。棒杭が列上に並んでいる手前。ここでは10尾を追加。橋下よりも一回り小ぶり。さらに上手へ行く。6尾釣る。棒杭の端近くで1尾、そして今度は高圧線の下手へ行く。竹棒の内側で釣る。また1尾釣れる。
 橋から上流へくるにしたがってアタリが少なくなった。そこで対岸の左岸、クリーンセンター前の橋の上手へ行く。まったくアタリなし。しかたなく、今度はまた右岸側へ行き、京葉線鉄橋の上下で3ヶ所釣ってみた。オデコ。
 やむなく、左岸を上手へ移動して、朝一番で釣った場所で釣ってみた。朝と違う点は、水位がとても高くなったということ。アタリなし。干潟が隠れたのでハゼが移動して、少ないハゼがまたバラケたので捜すのが大変。この付近の現在の状況では、干潮時間帯の水位が低いときが釣れると思う。そして、上げ潮にかかってから七分ほどまでがいいのかもしれない。
 今度は一生懸命にボートを漕ぐ。2本の高圧線の中間、右岸側、牡蠣山がある付近で釣る。根掛かりはあるがオデコ。そのまま妙典排水樋門前までいって釣る。ここもオデコ。
 すぐに対岸の左岸、黄色いクレーンが見える前へ行く。ここもオデコ。相当に魚影が薄いか、ハゼのご機嫌が悪いかどちらか。そのまま上流方面へチョロチョロとボートを漕ぐ。大分、疲れてきた。だから休み休みでモタモタと漕ぐ。陸っぱりの二人が釣れたかと声をかけてきた。まったく釣れないのだという。それならば行徳側の塩浜岸壁へいって投げるといいよ、と返事をしてやった。うんうんと頷いている。
 途中に、TT遊船の女将さんが船外機に乗ってサオ1本でミャク釣りをしている。多分、偵察釣りだろうと思った。声をかけた。アタリが二度あったけど釣りそこなったという。
ならばと、そこで急停車。左岸の岸に白い船が放置されて座礁している。その前でサオを出す。女将さんの船を目安にボートをつけて岸方面へ投げた。バタバタッと釣れた。アレッ、朝と同じかも、と思った。1〜2本を捨てザオで沖目の深いほうへ投げておいた。こちらは一向に音沙汰なし。
 しかたがないので、7本全部を白い船めがけて、エイヤッと投げた。オモリが船体に当たってゴツンと音がする。その直下へオモリが落ちるから船下から釣ることになる。けっこう、ハゼが浅いのに船下についている。
 カニの横ばいのように3ヶ所移動して岸方面を釣る。沖目は反応なし。そうこうしているうちに、船頭さんが通りかかったので、あと15分で上がる、と返事をした。このとき数を聞かれたので50尾と言った。船が行ってしまってからサオを仕舞おうと上げたが、エサは付いているし未練があったので、クソッーと悔し紛れに沖目へ放り投げてみた。3本を投げてみた。それから残りのサオを仕舞おうとリールを巻いていたら、なんと、投げたばかりのサオがゴンゴンとお辞儀をしている。夢中になって上げてみた。なんとダブル。外して投げる。岸方面のサオをあわてて全部ともかく沖目へ放り投げる。エサの点検も何もあったものではない。3本バリに2本しかエサが付いてないのにそのままで投げた。ともかく時間が惜しい。結局、船頭さんが迎えにくるまでのほんの10分の間にちょうど10尾を追加できた。
 日中にエサもとられないほどに釣れなかった場所で、ほんの、10分ほどの間にバタバタッと10尾が釣れて、また、パタッと釣れなくなってしまった。悔し紛れに遠投したのが幸いしたようだ。この状況からわかることは、満潮時の水深3m以上の場所でもハゼがいることがわかる。ただ、なかなか、釣れてこないだけ。浅場にいるハゼとは口の使い方がぜんぜん違っている。理由は不明。ともかくいることだけはよくわかった。
 サオ7本使用、袖バリ4号の自製3本バリ仕掛け、オモリナス型5〜6号、アオイソメエサは3〜4cmほどに付けてみた。
 ミャク釣りでは、水深1〜1.5mほどの牡蠣山周り、ゴロタ周辺、その他棒杭などの周辺、ボートなどの繋留用アンカー周りなどの根掛かり周辺を丹念に探れば良型が出る。
 リール釣りは根掛かりの少ない1〜2mの浅場を積極的に引くといいと思う。ただし、深い場所にもいないわけではないからときおり探ってみるといい。潮で釣れるか、時間で釣れるか、どちらかで釣れると思える。
 リールの場合は、たとえ1本でも多くサオを用意したほうが釣れる確率はずっと高くなる。また、1〜3尾釣れたら移動するくらいの気持ちでいたほうが数は揃う
2008年10月2日(木)
10月2日(木) 秋ハゼのリール釣り、10〜14pを111尾。伊藤遊船。アオシオ被害のため1ヶ月休釣していた。ハゼは大きくなったが、釣りポイントが少なくて限定される。本日はリールでの試し釣り。13ヶ所を釣り回ってみた。釣れた場所は4ヶ所
 大潮、満潮6時29分、干潮12時19分。明日から中潮になる。
 朝の水温20℃、朝の気温15℃。水色、やや澄み。
 晴れ、北東の風。さわやかだった。
 6時から14時まで8時間の釣り。早上がり。
 朝一番で伊藤遊船さんの桟橋前で釣る。桟橋から投げて釣れた、という情報があったのでサオを出した。たまたま、なのか、オデコ。
 すぐに移動。沖に舫ってある乗合船の辺りで釣る。サオ3本のエサをとられたが釣れず。
 そのまま対岸へ行く。水深1.5mにアンカーを入れて、岸方面とボート尻と川中方面へ投げてみた。すぐに釣れてきた。4尾。とても型がよい。これは全部岸方面の浅場。
 釣れるのがわかったので30分ほどで上流へ移動。送水管までの間で3ケ所サオを出した。竹棒が立っている沖目と岸寄り。オデコ。
 次に送水管上手左岸、T遊船の船着場との間、水深1.5mにアンカーを入れた。送水管を睨みながら、左、右、下流方面と投げ分けてみた。遠投するから気持がよい。次々とききアワセをした。魚影が極端に薄いので、長くばかり置いておいても釣れるとは限らない。それに本日の釣れ具合を見ていると、ハゼが「いさえすれば」すぐに食いついてくるような釣れ具合とみた。だから、積極的に「引く」。ここで3ケ所動いて11尾を追加。合計で15尾になった。
 今度は右岸、Y遊船下流の水深1mへ行く。ミャク釣りで1000尾釣ったポイントのひとつ。T遊船のボートがいる。朝から釣っているとのこと。満潮時間帯を含めて水位が高いうちによくヒットしたとのこと。みなさんはけっこう釣果があったものと判断した。私はこの時点で15尾のみ。
 午前10時、T遊船さんの常連さんのうしろで釣り始める。皆さんはタカに上がっていて、桟橋方向を向いて釣っている。私はタカから深場へ落ちる斜面にボートがある。北東の風だから、常連さんの背中を見ながらその人のアンカーロープを目安に投げた。また、その人の投げている方向がわかるので、そのラインを外して投げた。ても、風が回るので、ボートが大きく動いてせっかくのキャスティングもフイになって、オマツリをしてしまう。その人にはわたくしの投げた方角が見えていないのだから、すべてわたくしの責任。常連さんには悪いことをしたと思っている。風のせいにばかりできない。
 13時まで3時間釣って95尾を追加できた。時速33尾。これは入れ食いといってよい。思わぬ釣果だった。すでに上げ潮になったのだが、ピタッと食いが止った。前の常連さんは釣れている。ということは、少なくとも、わたくしがキャスティングしていたエリアでは「ハゼを釣りきったかも」という思いが浮かんだ。常の年の魚影ではないのだから、その可能性は十分にある。
 釣りを止めて、同宿のボート近くへ寄ってリール釣りの様子を聞いた。アタリはあるという。ということは、わたくしのエリアだけアタリがとまったということ。
 ボートで、釣れている釣り場はいっぱいなので、このエリアの釣りをあきらめて下流へ移動。本日の目的は試し釣りなのだから、入れ食いを堪能したことだし、また、点々と右岸側を釣って歩いた。伊藤遊船さんの桟橋近くのT遊船の桟橋近くで投げてから、お終いにしようと思って、サオをたたんでいたら、1尾釣れてきた。合計で111尾。
 本日に限ってかもしれないが、2m以上のポイントでは釣れなかった。結局、1m前後の浅場を目標に投げたことになる。それでも、いっとき、入れ食いを楽しめたのでサオを出した甲斐があったと思う。
 本日の試し釣りは、伊藤遊船さんの桟橋から上流、新行徳橋下手までの右岸と左岸を釣り歩いた。中流域と下流域は時間がなかったのでいけなかった。また、ボートが一艘もいなかったこともあるので、たぶん、釣れないのだろうという判断もあったから、上流域を優先して釣った。ミャク釣りのポイント選定とは少し異なる。根掛かりのある場所は避けた。
 タックル、磯ザオ1号〜3号を7本使用、2000〜3000のスピニングリール、道糸ナイロン2号100m、ウデ10pまでのテンビン、全長1.3m自製3本バリ仕掛け、袖バリ4号、ハリス0.8号、糸付き、幹糸1.5号。青イソメエサ3〜4pと長くつけた。しゃぶられればシメタもの。入れ食いのときほど大きく長く付けた。アタリを持続させ続けるため。2尾掛け、3尾掛けが何度もあった。
 ポイントが狭いので早い者勝ちの釣りになる。船宿のアドバイスは必聴。
2008年9月5日(金)
9月5日(金) 秋ハゼのミャク釣り、6〜10pを273尾。伊藤遊船。私としては「貧果」。アオシオ被害のためと思える。
 中潮、満潮7時59分、干潮13時36分。あさってから小潮になる。
 朝の水温27℃、朝の気温24℃。水色、やや澄み。
 曇り、北東の風、午後晴れ間、南寄りの風。涼しかった。午後、オシボリ使用。
 6時から16時まで10時間の釣り、27尾/1時間。小型が多かった。6月下旬のような釣り。アオシオで12cm前後のデキの良型がたくさん死んでしまったため
 朝一番で、最上流域の左岸側、K遊船とO船宿の桟橋の間へ行く。前日までの、釣りポイントを踏襲。下流へ行った人が、沈船もゴロタもダメ、という情報。だから、本日は中流域と下流域は無視した。最上流域で討ち死に覚悟で釣った。私としては、やはり、討ち死にか?
 オールで川底を突いて、なるべく固い底を選ぶ。水深50cmで釣る。ラインが斜めになるのは仕方がない。かえって、積極的に斜めにして、サオをなるべく低くする
 釣れるハゼは6〜7pの小型が多い。生き残ったハゼはこのサイズが多いらしい。5〜7尾釣るとあとが続かない。すぐに移動する。その繰り返し。どうせ、また、この場所へ戻るつもりだから、アタリが少なくなったら移る。それがよい。問題は、5〜7尾釣るのに何分時間をかけるか、だと思う。
 大船が桟橋に着いたと思ったら、エンジン全開で、船体を洗い始めた。一帯は、いっぺんに濁ってしまった。洪水の濁流のような渦を巻いて濁りが「ぶっ飛んで」くる。アタリ消滅。満潮時間のちょうどいいときに、ダウン。仕方なしに、とりあえずあっちへいったりこっちへきたり。
 川水のニゴリは薄まったが、ニゴリそのものはある。また、戻ってきて、コツコツと釣る。水位が下がったので、試しで、水深1.5m以上の場所へ出た。オールで突くと固い砂地の感じ。2.1mサオを出す。釣れるのは6〜7pが多い。アタリだけはやけに大きい。
 右を向いたり左を向いたり、うしろを釣ったり前を釣ったりと、身体をひねるたびに、1.8mサオが靴に引っかかって踏んでしまいそう。本日は、ハゼが少ないので、ハゼを探すために、やけに忙しい。それをやらないと釣れないから一生懸命にやる。かといって、踏んづけるからといって、サオをしまったのでは、また、出さなければならない。
 閃いた。妙案を思いついた。ならば、1.8mサオにエサをつけて、ホン投げて置けばよい、ということ。釣れれば、めっけもの、釣れなくてもともと、邪魔にならないだけいいやっ、と思って実行する。だから、4本ザオで2本は完全な置ザオ。ときどき、2.1mサオを置ザオにする。周囲の人が見たら、あの人はなんていう釣りをしてるのだろうか、と思ったはず。置ザオで、けっこう、釣れてくるから面白い。
 本日は、魚影のきわめて薄くなってしまったときに釣行しているのだから、サオ数が多いほうが有利だったのかも。10束前後を釣るときは、4本だなんてとんでもない、ということになる。かえって能率が悪くなる。2本だって場合によったらさばききれないことだってあるのだから。
 本日は、4本ザオの釣りを半日やった。面白かった。ただし、ハゼの魚影は、まだ、回復していないと思う。放水路内のどの場所で釣れてくるか、ハゼに訊くしかない。いずれにしても、釣行時の、船宿の案内に任せてみるのがいいと思う。
2008年9月2日(火)
9月2日(火) 秋ハゼのミャク釣り、8〜14cmを1029尾(ヒネ4尾含む)。10束釣り22回目。伊藤遊船。1000尾を数えたので、30分早上がりした。釣り場は「市川水路」を選び、ワンチャンスをものにできた。満足。
 大潮、満潮6時03分、干潮12時21分。あさってから中潮になる。朝の満水時間帯は時速200尾が2時間続いた。10時〜14時までは水がなくて、チョロチョロの釣りだったが、辛抱してコツコツと拾った。上げ潮が効いてきてからは、そこそこに釣れた。このポイントは小潮回りで終日潮が高いほうが釣りやすいような気がする。
 朝の水温23℃、朝の気温25℃。水は冷たかった。水色、上流の山砂色でニゴリ。川の水は、舐めてみたが、塩辛くなくて、表面の水は真水。
 晴れ、北のち南西の風がややあった。でも、釣り場は風を避けているので、爽やかなわりには蒸し暑かった。オシボリ2本使用。ポカリスエット1.8g1本飲んでしまった。
 6時から15時30分まで9時間30分の釣り。108尾/1時間。8時までに400尾、200尾/1時間。あとはチョロチョロの釣りで、5束〜8束に達するまでが、とても、辛抱が必要だった。食いが立っているときに、ガバッと釣る、というのが、私の釣りパターン。
 朝一番で「市川水路」へ行く。聴き慣れないと思うが、本日の私の選定場所。晩秋から初冬にかけて、行徳港内で落ちハゼのリール釣りをするが、その一番奥まった右手の水路を入った奥。
 選定した理由。ここは、千葉県指定の「野鳥の楽園」からの雨水を含んだ排水がある。また、中江川排水機場と湊排水機場からの雨水の排水がされる。江戸川放水路は、アオシオ被害が前代未聞のひどさだった。市川水路は、この間に降った雨水が連日のように放水されていた。したがって、アオシオ被害は軽微で、ハゼの死骸はほとんど見られなかった。また、水路両側には、工場群があり、工場敷地内に降った雨水が土管から水路内へ排水されていた。以上のことから、市川水路内には、かなりのハゼが生き延びている可能性があると推定した。そのため、伊藤遊船さんには、無理を承知でお願いして、市川水路まで曳船をしてもらった。本日は、行徳可動堰が閉められた翌日であり、アオシオ収束直後の試し釣りだった。放水路内は他宿のボートなどがでていたので、釣れ具合の情報は入手できるものと判断して、急遽、市川水路を釣ってみた。散らばって釣れば全体が分かる
 市川水路内は、両側が切り立った岸壁で、岸から5mほどが斜面になっていて、満潮時間で50cmから1.8mサオいっぱいまでの場所。それから先は、ドンと落ちていて深くなる。干潮時間でも2.7mサオが必要な急斜面。タグボートに曳かれた大船が奥まで一箇所だけ入るから中央はドン深。したがって、本日は、満潮時間も干潮時間も1.8mサオで釣れる範囲内の深さを釣ることにして終日釣った。
 ゴロタ石や牡蠣、沈澱した流木などがあるから多少は根掛かりする。我慢しながら釣る。本日釣れるハゼは10p以上の良型ばかりで、8〜9cmは小さくなったエサで釣れる程度。付けるエサが大きいし、良型が多いから、中型小型が釣れてくるヒマがなかった。
 上手な人なら、テンプラ用に、かなりな数をひらけるサイズのハゼ。本日の、このような釣りは早い者勝ちということになる。
 市川水路は、一般的には、江戸川放水路のボート屋さんは釣りに来ない。遠いために送迎が大変なためと、このエリアをテリトリーにしている船宿さんへの遠慮があるためかと思える。そうはいっても、今年は未曾有のアオシオ被害で、直後の洪水もあり、ハゼにとってはダブルパンチで、放水路のハゼはノックアウト寸前の状態。
 釣り人というのは、一面、我慢がしきれない性格が強いと思うのだが、私もご多分に漏れず、釣りたい一心で、ただそれだけで、頼み込んで、例外で、曳船をしてもらった次第。
 釣りに来た人が釣れないでしょんぼり帰るのではこれまたどうしようもない。いかに、釣れないのを覚悟してきたとしても、現実に釣れないとそれはがっかりしてしまう。
 次回の私の釣行は、放水路内でハゼを探索する放浪の旅となる予定。10束釣りはとうの昔にあきらめている。例年、今頃の季節は、湾岸道路から京葉線鉄橋下までの右岸、ミオ筋周辺で良型が釣れてくるのだが(ここは次回の釣行予定)、もし、ミャク釣りで、思うように釣れなければ、秋ハゼのリール釣りに切り替えるのは時間の問題。今年は例年よりはずっと早い時季に切り替えようと思っている。絶対数の少なくなったハゼを釣るには、リール釣りで広範囲に投げて、5〜7本のサオを使って釣るのが効率がよいと思う。釣れないのに、ミャク釣りで頑張るだけの忍耐力は、私にはない。本日は例外中の例外の釣果。市川水路で腰を据えて釣ったのは15年ぶり。
2008年8月22日(金)
8月22日(金) 夏ハゼのミャク釣り、7〜13pを1166尾。10束釣り21回目。伊藤遊船。風のため、そして、スタミナ切れのため、30分早上がり
 中潮、満潮8時10分、干潮13時53分。明日から小潮になる。
 朝の水温27℃、朝の気温20℃。水色、澄み。昨夜、宵のうち、カミナリが鳴って大雨で風も強かった。アオシオの発生を心配した。
 晴れときどき曇り。北東の風、のち、東の風、強風。対岸からの波高い。涼しいのを通り越して寒い。終日、厚手のカッパを上下着て、首にタオルを巻いて保温し、船宿のライフジャケットを着て、ようやく、寒さをしのいだ。今年の天候は異常だらけ。
 6時から15時30分まで9時間30分の釣り。122尾/1時間。午前中の6時間で740尾、123尾/1時間、残りの3.5時間で426尾追加、121尾/1時間。結果としての数字としては、まあまあのペースに見えるし、例年はこんなものなのだが、本日の釣りは苦労した。決して、楽な釣りではなかった。それは、本日釣ったポイント群での魚影の濃さ加減にムラがあったということ。二日前のテレビ取材のときと同場所だったが、型も数も釣れるペースも前回よりも劣ったので、ハゼが動いたのではないのか、という疑問を持った。それは、別のデータからも推測できる。そうであったとしても、私は、大きくは動かずに、エリアを絞って、辛抱して終日釣った。本日は、私としての「大釣り」、例えば13束とか14束とかは捨てて、10束に乗せることだけを最優先して釣った。行きたい場所もあったのだが、偵察釣りは放棄した。過去の経験が生かせたと思う。
 朝一番で、二日前のテレビ取材でいい釣りをしたゴロタ上手へ行く。右岸、東西線車庫前。気持のどこかに、本日はいただき、という安直なものがあったと思う。こんなときは失敗をする。
 水位が低いので、1.8mサオいっぱいまでのミオ筋の斜面を釣ってみた。貧果。アレッと思う。仕方なく、すぐに、水深0.5〜1mへ上がる。チリチリの連続。それからは、ゴロタ上手一帯を頻繁に移動して様子を探る。1時間釣って100尾。水温の低下と北東の強風が原因の一つと判断してみた。ということは、満潮が8時なので、水位が高くなるまでは、浅場で辛抱して釣って、下げが効くのを待って数をまとめようと思った。そのために、一ヶ所で30尾ほど釣ると、即座に移動、ボートの右で15尾、左で15尾、という具合。だから、一度釣った場所もハゼはかなり残っているはず。したがって、同エリア内を、行ったり来たりを繰り返す。500尾になるまでが、辛抱が要った。
 10時、かなり水深が浅くなってきた。朝一と同じくらい。ゴロタ上手70mほどに目印の棒が2本立っている前に行く。棒の内側に牡蠣の山がある。牡蠣山の手前にアンカーを入れて、ミオ筋と干潟になる斜面を釣る。思った通りの12〜13pの良型の入れ食いになった。朝、やりはじめの水深とほぼ同じ水位。なのに、今度は入れ食い。これだから、ハゼのことは分かっているようで分からない。時計をみると、ちょうど、朝から6時間になり、740尾まで数えた。ほっとする。かなり、挽回できたようだ。
 それからは、カニの横ばいのように、1.8mサオで道糸10p余りのラインの斜面を積極的に釣った。風が強かったので2.1mサオは出さなかった。ゴロタの棒から見通した直線で、ミオの斜面に牡蠣の群落が帯状に連なっている。大潮でも露出しない。だから、知らない人が多い。そこを徹底して釣る。良型ばかり。根掛かりは仕方がない。その斜面をちょっとでも外れると型が小さくなり、13p級もときおり交じる程度に減る。だから、午後からは、型狙いで釣ってみた。本日は大釣り放棄だから、ともかく、10束に乗せればいいだけなので、気持は楽になったのだから、型狙いで遊んでみた。思いのほかの釣れ具合で、すぐに、夢中になって釣った。エサはタラシをたっぷりと出して付けた。だから、7〜8p級はアタリだけで12〜13p級だけが最初は釣れてくる。食い千切られてエサが小さく軟らかくなってから10p未満が釣れる程度。だから、面白くて仕方がない。
 風も波も一向に静まらないし、スタミナも切れてきたようなので、おまけに、月水金と、今週は3回もハゼ釣りをしてしまったのだから、もう、いいかっ、という気持になった。つまり、気持が切れたワケ。東の風になっているので、風に流されて、というわけにはいかないので、スポーツセンターのボート漕ぎのつもりで、エッサエッサとオールを漕いで桟橋へ行った。
 なお、本日の二番手が1054尾、三番手が531尾だった。二人とも高校生。この二人は一艘のボートに二人で乗った。私の近くで釣っていたが、移動するというので場所を言って偵察を頼んでおいた。釣っている場所は見えるので、あの様子ではきっと釣れているな、と思っていたら、案の定、 大釣り。二人で乗って10束と5束ということは@二人にそれだけのハゼを釣る力があったことAそれだけ二人が釣れるだけのハゼのいる場所を見つけたこと、の二点だと思える。ということは、魚影がものすごく濃いということを意味していると思う。それと、ハゼは生き物ということを、今一度、思い知らされた思いだ。天候に敏感に反応して、着き場を変えたと思えるからである。ハゼの明日の着き場のことは、分からないのだから、過去の実績を頼りに、運を天に任せて、これからも、ハゼを探そうと思っている。5束以上を釣りたいと思ったら、そうしたほうがよいと思う。
 タックルその他は前回と同じ。青イソメエサ、前半は1〜1.5cmで付け、後半は1.5〜2pで付けてハゼを寄せた。空振りも、意識して繰り返すことができれば、それはテクニックのうち。空振りをしている7〜8p級を釣ってしまおう、と決意したら、ハリに付いたエサを0.5cmと小さく千切って振り込めば一発で釣れる。このことは、釣れ続けさせる、ということとは、裏腹のことなのだから、そのつもりで、使い分ける必要がある。
2008年8月20日(水)
8月20日(水) 夏ハゼのミャク釣り、8〜15pを605尾(ヒネ6尾含む)本日は10束釣りとは無関係の、番外の釣り釣りビジョンのスモールゲームズという番組のはぜ釣りの取材協力を、私と伊藤遊船さんとで担当した6時30分から11時30分までの5時間の釣り。本日の釣果は、しばらくのあいだ、幻の釣果としておきます。
 中潮の初日、3日後には小潮になる。満潮6時37分、干潮12時57分。潮は高かった。
 朝の水温29℃、朝の気温24℃。水色、ササニゴリだが、ときどき、澄み。
 晴れ、朝のうち無風で暑い、のち南の風で爽やかになった。
 6時30分から11時30分まで5時間の釣り。121尾/1時間。良型が入れ食った。2980g、4.9g/尾。
 本日は、テレビの取材の日。6時半、スタッフともども、沈船へ行く。スタッフは水門近くまでいって、水中カメラでハゼを撮影中。私は、沈船周辺で釣りながら、スタッフがくるのを待つ。伊藤遊船さん、T遊船さん、O遊船さんのボートが密集したので、録画撮りには不向きの様子になったので、200尾釣ったところで、私は離脱、ゴロタへ移動した
 ゴロタにはTT遊船さんの常連さんがゴロタの上で釣っていた。顔見知りの人。取材を告げて、それとなく、根回しをする。私は、ゴロタの縁を回るように釣る。12cm級の入れ食い。沈船よりもふたまわりは大きい。こんなときもある。当たり。日によって違う。
 スタッフがきた。みんなで、私の釣れ具合を見ている。ともかく、入れ食いだから、感嘆しきり。水中カメラで、ハゼがともかくたくさんいる、ということを確認してきているので、あとは、どれだけ釣り上げる技術があるのか、ということだけだと、実感した様子。
 スタッフは船宿仕掛けで挑戦開始。私のボートにカメラさんが一人乗ってきて、カメラを回しっきりで、私の釣りを撮影している。ピタッとくっついて、2本ザオの釣りを録画。長時間だからフィルムを入れ替える。1本ザオと2本ザオの違いを質問されたので、釣りながら答えた。本日は、良型が入れ食っているので、カメラ写りもさぞかしきっといいと思えた。
 私の釣り方はいつもと同じ。良型狙いで的を絞ったので、エサはタラシをしっかりと出して、長く付けた。2pはある。エサの太い部分はタラシを5ミリほどにだして、空振り覚悟で大型を狙った。だから、引きがよくて、釣れてくるハゼが、ボートの縁にボテッと当たるので、見ごたえ十分の釣りだったと思う。中小型は無視。
 ハゼ釣りに挑戦するスタッフも、釣りの猛者が二人きている。デカボーに乗って、そちらもカメラがついている。撮影しっぱなし。チョイ撮りなどではない。さすがに、釣りビジョンだけのことはあると、感心した。
 放映予定、9月10日21:00〜、スカパー753チャンネル、釣りビジョン「スモールゲームズ」。その後の再放映予定は本日現在未定。おそらく、10月までの一ヶ月はハゼ釣り番組を流すのかも。
 サオ、1.8m2本、袖バリ1号、オモリ1号、自製胴付き仕掛け、ハリスの長さ3p、道糸ナイロン1号、仕掛けを付けた先糸は1.2号50cm。仕掛け図は「江戸前のハゼ釣り上達法」または「天狗のハゼ釣り談義」を参照されたい。
2008年8月18日(月)
8月18日(月)夏ハゼのミャク釣り、7〜14pを1513尾(ヒネ2尾含む)。10束釣り20回目。伊藤遊船。目方は6365グラム、4.2g/尾。デキハゼが確実に大きくなっていて、その良型が釣れている。本日は型狙いと10束の両天秤で、二兎を追った
 大潮、満潮5時17分、干潮11時57分。本日の朝の潮はとても高かった。
 朝の水温28℃、朝の気温20℃。水色、澄み。
 晴れ、北のち北東の風、のち、南東の風。朝方は涼しすぎるくらいだった。日中はオシボリ使用。
 6時から16時まで10時間の釣り。151尾/1時間。入れ食い。午前中6時間でちょうど900尾、150尾/1時間、残りの4時間で613尾、153尾/1時間。終日、同じようなペースで釣れたことになる。
 朝一番で沈船へ行く。沈船と岸との中間に牡蠣礁の山がある。その上へ乗る。潮がとても高いので、水深が確保できるので、安心して、牡蠣山の上に乗った。根掛かり覚悟の良型狙い。水深1.5m。このくらいあると、牡蠣山の上でも釣りになる。穂先下へオモリを軟着陸させられるため、根掛かりが少ない。エサは1.5cmほどの長さで、タラシをたっぷりと出した。正解。水深があるから、根掛かりが少ない。釣れれば大きい。同宿のボートが来て、並んで釣る。そのお客さんがこんなに釣ったとビクを見せてくれた。ボリュームがすごい。
 500尾を数えたところで浅くなってしまった。二人して離れた。私は、ゴロタまで上がって、その沖目の川中の瀬の上に出た。水深がまだ1.5mはある。ここで、久しぶりの釣り。釣れた、釣れた、といいたいくらいの釣れ具合。しかも、空振りが少なくて、良型。アンカーを上げると、海草がたくさん着いてくる。ハリにも、オモリにも着いてくる。この海草があるくらいのほうが、この場所のハゼは大きくなるし、釣れもする。ようやく、そのような条件が揃ったようだ。ただし、リール釣りの人には不向きの場所。海草で何もかもが団子状になってしまうから。ミャク釣りの場所。
 川の真ん中には誰もいないから、やりたい放題に移動を繰り返すともかく、エサを大きめに付けて放り込めば、サオを持っていってしまうのだから、こんな楽な釣りはないと思う。通っているとこんないい思いがときにはできる。この瀬の上で482尾を追加した。船宿の船頭さんが巡回してきたので魚を渡す。
 瀬の上が50cmと浅くなった。しかも、水色が澄みで、見釣りができるようなありさま。陽も強くあたってきた。さすがに、食いが悪くなった。潮止まり時間過ぎ。そこで、移動。沈船の上手5m、ミオ筋の外側、水深1.2mへ行く。私の好きな場所のひとつ。釣果の数を整えるつもりだった。
 上げ潮にかかったので、どんな具合かとサオを出したところ、7〜12cm級の交じりで、ここもまた、入れ食い。本日は、いったい、どうなってしまっているんだろうか、と思うような釣れ方。なんだかわからないが、釣れるのだから目いっぱい釣ってやろうと手返し勝負をしてみたエサは1p〜1.5cmと、釣れるハゼのサイズを見ながら大きさを変えた。細いエサは、頭をそのままで、頭から縫い刺しにして使った。エサ持ちがよい。太目のエサは1pくらいに付けた。ハリに付けてから切る。空振りするようならば、ハリに付いているものを、さらに、少し千切る。
 潮がどんどん上げてくるので、1.8mサオが底へ届かなくなりそうになった。そこで、沈船よりも岸寄りのラインへ入った。水深は、ボートが上流を向くので、左が1m、右が1.5mほどの斜面を選んでみた。ボートの尻が振れるので、これでちょうどいいようだ。浅い場所へ上がって行くハゼを釣る。けっこう、いい型がいる。交じり。5〜6cmの小型は無視して、エサ付けで調節して、ハリにかからないようにして、良型だけを選んで釣った。本日は、そのような贅沢な釣りができる条件が揃ったようだ。沈船上手へはいってから613尾を釣って納竿にした。本日も満足の釣りだった。なんといっても、数が1500を超した。自己申告よりも検量数が15尾少なかった。私の数え間違い。誤差約1%。型も揃って6365グラム、4.2g/尾。
 アオシオなどのアクシデントがないにもかかわらず、いまの時季に、1500とは、途方もない釣果だと思う。例年ならば、10束を揃えるのに、四苦八苦している時季だ。しかも、中流域で釣れ盛っている。今年はそのような環境が出来上がっているようだ。それならそれで、釣り人としても、それにあわせるだけのこと。釣り場が近くてやりやすい。しばらくの間、釣れ続くのではないのだろうか。なお、湾岸道路よりも下流域でも釣れているようだが、中流域で釣れている間は、下へ行く気がしない。横着になったのかな、とも思う。今年は少し楽をしてみようと思っている。下流域は、今後のリール釣りのために、ハゼを残しておいてもいいと思える。それは、私だけの気持。
2008年8月14日(金)
814日(木) 夏ハゼのミャク釣り、7〜13pを1217尾。10束釣り19回目。伊藤遊船。本日で、10束釣り「連続」19回となった。過去20年間で、自己新記録を達成した。過去の記録は、2007年18回連続、2003年と2005年に各15回連続の記録があった。今シーズンのチャレンジは、まだ、続くのかも!!でも、それは、ハゼのご機嫌次第。
 中潮、干潮9時30分、満潮16時51分。明後日から大潮になる。本日は、思っていたほど潮が下がらなかった。南風の影響か?予定変更を余儀なくされた
 朝の水温29℃、朝の気温27℃。水色、ササニゴリ。
 晴れ、ときどき、曇り。南の風、午後、南西の風、ともに、やや強かった。風が強くて白波が立ったので、狙っていたポイントでの釣りを、断念せざるを得なかった。次にとっておく。風が強くて、ときどき曇ったので、川の上は爽やかだった。オシボリ使用。スポーツドリンク2gボトル1本、麦茶2本持参。熱冷却シート使用。梅干大2ケ食べた。
 6時から15時30分まで、9時間30分の釣り。128尾/1時間。風のため、30分早上がり。朝の5時間で697尾、139尾/1時間、残り4時間30分で520尾追加、115尾/1時間。どうしても、午後の方がペースが落ちる。諸条件もあるが、スタミナ切れもあるのかも!!
 朝一番で、沈船へいく。本日の潮では、沈船はさほどには露出しないはずなので、棒を目安にして、沈船の上を釣ることにした。2本ザオをそっと振り込んで、水中遊泳をさせる。コツンと牡蠣にあたる。その前後にギュギューンとサオをひったくるアタリ。ハゼがエサをくわえて走る。牡蠣礁の上での釣りの特徴的な引き。2本同時だから2本とも取り込んでしまう。1本だけのアタリのときは、もう1本はそっと落しておく。引きずったら最後で、根掛かりしてしまう。12cm前後の真っ茶色のハゼばかり。本日は、どうゆうわけか、私以外のボートが全然現われない。チャンス到来、と思って、本日の釣りは、沈船を徹底的に釣ってやろうと思った。こんなチャンスはめったにない。10年ほどだろうか、このように釣っていないと思う。大抵は、他のボートがいるから、遠慮して、近づかないようにしていたから。
 潮が引いて、ボートの底がゴツンゴツンと牡蠣にあたる。牡蠣山の外側ヘボートを移す。偏光グラスで、牡蠣山と砂地の見分けがつく牡蠣山の際を釣る。その際に、牡蠣山の上から砂地の方へ仕掛けを水中遊泳させる。牡蠣山へは軟着陸させない。エサを追ってくるから、ハゼを誘導するワケ。牡蠣山から落ちた砂地へ着底する直前に、しっかりとしたアタリが出る。こんな面白い釣りはないと思う。今度は、砂地があるから、サオ1本は砂地を釣る。根掛かりの心配はない。ただ、置ザオにしていてハゼが釣れているときは、仕掛けを牡蠣山の上へもっていってしまうので、根掛かりしてしまう。だから、アタリがあったとわかったときに、ハゼを取り込むようにした。
 岸側が浅くなった。それと、沖を遠慮のない走りでマイボートや大型の船が通過するので、浅場はガバガバの波ですっかり濁ってしまった。釣りにならなくなる。干潮時間帯の宿命。風が川下からだから、沈船の下手へ回る。今度は、やや、深いから下が見えない。根掛かりしながら、仕掛けの消耗を覚悟で釣る。予備仕掛けは15組用意してある。突風がときどき吹いてきて、ボートの揺れが激しくなった。それに、潮が思っていたほど下がらない。
 風が強いから、2.1mとか2.4mのサオは出したくない。やむなく、予定変更をした。そのまま、沈船の沖側の縁を回り込むようにボートを着ける。牡蠣山からドンと落ちた場所と、ボートの反対側を釣る。1.8mサオで道糸20p余りくらいの水深。良型を抜き上げる心地よい引きを堪能できた。
 沈船の上と周囲をグルッと一回りして5時間、船頭さんが巡回してきたのでハゼを渡す。697尾との連絡。どうやら、10束の射程距離に近づいた思い。本日の強風では、浅場で釣るしかないので、これからの5時間はボート酔いと戦いながらの釣りになる。これが、けっこう、大変。ボートが前後左右に揺さぶられるので下を向いていると目が回る。それに、風波以外の船の引き波が加わるから、ボートがクネクネとした揺れになる。
 本日のただ一つの救いは、私以外のボートが一艘もいなかったこと。これが幸いだった。波と風と上げ潮に押されて、残り時間は沈船周りを放棄して(本当はもう一回りしたかった)、上流方向へ水深50cm〜1mの場所を釣りあがった。午後からはペースがやや落ちた。やむを得ない。それと、真っ黒い雲が西の方角からやってくるのが見えた。船宿ではカミナリを聞いた、といっていたが、釣り場ではまったく聞えなかった。ただ、カミナリが鳴ったら釣りを中止する構えだったので、10束に到達することだけを急いだ。
 雨もカミナリもなかったが、風だけはますます強くなり、白ウサギもたくさん立っていたので、30分早上がりをした。
 本日のハゼは、沈船上とかその周辺では10〜13pの良型、沈船から外れるほど、大中の交じり、上流方向への上げ潮時の浅場では、大中小の交じりだった。この付近では、小さくなったエサに、7p前後のハゼがかなりアタックしてきたので、今後とも、楽しみだと思う。というのは「小型がたくさんいるらしい」ということは、このエリアでは、ハゼの「新規供給」あるいは「補充」が続いているという証拠。デキの良型ばかりが釣れて、小型がほとんど釣れてこないということは、そのときにきた釣り人にとっては嬉しいことなのだが、先行きのことを思ったら、ちょっと、気になること。「補充」が弱いということは、いまいるハゼをある程度釣りきってしまったら、しばらくの間は、まったく、釣りにならない時期がある、ということなのだから。だから、大中小の交じりで釣れてくる、という状態が、より、いいのではないか、と私は思っている。
 サオ、1.8m2本、袖バリ1号、オモリ1号、自製胴付き仕掛け、ハリスの長さ3p、道糸ナイロン1号、仕掛けを付けた先糸は1.2号50cm。仕掛け図は「江戸前のハゼ釣り上達法」または「天狗のハゼ釣り談義」を参照されたい。
2008年8月11日(月)
8月11日(月) 夏ハゼのミャク釣り、8〜14cmを1438尾(ヒネ6尾含む)。10束釣り18回目。伊藤遊船。良型狙いで釣った。10p以上がほとんど、ヒネかデキが迷うようなサイズが多数交じった。総重量5630グラム。3.9グラム/尾本日は、偵察釣りのつもりで入釣した場所が入れ食いだったので、終日、そこに居座って釣った。そのエリアで、終日釣ったのは、8年ぶりか?満足。こんなこともある。
 長潮、干潮6時43分、満潮15時39分。一日中、だらだらと上げる潮。よく釣れた。
 朝の水温30℃、朝の気温25℃。未明の午前2時半頃、ドドーッと音を立てて、40分くらいの間、集中豪雨のような雨が降った。水色、ササニゴリ。
 曇りときどき晴れ。東の風弱く、ボートがグルグル回る。無風の時間があり、蒸し暑かった。午後、南東の風がそよそよと吹いてきて、やっと、涼しくなった。オデコに「熱冷却シート」を貼ってしのいだ。その他は前回同様の熱中症予防対策をとった。
 6時から16時まで、10時間の釣り。正午までに950尾、158尾/1時間、納竿までに488尾追加、122尾/1時間。終日、入れ食いだった。あまりの良型揃いのために、伊藤遊船さんに頼んで、目方を量ってもらった。忙しいのにやってくれた。5630グラム。3.9グラム/尾。5キロオーバーとは尋常の目方ではない。粒が揃ったということ。午前中の分が目方がかかり、午後の方が、やや、粒が小さかった。
 朝一番で、伊藤遊船の対岸、左岸、東西線鉄橋上流100mほどの水深1mへ行く。本日は長潮で、明後日からは中潮、この辺りの、牡蠣礁はこの潮では露出しないから、少し沖目からオールで川底を突いて、牡蠣の群落を捜した。水際から15mほどのところにあった。もっと、沖目にもあり、そこには旗が何本も立っている。本日は、上げ潮を釣るので、沖目は無視して水際近くの牡蠣礁だけを探索した
 牡蠣礁の際を釣れるようにボートを着けた。それでも、ボートが尻を振る。仕方がない。牡蠣礁から外れた砂地を釣る。水深は1m前後。10〜12cm級の入れ食い。すごく、エサに飢えているみたい。ガツガツと食ってくる。だから、エサは大きくつけてやった。別にエサは5ミリくらいでも、本日の釣れ具合では、釣れないことはないのだが、ハゼを、気が狂ったように夢中にさせてしまおうと思って、大きく長く付けてみた。あたりっぱなし。
 同宿のボートが次々と入釣するので、押し出されるような格好で、上流へ上流へとボートを移す。大きなエサで、コマセをたっぷりとまいてあるのだし、ハゼもたくさん残っているから、あとから来た人たちのことは、何の心配もなく、私は上流方向へ「逃げた」。そのうちに、入りきれないボートが、私を追い越して、私の上手に入る。2〜4艘。行き先を蓋をされてしまったので、もう、しょうがない、と思って、今度は、もと来た方向へバック。ただ、水位が高くなっているので、来たラインと戻りのラインが微妙に外れた。デキの大と中の交じり。全体に、やや、小さいか、という感じ。それでも、相変わらず、よく、釣れてくる。
 他の場所でやっていた人たちも移動してくる。1艘や2艘ではない。また、塞がれる。やむなく、上流方向へ再度向う。またまた、さっきよりも、岸近くを釣る。納竿前の1時間は、水深30〜50cmほどの浅場を釣ってみた。偵察のつもり。時速100尾程度で釣れる。しかも、型がよい。南東の風がやや吹いてきたのが幸いして浅場でよく食った。風波が立った方が浅場はよい。
 本日は、偵察釣りのつもりで釣ったのだが、思わぬ大漁だったので、腰を据えて釣ってしまった。本日のエリアでの10束釣りは8年ぶりか?ともかく、実績はあったのだが、なにかと、チャンスがなくて、偵察釣りでお茶を濁していたエリア。このような釣れ具合も珍しいと思える。たまには、このような、まぐれあたりの日並に恵まれるのも、悪運が強いうちに入るのかもしれない。
 まあ、それも、前日までの船宿情報のなかに、宝石が交じっていたわけだが、それも、偵察釣りを実施しなければ、見逃していたかも知れないもの。試しに、ちょこっと、サオを出してみるのもいいものだと思う。本日は本当にラッキーだった。
2008年8月8日(金)
8月8日(金) 夏ハゼのミャク釣り、6〜13pを1235尾。10束釣り17回目。伊藤遊船。思い通りになったので、楽しめた釣りだった。ストレス解消。
 小潮、満潮9時12分、干潮14時35分。7月25日と同じような潮。そのときと同様に、沈船周辺を狙うつもりだったが、他宿のボートが先着していて、あきらめて、他のエリアを釣った
 朝の水温30.5℃、水色、ササニゴリ。朝の気温27℃、午後の気温35℃、最高気温だったらしい。
 朝から晴れ、南の風、暑いわりには爽やか、風のせい。午後、南西の風。大きな梅干2ケ持参、2リットルのポカリスエット1本飲んでしまった。クーラーに冷水を作り、ビショビショのタオル2本を交互に頭に被って暑さをしのいだ。これは「超」涼しかった。頭と肩を冷やしておけば大丈夫。
 6時から16時まで10時間の釣り。123尾/1時間。正午までに810尾、135尾/1時間、納竿までに425尾追加、106尾/1時間。
 朝一で、右岸、東西線車庫前の沈船へ行く。他宿の先着ボートがいる。本日の予定は、7月25日と潮が同じようなので、朝一で、沈船横の牡蠣礁周辺を釣り、満潮時間以後は妙典排水樋門前から釣り始めて、沈船までを釣り上がる予定だった。しかし、先着のボートが両方のポイントへ入っていたので、バッティングを避けて、予定を変更、沈船上手、水深1mで釣る。入れ食い。8〜10p級。ボートが上流を向くので、右が深くて、左が浅い。右側が型がよい。だから、上げ潮だが、移動するたびに、やや、沖目へ移す。水深1.5mほどで良型がよく釣れる。
 こんな釣れ具合だったら、予定変更でOKだった。ならばと、本日は、沈船上手とゴロタまでの中間のエリアで腰を据えて釣る覚悟を決めた。イチかバチかの勝負。もともとの、私の釣る予定を立てていたエリアの釣れ具合は、他宿のボートの動きを見ていればわかるし、HPの数字を見れば判断できることだから、と思った。それを楽しみにとっておいて、変更したエリアで釣る。
 「良型狙い」と息張らなくても、良型がかなり交じる。したがって、エサは細いものは1.5cm以上に付けてタラシを出し、やや太いものは、1pと短いが1号のハリが隠れる太さで、コロッコロッという感じに付けてみた。6〜7p級がかなりたくさんいるらしいので(エサが小さくなると必ず釣れてくるからそう判断できる)エサを食いきれなくて、ハリまで口が届かないから、空振りも激しい。それでも、釣れれば大きいから、空振りだって楽しい。しまいには、ああ、これは、中型だなっ、と思えるアタリはあわせなくなってしまった。食わせておく。引っ張らせておく。周囲から見ていたら、どのように見えるのだろうか。
 そのような釣り方をしていると、両手にサオを持って振込みを繰り返し、アワセて釣り上げる、ということが多くなる。だから、2本ザオでも、かなりの数を、ミャク釣り本来のアワセで釣っていたと思う。振り込んで、アタリがなければ、一呼吸待って、すぐに、振込みを、やり直す。これが、水深1.6mほどまでの釣りでは、私の常套手段。だから、空振りをして振り込み直しているのではないアタリを出すために、再振込みをしているワケこれが、どんなに水深が浅くても、私の著書で「水中遊泳」と名付けた誘いのテクニック。振り込んだエサが、ハゼから見たら、空中を乱舞するわけだから、振込み直すと、しっかりとしたアタリが出る。これは、じつに、気持がいい。サオをもって、誘って、じっと、待っているというのは、私もやらないわけではないが、私の性格にあった釣り方ではないと思っている。だから、釣りそのものは、かなり、セッカチな釣り。どちらかというと、静よりも動。
 再振込みの回数だけアタリが出せる、と思えばよい。サオ2本を手に持っていて、2本ともアタリがあったとき、食いアタリであれば、2本を釣り上げる、という釣りを本日はやった。そのようにしてもよいほどの魚影と判断したため。でも、両方とも食いアタリとは限らないから、釣り上げるほどのアタリでない方のサオは置ザオにしておく。これは楽しみなもので、釣ったサオを振り込んでから、置ザオを上げると、かなりの確率で釣れてきた。だから、釣って片方を置ザオ、振り込んで、(置ザオにした方で)釣って、置ザオ、というサイクルができた。この連鎖を可能にするのは、エサ付けである。だから、エサ付けは、大きいか長いか、どちらか。アタリを出し続ける、ということが大事。アタリさえ途切れなければ、そのうちに、きっと、釣れてしまう。
 沈船上手とゴロタの間は砂地だが、帯状に牡蠣の群落が点在する。場所がわかっているようでわかっていない。水位が高くて底が見えないから、沖目から岸方面へ釣り上がる形にして、どこかで、牡蠣の群落にぶつかる、という釣りをした。牡蠣周りには良型がいた。だから、移動して、突然に良型が釣れ始めたら、その付近に牡蠣がある、と判断して、根掛かり覚悟で釣った。
 下げが効いた午後、南風に吹き寄せられて、川面に沖から「アカシオ」が入ってきた。川半分以上が赤い。偏光グラスをかけているから、それはすぐにわかった。それが徐々に、沈船付近を覆ってきた。だから、水色のよい浅い場所へ、とりあえず、逃げてみた。水深が30〜50cm。型は6〜9pほどで、どちらかというと、小型が多い。辛抱して釣る。そのうちに、風が南西になって、けっこう、ヒューッと吹いた。途端に、アカシオが対岸方向へいってしまった。水色が戻ったので、それではっ、とまた、元の場所へ戻る。水深1.5mのラインを釣ってみた。いまの時季、この日照り、暑さ、風を考慮すると、干潮時間に向って、良型のハゼは、やや、深場に着いている、と判断した。だから、1.8mサオでいっぱいの場所まで探ってみた。ボートがナナメに川中方向へ向くので、右を釣ると水深1.4mくらい、左へ振り込むと1.8mサオで道糸10p余りくらい、という斜面。本日の、今の時間のハゼは、こんな斜面が大好きだったようだ。それを見つけた嬉しさ。思い通りの型揃いだった。膝に乗せたサオを水面へ引っ張ってもっていってしまう食い方。干潮の潮止り間近とはとても思えない食い方。同宿のボートも同じようなラインに並んだ。
 
潮の干満と風や水温の変化で、ハゼはかなり敏感に移動すると思う。だから、ハゼの今現在の新しい着き場を「常に探す」、という釣り方が必要と思う。ポイントは、絶対、固定、確定ではない。ハゼは生き物だから、そのときそのときの、居心地のよい場所へ動くと思う。本日は、どうやら、70%くらいの確率で、場所を捜し当てることができたようだ。もちろん、見込み違いもあった。でもそれは、データとして蓄積できるから無駄ではない。
 田舎のお盆の季節になった。中流域でハゼが釣れている。例年にない釣れ方と思う。今年の特長。釣れている場所で、釣れてくるハゼを釣る、というのが私の釣り方。それは、私自身が、ハゼとともにある、といってもいいと思う。
 サオ、1.8m2本、袖バリ1号、オモリ1号、自製胴付き仕掛け、ハリスの長さ3p、道糸ナイロン1号、仕掛けを付けた先糸は1.2号50cm。仕掛け図は「江戸前のハゼ釣り上達法」または「天狗のハゼ釣り談義」を参照されたい。
2008年8月4日(月)
8月4日(月) 夏ハゼのミャク釣り、5〜14cmを1483尾(ヒネ3尾含む)。10束釣り16回目。小型はスレ掛り。セイゴ1尾、ダボ15尾ほど。伊藤遊船。本日は、久しぶりに型狙い。大成功だった。
 大潮、満潮6時12分、干潮12時50分。明日から中潮になる。満潮の水位がとても高かった。それを利用した
 朝の水温29.5℃、朝の気温27℃。水色、ササニゴリ、良好。
 朝のうち曇り、のち、晴れ、暑い。熱中症対策を実施。南西のち南の風、少々程度。釣り日和だった。
 6時から16時まで10時間の釣り。148尾/1時間。正午までに841尾、140尾/1時間、納竿までに642尾追加、160尾/1時間。終日、入れ食いだった
 朝一で、伊藤遊船の桟橋下流にある青い送水管の下手100m、右岸、護岸の石畳のある場所へ行く。水深1m前後のヘチ。昨日、市川市子ども会連合会のハゼ釣り大会が陸釣りで実施、そのさいに、岸からエサを付けて投入すると入れ食いだった、ボートの人よりも釣れた、という情報があったので、その場所へ試しに寄ってみた。入れ食いで、1時間20分釣って200尾。もうこれは情報どおりの釣れ具合。伊藤遊船さんのボートが6艘集った。
 私は、別に目的地があったので、釣れていたのだが、移動。周りの人たちはどう思ったのだろうか。私の本日の目的は、型狙い!!そのまま、ゴロタの真上にアンカーを入れた。すでに、200尾釣っているので、なんか、すごく、余裕がある気分。だから、1本ザオで釣る。根掛かりが多いためもあるし、久方ぶりに1本ザオの釣りを堪能したかったから。10束スレスレの釣りばかりやっていると、なかなか、1本ザオで釣る機会がない。本日は、だから、チャンス、ということで、はじめから、狙っていた釣り。そのような潮回り
 型狙いだから、エサは1.5cmと、長く大きく付けた。水深1mちょっとか。ゴツゴツの山は承知しているから、振り込んでサオ先を一定の高さに静止させておいて、仕掛けを水中遊泳させる。スーッと手元へラインが戻ってきて、コツンとゴロタにあたる。ラインを緩めると、オモリがコロコロッと下へ落ちるのがわかる。下まで落してしまうと根掛かりするので、確かめた高さで再度振り込む。今度はコツンとあたったところで停めておく。サオ先が上へ持ち上げられるアタリ。食いあげと表現してもよい。ハゼが首を持ち上げて、石の中途にぶら下がるようになっているエサに食いついてくる。だから、エサはタラシをたっぷりと出しておいた。オモリが上にあっても、エサは垂れているから、それを食わせる作戦。10〜12pの良型ばかり。真っ茶色に日焼けしている。ゴロタの真上で1本ザオで釣るのは6年ぶりか?
 TT遊船のボートがくる。それとなく、場所を譲る。私は1時間釣って良型ばかりを100尾だったので、もう、十二分に満足して、2本ザオに切り替えた。そして、ゴロタの山から下りて、山の周囲を釣り歩いた。周りは大中の交じり。エサを大きく付けているのに、ときおり、5〜6cm級がスレ掛りしてくる。また、1本のハリに2尾釣れてきた。7回もあった。魚影が濃いことと、食いが活発だったため。
 山を半周したところで、正午、半日分を宿へ上げる。881尾いたと連絡有り。ということは、10束は確実。今度は、ゴロタの沖目を睨んで、ゴロタを背にして釣る。棒の先は、落ち込んでいて、沈み石の大きいのが10数個ある。投入するたびに水深が違う。それでも、釣れればでかい。ペースダウンしたが、良型をしつこく釣るヒネだかデキだかわからないような良型が水面を走って、ノス
 干潮時間になった。風は南。上手には他宿のボートがいるので、ゴロタから下手へ、風上へ向ってボートを3〜4m程ずつ移動して、干潟になっている側の斜面を釣った。水深は50p〜1mのライン。型は7〜10p程度か?2番子、3番子か?太陽に向って釣れてくるから、ハゼが透きとおって、とてもきれいに見える。ということは、大きくはないということ。それでも、入れ食い。ゴロタの周辺を釣っていたときよりもペースが速い。ハゼが中型主体なので、エサ付けは0.5〜1pと小さく付けた。ときどき、エサを潰して軟らかくして釣った。臨機応変。
 本日は、ゴロタを集中的に攻めてみた。数年ぶりの釣りだった。ゴロタ周りだけで800尾は釣った。水があるうちは、ゴロタ周辺から離れなかった。残りは、ゴロタから下手のミオ筋の斜面で数を整えた。ゴロタはいつも誰かしら釣っているが、釣っているようで釣っていないということがよくわかった。それを確かめたくて釣行したワケ。大当たり。
 予備バリは25本消耗、予備仕掛けは8組消耗。仕掛け交換の時間は30秒以内というのが、私の目標。それ以上のロス時間はかけられない。
 中流域の魚影は濃いと思える。今の時季に、ゴロタで10束超という釣果は、我ながら、素晴らしいと思う。そう表現するような釣れ具合。江戸川のハゼの状態は、毎年のように、違っている。今年の中流域は、例年以上に、釣りやすい、といえそうだ。高圧線までの間で、釣れ盛っている、と表現してもよいと思う。
  サオ、1.8m2本、袖バリ1号、オモリ1号、自製胴付き仕掛け、ハリスの長さ3p、道糸ナイロン1号、仕掛けを付けた先糸は1.2号50cm。仕掛け図は「江戸前のハゼ釣り上達法」または「天狗のハゼ釣り談義」を参照されたい。
2008年7月31日(木)
7月31日(木) 夏ハゼのミャク釣り、5〜14pを1158尾(ヒネ3尾含む)。10束釣り15回目。セイゴ1尾。ダボ数尾程度。伊藤遊船。アオシオ気味の潮が続いていたので、本日は、10束釣りが途切れてしまうのを覚悟して釣行した。ハゼと勝負した。型はよかった。小型はとても少なかった。
 中潮、干潮10時08分、満潮17時22分。明日から大潮になる。
 朝の水温28℃、前回よりも1.5℃低い。水色、やや澄み、まあまあか。カニはよじ登っていなかった。ラッキー?たくさん登っていたら、釣りを止めるつもりだった。本気!!つまんないから。釣れないことほど「つまらないこと」はないのだから。私自身は、楽しむために釣りをするのだから、つまらなければ釣りをやることない、と思っているため。
 曇り、北東の風、涼しい、のち、ときどき、晴れ、暑くなったので、オシボリを被った。
 6時から16時まで、10時間の釣り。115尾/1時間。はじめの1時間は75尾、その後の5時間で正午までに645尾、129尾/1時間。納竿までに434尾追加、108尾/1時間。よく釣れたと思う。
 朝一で、湾岸道路上手、右岸へ行く。今季、初の釣り場。水深0.5〜1mの砂地を釣る。引き潮が速い。浅場と深場、数箇所を釣ってみた。45分釣って、8〜11pを75尾。釣れたハゼは、行徳沖のハゼか?アオシオに追われて逃げ込んだものと思える。焦げ茶色が濃くて、精悍な顔つきをしているハゼ。放水路生まれのハゼが釣れてこないのが不思議。色が違うから、大体、見分けがつく。いったい、どこへいってしまったのか?こんな具合では、あっちこっち試し釣りしてもおんなじ様子だと思って、すぐに、見切りをつけた。先行きのために、この場所は保留にしておくことにした。ウジウジして釣っててもろくなことがない。結果として、偵察釣りをしたと同様のことになった。
 沈船へ向って一目散にボートを漕ぐ。北東の風で引き潮が効いているから、漕いでも、漕いでも、なかなか、進みが遅い。沈船まで、およそ、14分。スポーツセンターのボート漕ぎ器具でのトレーニングをしたのと同じ。汗をかいたし、息も上がった。
 沈船上手水深50cmで釣る。入れ食い。こちらの方が、ずっと、アタリが多い。ただしデキの大中小の交じり。でも、こうなったら、なんでも、釣れればいい、という気持。水位の低下が早いので、沈船からゴロタまでの間のミオ筋の斜面へ落ちた本日は、そこでよく釣れた。他宿のボートで混んでいる。邪魔しないように声をときどき掛けてボートを移動する。立ち込みの人がいる。声をかけた。釣ったハゼを、あげる、という。いらなければ、放流するというので、そうしてくださいと頼んだ。その人は、棒ウキを使っての釣り。なかなかの上手、と見た。上がるからと声を掛けられて、放流するハゼを眺めていたら、150尾近くはいたと思う。
 アタリが少ないと釣りにならないので、いつものように、最初は、エサを大きく長くつけて、空振りを繰り返した。釣れ始めれば、こっちのもので、5〜6尾程度は連続で釣れるし、あとが、続く。一投目から釣れればこんな嬉しいことはないのだが、それよりも、「釣れ続く」という状態を作り出すことが先決だといつも思っている。周りのボートの人が「見てると面白いよ」といって私の釣りを見ている。
 私はというと、ともかく、朝一の遅れを挽回しようと必死になって釣っていた。正午で、ちょうど、700尾になった。この5時間は時速129尾のペースだった。なにか、ほっとする。もう、大丈夫?という気持になる。
 上げ潮が効いてきてからは、徐々に、干潟になっていた場所へボートを上げて、水深30cmのラインを積極的に釣った。それは、タカへ上がるハゼを追いかけたため。8〜10p級が多かった。最終場所は、沈船の右横、牡蠣の群落周りを、良型狙いで釣って、数をまとめた。なお、東西線車庫前の川中の瀬の上でも、本日は、釣れたようだ。私が釣ったわけではなくて、他のボートの様子を眺めていて、そのように判断したワケ。どうやら、潮はよくなってきたようだ。今後が楽しみ。
 市川市の讀賣新聞加盟店発行の「マイタウンガイド」誌(総発行部数34万8000部という)の取材が、急遽、あったので、納竿間際だったが応じた。女性の記者だった。釣り場の写真とインタビュー。江戸川の取材が増えて、報道がされれば、結果的に、ハゼ釣りのお客さんが増える。放水路全体のお客さんが増えてくれれば、私の望むところだ。そうなって欲しいと思っている。
 沈船周辺での10束釣りが、3回連続で実現した。3回とも異なるパターンの釣りだった。そのうちの2回は、10束釣りが危ぶまれるような状況下での釣りだった。宿の船頭さんたちも、心配していたとのこと。ありがたいことだと、感謝している。釣りは、やってみなければ、わからないもの。確率は五分五分だといつも思っている。私は、いつでも、10束釣りの連続記録が、途切れるか途切れないか、ということを「賭けて」いる。途切れることを心配して、釣行を断念する、ということは、まず、しない。そのような気が起きたとしても、それは気持だけであって、釣り場へ行くと、エイヤッ、と釣りに出てしまう。無謀ともいえるかと思う。それが、私の、釣り。かえって、周囲の人が心配してくれる。本日も、そのような、釣行日の一つだった
 サオ、1.8m2本、袖バリ1号、オモリ1号、自製胴付き仕掛け、ハリスの長さ3p、道糸ナイロン1号、仕掛けを付けた先糸は1.2号50cm。仕掛け図は「江戸前のハゼ釣り上達法」または「天狗のハゼ釣り談義」を参照されたい。
2008年7月28日(月)
7月28日(月) 夏ハゼのミャク釣り、7〜14pを1335尾(ヒネ3尾含む)。10束釣り14回目。外道にダボ8尾。サッパ1尾。伊藤遊船。朝一は潮が悪かった
 若潮、干潮6時58分、満潮15時10分。上げが8時間も続く、ダラダラの潮。明日から中潮になる。上げ潮が押してくるまで「超」食い渋りだった。上げが効いてからは「超」入れ食った。
 朝の水温29.5℃、朝の気温25℃。水色、澄み。桟橋の杭にカニがたくさんよじ登っていた。登れる棒は全部カニがいる。不吉な予感。水が酸欠気味のときの特長だから。
 曇り、北東の風、のち、時々晴れ、南東の風。蒸し暑い。オシボリ使用。
 6時から16時まで10時間の釣り。133尾/1時間。ただし、朝一の2時間は100尾しか釣れていないから、残りの8時間で1235尾を釣ったことになる。だから、154尾/1時間のハイペースが8時間持続したということ
 朝一で、右岸、沈船の上手水深50cmへ行く。本日はいろいろな兆候から、酸欠気味で食い渋りを覚悟の釣りだから、浅場へボートの尻をつっかけて釣る。7〜8pがポロッ、ポロッと釣れてくる。食い渋りのときはエサをやや大きく付けることにしている。空振りしながら次第にアタリが多くなってくる。2時間釣って100尾。この間に、沈船の沖、水深1.2mへ出てみた。アタリなし。そのまま、対岸の左岸、高圧線上手の水深1mを偵察した。8〜9cmを5尾。釣れるのはわかったが、潮止まりなのでこんなものか、と思いながら、また、沈船の上手へ戻る。やむなく、「超」浅場を釣る。水深30cmほどか。本日は、それで、しかたがない。サオが天上を向いている。だから、目いっぱい振り込んで、サオを横にして、ズルズルと引きずった。コツッという感触があれば、ちょっと、待つ。コツッだけでは、「今朝」は乗ってこないから、次の引き込みを待った。エサが大きいからあわててあわせる必要がない。引っ張りまわしてくれれば、上出来、ということになる。
 100尾を数えたので時間を見たら、2時間経過。ウワーッ、と叫びたくなる!!辛抱辛抱と言い聞かせて、上げ潮が効くのを待つ。昨日の様子では午後1時半頃になって釣れたという。ということは、上げ潮になってもそれほど食わなかったということか。であれば、本日の1000尾釣りは「超絶望状態」だ。上げ潮で釣れてくる確率は50%か?それでも、本日、1000尾釣りに賭けているのだから、もう、これは、病気というしかない。
 ところが、途端に良型が釣れだした。10p級の入れ食い。「超」浅場なので、ハリにかかったハゼが、水面上へピョンピョンと跳ね出してくる。さっきまでの誘い釣りがなんだったのか、と思いたくなるような活発なアタリ。「おんなじ場所」なのに、何で??こんなにも違っちゃうのか!!
 ともかく、こうなったら、エサをつけてホン投げるだけ。必死になって投入する。投入さえすれば、ハゼは付いてくる。朝一の2時間で100尾というスローペースを挽回しなければと必死になって釣る。エサ付けだって1〜1.5cmと、大胆な付け方。青イソメの頭だって、いまは、捨てないで、ギュギューッと潰してから、青イソメの口からハリを通して、太いまんまで1.5cmに付けた。能率のいいこと。エサがはずれないから、一回のエサ付けで10尾は釣れる。白くベロベロになっても、まだ、ハリに付いている。そこへ、チョコッと米粒くらいに赤い部分をつけてやる。また、それで何尾か釣れる。食い渋り後の入れ食いのときは、そのようなエサ付けでよい。ともかく、エサが付いていれば食いつくのだから、効率のよいエサ付けに徹した。普段はこんな大胆な付け方はできない。
 周りには、伊藤遊船、T遊船、H遊船、TT遊船などのボートがひしめいている。本日の、ご機嫌ナナメのハゼでは、ボートがある一点に集合してしまうのもやむを得ない。なかよく、みんなで、ハゼを分け合って釣るしかないと思う。だから、本日は川を縦に移動することは、あまり、出来ないから、ボートの周囲を釣ってしまうと、潮が高くなった分だけボートを浅場へ上げた。それでも、本日は、ハゼが相当に「腹をすかせている」らしくて、一回移動するだけで、軽く、100尾は釣れてくる。これは、アオシオなどが終息した直後の特徴的な釣れ方である。
 ということは、昨日、今日と、この食い渋りは、アオシオのためなのか、というと、そうは簡単に決め付けられないようだ。でも、原因がどうであろうと、超食い渋りだったことは確かで、それが解消したからには、すごい、入れ食いになること間違いなし。経験的にそのようなことが多かった。だから、条件は悪いのだが、それを、逆手にとっての釣行。過去に、その方法で、何回も10束釣りに成功している。そんなわけで、本日は、確率5割で、1000尾釣りを失敗するかもしれなかったのだが、幸いに、上げ潮で食ってくれた。データどおりか!!私の「悪運」がどれほど強いものか、われながら、あらためて、自信を深めた次第。
 潮が効いてからは、水深0.5m〜1mを釣ったが、午後は、水位が高くなって、1〜1.5mを釣らざるを得なかった。しかし、相変わらず活発な釣れ具合で、終日、よく釣れた。本日、釣りに来た人は、みなさん、いい思いをしたのではないだろうか。なお、干潮時間で1.5〜1.8mのラインでは、本日はアタリがなかった。だから、悪い水は比重が重かったと推察できる。
 サオ、1.8m2本、袖バリ1号、オモリ1号、自製胴付き仕掛け、ハリスの長さ3p、道糸ナイロン1号、仕掛けを付けた先糸は1.2号50cm。仕掛け図は「江戸前のハゼ釣り上達法」または「天狗のハゼ釣り談義」を参照されたい。
2008年7月25日(金)
7月25日(金) 夏ハゼのミャク釣り、7〜14cmを1353尾(ヒネ1尾含む)。10束釣り13回目。外道にダボハゼ4尾のみ。伊藤遊船。本日は会心の釣りだった。7pからとしたのは、私の気負いかも知れない。ただ、それほどに、良型ばっかりだったということ。
 小潮、満潮9時18分、干潮14時55分。小潮の中日。日中に一番潮が引かない日。この潮を狙い撃ちした。ピッタシ決まった。満足。理由は後述。
 朝の水温29.5℃、夕方の水温30℃。水温は上がらなかった。朝の気温28℃。水色、やや澄み。水温が低いことを示していた。水色を見て、これは朝から幸先よし、と気分をよくして出船した
 晴れ、朝は北西の風、涼しい、のち、南西の風、ややあり。暑いので、朝から、オシボリを頭から被って釣りをした。1時間ごとに交換。熱中症予防法は前回と同じ。
 本日は、いくつかの偶然が重なって、1353尾という釣果という形で「必然」となった。偶然が重なれば、結果は「必然」となる
 まず、@天気情報の雷と突風、集中豪雨が釣り時間中に襲わなかったこと(いつでも逃げる態勢でいた)A昨日までのような強い風が吹かなかったこと(ラッキー)B終日、干潟が露出しなかったこと(これははじめから承知していたし、狙っていたこと)Cだから、船が通っても、ニゴリがでなかったこと、などが幸いした。
 6時から15時30分まで9時間半の釣り、30分早上がり。142尾/1時間。正午までに884尾、147尾/1時間、納竿までに469尾追加、134尾/1時間。終日、コンスタントに釣った。
 本日の計画は、沈船の右手、岸との中間にある牡蠣礁の山の周囲をグルリと周ってデキの良型を釣るというものだった。理由は、小潮の中日で、日中の干潮は潮の引きが少なくて、牡蠣礁の山が「絶対に」露出しない、という事情があったため。しかも、9時18分の満潮であれば、とても釣りやすい環境になる。カミナリだけが、ただ一つの懸念だったが、鳴らなかった。いくつかの条件が「偶然」にも、よい方に傾いた。ラッキーだった。
 7月22日と潮が違うから、狙う場所と釣り方が違ってくる。仕方がない。同じような釣り方はできないと思うし、しない方がいいと思える。もし、前回と同じ場所を釣ったとしても、釣りは、違った釣りになっただろう。
 朝一番で、沈船の沖にアンカーを入れた。2.1mサオをだした。サオいっぱいで釣ってみた。10分で7〜9cmを10尾。これだと、1時間で60尾のペース。逃げ場として、ここが、釣れることを確認できたので、1.8mサオを出して、沈船の上手、水深1.3mを釣ってみた。入れ食い。型は2.1mサオで釣った場所とたいして、違わない。ならば、1.8mサオで浅場で釣った方がいいに決まっているので、すぐに、2.1mサオは仕舞ってしまった。
 T遊船のボートが先着している。邪魔しないように、その上手から釣った。ともかく、8〜11cm級の入れ食い。だから、エサは1〜1.5cmと大きく付けた。空振りも多いけれど、釣れればデキの10p以上ばかり。それも、ペースがよい。こんなことは、願ってもない好釣果。ググッと穂先を力強く絞めこむアタリだけをとった。小型のアタリは無視。
 潮が徐々に高くなるから、50〜100尾釣るとサオの長さ分だけ岸寄りへ移動して釣った。本日は一ヶ所で釣れてくるハゼの数が多い。しかも、10p級ばかり。こんなことも珍しいと思うハゼたちは、よほどに、飢えているらしい。連日の暑さとニゴリ、波なのだから、ハゼだって食欲ダウンだったのではないか。なのに、本日は、水温は低い、水色はやや澄み、水位は高い、波はない、風は爽やか、と好条件だらけ。じつは、これを私は狙ったのだが、ピタリとはまった感じ。
 本日は、はじっめから、牡蠣礁周りを攻めるつもりだったから、少しずつ移動しながら、その位置へ近づいていった。オールで底を突いて牡蠣を確かめてボートを下げてその際を釣った。良型ばかり。水深は満潮時間で1.5mくらいだった。根掛かりは予定のうちで、ハリを13本取られた。
 T遊船の船が前後にいるのだが、様子を見ていると、川底の様子を知らないで釣っているとしか思えない動き。それでは、行き当たりばったりの釣りになってしまうだろうと思う。私は、だから、そのような他宿のボートの動きを見越して、牡蠣の山を一回りするように動いていった。このような釣りができるのは、小潮で、満潮時間が午前中にあること、6〜8月中旬の間であること、干満の差が極めてすくないこと、等々、いくつかの条件をクリアしなければならない。これは、長年の経験から、私としてはしっかりとわかっていたこと。だから、潮をみて、本日を選んだワケ。ただ一つの懸念は、カミナリだったのだが、それも、クリアできた。このように、いろいろな条件がよい方に「偶然」整ったのだから、結果としての「釣果」の1353尾という数字は、私にとっては「必然」の結果といえる。
 「必然」という言葉をいえるのは、たとえば、ボートの周りに、釣れるはずのハゼが100尾いたとする、この釣れるはずのハゼを1時間で釣ってしまえる技術があるのか、それとも、2時間かかるのか、という問題があると思う。私であれば、1時間以内に釣って、すぐに、移動する。ところが、2時間かけて釣る場合は、次の移動までに2時間かかるわけである。
 いつも私はいうのだが、一ヶ所で○○尾、△回移動すれば○○×△で釣果が出る、という表現をする。だから、数釣りを目指す場合には、どうしても、1時間で何尾釣ることが出来る「ウデ」になっているか、ということがとても大事な要件になっていると思っている。まあ、いまここで、これを述べても仕方がないことではあるのだが、そのようなことがある、ということ。
 日誌に戻るが、本日は、そのようで、一日中入れ食い状態だった。なお、小型ばかりしか釣れなかった、という方を何人も見かけたし、「愚痴」も聞いた。なぜそうなるのか、ということだが、小型ばかりの場所、ということがあったのかもしれない。しかし、それにしても、今の時季は大体が、大中小の混生だから、エサ付けに注意すればよかったのではないか?と思う。話を聞くと、アタリをとろうとするあまりに、空振りに手を焼いて、エサを段々と小さく付けるということがあったらしい。そうすると、小型ばかりが釣れてくる、ということがある。小型は絶対数が「いまは」多いから、どうしても、小型が群がって、先にハリにかかってしまう。それを避けるには、大きなハリを使えばいいのだが、そうすると、今度は小型が釣れてこなくなってしまう。だから、私などは、ハリは1号だが、エサ付けを1pとか1.5cmとか、あるいは、頭に近い硬い部分を1pくらいに付ける、とかする。すると、小型は飲み込めないから、釣れないアタリばかり出るのだが、そのうちに、周りにいる10p級とか8〜9cm級とかが釣れてくる。これは、エサ付けで、釣るハゼのサイズを整える釣り方である。私はこの方法。
 この場合のポイントは、いま釣っている場所は、良型がたくさん釣れそうな場所か、とかの見極めが必要になるのだが、それは、実際に釣って見なければわからない。だから、エサ付けは、はじめは、わりと、大きめにつけている。それで、状況がわかる。
 本日の場所は、この方法で釣ってみたら、10p級の入れ食いになったから、エサ付けは、終日、大きめにして釣った。小型もけっこういるから、空振りも多かったが、釣れればでかかった。だから、本日の1353尾のボリュームはすばらしかった。デキでも、調理人のウデ次第で、テンプラ用にひらけるハゼがかなり交じっていたことは確かだった。こんな楽しい釣りは1年ぶりだった。これだから、ハゼ釣りは止められない。昨日まで、あれほど、食い渋っていたのに、本日は、様変わりで、本日、釣りに来た人は「大あたり」の日だったと思う。
 14時半頃から南西の風が強まって、ボートの揺れが激しくなったので早上がりした。潮を見ながら、どこでどのような釣りをしようか、と計画するのも、楽しいものである。でも、それには、江戸川でのある程度の経験が必要だと思う。ダメ元で、自分なりに計画して、チャレンジしてみてはどうだろうか。私は、過去に、どれほどの失敗作を計画し、実行したか、数えればきりがない
2008年7月22日(火)
7月22日(火) 夏ハゼのミャク釣り、5〜10.5cmを1121尾。10束釣り12回目。外道に紫斑点ハゼ20尾ほど。伊藤遊船。
 中潮、満潮6時41分、干潮13時19分。「梅雨明け十日」の酷暑が連日続いているので、水温上昇が激しくて、食い渋りの情報があった。本日も、厳しい釣りになった
 朝の水温30℃、午後の水温34℃。朝の気温26℃。水色、ササニゴリ。
 晴れ、南東の風、のち、南の風がやや強くなった。ウネリ少々あり。朝から、濡れタオルを首に巻き、もう一本を頭から被り、その上に帽子を被って暑さをしのいだ。涼しくて気持がいい。ただし、1時間くらいで乾いてしまうから、また、冷水に浸してから頭に乗せた。1.5リットル入りのスポーツドリンク2本持参。梅干持参。熱中症予防に心掛けた。
 6時から16時まで10時間の釣り、112尾/1時間。正午までに700尾、116尾/1時間、納竿までに421尾追加、105尾/1時間。
 本日は10時までに500尾を釣る予定だった。干潟が出て、浅場は太陽に照られて食いが極端に悪くなる時間帯までが一つの目安の釣り。それ以後は、沖目に出て、干潮時間を挟んだ釣りで、残り500尾を追加できるかどうかの釣りだった。ほぼ、予定通りの釣りができたと思っている。
 朝一番で妙典排水樋門の上手、右岸、水深1mへ行く。朝から南から波がポチャポチャと寄せている。波が高くならないように祈るしかない。念のために岸際スレスレを釣ってみた。ポツポツで小型ばかり。ズルズルと沖へ移動。立ち込みの人が立てたと思える竹棒が一本、ポツンと立っている場所まで出る。デキの良型交じりで、小中型主体。まあ、今の時間は潮止り時間帯だから、しょうがないか、と思い20〜30尾釣ると移動を繰り返す。ともかく小型が多いから、こんなときは、動くといい結果が出ることが多いというデータ。2時間釣って200尾ちょうど。だから時速100尾ということ。なんとか、渋い時間を通過したか?という思い。
 水門上手から2時間で沈船の上手までおよそ150mは移動してきたか?そこでもう、そろそろ潮が動いてきただろうから、と思って、やり始めの水門近くへ舞い戻る。なぜかというと、満潮時間帯の食い渋りに時速100尾だから、潮が動けばもっと釣れるだろう、という読みがあったため
 朝の場所は、H遊船のボートが何艘かきていて入れない。しかたなく、そのはずれにアンカーを入れた。朝一の釣りラインから、5mほどラインを沖目へずらして、違う筋を釣る。入れ食い。型も朝よりはずっとよい。目論見どおり。そのまま、沈船近くまで釣り上がる。また、最初のラインまで戻る。3回流した。O遊船のボートがさっきから来ている。ラインが重ならないように私の方でラインを外す。結局、3回流して500尾になった
 太陽がガンガン照りになっている。暑い。これではハゼだって、うだってしまうだろう。浅場は急にペースが落ちた。型も小型ばかりになった。大中は何処へいってしまったのか?
そこで予定通りに沈船の沖へ出た。10時前だから干潮まであと3時間半の時点だ。その潮時で沈船沖が水深1.6mほどか?1.8mサオで穂先10p道糸余り程度。ともかく深い。オモリが着底するまでに時間がかかる。あいにくと、釣れてくるハゼが小型中心。小型ばかりでは、深い場所で釣っている甲斐がない。つまらない。それに空振りが多い。能率が悪い。だから、沈船沖のエリアを、あっちこっちと頻繁に8〜10p級ハゼを探して動いた。やってみるもの!!やはり、かたまっている場所があった。そのようにしてそのエリアで入れ食いの時間もあった。正午で700尾。これは願ってもないペース。これで、本日の10束釣りを確信できた。
 本日まで、何度も、沈船沖のエリアは偵察釣りを繰り返していた。なのに、いままでは、いい釣りがなかった。本日は、もう、この場所しかない、という決め打ちで勝負してみたワケ。天候と潮回りが、そのような勝負をさせる回り合わせになっていた。
 その後は、上げ潮と風と波とで、上流方向へ徐々に釣りあがった川中の瀬の方向へも行った。そちらはポチポチだった。波が高くなったので、ゴロタの上手水深50〜70cmの斜面へ行く。あと100尾で11束になるはず。食い渋りが激しいので、数を確定してしまうために、バケツへビクのハゼを入れて、数え直してみた。ギリギリのときは、ときおり、このような行動をとる。絶対数をしっかりと把握するため。いいかげんなことでは、10束ギリギリで足りないということが起きるから。結果は、470尾しかいなかった。ということは、すでに、500尾は上げてあるから、970尾ということになる。30尾の計測ミスがあったことになる。だから、10束にはなっていないということ。
 それからは、必死になって30尾を釣った。こんなときは、なかなか、数が伸びないもの。それができてからは、あとは、釣り増すだけだから、心静かに、安心して釣った。もう、どう転んでも、10束は確保してある、という余裕。
 これからは、ますます、水温が上昇すると思える。一雨欲しいところ。でも、それも望み薄。だから、朝一番がひとつの目安。ここで、ある程度の釣果を確保すること。日中の干潮時間帯前後の5時間くらいは、どちらかというと、干潮時間で水深が1〜1.5mと比較的深場を釣ること、水位が高いときに深場を釣りたいときは、水深が2〜2.5mと長ザオが必要になる。日中に満潮時間があり、水位が比較的高いときは、干潮時間に干潟になるような場所で小中型主体で釣れると思う。デキの良型を狙う場合は、いずれにしても、これからは、水深1〜1.5mのラインを釣るようになる。これは、満潮時間帯でも、干潮時間帯でも、そのようになると思う。以上が、私の10束釣りのスタイルである。
 数は狙わずに、デキの良型狙いだけの場合は、水位が高い場合は、2.7〜3mサオで2m以上のポイントを釣り、干潮時間には水深1.5m前後を釣るといいと思う。
 ヒネにしてもデキの良型にしても、この暑さでは、人間同様に「避暑地へ避難」するのだから、梅雨どきに釣れていたようなポイントではこれからはなかなか数がでないと思う。釣り人のほうが頭の切り替えをする必要のある季節がおとずれたということである。10束釣りがますます厳しくなる季節でもある。それだけに、予定通りの釣りができたときの嬉しさは格別。本日は、密かに、乾杯!!
2008年7月16日(水)
7月16日(水) 夏ハゼのミャク釣り、5〜14cmを1177尾(ヒネ1尾含む)。10束釣り11回目。外道にダボ(紫斑点含む)ハゼ30尾くらいか? 伊藤遊船。
 中潮、満潮2時34分と17時10分、干潮9時52分。午前中の釣果が10束釣りを左右する潮回り。厳しい釣りになると覚悟して臨んだ
 朝の水温27℃、朝の気温23℃。水色、やや赤いか?
 曇り、のち、晴れ。南東の風、のち、南の風がやや強く吹き込んだ。午後はうねりと波が高くなった。岸際へ移動して風と波を避けて釣った。途中から、川水で濡れタオルを2本作り、首に巻き、一本は帽子の下にして被った。気持よかった。
 6時から16時まで10時間の釣り。117尾/1時間。正午までに752尾、125尾/1時間、納竿までに425尾追加、106尾/1時間。
 朝一番で、右岸、東西線車庫前、ゴロタの上手、石積みの護岸が途切れる辺りで釣る。水深70cmほど。引き潮のスピードが速い。仕度をして10尾ほど釣っただけなのに、護岸のプロックが全部露出してしまった。座礁が心配なので、50尾ほど釣って、干潟になる斜面を沖へ向って漕いで、牡蠣礁の帯を越した辺りで釣る中型が多い。でも、数がいる。連日のように釣られているのに、ずいぶんと、ハゼの数は多いようだ。エサは5ミリ〜1p程度。食い千切られて米粒よりも小さくなったエサでも、根気よく誘って釣る。小突いたり、引いたりを繰り返す。目いっぱい前方へ振り込むとオモリの着底直後に穂先をひったくるようなアタリがある。こんなときは、活性が高い。エサをちょっと大きくしてわざと空振ってやる。2度、3度と空振る。そのうちに、チクッという感触。良型。ともかく、アタリを出し続けることが先決なので、釣ることは二の次。自然と、ハゼは、釣れ続くようになる。
 H遊船、T遊船、O遊船、伊藤遊船などのボートがたくさん釣りに出ている。その間を縫うようにして、合間、合間を釣るようにした。潮はどんどん下がるので、一ヶ所で100尾などという釣りは望み薄なので、50〜60尾釣ると、少しずつ移動した。活発に食うハゼだけを釣る。なぜかというと、上げ潮になったら、同場所付近へ戻って来るつもりだったから、なにがなんでも、いるだけ、釣れるだけ、ハゼを釣ってしまわなくてもいいのだから。だから、ハゼを残しておく
 本日のハゼの釣れ具合は、前回ほどのペースではなかった。ハゼは、まだまだ、相当数いるように思えた。ともかく、アタリっきり。20年前の私だったら、これほどには、アタリを出せなかった。そう、思える。アタリを出し続ける、という、ただ、一点だけを、トレーニングしてきた甲斐があったというもの。
 500尾まで数えたので、ちょっと、偵察釣りに出た川の中央の瀬に乗る。水深50cmほど。アタリなし。中止。今度はゴロタの下手の干潟から落ちた斜面で釣ってみた。ポツン、ポツン。場所によっては、紫斑点ハゼの入れ食い。クソーッと思って、悔し紛れに、徹底して釣ってみる。時間の無駄だけど、悔しいから、釣ってみた。入れ食い。全部、猫のエサにしてやるつもり。でも、遊んでばっかりいても仕方ないので、また、ゴロタの上手、さっき、釣っていた場所へ戻る。幸いに、私がいた場所がそのまま、あいている。目の前に、台船が沈んだ残骸がある。棒が2本立っている。干潮で牡蠣礁の山が出ている。その周りを、グルッと釣る。デキの良型で色が黒っぽく保護色になったハゼが、元気よく釣れてくる。だから、エサは1p以上と大きく付けた。一回りしただけで200尾を釣った。いるところにはいるものだ。
 上げ潮が効いてきたし、南風も強まってきたし、波がコロンコロンと強くなってきた。アンカーが泥に突き刺さっている。それでも、さっき一回りした牡蠣礁の山の下手で粘って釣る。水深は1.3mくらいになってきた。本日は、1.5mほどまでの水深を釣るつもりだったので、ラインはナイロン1号をつけてある。水切りがいいし、流れに対応できる。仕掛けがついてる部分は、ナイロン1.2号で先糸にしてある。ハゼの魚体でラインがこすれて切れないための用心。
 だんだん、波が高くなるので、やむなく、水深50〜60pへ移る。こっちは、一回り小さいハゼ。それでも、アタリは、たくさん出ている。釣り上げる確率の問題だけ。中型以下のハゼは、エサの大きさや硬さによって空振りが多いから、自分でつけたエサの状態はわかっているから、むやみに、あわせたりはしないようにした。つまり、アタリを見逃す勇気。ハゼを寄せる余裕。それには、小型のアタリか、中型のアタリか、ハリに掛かってしまったアタリなのか、まだ、ハリに掛からないアタリなのかを見分けるようにしている。
それは、経験がある程度、ものをいう。だから、ある程度の釣果を上げるには、アタリの頻度はどのくらいか、ハリ掛かりの確率をどの程度に設定するか、この二点。とくに、ハリ掛かりの確率は、エサ付けで調整できる。あとは、アタリの出し方との兼ね合いだけ。釣ってしまおうとして、エサを小さ目につけてばかりいると、アタリの出方が少なくなってくる。これは、やむを得ない。
 だから、私が10束釣ったとしても、おんなじに釣れてきたタイミングというものは、さほどには、多くない。極端に言えば、全部、アタリとアワセが違っている。だから、ハゼ釣りは面白いと思う。エサつけ次第で、アタリはどのようにでも違って出てくると言える。
 サオ先が風で上流方向へビユーッとしなるようになった。やむなく、朝一番で釣りはじめた岸近くへボートを移動
。グルッと回って、朝一番の場所へ戻ってきたことになる。さっきまで、地べたが出ていた場所が、水深60pくらいになっている。石積み護岸の上と、その沖目を釣る。ハゼはたくさん舞い戻ってきている。風に背を向けて、ボート尻方向だけを釣る。サオは右と左へ出してボート尻を釣る。20尾ほど釣るとサオの長さだけ上流へ移動。その繰り返し。
 本日の10束釣りは、結果してできたのだが、気持としては、いっぱいいっぱいの釣り。それに、今年はどうゆうわけか、川中の瀬の上でいい釣りをしたのは一回だけ。このところの偵察釣りは空振りばかり。しかも、沈船方面の釣れ具合がパッとしないから、今後の10束釣り目標が、いろいろと厳しい事態になりそうな予感がする。
 そうは言っても、自然相手なのだから、人間の判断なんて、一晩でひっくり返ることだってあると思う。それだけを頼りに、次回の釣行を計画しようと思っている。本日現在で、私の感触では、ゴロタの上流から東西線鉄橋付近までの右岸側がよく釣れていること、また、最上流域の送水管上手の右岸と左岸側、及び、右岸側のいくつかの桟橋群の間付近がコンスタントに釣れていると思える。
 過去にいい思いをした場所へ行く、ということも作戦としてはいいと思えるが、いま釣れている場所で釣る、というのも、いいと思うのだがどうだろうか。沈船から下流の釣り場は今後とも、偵察釣りをして様子見をしようと思っている。釣れたらしめたもので、腰を据えて釣ろうと思っている。だから、船宿情報は大切にしたいものだ。
2008年7月10日(木)
7月10日(木) 夏ハゼのミャク釣り、5〜14pを1410尾(ヒネ2尾含む)。10束釣り10回目。外道にダボ3尾。伊藤遊船。
 小潮、干潮3時50分と15時29分、満潮9時47分。小潮の初日。干潮位が昨日よりも11pも高いから、本日は潮回りとしては絶好の釣り日和。けっこう流れるが、日中の水位はあまり下がらない、という潮。狙い目。
 朝の水温25℃、朝の気温22℃。水色、やや澄み。
 曇りのち時々晴れ。朝、南東の風、日中は南の風。涼しくて爽やかだった。陽が出た時間は、タオルを川の水で絞って、帽子の下に被った。とても涼しかった。
 6時から16時まで、10時間の釣り。141尾/1時間。正午までに835尾、139尾/1時間、納竿までに575尾追加、144尾/1時間。時速200尾ペースの時間が3回はさまった。しかし、持続せず。満潮時間も干潮時間も入れ食った。水深50cm〜1mのラインから絶対に外れないように気をつけて釣った。
 朝一番で、中流域、右岸、東西線車庫前、ゴロタの上手、水深1mにアンカーを入れた。ゴロタのすぐ上手。ボート尻が上流を向く。本日は、午前中700尾の目標で、もしも、この通りに釣れたら、終日、この場所付近でいったりきたりを繰り返して10束をまとめるつもりだった。正午の時報までで835尾を数えたので、腰を据えてここで釣った。だから、偵察釣りは本日はやらなかった。
 2日前に、この場所で500尾釣っているので、様子はわかっていた。だから、「柳の下の2匹目のドジョウ」の格言をそのまま実行した。釣れた。
 はじめ、ミオへ落ちる斜面際から釣る。急斜面。ちょっと釣ってから、やはり、アタリは左側の干潟になる側の方が多いので、本日は、片側だけを釣ることにする。50尾釣ると、サオの長さだけタカへボートを寄せた。上げ潮なのに、上げっぱな、上げ三分くらいのとき、なぜか、この辺りは、上流から水が下流へ流れる時間がある。1時間くらい。本日も同じ。だから、風と流れが反対で、ボートが尻を振って、グルグル回る。まあ、仕方ないか、と思いながら、そのときは、前後左右サオの届く範囲を積極的に釣った。
 満潮の10時まで、そのようにして、ミオ際から蛇駕籠前までを右から左の方へ、タカへ、タカへと上がって釣り、引き潮になってからは、オールで底を突いて、牡蠣礁の帯を確認してから、その帯の岸側を牡蠣礁に触らないようにして釣った。デキの良型がたくさんいた。蛇駕籠に近づくにしたがって小粒が多くなった。だから、本日はその方面は「捨てた」。下げが効いてきたら、水深が50cmもないくらいになったので、今度は、牡蠣礁の帯の外側へボートを出して、牡蠣礁から1mくらいの範囲を積極的に釣った。水深はどんどん浅くなるが、大当たりで、入れ食いになった。
 エサ付けは、寄せエサ代わりのエサ付けはしなかった。そんな必要のないほどの魚影の濃さ。エサは、米粒大からせいぜい1pまで。それで十分だった。ガバッ、ガバッ、というような釣れ方だった。良型はアワセると、水面へピョンと飛び出た。浅場の特長。
 結局、本日は、ゴロタのすぐの上手を、午前中にミオから蛇駕籠までを、カニの横走りのように一回だけ釣り、下げが効いてからは、蛇駕籠の沖、30m付近にある牡蠣礁の帯の右と左を、1m位の範囲を目安に直線的に釣り上がっただけ。ゴロタの上手70mほどのところに、棒が2本立っていて、そこは、台船の沈んだものに牡蠣が付いた場所で、本日は、ゴロタからそこまでを、ほとんど、一直線に釣りあがったのみで、14束をまとめることができた。上出来。2匹目のドジョウがいたということ。やってみた甲斐があった。
 朝一番で釣っていたら、H遊船のボートが3艘きて、のちに、7艘まで増えた。ゴロタの下手に入り、徐々に、私の周りに展開してきた。私にとっては、もっけの幸いで、ゴロタの下手を「捨てる」決断ができてよかった。だから、そこへは行かなかった。
 また、T遊船のボートが2艘釣りにきた。私の上手で釣っていた。邪魔をしないように、私の方で近づかないようにしていた。そのためもあって、牡蠣礁の帯周りだけを釣ることになったともいえる。それが、怪我の功名だった。他のラインへ色目を使わずに済んだので、これも、他宿のボートさんのお陰かな、とも思えた。
 ゴロタ周辺は、本日現在で、魚影が濃いと思える。ただ、鵜の食害が心配されるのだが、本日は、鵜の数は少なかった。干潟とか、蛇駕籠とかに、鵜が羽を広げてとまっていて、威嚇しているのをみると、あっちへいってくれ、といいたくなるほどの真っ黒い姿だった。
 サオ1.8m2本使用、袖バリ1号1本バリ、ナス型1号オモリ、自製胴付仕掛け、ハリスの長さ3p、道糸ナイロン1.2号、アオイソメエサ。
 10束以上釣れるときは、置ザオで入れ食いの時間がかなりある。両手にサオ持って、振込みと誘いをしたとしても、それは、わずかな時間で、片方でアワセて釣れると、もう一本は置ザオで、始末したサオを振り込んで、置ザオを上げると釣れている、という繰り返しで、置ザオで釣れる回数が多いほど、10束釣りに近づける。だから、2本ザオのミャク釣りというのは、置ザオの釣りだ、と常々私は言っている。一日、7束前後までは、誘いをかけている時間がけっこう、長い。だから、まさに、ミャク釣り、というスタイルになるのはこのようなときである。
2008年7月8日(火
7月8日(火) 夏ハゼのミャク釣り、5〜13pを1219尾(ヒネ1尾含む)。10束釣り9回目。外道にダボ少し。伊藤遊船。
 中潮、満潮7時50分、干潮14時24分。明後日から小潮。潮はけっこう下がった。本日は、正午までが勝負の釣りになる潮。目標は、正午までに700尾だった。
 朝の水温26℃、朝の気温22℃。水色、ササニゴリ。涼しくて釣りやすかった。
 曇り、南東の風、朝のうち二度時雨れた。のち、8時半頃から本降りの雨が1時間ほど。ボート内に溜まった雨水をバケツで排水した。その後は、曇り時々晴れ、南の風が強まった。16時過ぎから雨が強まった。
 6時から16時まで、10時間の釣り。121尾/1時間。正午までに819尾、136尾/1時間、納竿までに400尾追加、100尾/1時間。潮が高い時間に入れ食った
 朝一番で、前回の納竿時間に釣った場所へ行く。右岸、石の護岸が途切れた辺り。水深70cmくらい。まだ、石護岸が水に隠れていない。1時間ほど釣る。7〜9cm級で黒く保護色になっているハゼがたくさん釣れる。川底の色になっている。
 水位が高くなったので、50mほど下だり、蛇駕籠とその沖にある牡蠣礁の帯との間で釣る。水深60pほど。牡蠣礁を確認しながら、その間をジグザグにボートを動かす。本日のような満潮時間であれば、朝のうちはとても釣りやすい。デキの良型が揃う。
 私は、アオイソメエサをあらかじめ小さく切っておく、ということをまったくしない。ハリに付けてから、これから投入する場所の釣れてくるハゼのサイズを予測して、それを釣るための長さ、太さに切る。だから、いま、釣れたハゼ、または、空振りした空振りの仕方、釣れてるハゼのサイズなどを勘案して、ハリにエサを付けてから、切る。したがって、毎回のようにエサの大きさは違っている。臨機応変。
 朝一の場所からゴロタの上手までの間で、500尾になった。いいペース。この辺の釣れ具合はわかったので、数も区切りがいいので、今度は、ゴロタの下手、水深50cmの場所へ行く。ブイが浮かんでいる下手50m付近。ここは、あっちこっちに牡蠣の小群落が点在している。狙い目だが、水位が高い時間で牡蠣が見えないから、根掛かり覚悟の釣り。それでも、ゴツッとオモリに触るから大体わかる。牡蠣の周囲に見当をつけて振り込んで釣る。色の黒いハゼが元気に釣れる。手の中でグルグル回る。
 振り込んでから、コツコツコツと、小さく速く、小突いてやる。腱鞘炎になるようなコヅキではない。サオ先を小刻みに「揺すって」やる程度の気持。これでよい。あるいは、スーッと左右、手前に誘いをかける。面白いように、ググッとサオ先をしならせてくれる。
 魚影は濃いのだから、あとは、どうやって釣るか、ということだけ。誘いとエサつけだけを注意した。正午になった。819尾。ハイペース。10束釣れるのは間違いがない展開になったので、今度は、気持を変えて、偵察釣りをした。沈船へいく。沈船の右側、タカの牡蠣礁周りで釣る。思ったほどには釣れない。それに、中型と小型ばかり。つまらないので、そこから上流方向へ移動しながら釣る。やはり、小中型。思い切って、沈船沖、水深1.5mへ出てみた。不発。中型がポロポロッと釣れただけ。川の中央の瀬のタカに乗ってみた。同じ。やむなく、妙典排水樋門前の浅場へ行く。小型ばかり。ここは、水位が高いときはどのような様子だろうかと思う。今は、干潮間近か。
 すぐに止めて、また、川中の瀬に乗る。なんか、本日は、瀬の上ではあんまり釣れてこないから、つまらなくなって、右岸のゴロタの下手、50mにいく。水深50p〜1mで釣る。干潟からの斜面。小型と中型がポツポツと釣れる。これでは時速100尾のペースだ。これでは、とても、1500尾には届かないな、と思いながら、それでも、しぶとく、ハゼを拾う感じで釣った。
 ボート店の船頭さんたちが旗のついた棒を立てに来た。また、川中へ出てみた。また、おんなじようで、つまらないことおびただしい。本日は、瀬の上はあまり面白い釣りにはならなかった。
 それでも、なんとか、10束には乗った。あとはどれだけ釣り増すか、だけ。期待した場所が不発だったので、右岸の波打ち際の1m以内の浅場で拾うしかないかな、と思いながらゴロタの上手に入る。湾岸方向をみると、木更津方向が真っ黒な雲の塊で、きっと降っていると思う。それが、徐々にこっちへ動いている様子。まずい、雷が聞えたら止めよう、と思う。もう10束になったから、いつでも止められる。それでも、雲行きを見ながら、競争。
 干潮になってからは、ハゼが小さいから、仕方なく、エサは米粒くらいに小さくつけて、ハゼを寄せるも寄せないもないような釣りをした。そのかわり、10〜15尾釣ると、すぐに、移動。私の方にハゼを寄せるだけの気持の余裕がない。頻繁に動いた。岸際の片側だけを釣る。効率的。真っ黒い雲が頭の上にやってきた。おやっ、雷がなんないや、と思っていると、その雲の後ろ側が白く霞んでいる。きっと、沖は降っているかも、と今度は雨の心配になった。カッパもライフジャケットもとっくに乾いているから濡らしたくない。だから、時間を見ながら、釣って、お昼頃に船頭さんに一度ハゼを渡してから、ちょうど、300尾を数えたところで納竿。宿へ上がって数えたら、なんと、ピッタシ、300尾。こんなこともある。合計で1219尾になった。
 本日は、右岸のゴロタ上下で1000尾は釣った。残りは、偵察釣りで、アッチコッチで釣れたもの。ゴロタ周辺のハゼが一番型がよかった。潮が高い時間の方がよく釣れた。この場所はそのようなポイント。だから、本日は午前中勝負の釣り。午後はポツポツで良いと思っていた。その通りになった。
 7月2日に釣ったときは、川中の瀬の上で良型の入れ食いだったのだが、6日後の本日は見込み違いだった。ハゼのご機嫌がすこぶる悪い場所になっていたと思う。次回のときには、機嫌がよくなっていることを期待したい。ただ一点、心配としては、「鵜」がたくさんハゼを食べに来ている、という様子がある。本日も、ゴロタ沖などにたくさんの鵜がいた。そのせいで、瀬の上は釣れなかったのかも知れない。ハゼだって命がけだから避難したのだと思う。鵜がたくさん、と私が表現するときは、水面が鵜で真っ黒になるほどのときをいう。
2008年7月2日(水)
7月2日(水) 夏ハゼのミャク釣り、5〜14cmを1278尾(ヒネ3尾含む)。10束釣り8回目。外道にダボハゼ18尾、大きなギマ1尾。伊藤遊船。
 中潮、満潮2時57分と17時31分、干潮10時11分。明日から大潮。水位がかなり下がった。本日の潮は、10束釣り泣かせの干潮時間と、私は思っているもの。うまく、乗り切れた。
 朝の水温23℃、朝の気温21℃。水色、ササニゴリ。
 曇り、朝方に2回、時雨れた。午後、晴れ。南東の風、のち、南の風が吹き込んだ。涼しくて釣りやすかったが、少々、波が高くなった。
 6時から16時まで10時間の釣り、127尾/1時間。正午までに750尾、125尾/1時間、納竿までに528尾追加、132尾/1時間。午前と午後と似たようなペースで釣ったのだが、上げ潮になってからの方が、釣りやすかった。デキの良型が入れ食ったため。11時までは、どちらかというと、小中型主体だったら、釣るのに神経が疲れた。9〜10p級は、とても、釣りやすい。すなおに、ガバッと食いつく。
 朝一番で、ゴロタの下手、右岸、干潟になる場所へ行く。赤いブイがある。本日の朝の水深50cmというところか。いきなり、沈み杭に根掛かり。頭が、まだ、ボーッとしている。釣りはしているのだが、身体が、起きていない感じ。3回根掛かりする。アーッ、頭にきた、と叫んで、それは、誰も、まだ、いないから、あー、ヤダヤダ、といいながら、ボートを数m移動させる。普通なら、はじめっから、こんな、醜態はしないのに、と思いながら、仕掛けを交換する。オモリを3ケもとられてしまった。
 まだ、20尾くらいしか釣っていないのに、水位が、ガンガン、低くなる。ボートがズズッと底に触る。仕方がないから、沖へ、沖へ、と下がっては、釣る。エサは、1pくらいにつけた。やりはじめが、9cmほどの型が多かったため。ところが、だんだんと小さくなって、とうとう、6cm級ばかりになってしまった。9cmはどこへ動いていってしまったのか?考えても始まらないので、またまた、ミオ側へボートを出す。
 本日の潮が「嫌い」なのは、潮干狩りにでるマイボートが多いため。本日も、遠慮のない「気持のよい」走りっぷり。干潟に近づくにしたがって、波が、盛り上がって、ボートの舷側を乗越えて、ズボンも、釣り道具も、なにもかも、びっしょびしょ。マイボートが2艘通っただけで、私は、戦意喪失。
 やむなく、沈船前へ行く。ここは、本日のいまの時季は、ここ、数年、本格的に釣っていない場所。過去に、いい釣りを、何度か、している。様子見。もし、過去のような釣れ具合だったら、腰を据えて釣ってやろうと、てぐすねひいていた所。ハゼはたくさんいた。ところが、5〜6cm級のオンパレード。ときおり、8p級が交じる程度。いまさらに、小型を釣りたくないので、どちらかといえば、8〜9cm級を釣りたいので、本日としては、ここを、あきらめた。
 だから、風にしたがって、また、上げ潮にかかったので、上流方向へ、釣り上がった。もちろん、右岸側。左岸側はH遊船のボートが7艘ほど、ピッタリ、ヘチにくっついて釣っていた。だから、そっちへはいかず、遠慮した。
 船が通過するたびに、川の中央の瀬に波があたって崩れる。だから、一番高い場所がわかっていたから、それを目安にして、瀬の斜面を斜めに横断するようにジグザグに釣ってみた。風と潮が同方向で、大潮なので、ガンガン流れになっている。1号オモリが着底しても、糸が張っているから、オモリが流されるほどの流れ。しかし、それは、もっけの幸い。自分で誘わなくていいのだから、こんないいことはない。だから、潮上へ投入して、糸を張っていると、ズズッと、潮下へオモリが動く。とたんに、ググッーと力強い引き。穂先が水面に突っ込む。だから、エサは1p〜1.5cmと大きく付けた。5〜6cm級のハゼは、エサ付けで、すべて、無視する作戦。そのため、小型はいくらもかかってこない。そのかわり、空振りも多い。しかし、小型のアタリか、デキの良型のアタリか、見極める。やたらには、あわせない。「力強い」アタリだけをとる。あるいは、チクッとかコツッとか、の明確な「前アタリ」をとった。これは、サオ先にアタリとなってあらわれないアタリ。これは、とても、楽しいアタリのとり方になる。結構な頻度でコツッがあった。
 ときおり、置ザオをボートの外へもっていかれてしまう。そのような大きさのハゼに育った証拠。沈船が100mも下流になった。川の中央の一番高い場所に来ている。干潮時間に、波が砕けていたラインだ。いまは、水深が1.5mもある。急激な水位の上昇、この辺りのハゼも、10日前よりも、ずっと、大きくなっている。本日の上げ潮では、一番子が入れ食った。
 南の風が強くなって、波が高くなった。1.8mサオで、穂先30cmほどの余りの水深。流れがきついので、ほとんど、放り投げたままで、オモリが着底するのを待つだけ。穂先が水面へ突っ込めばそれで完了という横着な釣りをした。そのかわり、エサは、タラシを出して、しっかりと付けた。食い千切られれば、そのままのエサで釣り続けて、5尾は連続で釣れた。効率がよい。
 船酔いしそうな波になったので、右岸側、ゴロタの上手に行く。少しは、風と波を除けている。水深1m前後で釣る。ここでも、入れ食い。本日は、上げ潮を釣る。今の時間に釣らなければ、10束には届かないから、一生懸命に釣る。オールで底を突いて、蛇駕籠近くまで行って、牡蠣礁の帯を確認してから、その両脇を釣る。根掛かりしないように、サオ1本分離れて釣る。ここも、良型揃い。アンカーが泥地に突き刺さっているやむなく、さらに、岸近くへ行く。石の護岸が途切れたところで、蛇駕籠に変る付近。水深50cm。ホームレスのアオテントの真ん前。ここも、入れ掛り。こうなると、納竿などしたくないのだが、タイムオーバーはご法度なので、道具を仕舞いながら、ボートを流して、桟橋へ戻った。
 干潮時間に予定していた場所が、不発だった。様子見で終ってしまった。釣れないわけではないが、小型が多いから、先延ばししたわけ。そのかわり、本日は、川中の瀬で、上げ潮をよく釣った。成功した。
2008年6月25日(水)
6月25日(水) デキハゼのミャク釣り、5〜14cmを1364尾(ヒネ5尾含む)。10束釣り7回目。外道にダボハゼ20尾。伊藤遊船。
 小潮、満潮8時23分、干潮14時52分。本日は、「潮」を釣る。水位の低下がゆるやかなので、前回やりきれなかった部分で釣りができた
 朝の水温24℃、朝の気温18℃。水色、赤色。午後になってササニゴリに戻った。
 曇り、東の風が強く、昼近くまで寒かった。午後、北東の風、少し。陽が照らなくて釣りやすかった。
 6時から16時まで10時間の釣り、136尾/1時間。正午までに990尾、165尾/1時間、正午から納竿までで374尾追加、93尾/1時間。水位が高いうちがよく釣れた。干潮時間帯が、いまいち、釣り込めなかった。
 朝一番で、東西線の操車場前、右岸に行く。送水管の下手、70mほどのところ。赤いヨットの下手から釣る。波消しコンクリートが完全に水に隠れてはいない。風が東で、ボート尻が右岸に直角に向く。だから、波消しコンクリートに尻を当てるように停めて釣る。
 本日の型は、デキの中型主体で、小型が大型よりも少し多いか、という交じり。潮回りによって釣れてくるハゼのサイズが日替わりで違っているようだ。仕方がないから、辛抱して中型を釣る。エサ付けは、だから、5ミリ〜1pくらいまで。10日前のエサつけを復活させた。それで釣る。
 岸際は水がないので、波消しコンクリートが途切れた沖目を釣る。デキの大中小の交じりでよく釣れる。ハリは袖バリ1号だから、ハリの大きさに不足はない。だから、デキの大型が多そうだと思ったら、エサを大きくつけて、タラシを出して、対応した。それでよい。
 同宿のボート、H遊船のボートがたくさん来て、動きづらくなったので、思い切って、水道管上手まで移動した。距離にして約100mほど。やはり、岸壁から5mほど離れて釣る。中型が多い。150尾ほど釣れる。さっきの場所をみると、他のお客さんがいなくなって、バラケタみたいなので、その場所へまた、戻った。少し沖目を釣る。どうやら、本日はそのような釣りになってしまったようだ。おまけに、水が赤くて、曇っているし、東の風で波がぶっつけで、結局、水の中がぜんぜん見えない。だから、根掛かりするのがいやだから、岸際は敬遠した。本日は、コンクリートの波消しの間は釣らなかった。というよりは、釣ることが出来なかったというのが正しい。次回以降に延期。
 いずれにしても、ここ数年、本格的に釣っていない場所だったし、釣っても、偵察釣りばかりだったので、本日は、懐かしかった
 今年のハゼの湧き具合はと、よく、質問されるのだが、私としては、普通の状態、という捉え方。アオシオ、アカシオのひどいのがないことを祈っている。中流域のゴロタ近辺の釣れ具合は、小型が多い、というのが、釣りをした人の共通した意見だ。孵化が遅かった、ということだと思える。10日ほど遅れているか?私も、だから、あまり、本格的にはサオを出していない。今後の場所。逆に、上流域の右岸、桟橋に囲まれた一帯が、いま、釣れている。風も避けられるし、水位が高い時間を釣れば、そこそこの釣果が出せると思える。伊藤遊船から最上流域まで、桟橋群は数が多いから、桟橋周りと岸際を釣れば、ヒネ交じりで期待できると思う。
 なお、このところ、ハゼ釣りのペースがアップしているので、心配していたとおりに、右手の親指の先が、ハリのチモトがあたることによって、皮膚に穴があいてしまった。1号バリといっても、回数が多くて、釣行間隔が今回のように短いと、どうしても、指に穴があく全治1週間だから、この間は、ハゼ釣りを自粛するしかない。次回のハゼ釣りは、7月2日(水)以降になる予定。雨マークだったらパス。諸般の事情からそのようになってしまう。それまでには、指の傷も完治すると思う。このことだけは、昔のまま。たびたび、このようになるのがイヤだから、1号バリを使っている。それでも、穴があく。
2008年6月23日(月)
6月23日(月) デキハゼのミャク釣り、5〜14cmを1569尾(ヒネ2尾含む)。10束釣り6回目。外道、木っ葉ガレイ2枚、セイゴ1尾、ダボハゼ30尾。伊藤遊船。本日の朝一番の釣りは、会心のできだった。
 中潮、満潮6時41分、干潮13時38分。干潟が露出するまでに、どれだけ釣り込めるか、という釣りだった。
 朝の水温22℃、朝の気温、18℃。水色、ササニゴリ。
 曇り、北、または、西の風、のち、北東の風ややあり。涼しすぎるくらい。釣り日和。
 6時から16時まで、10時間の釣り。156尾/1時間11時まで5時間で1116尾、223尾/1時間、納竿までに453尾追加、90尾/1時間。
 朝一番で東西線車庫手前の操車場前に行く。水位が高い。右岸の岸際、水深50cmを釣る。本日は1m以上の水深は釣らないつもりでいた。理由、ハゼの数が少ないから。深い場所は、まだ、少し、ハゼの溜まり具合が少ないようだ。
 今朝の船宿情報で、前日までの人が、水位が高い時間に、デキの一番子をたくさん釣った、というのがあったので、前回に、やりのこした部分を釣るつもりで行った。釣ってみたら、8〜9cm級の入れ掛り。したがって、エサは、1〜1.5cmと長く大きく付けた。タラシを、ちょっとだけ、出してみた。大正解。丸々と太ったデキの大型ばかりで、浅場で、のす
 風が北になったり、西になったりで、ボートが安定しない。ときどき、ボート尻が川中を向いては、岸と平行に戻る。ボートの向きにあわせて、釣れる場所だけを釣る。なんにしても、入れ掛りだから、同一のピンポイントを釣らなくては!などという考えは吹き飛んでしまう。11時に、船宿に最初のハゼを渡す。1116尾あったという。ならば、223尾/1時間のハイペースだ。この日誌を読んでいる方々は、1時間に223尾釣れるペースを5時間も持続した、という釣れ具合を実感できるだろうか。平均223尾ということは、250尾以上の時間があり、200尾の時間もあったということである。
 私の場合は、魚影と潮時の条件が合えば、時速200尾のペースは可能。問題は、それが何時間持続するか、ということ。本日は、5時間でおしまいになった。原因は、水位が下がったために、その場所にいられなくなったため。それは、朝からの予想の範囲内。しかたがないこと。ペースが落ちるのは、わかっていたから、釣れるときに、しっかりと釣った、ということ。それまで釣っていた岸の沖の30mほどのところに、牡蠣礁が帯状にある。岸とその間で釣ったのだが、水位が下がって、牡蠣礁が露出して、私のボートが間に取り残される格好になった。早いとこ、逃げ出さないと、水溜まりに閉じ込められてしまう。したがって、うしろがみをひかれる思いで、脱出。ボートの底をガリガリいわせながら、牡蠣礁を乗越えた。
 今度は、牡蠣礁の外側へ出た。まだ、水位があるので、念のために、ゴロタの沖の瀬を2回に分けて釣ってみた。ポツポツ程度。2回とも戻る。今度は、先ほどの牡蠣礁の外側の沖合い70mほどへ出てみた。所々に、牡蠣の群落があるようだ。ダボがいる。デキは大小の交じり。こんな沖目になんでこんなチビちゃんがいるの?という感じ。
 その沖合いから、北東の風に乗って、ズルズルと右岸方向へ釣り下がった。一番良く釣れたのは、牡蠣礁の近く、水深50cmの場所だった。はじめっから、ここでやればよかった、などと、ちょっとは、思ったが、結局は、偵察をしておいてよかったように思える。次回のための参考資料になる。本日釣れたからといって、次回も、そのラインで釣れるとは限らないのだから、私流の偵察は必要と思っている。
 本日のように、5時間で1116尾を釣るような釣れ具合のときは、ときどき、ある。であれば、釣果は、1500〜1900尾はいく。2000尾に近づくには、水位が高い、ということが、ひとつの、条件になってくると思っている。
 もう一点、本日の午前中のような食いにぶつかったときに、それを、そのまま、しっかりと、釣り上げてしまえるだけの、キャリアがどうしても必要だと思う。時速200尾以上のペースで、ハゼを釣りつづけられるか、ということである。この点があいまいで妥協をしていると、チャンスを逃すことになる。私は、たまたま、チャンスをものにしただけ。
 私は、時速200尾以上のペースのことを、「瞬間風速」と呼んでいる。瞬間風速が30分で終るのか、5時間続けることができるのか、ということは、釣り人の側の問題でもある。過去、何度も、苦い思いをさせられた経験がある。だから、チャンスは逃さない。
 1.8mサオ2本、道糸ナイロン1.2号、オモリナス型1号、袖バリ1号1本バリ、ハリスの長さ3p、自製胴付仕掛け。根掛かり覚悟のため、ラインは1号を使わず、1.2号と太くした。1m以下の浅場なのでラインの太さは気にならなかった。丈夫さを優先した。
2008年6月19日(木)
6月19日(木) デキハゼのミャク釣り、5〜14cmを1107尾(ヒネ2尾含む)。10束釣り5回目。外道に、木っ葉ガレイ1枚、セイゴ1尾、ギマ1尾、ダボハゼ数尾。伊藤遊船。本日の10束釣りは厳しい対応を迫られた釣りだった。今シーズン、初めてサオを出すエリアを4ケ所釣って回った
 大潮の中日、満潮4時15分と18時22分、干潮11時20分。東西線車庫前の川中の瀬が、もう少しで露出するか、というほどに潮が引いた。水色、朝は赤色、午後、上げ潮になってササニゴリの水色に戻った。
 昨日の夕方のニュースで、旧江戸川と新中川で、ボラ、ハゼ、ウナギ、レンギョの大量死というのを放映していた。16日の月曜日からそのようなことがあったらしい。したがって、本日の釣行は、果たして、10束釣りができるような状況かどうか、という気持ちで釣行した。
 朝の水温、24℃、朝の気温、21℃。
 曇り、南西の風、正午前後から、さらに、風が強くなった。ボート酔いしそうだった
 6時から16時まで、10時間の釣り。110尾/1時間
 6時、東西線鉄橋の下手にある送水管の下、右岸、岸壁際、水深50cmを釣る。石の階段と、その下の、波消しコンクリートの上を釣る。潮の下げのスピードが速い。座礁しないように早めに下がりながら釣る。5〜8pのデキハゼの交じり。ヒネは釣れなかった。
 いまの時季のハリは、袖バリ3号クラスでいいのだが、私は、1号バリを使っている。右手、親指の皮膚に穴があかないようにするため。たとえば、300尾、という数字であれば、私の場合でも、3号バリを使って、まったく問題がない。10束目標では、少なくても、私は、3号バリは使わない。小さなハゼを釣るためではなくて、指の保護のため。3号、3.5号、4号、5号の袖バリは、予備バリとして、常に、持参している。
 3号バリでも、エサつけ次第で、中小のハゼは十二分に釣れる。私が、3号バリで、過去に、さんざん、10束釣りをした経験があるのだから。6〜7月上旬のデキハゼは、シーズン中の釣りとしては、一番、難しい釣りだと思える。エサ付けを油断したり、いい加減な付け方をすると、空振りの連発になるからだ。いまは、エサ付けに、もっとも、神経を使う必要がある季節である。
 500尾釣ったところで、移動する。送水管の橋脚をグルッと一回りしただけで5束。同宿のボートが多数集って、賑やかになった。自由に移動もできかねるので、退散。逃げ場としてとっておいた3日前に釣ったゴロタ前後の干潟になった前の斜面に行く。釣ってみたが、先日とは大違い。ハゼはどこへ行った?という感じ。二ヵ所釣ってみたが、全然、ダメ。そういえば、対岸のH遊船のボートが、先週はH遊船側でよく釣れたのに、今日はダメ、と言って、右岸の送水管下へきたことを思い出した。同宿のボートも、船宿対岸が今日はダメだよ、と言っていた。
 そうであれば、ここは一番、賭けに出ようか、と思った。ゴロタの正面の川中の瀬の上に行く。今シーズン、はじめて、サオを出す場所。もう、イチカバチカ、ここで、釣れなかったら、本日の10束釣りはない、という気持。あと、5束を釣るか、という気持。水深は、50cm、ササニゴリ、南西の風が強くて、ボートの揺れが激しい。サオが、風で、ヒューッとしなる。こんな条件は長年の間では何回もあるから、釣りそのものは、まったく、いつもどおりにできる。ただし、ボート酔いしそうなのには参った。それでも、デキの大中の交じり。いた、いた、という気持。でも、ちょっと、まだ、少し、時季が早いのかなあ、というペースだ。それに、風が強いので、ボートの真横とか、ボートの先端方面は釣りがしづらい。だから、後ろを向いて、右側と、左側だけを釣る。この方が、釣りやすい。仕掛けは、真横へ振る。そして、ボート尻までの間でアタリをとる、という釣り方。30〜50尾釣ると、3mくらい風下へ下がる。その繰り返し。本日の風では、そのようにするしかない。基本どおりのスタイルの釣りは、本日は、私に限っては、やらない。ナンセンス。
 ときおり、右岸側のミオ筋、干潟前の斜面などへ行ってサオを出すが、いっこうに、好転しないから、また、川中へ戻る。あまりに、風と波がひどくなったので、ゴーッと音がする風だったので、右岸のゴロタの上手、前回サオを出しそこなったエリアへ行く。南西の風だから、少しは、風アタリが弱く感じる。水深50cmくらい。上げ潮が、かなり、効いている。潮が上がったばかりの場所。風で仕方がないから避難したのだが、なんと、そんな場所で、ポツポツと釣れてくる。これならば、なんとか、拾えるかも、と期待が膨らむ。エサは、米粒大なのだが、ときおり、1p以上に大きくつけて、空振りを、わざと、数回して、ハゼを寄せる気持で釣る。そうすれば、アタリの出方が断然違ってくる。その繰り返し。
 岸へ10mくらいの場所なのに、アンカーが砂に突き刺さっている。そんな強い風。それでも、川中よりもずっとよい。釣れたハゼが、ときどき、凧揚げのように空中に舞う。風と波と上げ潮にあわせて、5mほどずつ上流へ移動して、朝一で釣った場所まで戻ってきた。ラスト30分をそこで釣る。朝と同じような釣れ具合だった。
 本日のような場合でも、3号のハリに、エサを丁寧に小さく付けて、ときおり、大きめにつけたりして、水深50cm〜1mほどのエリアを釣れば、ある程度の数は揃えられるはず。デキハゼの一番子がもう少しで9pくらいになる。そうなれば、エサ付けも1pとか、大きくして、最初のアタリでググッと釣れてくるようになると思う。
2008年6月16日(月)
6月16日(月) デキハゼのミャク釣り、5〜14pを1217尾(ヒネ4尾含む)。10束釣り4回目。外道にダボハゼ多数。伊藤遊船。
 中潮、干潮9時30分、満潮14時41分。明後日から大潮になる。日中は、いまの季節は、潮位の変化が大きい。水色、赤色。これは赤潮だった。川面が、赤色と、ササニゴリと、マダラ模様になっていた。どちらの水面でも、釣れた。小規模な赤潮ならば、ハゼが急速に育つ潮。赤色はプランクトンなのだから。東京湾の水温が、高くなってきた証拠。
 朝の水温、23℃。朝の気温20℃、日中26℃。風が爽やかだった。
 朝、曇り、北東の風、のち、晴れ、南東の風。上げ潮にかかる前に風が変わった。
 6時から16時まで、10時間の釣り。121尾/1時間。正午までで710尾、119尾/1時間、納竿までに507尾追加、127尾/1時間。上げ潮が効いてきてからが、入れ食いだった。午前中、辛抱して、コツコツと釣ったのが、良かったと思う。
 6時、中流域、右岸、東西線車庫前、ゴロタの下手に行く。下げが効いていて、水深は30〜50cmしかない。もうじき、干潟になってしまうタカに、アンカーを入れる。引き潮が速いので、ボートの底がすぐに川底に触れてしまう。座礁しないように気をつけて釣る。
 この場所は、今シーズン初めてサオを出す場所。ともかく、どの程度釣れてくるか、どれだけの大きさなのか、未知数の釣り。
 1.8mサオ2本、袖バリ1号の1本バリ、ナス型1号オモリ、胴付仕掛け、ハリスの長さ3p。青イソメエサを、とりあえず、1p程度の長さで付けてみた。チリチリ、ゴツゴツの連続。ハリに掛からない。辛抱して食わせておく。小さくなったエサに釣れてきたのは、6cmくらいのハゼ。ハハァー、この辺りは、このサイズが多いんだなあ、と思う。正体見たり、という気持。1週間前の最上流域のハゼと比べると、一回り小さいサイズ。ちょうど、10日ほど、成長が遅いかなあ、という感じ。孵化がそれだけ、遅かったということ。そのかわり、6cm前後のハゼの数は、想像できないくらいに、たくさん、いるみたい
 6月3日に、はじめてミャク釣りをやった要領で釣る。早アワセはしないことにした。空振りするのが、オチだから。それでも、ハゼは、3日に釣ったときよりは少し大きいかなあ、という気持。でも、エサは、米粒大につける。ときどき、大きくつけて食わせてやる。このサイズのときは、ともかく、アワセを焦らないことが大切。
 175尾釣ったところで、ボートが、タカにいられなくなった。さあ、それでは、ちょっと、遠征してみるか、と移動。100mほど上流の、操車場前に行く牡蠣礁が帯状に露出している。この状態だと、釣れても、数は知れている。上げ潮で水没したころが、釣り時間としてはいいので、いまは、試し釣りのつもりで釣る。50尾釣れる。時速80尾程度かなあ、というペース。T遊船のボートが1艘くる。私の下手、ゴロタ付近に入る。偵察は済んだので、そのボートを横目で見ながら、ゴロタの下流100mのところへ行く。今度は、干潟から5〜7m離れてアンカーを入れた。釣りポイントの水深は、干潟側が50cm、ミオ側が1mというところ。ミオ側は、沈殿物とか、牡蠣礁が点在して、ときどき、ハリをとられるが、デキの良型がときおり釣れてくる。ダボもたくさん釣れる。根がある場所の特長。かまわずに、ダボもゲットする。そうしないと、ダボばかりが増えてしまう。
 T遊船の人は、2本ザオ、ミャク釣り、だったが、しばらくして、移動して行った。釣れなかったのかなあ、と思う。そのうちに伊藤遊船のボートが2艘きた。いっしょに釣る。ただし、釣るハゼのサイズを、デキかヒネか明確に決めていない様子。それでは、釣りのしようがない。その方たちも、移動していった。けっきょく、私一人になった。
 潮留まり前後から、南東の風になった。予定通りの風向き。釣りやすい。干潟と水平にボートが並ぶ。ヘチを釣りやすい。正午になった。710尾まで数えた。ゴロタまで釣り上がってきたので、また、下流へ戻る。潮が高くなってきたので、はじめに釣ったラインが、沖になったから、もう一度、下流からゴロタ近くまで流すつもり。途中まで釣ってきて、気が変わる。なぜかというと、下流の、沈船に近づくほど、型が小さくなり、数も少ないと思えたから
 だから、中途で止めて、ゴロタの上手へ行く。午前中のT遊船のお客さんがやっていた所のタカ。潮が上がって、水深60pくらいになっている。オールでゴロタ石を確認してから、ちょっと、外れた場所で釣る。なんと、入れ食い。本日、一番アタリが多い場所になった。大当たりー、というところ。この場所も、潮が高いときの方が、よく、釣れる場所。待っていた甲斐があった。
 右、左と釣って、ズルズル、とボートの長さだけ潮下へ下がる釣り方。しばらく釣って、完全に、10束に達したと確信した段階で、操車場前の水深1.2mへ移動した。午前中に確かめておいた場所。牡蠣礁をオールで確認してからサオを出す。一発目から根掛かり。また、根掛かり。嫌気が差して、どうしようかと、考えていたら、陸釣りの人が、誰一人としていないことに気がついた。オッ、チャンス、と思う。ラスト1時間を、護岸にくっついて、釣ってみようか、と気が変わる。なかなか、普段はできないこと。10束釣ったことだし「遊んでみればいいんだ」と茶目っ気がでる。釣れればしめたもの。
 操車場前の護岸は、石段が5段、陸から水面まで下りている。その一番下が水に隠れて、2段目にチョボチョボと波が被っている。その下段の先は、砂地で、石段から先、50cmの所に、50cm間隔で、長方形の波除けコンクリートが3列に入っている。私は、その、波除けコンクリートの上と、その間と、石段の水に隠れた最下段の上の、3ケ所を釣るつもりで、石段から3mほど離れてボートをつけた。ほんの、遊び心。
 釣ってみたら、本日、一番の、デキの良型の入れ掛りになった。散歩にきた人が、目の前で見ている。その人、曰く。2本のサオは、小突いたり、引いたり、普通はするんですよねえ、と手振りを交えて、私に話し掛ける。途端に、数がわからなくなる。もう、終りだし、いいかっ、と思って、話し相手になる。その人は、お宅は、エサつけてホン投げるだけで、なんにもしてないですよねえ、と言う。確かにその通りで、サオを上げて、ハゼを外して、投入して、の繰り返し。自分も、今度、やってみよう、とその人が言う。そうですよ、陸釣りの場合は、川の中へ、中へ、と入るけど、実際は、こんなヘチにいるんですよ、と答えた。実際に、その人の立っている足元の石段で釣れているのだから。
 ラスト5分になった。きっと、あと10尾は釣れますよ、と言って、ちょっとボートを動かして、サオを出す。本当に10尾がすぐに釣れた。そこで、納竿。12束に届いたかなあ、という数だが、肝心なところが、会話で、不明になっている。ともかく、中流域でも、魚影が濃いことが、よくわかった一日だった。沖目の瀬の上はサオを出さなかった。
2008年6月9日(月)
6月9日(月) デキハゼのミャク釣り、5〜13pを1124尾(ヒネ3尾含む)。10束釣り3回目。外道に、ダボハゼ3尾。伊藤遊船。
 中潮、満潮7時54分、干潮15時00分。明日から小潮になる。流れはトロトロだった
 朝の水温22℃、朝の気温20℃。水色、やや澄み。
 曇り時々雨。朝のうち無風、午後南の風。釣りをしている間は、雷は鳴らなかった。
 6時から16時まで、10時間の釣り。112尾/1時間。正午までに750尾、125尾/1時間、納竿までで374尾追加、93尾/1時間。
 6時、伊藤遊船の桟橋上手、右岸、岸近く、水深60pほどで釣る。船の間へ入った。7〜8pクラスがよく釣れた。大風などのときの、逃げ場確保のための、試し釣り。30尾釣ったので、様子がわかった。すぐに、最上流域へ移動した。左岸、K遊船とO屋の桟橋の間、水深50〜60pへ入る。満潮まであと少し時間がある。満水に近い状態。オールで底を突いて、なるべく砂地で硬い場所を探した。泥っ地では、デキは、少ないから。
 エサを1.5cmと長くつけて入れてみた。なんと、7〜8pクラスばかり。そのため、初めっから、エサは1pに付けた。とくに、エサを、、潰したりする必要がなかった。ググッとくると、それだけで、ハリ掛かりする大きさばかり。食い千切られて、ちょっと、小さくなったり、軟らかくなったりしたエサでは、ムズッと感触があっただけで、釣れてくる。ミャク釣りの、希望のアタリが、たくさん出せた。満足。コツッ、ムズッの連続。振り込んで、すぐに、アタリがない場合でも、手前や右とか左とかなどへ、仕掛けを、そっと、15pほど引きずってやる。そして、一呼吸、待つ。なぜなら、私は、できるだけ、小突きをしないようにしているため。すると、ムズッとかコツッとかの、アタリがある。このアタリが出せるようなサイズが、本日は、揃っている。
 だから、空振り覚悟で、5cmクラスは全部無視する作戦。このような釣りは、楽しい。
私が、いいペース、と表現すると、だいたいが、時速120尾以上の釣れ具合になる。この辺りには、台風による洪水で沈澱したヨシの茎その他などが、川底に突き刺さったような状態で頭を出している。右岸側ではこんなことはない。どうしても、川が左岸へ蛇行しているから、左岸側に沈澱する。沈澱して、突き刺さったような形になるということは、川がそれだけ浅くなったということ。無用心に引いたり、小突いたりすると、根掛かりの連続になる。だから、マブナのヅキ釣りをする要領で、真上から、そっと、落とし込む。ムズッと、食い上げのようなアタリがある。掛かりがないと思った場所では、前方へいっぱいに振り込んで、着底させて、アタリがなかったら、手前へ引く。この繰り返し。
 昼までに7〜8pのデキの良型(本日の時季としてはということ)ばかりを700尾は揃えられたと思う。ビクの重みと、ボリュウムが、3日前のときとは大違いだ。残りは、小さくなったエサで釣れてきた5〜6cmクラスが少々。
 雨がやむと、ムーッと暑い。潮はトロトロで、水位が下がったら、左岸側は一気に食わなくなった。チリチリ、ブルブルばかりで、ハリに掛からない小型ばかりのアタリになった。それも仕方がない。干潮時には、オールで底を突くと、ズブッと30cmは突き刺さってしまうような泥地。いまの時季は、この様な場所では、いくらも釣れてこないから、粘らないで、移動した。左岸の最上流域は、水位が高いときの釣り場で、少ないときは、余程にハゼの元気がいいとき以外は、食い渋りになることが多い。
 そこで、朝一番で釣った伊藤遊船の桟橋前に行き、船頭さんにハゼを渡す。桟橋周辺でちょっとだけサオを出す。1.5mほどの水深。すぐに止める。対岸へ行く。東西線鉄橋の上下で釣る。水深は50p〜1mを釣る。ポツポツッと釣れる。工事でできた大きな穴の中を釣ってみた。深いところは釣れないで、斜面の浅い場所で小型が釣れた。ここもあきらめる。
 そのあと、東西線の下手にある送水管をくぐって、右岸、操車場前の浅場へ行く。本日現在では、まだ、少し、時季的に早いのだが、一応、偵察釣り。先行きのため。デキの大中が20尾釣れる。ここで釣ろうか、上へ戻ろうか、それとも、納竿してしまおうか、などと、思いながら未練たらしく釣っていた。突然、雨がザアッと降ってきた。そのときに、811尾いた、と船宿から連絡有り。現金なもので、途端にやる気になった。あと、200釣れば1000になる、と気合が入った。それに、大粒の雨。これは、ラッキーな雨だ。トロトロの潮で、無風で、太陽に照られるよりは、大粒の雨の方が、絶対によい。だから、最上流域へ戻った。雨だから、納竿する、などという意識は、私にはない。
 ラスト2時間半ある。前回と前々回の水位が低いときにいい釣りをした場所へ行く。なんと、本日は、ハゼの機嫌がすこぶる悪いようだ。1時間に40尾ほど釣れればいいようなペース。そこで、イチカバチカ、前回と前々回に、あまり釣れなかった場所へ行ってみる。本日も釣れないかどうか、どうせ、いまは釣れないのだから、試してみる価値はあるというアテズッポウの気持。ここで釣れなければ、10束釣りをあきらめればいいやっ、という気持。
 Y船宿とS船宿の間の開けた釣り場。水はこれ以上は引かないのだが、干潟になるタカが水深50cmほどで、水が被っている。そのタカへボートを乗せた。入れ食い。なーんだ、今日は、こっちにいたのかようー、と叫びたい気持。しめしめと思う。
 ラストで、ここで、数をまとめるつもりだから、大中小、全部を釣ってしまおう、という態勢。エサは初めから米粒くらいに小さく付ける。片舷だけを釣る。30〜40尾釣ると、仕掛けが届いた場所までボートを前へ出す。そして、また、片舷だけを釣る。ときおり、コツッというアタリでデキの良型が釣れる。相変わらず、雨が降っている。やまないでくれー、と祈る。この雨が、幸運の女神になっている。おまけに、雷もなりませんように、と願う。
 結局、ここへ来てから、313尾をまとめた。2時間半弱だから、本日の干潮時間を挟んだ時間としては、願ってもない釣果だった。ポイント探しは、長年の経験がものを言う。また、駄目元で、勝負してみるのもよい。当たればしめたもの、当たらなくても、もともと。
 本日の午前中に釣った場所は、私としては、これまでに、一度もサオを出したことがない場所。最上流域の釣りは、私としては、6月前半だけという、期間が短い釣り場なので、長年やっていても、サオを出していなかった。いい経験になったと思う。それもこれも、来シーズンのための下見の釣りだった。釣果としては、アタリの釣りだった。
 1.8mサオ2本、袖バリ1号、1本バリ、ハリスの長さ3p、ナス型オモリ1号、胴付仕掛け。青イソメエサ使用。
2008年6月6日(金)
6月6日(金) デキハゼのミャク釣り、5〜12cmを1089尾(ヒネ12尾含む)。10束釣り2回目。外道に木っ葉ガレイ3枚、紫の斑点のあるハゼ10尾。伊藤遊船。
 大潮、満潮5時26分と19時49分、干潮12時44分。明日から中潮になる。この潮回りだと、10時〜14時過ぎまで、水がない。昼までに700尾オーバーしたいという釣りだった。午後が、厳しい釣りになる。
 朝の水温19.5℃、朝の気温19℃。午後の気温は26℃になった。
 6時から16時まで10時間の釣り。108尾/1時間。正午まで、720尾、120尾/1時間、納竿までに369尾追加、92尾/1時間
 6時、上流域の送水管上手、右岸側のボート群の内側へ入る。Y船宿の桟橋下手、水深1.5m。10尾釣って止める。釣れるのだが、一発でハリ掛かりしない手返しのスピードが悪いので、水深が0.5〜1mのところへ移動した。また、10日ほどしないと、水深1.5mで一発で掛かる大きさ(6〜8p)にはならないから、Y船宿の桟橋の上手、岸際、水深0.5〜1mへ行く。大潮の満潮時間に実績のある場所があり、私のとっておきの場所。いいペースで釣れる。先ほど私がいた場所へS船宿のボートが2艘入る。あとで知ったのだが、ヒネ狙いの人。エサは、サクラエビのよう。
 同宿のボートがきたので、いっしょに釣る。水位がどんどん下がるのでボート群の脇まで後退して釣る。エサつけなどは前回と同じ。ボートの底を擦るようになったので、S船宿とY船宿の間にでた。ここで少し釣ってから、送水管上手まで下る前回、やれなかった場所がある。そこへ入る。水が少ない。かといって、1.5〜1.8mラインでは、あまり、釣れない。どうも、斜面についていると思えた。だから、水深0.5〜0.8mくらいを釣る。
 最上流域のデキハゼ釣りは、ポイントがそれほど広くないから、また、開けた場所が少ないので、どうしても、水位の高い時間をメインに釣ることになる。その時間を逃すと、10束は難しい。過去の私の経験から言えること。だから、10時までは、それこそ、一生懸命に釣った。500尾になる。昼までに、あと、2時間あるが、正午で720尾になった。だいぶ、ペースが落ちた。それでも、昼までに700を超したから、まあ、上出来か、と思う。こうなれば、午後から、余程に失敗しない限り、あと、300尾は釣れる。
 そのように思った気の緩みがペースに出る。午後からが、なかなか、数が、思うように伸びない。それでも、あっちにいったり、こっちにきたり、を繰り返して、ポツポツと拾う。
 Y船宿の船のお客さんが、桟橋へ、かわるがわる出て来て、話し相手になってくれる。気がまぎれるのだが、数が「飛んで」、いま何匹なのか、皆目わからない時間が続いた。それでも、まあ、いいかっ、という調子で釣る。お客さんが、カウントしてくれている。おれがきてから、それで、○○尾釣った、とか言ってくれる。
 本日の釣行記は、参考になるかならないかの、きわどい描写だと思うが、それでも、最上流域で、2回続けて10束釣りをやった。これは本当に嬉しい限り。これからは、日毎に、デキが大きくなってくるから、ヒネ交じりで、けっこう、釣れてくると思える。
 他宿のお客さんにも、声を掛けてもらったりもするのだが、皆さんは、ヒネを釣るのか、デキを釣るのか、方針がはっきりしていない人も、見受けられる。また、ヒネを釣る人でも、デキを釣るような場所でヒネを釣っていても、数は揃わないと思えるのだが、どうだろうか。それとも、その人にとっては、ヒネ釣りの実績のある場所なのかなあ、と思ったりもする。私は、本日、デキ狙いで、浅場で、釣って、ヒネが12尾も交
2008年6月2日(月)
6月2日(月) デキハゼのミャク釣り、5〜13pを1035尾(ヒネ13尾含む)。外道に、10〜15pのイシガレイ2尾、ダボハゼ10尾、紫の斑点のあるハゼ8尾。伊藤遊船。2003年6月3日1003尾、同年6月6日1117尾があるが、過去20年間でもっとも早い1000尾釣り
 中潮、満潮2時38分と16時33分、干潮9時36分。明日から大潮になる。本日は、干潮時間前後の4時間ほどを、どのように辛抱して、釣るかが、課題の釣りだった。
 朝の水温20℃、水色は澄み。朝の気温18℃、一日中寒いくらいに涼しかった。カッパを着て、タオルを首に巻いて、暖をとった。このような「梅雨寒」の日は、これから多くなる。このような日は、ハゼがよく釣れる。ガンガン照りの暑い日より、ハゼにとっては、よほど、コンディションがよい。
 6時から16時まで、10時間の釣り。100尾/1時間のペース。正午まで603尾、納竿までに432尾追加した。朝の2時間と、夕方の2時間が、とてもよく釣れて、時速150尾ほどのペースだった。
 6時、上流の青い送水管の上手、右岸、マイボートとか漁船が繋留してある場所へ行く。
水位が下がっているので、朝一では、それらの内側へは入れなかった。やむなく、船の出入り口でサオを出す。1.8mサオ2本。道糸1号、先糸1.2号50cm、オモリナス型1号、袖バリ1号、ハリス0.4号、ハリスの長さ3p、自製胴付き仕掛け。詳しくは『江戸前のハゼ釣り上達法』または『天狗のハゼ釣り談義』を参照されたい。1号バリを使うのは、右手、親指、ツメの先の皮膚に、ハリのチモトが触れて、皮膚に穴があくのを嫌うため。3〜4号バリでは、1000尾釣ると穴があくことが多い。全治1週間かかる。
 その場所は、駆け上がりで、水深は50p〜1m。水が澄んでいるので、ハゼの見釣りができる。エサを、尻っ尾のやわらかい部分を、1pほどの長さで、ハリに付けて投入してみた。ハゼがワッと寄ってくるのが見える。あと、一本を投入する。その間に、最初のサオをグングンと引っ張っている。どうせ、エサが大きいから、ハリ掛かりしないので、遊ばせておく。そのうちに静かになったので、サオを上げてみる。デキの良型、6cmほどだろうか、それとももっと大きいか、というクラスのハゼがハリにかかって、グッタリしている。
 デキハゼも、大きいハゼから釣れてくる。見釣りで、見ていると、それがよく分かる。だから、アタリがあっても、空振りの連続のときは、アワセないで、食わせておくのも作戦だと思う。そのうちに、エサが食い千切られて、軟らかく、小さくなってくるから、結局は、ハリ掛かりしてしまう。
 もし、最初のアタリから、しっかりと、ハリにかけたいときは、米粒大か、あるいは、それよりも小さく、エサをハリにつける。すると、ハリ掛かりの確率が高くなる。ただし、釣りの、はじめっから、それをやると、アタリが途切れることが多いから、ときどき、空振りするつもりで、エサを大きくつけて、食わせて、コマセ代わりにするとよい。その繰り返し。臨機応変。
 9時で300尾になる。干潮時間なので、更に、上流へ移動してみた。右岸の岸際、水深50cm〜1.5mの斜面を釣る。マイボート群が途切れたその場所は、本日の潮で、いまの時間という限定だと思えるのだが、1.5mのラインが一番アタリが多いし、デキの型もよい。ただし、明日は明日の風が吹く、で明日もそのラインで釣れるとはいえない。本日は、カニの横ばいのように1.5mラインを釣る。潮留まり時間前後なので、食いがいいとはいえないが、それでも、時速70尾前後で釣れてくる。辛抱辛抱と自分に言い聞かせる。
 正午、船宿の船頭さんがハゼをとりに来た。渡す。601尾いたと連絡がくる。私の数えた数字より30尾多い。ラッキー。やる気が出てくる。それならば、あと400尾釣れば1000尾になる。私の1000尾釣りの目標では、正午までで700尾というのが、私個人のノルマ。それに100足りない。でも、午後からの釣れ具合が、よほどに、良ければ、大台に乗せられる、という微妙な600尾という数字。過去に何回も同様の経験がある。なんとかなりそうな予感。
 朝一の場所へ戻る。あとは、上げ潮が効いてくるのを待つ態勢。コツコツとハゼを拾う。干潟になっているタカへ水が上がった。少しずつ移動して釣りながら、タカへボートを上げる。ボートの右舷を、前と後と二つに分けて右舷で30尾、左舷で同様に30尾というペース配分で釣る。だんだんと入れ食い、入れアタリになってくる。マメに移動する。
 14時になった。まだ、700尾になったばかりだ。2時間で300尾を釣らなければ10束に届かない。時速150尾だ。ただ、条件は良くなっている。上げ潮が効いているし、アタリも多い。確実に釣り上げてしまうために、エサをボートの腰掛のあいている固いところで、グジュグジュに潰す。潰し残った硬いところを小さく付ける。ダラーッとエキスが垂れて、5ミリくらいハリ先から垂れる。かまわずに、ヒューッと振り込む。着底と同時にゴンゴンとサオ先を持っていく。こうなればしめたもの。そのようなエサ付けで、20尾くらいは、あっという間に釣れる。そのあと、ハリに食いつけないくらいに長く付けて置ザオにして、ボトルの水を飲む。このくらいの余裕で食わせれば、ハゼは離れない。
 見釣りで分かることは、エサ打ちを途切らせると、ハゼがあっという間に、スイスイと動いていってしまうことだ。だから、手を休めるのはご法度。そのため、手を休めるときは、たとえ、ちょっとのあいだであっても、エサを大きくつけて放り込んでおく。それがコツ。
 タイムアウトまで、時計とニラメッコで釣る。10束と30尾まで数えて納竿。あとは、私の数え間違いがないことだけを祈るのみ。数字がきちんと分かっていないと、タッチの差で1000尾に足りないということが起こる。980尾などということでは、数字が泣く。価値が違うと思う。なんでも同じ。きりのよい数字は、縁起がいいのだから、逃したくはない。
 本日は、ミャク釣り初日で1000尾を釣った。幸運と言えると思う。次回も10束釣れるかどうかはわからない。ハゼに訊いてくださいとしか言いようがない。ハゼのご機嫌がいい日を選んで、釣行しようと思っている。
2008年5月26日(月)
5月26日(月) 越冬したハゼのリール釣り、10〜15pを190尾。上々の首尾。伊藤遊船。外道に、木っ葉カレイ4枚、ヒイラギ3尾、紫の斑点があるハゼ39尾、デキのマハゼ8尾。但し、デキは網の目から、すべて、逃走していた。デキハゼ釣りには、もっと、細かい網目のビクが必要になる。小型のアカエイ1尾は、ハリスを切って逃した。
 曇り、のち、晴れ、朝のうち北の風、寒い、時雨れた。午後、南の風、爽やか。やや、風が出た。
 小潮、満潮7時21分、干潮14時33分。本日の釣りは、下げが効いている午前中早い時間が勝負で、あとは、上げ潮になってから納竿までが釣りどきと、心得て、釣りを組み立てた。中間の時間は、同場所で長っ尻などせずに、あちこちと、回って、様子を見ながら、食い気のあるハゼだけを、拾い釣りをする予定だった。
 6時から16時まで、10時間の釣り、19尾/1時間。移動時間、調査、その他があるので、実釣は、25尾/1時間ほどのペース。正午までで110尾、納竿までに80尾追加。
 朝の水温21℃、朝の気温19℃、日中は27℃になった。水色、ササニゴリ。工事の濁りが、対岸の左岸では出ていた。それでも、ハゼはよく釣れた。
 6時、対岸の、左岸、監視船のやや上手にアンカーを入れた。前回、入らなかったポイント。上げ潮のはずが、風が北なので、ボートは、左岸を向いたり、下流へ振れたりする。私の「ハリネズミ釣法」には、もってこいの、状況。自分でサオを持って誘わなくても済む。サオを持つときは、聞きアワセのときだけ。横着といえば横着な釣り方。だから、キャスティングして置ザオにするときの、道糸のたるませ具合に神経を使う。このあと、ボートは、このように動くかも、と常に、次の予測を立てている。ボートにしっかりと「誘って」もらいたいため。
 10時で70尾になった。20尾弱/1時間のペースだ。船宿の話では、このところ、釣れ具合が渋いのだという。私にとっては、まあまあ、のペース。同宿のボートが、次々ときて、周囲が賑やかになってきた。経験的には、これからの時間帯が食いの渋い時間と思った。小潮、トロトロの流れ、干潮まで4時間弱、太陽が出て日差しが強い、という条件
 そこで、予定通りに、釣り場を離れた。同宿のボートが私のあとに入るのを見ながら「放浪」の旅に出た。伊藤遊船の桟橋近くで釣ってみた。10尾。釣れたのですぐに移動。東西製下手の水道管下へ行く。ゼロ。そのまま、左岸、H遊船の桟橋近くへ行く。ここも20尾釣れた。ただし、岸寄りのドンと落ちた付近。H遊船のボートが、ミャク釣りとリールの置ザオで、かつ、ボートを流しながら釣っている。どうも、私がいると邪魔になりそう。そこで、近くにその人が来たときに、移動して、M丸の桟橋の下手を回りこんで、その内側で釣ってみた。2尾釣れた。そうこうしているうちに、陸釣りで投げてくる人が来たので、すぐに、移動。昼近くになったので、追い風に乗って上流へ戻った。左岸、東西線鉄橋の上手、航路と牡蠣礁の間辺り、今シーズン初めてサオを出すポイント。右、左、うしろと三方向へ投げた。岸側は根掛かりばかりで釣れない。うしろと左の航路方向で釣れる。サオを全部そちら方向へ移す。正午になった。110尾。やはり、時速20尾弱のペースだ。本日は小潮だし、午後の上げを狙っているのだから、ここは、辛抱と思って同場所でしばらく釣る
 潮が替わるまで、あと、2時間弱あるので、またまた、放浪しようかと、右岸のT遊船桟橋の上手へ行く。来シーズンのための、調査釣り。前々回にいい釣りをした場所。ポツポツッと釣れた。さっと引上げて、伊藤遊船の乗合船がある沖目へ出た。ここでも、すぐに、2尾釣れた。でも、あとが続かないので、朝一番の場所へ移動した
 ラッキーなことに、同宿のボートが、釣り飽きたのだろうか、誰も、そこに、いない。潮が替わるのに、朝釣れた場所が、独占的に使えるなんて、こんな、いいことはない。きっと、どうぞ、釣れてくださいっ、と思いながら、右とうしろへ投げた。今度は、ボートが上流を向いている。
 なんと、あれほど、食い渋っていた時間が長かったのに、入れ食いになった。結果としては、釣れ具合の良くない時間を、あちこちと旅をして、ポツポツとハゼを釣って、ちょうど良い時間帯に戻ってきたことになった。ラスト1時間15分で53尾釣れた計算になった。なあーんだ、こんなに、いるんじゃん、なんでさっきまで食わなかったんだよ〜、と叫びたくなるような釣れ具合。こうだから、釣りは辞められない。まだまだ、釣れるのに、16時になってしまった。タイムオーバーはご法度。納竿。
 本日は、潮がトロトロなので、エサ付けは、大潮のときよりも、大きく長く付けた。太くて短いもので3p以上、細めのものは5cmくらい、というように、全体として大きくつけた。小潮などのときはこのようにした方が、ずっと、食いがよい。それに、陽気が良くなったので、紫の斑点があるハゼがたくさんいて、エサが小さいと、ヒネが食いつくまでに、そいつがハリに掛かってしまうし、エサもとられてしまう。だから、小潮のときは、リール釣りのときほど、エサを大きく付けている。
 タックル、リールザオ7本、道糸ナイロン2号、オモリナス型6号、テンビン、袖バリ4号、全長1.3mの自製3本バリ仕掛け、幹糸1.5号、飾り物いっさいなし。
 エサをつけて、根掛かりに注意しながら遠投して、誘って、置ザオ、その後の誘いはいっさいしなかった。以上は、私個人の釣り方。釣れているかどうかの聞きアワセだけ。最初の投入だけで釣りたかった。あとは、ボートの動きで、誘い役をさせた。釣れたサオの周辺へ、釣れなかったサオを寄せた。手前マツリをときどきやった。
 越冬したハゼのリール釣り釣果。5/1 35(試し釣り)、5/4 61(試し釣り)、5/15 153、5/21 310、5/26 190、以上合計749尾、139尾/回。越冬したハゼのリール釣りの、自己記録を作れたことでもあるし、今年は、これで、上首尾といえる。
2008年5月26日(月)
5月26日(月) 越冬したハゼのリール釣り、10〜15pを190尾。上々の首尾。伊藤遊船。外道に、木っ葉カレイ4枚、ヒイラギ3尾、紫の斑点があるハゼ39尾、デキのマハゼ8尾。但し、デキは網の目から、すべて、逃走していた。デキハゼ釣りには、もっと、細かい網目のビクが必要になる。小型のアカエイ1尾は、ハリスを切って逃した。
 曇り、のち、晴れ、朝のうち北の風、寒い、時雨れた。午後、南の風、爽やか。やや、風が出た。
 小潮、満潮7時21分、干潮14時33分。本日の釣りは、下げが効いている午前中早い時間が勝負で、あとは、上げ潮になってから納竿までが釣りどきと、心得て、釣りを組み立てた。中間の時間は、同場所で長っ尻などせずに、あちこちと、回って、様子を見ながら、食い気のあるハゼだけを、拾い釣りをする予定だった。
 6時から16時まで、10時間の釣り、19尾/1時間。移動時間、調査、その他があるので、実釣は、25尾/1時間ほどのペース。正午までで110尾、納竿までに80尾追加。
 朝の水温21℃、朝の気温19℃、日中は27℃になった。水色、ササニゴリ。工事の濁りが、対岸の左岸では出ていた。それでも、ハゼはよく釣れた。
 6時、対岸の、左岸、監視船のやや上手にアンカーを入れた。前回、入らなかったポイント。上げ潮のはずが、風が北なので、ボートは、左岸を向いたり、下流へ振れたりする。私の「ハリネズミ釣法」には、もってこいの、状況。自分でサオを持って誘わなくても済む。サオを持つときは、聞きアワセのときだけ。横着といえば横着な釣り方。だから、キャスティングして置ザオにするときの、道糸のたるませ具合に神経を使う。このあと、ボートは、このように動くかも、と常に、次の予測を立てている。ボートにしっかりと「誘って」もらいたいため。
 10時で70尾になった。20尾弱/1時間のペースだ。船宿の話では、このところ、釣れ具合が渋いのだという。私にとっては、まあまあ、のペース。同宿のボートが、次々ときて、周囲が賑やかになってきた。経験的には、これからの時間帯が食いの渋い時間と思った。小潮、トロトロの流れ、干潮まで4時間弱、太陽が出て日差しが強い、という条件
 そこで、予定通りに、釣り場を離れた。同宿のボートが私のあとに入るのを見ながら「放浪」の旅に出た。伊藤遊船の桟橋近くで釣ってみた。10尾。釣れたのですぐに移動。東西製下手の水道管下へ行く。ゼロ。そのまま、左岸、H遊船の桟橋近くへ行く。ここも20尾釣れた。ただし、岸寄りのドンと落ちた付近。H遊船のボートが、ミャク釣りとリールの置ザオで、かつ、ボートを流しながら釣っている。どうも、私がいると邪魔になりそう。そこで、近くにその人が来たときに、移動して、M丸の桟橋の下手を回りこんで、その内側で釣ってみた。2尾釣れた。そうこうしているうちに、陸釣りで投げてくる人が来たので、すぐに、移動。昼近くになったので、追い風に乗って上流へ戻った。左岸、東西線鉄橋の上手、航路と牡蠣礁の間辺り、今シーズン初めてサオを出すポイント。右、左、うしろと三方向へ投げた。岸側は根掛かりばかりで釣れない。うしろと左の航路方向で釣れる。サオを全部そちら方向へ移す。正午になった。110尾。やはり、時速20尾弱のペースだ。本日は小潮だし、午後の上げを狙っているのだから、ここは、辛抱と思って同場所でしばらく釣る
 潮が替わるまで、あと、2時間弱あるので、またまた、放浪しようかと、右岸のT遊船桟橋の上手へ行く。来シーズンのための、調査釣り。前々回にいい釣りをした場所。ポツポツッと釣れた。さっと引上げて、伊藤遊船の乗合船がある沖目へ出た。ここでも、すぐに、2尾釣れた。でも、あとが続かないので、朝一番の場所へ移動した
 ラッキーなことに、同宿のボートが、釣り飽きたのだろうか、誰も、そこに、いない。潮が替わるのに、朝釣れた場所が、独占的に使えるなんて、こんな、いいことはない。きっと、どうぞ、釣れてくださいっ、と思いながら、右とうしろへ投げた。今度は、ボートが上流を向いている。
 なんと、あれほど、食い渋っていた時間が長かったのに、入れ食いになった。結果としては、釣れ具合の良くない時間を、あちこちと旅をして、ポツポツとハゼを釣って、ちょうど良い時間帯に戻ってきたことになった。ラスト1時間15分で53尾釣れた計算になった。なあーんだ、こんなに、いるんじゃん、なんでさっきまで食わなかったんだよ〜、と叫びたくなるような釣れ具合。こうだから、釣りは辞められない。まだまだ、釣れるのに、16時になってしまった。タイムオーバーはご法度。納竿。
 本日は、潮がトロトロなので、エサ付けは、大潮のときよりも、大きく長く付けた。太くて短いもので3p以上、細めのものは5cmくらい、というように、全体として大きくつけた。小潮などのときはこのようにした方が、ずっと、食いがよい。それに、陽気が良くなったので、紫の斑点があるハゼがたくさんいて、エサが小さいと、ヒネが食いつくまでに、そいつがハリに掛かってしまうし、エサもとられてしまう。だから、小潮のときは、リール釣りのときほど、エサを大きく付けている。
 タックル、リールザオ7本、道糸ナイロン2号、オモリナス型6号、テンビン、袖バリ4号、全長1.3mの自製3本バリ仕掛け、幹糸1.5号、飾り物いっさいなし。
 エサをつけて、根掛かりに注意しながら遠投して、誘って、置ザオ、その後の誘いはいっさいしなかった。以上は、私個人の釣り方。釣れているかどうかの聞きアワセだけ。最初の投入だけで釣りたかった。あとは、ボートの動きで、誘い役をさせた。釣れたサオの周辺へ、釣れなかったサオを寄せた。手前マツリをときどきやった。
 越冬したハゼのリール釣り釣果。5/1 35(試し釣り)、5/4 61(試し釣り)、5/15 153、5/21 310、5/26 190、以上合計749尾、139尾/回。越冬したハゼのリール釣りの、自己記録を作れたことでもあるし、今年は、これで、上首尾といえる。
2008年5月21日(水)
越冬したハゼのリール釣り
2008年5月21日(水) 10〜15センチ 310尾
自己新記録
5月21日(水) 越冬したハゼのリール釣り、10〜15pを310尾ヒネハゼのリール釣りとしては自己新記録。船宿、伊藤遊船。13〜15pの良型揃だった
 晴れ、北のち南の風、午後、南西風が吹き込んだ。
 大潮、満潮4時34分と16時28分、干潮11時34分。本日は、下げの潮が効いてきた時間から潮留まりまでの釣りと、上げ潮いっぱいまでの釣りと、をした。大満足
 7時から16時まで、9時間の釣り。34.4尾/1時間。入れ食い。特に、午後からが「超」入れ食った。12時半までで115尾、20.9尾/1時間、納竿までに195尾追加、55.7尾/1時間。午後は、午前中の2.7倍のペースで釣れた。朝の水温19.5℃、朝の気温15℃。水色、やや澄み、午後になって赤色になった。
 7時、伊藤遊船の桟橋下手の東西線鉄橋下、右岸側、橋脚下脇で竿を出す。狙っていた場所。ひと通り、竿を出したところで、急に、作業船がきた。マズイ、と思っていたら、ウンウンとうなりながら台船を移動し始めた。周囲はスクリューの水流とニゴリで釣りにならなくなった。ポイントの選定ミス。追い立てられるように移動。水道管下手、左岸側、T遊船の桟橋沖15m付近にアンカーを入れた。ここも狙っていた場所。
 大船を背にして、岸寄りと風上へ投げる。釣れたのは、岸寄りで、干潟になる場所から、ドンと落ちた場所付近。そこで、7本の竿を全部、岸寄りへ投げる。放置された乱杭があるから、時々根掛かりするが、それにかまわずに、積極的に投げる。ハリは交換すればいいこと。
 5〜7pくらいの、紫の斑点のあるハゼがたくさん釣れてくる。マハゼ釣りの邪魔になるので、すべてゲットする。これが、けっこう、たくさん釣れてくる。一日で50尾以上にはなったかも。猫のエサにした。それでも、マメに釣る。その付近を2ケ所釣っただけでマハゼのヒネが100尾になった。
 そこで、H遊船の桟橋前へ移動、10尾釣る。先ほどの場所のような釣れ具合ではない。
潮留まりだから仕方ないか、と思いながら、M丸の桟橋上手へ行く。様子見。5尾を釣る。釣れるということだけは判ったので、上流へ移動。O遊船の桟橋上手へ行く。ここは、なんと、根掛かりばかり、ミャク釣りでも相当に注意して釣るような場所になってしまっていた。ここではゼロで移動。12時30分で115尾、20.9尾/1時間。
 東西線鉄橋をくぐって、その上手、マイボートを繋留してある場所と、工事の監視船の間に入った朝から目をつけていた場所だったが、同宿のボート2艘が釣っていたのが見えていたので、遠慮して、行かなかった場所。その2艘が、少し上流へ移動したので、そのあとへ入った。それと、上げ潮が効いてくる時間を待っていたわけ。ドンピシャリで希望のポイントへアンカーが入った。
 ここも、今シーズン、私としては、初めてサオを出す場所。連日釣られているので、どれだけ、ハゼがいるかは未知数のポイントだった。ところが、2尾掛け、3尾掛けの連続になった。
 上げ潮で南西の風なので、ボートは上流を向いたり、右岸へ振られたりで、釣りをするにはちょうど良い。追い風だから、遠投には、もってこいの風。目いっぱい飛ばして、遠くから釣ってくる。同宿のボートが移動してきたが、譲り合って釣ればいいので、特に、私の方からは声を掛けないで黙認。仲良く釣ればよいこと。私の方は、まだまだ、投げる場所があったので、そのようにした。
 ラスト30分に近づいた。そこで、同宿のボートのお客さんから声が掛かった。いつも、私の掲示板に書き込みしたりしているとのこと。ありがたいこと。ところが、声を掛けられた私の方が、まったく、余裕がなかった。なぜか、それは、あと30分で、20尾を釣らなければ300尾に到達できない、という切羽詰った状況。それまでの釣れ具合からは「可能」という感触はあるのだが、釣ってみなければ、絶対に、楽観できないこと。だから、私に、まったく、気持の余裕がない。だから、せっかくの、挨拶をいただいたのだが、なんとなく、そっけない対応になったかもと、反省しきり
 でも、おかげさまで、ラスト30分で30尾を釣った計算で、合計310尾に乗せた。本日の釣果は、越冬したハゼのリール釣りで、私の自己新記録になった。2004年5月12日255尾、2005年5月12日254尾、2004年5月18日209尾、2005年5月4日204尾などがある。
 今シーズンの、越冬したハゼのリール釣りは、好釣果が「ある程度予測ができた」状況があった。それは、昨年末の時点で、3〜10p程度の小型のハゼが、予測できないくらいに多数、いたからだ。それらが、無事に越冬できれば、今年のヒネハゼ釣りの豊漁が約束されたようなもの。
 シーズン開幕当初は、さほどではない釣れ具合だったが、5月中旬以降、活発な釣れ具合になったと思う。そうであれば、私の自己記録更新のチャンス到来、ということになる。
本日は、そのようなことで、釣れ方によっては、300尾の大台を狙う、という心構えで釣行した。記録は、狙ってできるものではないのだが、狙わなければできないものでもあると思う。ヒネハゼのリール釣りの自己記録更新は、今シーズンは、絶好のチャンスだったと思う。例年になく、ヒネの多い年といえると思う。
 タックルは、いつもの通り。5月1日の釣行記に書いてある。
2008年5月15日(木)
5月15日(木) 越冬したハゼのリール釣り、10〜14cmを153尾。船宿、伊藤遊船。良型の入れ食いだった。釣ったポイントは四ケ所のみ。釣れるときはこんなもの。
 晴れ、北のち南の風、川の上では肌寒い風だった。
 9時30分から14時45分まで、5時間15分の釣り。29.1尾/1時間。入れ食い。
 長潮、干潮8時15分、満潮14時25分。本日は上げ潮を釣った。9時半の水温16℃。4℃低くなっていた。水色、やや澄み。
 朝一番の用事を済ませてから船宿へ行く。ちょうど、干潮の塩止り時間が過ぎたところ。
 船宿の桟橋の沖にアンカーを入れた。桟橋前の山と、右側の船が出入する出入り口を釣る。片舷にサオ7本を並べた。どのラインで釣れてくるか、第一投後の聞きアワセが楽しみだ。これは、いつも同じ心境。3本のサオに1尾ずつ釣れてくる。これは、「超」幸先がいい。今の時季のヒネハゼのリール釣りでは、私の聞きアワセの時間間隔は「短い」。仕掛けを引く速度が速い、のではなくて、一回りのローテーションの時間が短いから、サオを上げる間隔が早いということ。
 このように、釣れても釣れなくても、一定のエリアをエサが付いたハリが通過していると、ハゼだって、ついつい、食いついてしまうのだ思う。食い気を誘うための手返し勝負。投入して、じっくり待つ、のも作戦だが、ハゼがいない場所に仕掛けを何分も置いておいても仕方がないと思う。秋ハゼと違って、絶対数が絶対的に少ないのだから、秋の釣りとおんなじリールさばきを、私はしていない。ただ、ひたすら、ハゼを探す。
 ともかく、最初の1時間半で31尾を釣った。次に、隣りのT遊船の桟橋上手で、マイボートなどが繋留されている沖へ移動。チョイ投げでボート群の尻へ投入。手前へ積極的に引く。結局、マイボートの沖目5mくらいのところの、ミオ筋と思われる付近で入れ食いになった。だから、ちょっと先へ投げてちょっと引く、という感じで、仕掛けをミオ筋ラインに置く。これが大当たり。ここだけで、70尾を追加した。12時半になっていた。3時間で100尾だから、時速33尾ということになる。今の時季としては、ハイペース。
 気分を良くして、さらに上手の、S遊船の桟橋下手へ移動。先ほどのポイントのすぐ上手。だから、同一ポイントを下と上とから、違う角度から引いて釣ったということ。ここでもよく釣れて45尾を追加した。昼食のおにぎりを食べて小休止。
 南の風がけっこう、吹き込んできたので、早上がりするつもりで、伊藤遊船の桟橋上手へ移動して、ラストを釣った。合計153尾、ダボとして除外したもの6尾、アカエイは怖いので放流した。
 本日のポイント群は、前回までの釣りで、釣っていなかった場所。よく釣れたので満足して納竿した。今回も釣り残しのポイントができてしまった。次回のためにとっておく。
 タックルはいつものとおり。
2008年5月4日(日)
5月4日(日)リール釣りでの試し釣り釣果
10〜15pのヒネハゼを61尾
 本日は、二回目の試し釣り越冬したハゼのリール釣り、10〜15cmを61尾。小型カレイ1尾。アカエイ1尾放流。船宿、伊藤遊船。
 曇り、時々小雨。北東の風ややあり。寒い。朝の水温19℃、前回よりも低い。週間天気予報は大ハズレ。
 中潮、干潮10時04分、満潮16時32分。本日は上げ潮で良く釣れた。午前中は貧荷。水色は澄み。水温低下のため。
 7時から16時まで9時間の釣り、6.7尾/1時間。ただし、ラスト1時間で21尾を釣った
 前回できなかった高圧線付近の試し釣りを目的に釣行した。結果は「不発」。
 7時07分、中流域の高圧線下右岸へ行く。ハゼ2尾と小型カレイ1尾がすぐに釣れた。そのあと、一向にエサをとられない。湾岸道路の上手右岸へ移動した。ゼロ。北東の風がやや強くて波がある。妙典排水樋門前へ必死にボートを漕いで移動。ここもゼロ。次に、対岸の左岸側へ行くがここもゼロ。8時半になった。伊藤遊船の桟橋沖までエッチラエッチラと漕いで上がる。試し釣りだから移動するのは当たり前で、苦にならない。ここで、2尾を追加、合計4尾になる。
 9時過ぎ、上流域の前回釣った付近へ行く。先着のボートが何艘かいる。4尾という人がいた。同宿のボートが水道管下流で3尾釣れたという情報。かまわず、前回釣った近くでサオを出す。1尾釣れただけ。3日前にあれほどいい具合だったのに本日はまったくダメ。釣りはこうだから面白い。念のために、もっと上流のO遊船の船着場前で釣るがゼロ。
 上流域で、前回の試し釣りで釣り残したエリアがあった。水道管から下流の右岸側で、船着場の桟橋の沖から航路までの間。先着のボートがいるので、邪魔をしないように離れて釣る。ボートの尻が右岸へ向く。6回移動した。一回あたり3〜7尾ほど釣れた食い気のあるハゼだけを釣ればいいのだから、釣れ具合が悪くなると即座に移動した。川中の最後は伊藤遊船の桟橋上手のT遊船の沖。ここまでで合計40尾になった。中流域で4尾釣れて、送水管上手で1尾だから、送水管から下手のエリアで35尾を釣ったことになる。11時から15時までの4時間で、9尾/1時間のペースになる。
 ラスト1時間弱は目当ての場所があった。伊藤遊船の桟橋脇のエリア。本日は、満潮時間が16時32分で、夕マヅメ時の釣りができる。しかも、曇り空ときている。どれほど釣れるか、期待はあったのだが、釣ってみたら、これが入れ食いになった。たった50分ほどで、21尾を追加できた夕方の帰り際によく釣れてくるハゼを「営業ハゼ」と、これから呼ぶことにしようと思っている。釣り人は、気分がよくなって、次回もせっせと通うハメになるからだ。だから、営業ハゼ。
 本日は、日並が悪く、午前中は干潮で水位が低く、水色は澄みで、ハゼのアタリが弱かったと思う。わたくしの選択肢は二つで@ 好ポイントで、上げ潮にかかるまで、じっと待つA @は放棄して、食い気のあるハゼだけを拾い釣りする、というものだった。本日は、試し釣りなので@の方策は「らしくない」ので、Aを選んだ。だから、釣れ具合がちょっとでも悪いと思ったら即座に移動を繰り返した。
 好ポイントにアンカーが入っていたら@の方法で辛抱して待つ、というのもひとつの釣り方だと思う。それで大釣りできることもある。私は、生来のセッカチなので、なかなか、潮が替わるまで「待機する」ということが、辛抱できないでいる。だから、食い気のあるハゼだけを拾い釣りして、気を紛らわせているだけ。ときには、それで、失敗することもあるけれど、失敗は成功の基、ということもあると思う。今では、どちらかというと、帳尻が合うようになってきていると思える。
 タックル、仕掛け等々は前回と同じ。
2008年5月1日(木)
5月1日(木)本日は試し釣り。越冬したハゼのリール釣り、10〜14cmを35尾。外道に座布団くらいの赤エイ2尾、放流。刺されたら大変。ハゼの釣果は上々。南風が吹き込んで、シロウサギが立ったので、早上がり。船宿、伊藤遊船。
 8時30分から12時まで、3時間半の釣り。10尾/1時間。上げ潮を釣る。桟橋で測った水温19.5℃、日中の気温25℃。
 晴れ、南風やや強い。波が高い。風は爽やかで、ボート上では、軽めの防寒服を着て、襟を立てて、ちょうどよかった。天候に関わらず、寒さ対策は当分の間、必要
 若潮、干潮8時14分、満潮13時46分。干満の差は大きかった。水色良好。その意味は、すきとおっていないということ。ささにごり。やや、赤い、か。このような水色になれば、ハゼは急速に大きくなる。赤い、のは、プランクトンのせい。赤っぽい水のほうが、ハゼにはよい。すきとおったのは、ダメ。エサが少ないのだから。
 地元神社の奉仕活動を早退して、伊藤遊船さんへ行く。
 風が、そよそよと吹いている。曳船で、上流域の水道管上手へ行く。川の中は、けっこう風が強い。目標地点でボートへ移る。そのうちに、風で流されて、T遊船の船着場下手50mほどのところで、アンカーを入れた。最初からボートを漕ぐ気が起きなくて、まあ、いいかっ、といいかげんな気分。それでも、ここで釣れなければどこでやってもおんなじ、という気持はあった。
 風と潮が同じ方向だが、潮留め水門が上手にあるから、上げ潮がぶつかって、岸伝いに下ってくる。だから、風がちょっと弱まるとボートの尻が、左岸方面へ向いて横になる。風が吹くとボートがググッと上流を向く、という繰り返し。
 リールザオ7本を出す。ハリネズミ釣法(江戸前のハゼ釣り上達法、天狗のハゼ釣り談義を参照されたい)。道糸ナイロン2号、オモリ6号、小型テンビン(ウデ8〜10cm位)、袖バリ4号、ハリス0.8号、幹糸1.5号、全長1.3mの自製仕掛け。付属品はなにもつけなかった。
 青イソメエサは3〜4cmに付けた。エサをかじらせて、周囲のハゼの活性を高めさせるため。だから、釣れないけれども、かじられたら、同方向へキャスティングを繰り返す。1尾釣れれば、何尾かが釣れる。
 はじめ、360度にサオを展開、航路内は釣れなかったし、エサもしゃぶられなかったので、早々とあきらめて、航路から駆け上がった斜面の高いところへ、思いっきり投げる。ときどき、追い風になるから、よく飛ぶ。これは気持がよい。ストレス解消。釣り場が空いているときは、遠投するのが効果的。
 遠くから手元へ、少しずつ引いては、置ザオにした。7本のサオで、最初、2本に釣れた。これはラッキーだった。幸先よし、と気合が入る。釣れなかったサオを、釣れたサオの周辺へ投げる。もちろん、投げる前にエサを点検して、食われたけ形跡があるかどうかを確認して、もしそうだったら、もともとの投げた場所へ投げる。
 本日は、航路内以外は、どのサオもエサをかじっている。今年生まれのデキハゼは、まだまだ、本日私が釣っている深さの場所の青イソメエサを、しゃぶるほどの大きさではないのだから、カニか越冬したハゼに決まっている、と思った。
 はじめっから、なにか、期待に胸ふくらませる展開になった。それというのは、去年、一昨年とオデコだったから。今年は早くも釣れたから、おお、今年はいけるかも、と思う。8時半から2時間経った。ビクのなかは30尾になった。時速15尾だ。いいペース。今日は「試し釣り」だから、一ヶ所で釣っていても仕方がない、という釣りになる。だから、後ろ髪をひかれる思いで移動。
 水道管の下手へ行く。1尾釣れる。すぐに、また、上流のT遊船桟橋の上手でサオを出す。また、1尾釣れる。そのまま、今度は、伊藤遊船の桟橋沖まで下って、そこで釣る。7本のサオのエサを点検して360度に投入してから、握り飯を食べ始めた。船宿の乗合船の間付近。10分ほどして食べ終えてから、正午の時報が聞えたので、この場所で終りにしようと思って、投入したサオを上げた。なんと、放り込んでなにもしないで、食事をしていただけなのに、2本のサオに1尾ずつ、ハゼが釣れている
 今の時季に、上流域で、リール釣りで、越冬したハゼがある程度釣れた年は、東西線鉄橋上下域でも釣れた実績がある。だから、サオを出してみたわけ。大アタリ―!
 しかし、本日は、南風が吹き込んで、波が高いので、今シーズン初日の釣果としては、これで満足、と思って納竿。
 今後は、日に日に、釣況がよくなるはず。リール釣りの場合は、5本以上用意したい。彼岸ハゼをリールザオ1本で釣るようなつもりで、今の時季の越冬したハゼを釣るつもりでいたら、厳しいと思う。ハゼの絶対数が、秋よりも、とてもとても、少ないのだから。だから、サオ数を増やすのが一番よい、と私は思っている。でも、それは、釣り人の好みなのだから、一概に、それがいいのだ、とは言い切れない。
 連休中に、もう一度、試し釣りをしてみたいと思っている。デキハゼが、ミャク釣りで釣れるような大きさ(5p以上)になるのは、5月後半頃だと思う。